鉄道教師が単純にガルパのみんなとハーレムになれるわけなかった   作:スタプレ

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今回は新庄雄太郎様の出演による話です。

では前編どうぞ。


20話 混乱を招く山陰旅〜タイムスリップ〜

 

おかしい...

 

「何がおかしいのですか?」

 

「切符が変わった...」

 

「どういうことですか?」

 

「説明出来るならしたい。」

 

「なになに?なんか面白いことが起きたの!?」

 

「日菜!あなたは全く...」

 

今東京駅にいるのは俺...栄生と、氷川姉妹の3人だ。

 

時間は深夜に近い時間。まだまだ人波は絶えなさそうな時間に何をしているのか?

 

それは氷川姉妹のロケ撮影に行くためだ。世間では日菜さんは大の姉好きだと知れ渡っている。

それで今回姉の紗夜さんの了承もあり、姉妹で旅をするという企画が発生した。

 

紗夜さんの都合により、スタッフ達とは現地集合に。そして俺は引率係になったと言うわけだ。

 

そして『サンライズ出雲』に乗って山陰方面へ向かう予定だったはず...

だけど切符をもう1回確認したら内容が変わっていたのだ。

 

「誰かにスられてしまったとか?」

 

「これはスリ関係ないよ...普通ありえないはずだから。」

 

「何が変わったの?」

 

「乗る電車...いや列車が過去のものに変わっている。」

 

『?』

 

2人が困惑するのも無理はない。なんなら自分でも理解に追いついてないから。

持っている切符に書かれていたのは『寝台特急 出雲号』だから。

 

 

 

 

 

 

 

「おねーちゃん!青い電車が来たよ!」

 

「ほんとに来やがった...」

 

寝台特急出雲はいわゆるブルートレインの1種。随分昔に廃止になったはずなのに何故か走っており、それに乗る。

 

そして東京駅にもある違和感がある。

周りの電車はいつの間にか少し前の車両ばかりなのだ。

しかしブルートレインの黄金期だったはずなのに、九州方面の列車が1本もない。ただ『瀬戸号』はあるみたい。

そして周りに鉄道ファンは集まってない。つまり普通の光景なんだ。

 

これらの結論から見ると、車両だけがタイムスリップしたみたい。普通のタイムスリップよりもかなり奇妙だ。

 

まぁなったものは仕方ない。

 

俺らが乗るのはB寝台らしい。(希望した訳じゃない)

 

「君たちはどこで寝る?」

 

「私上がいい!」

 

「なら私は日菜の下で寝ます。」

 

ほんとに仲がいいんだな君たちは。

 

「じゃあおやすみ。明日早いから遅くまで起きてるなよ。」

 

「おやすみ(なさい)」

 

古い車両だけあって、揺れが少々激しい。これがいいゆりかごになるので、眠りにつくのは容易なことだった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ふわ〜眠いよぉ...」

 

「だから早く寝てて言ったのに...」

 

「そうですよ日菜。夜更かししてると体に悪いですよ。早く学校の支度しなさい。」

 

「いや紗夜さんもめっちゃ寝ぼけてますやん。」

 

早朝に京都に着いて、昼間は姉妹の京都観光。夕方には特急に乗って城崎温泉で一泊する予定らしい。

 

スタッフさんはADの北道さん、カメラマンの宮城さん、横浜さん、マイクマンの山城さん、その他の広島さん、福岡さん、に、事務所マネージャーの埼玉さん。

途中外れたりするが、概ねこのメンバーと同行して行く予定だ。

 

そして京都撮影は無事終了。これから特急に乗って、城崎温泉の宿まで向かう予定だ。

 

「特急...あさしお?」

 

「せんせーどうしたの?」

 

「いや、なんでもないよ。」

 

この現象には驚いた訳じゃない。ただ『あさしお』という名前はすでに消えている列車名だ。だから少し戸惑っている。

 

「あれ?栄生先生?おーい!」

 

「あれは...香澄さん!?それにポピパのみんなも!」

 

「すごい偶然ですね...」

 

「栄生先生。紗夜さん、日菜先輩こんにちは。」

 

こんな離れた土地でも出会うことがあるとは...

そしてポピパともう1人見慣れない男の子がいた。

 

「あなたは栄生学さんですよね?」

 

「そうだよ。俺を知ってるってことは動画の視聴者さんかな?」

 

「そうです。いつも観てます。俺は南 達仁と言います。今日はポピパの人達と旅行に来ました。」

 

「ご存知の通り、栄生学です。今は香澄さん達の先生もやってます。」

 

視聴者のわりには興奮した様子が見られない。結構冷静なイメージがある。

 

聞くと、彼らも同じ列車で城崎に向かうだとか。

 

「僕はここに残ってロケ地の挨拶をして来ますので、先に行って休んでいて下さい。」

 

北道さんは遅れて来るみたい。

 

「分かりました。先に行ってますね。」

 

特急あさしおは定刻で出発した。

 

知ってる顔が大勢揃っているため、隣の席ではガールズトークで盛り上がっている。

 

「達仁くんは行かなくていいのか?」

 

「いいですよ。あの輪に入れる勇気がありません。」

 

「それもそっか。」

 

1人ポツンと座ってた達仁くんに話しかけてみる。

 

「実は先生に1つ言っておきたいことがあります。」

 

「?」

 

「あくまでも予感ですが、何か嫌な予感がするんです。」

 

「嫌な、予感?」

 

「実は俺探偵をしているんです。そこからの勘ですかね?なんかそう感じるんですよ。」

 

「まさか生徒達に危害があるって訳じゃ!?」

 

「何とも言えません。ただあいつらには絶対言わないで下さい。」

 

「確かにパニックになりかねない。」

 

「なので先生だけでも承知していて下さい。」

 

俺が分かったと言うと、彼はお手洗いに行った。

そして悪いと思いつつ、彼のことを調べたら有名な鉄道探偵だとか。

 

(鉄道探偵すら特急あさしおに乗れる疑問が湧かないのか...)

 

ちなみに今の時代だと、『きのさき、はしだて、まいづる、たんば』と別れており、新大阪発には『こうのとり』という名前で走っている。

 

そして一行は城崎温泉に着いた。

 

城崎温泉の撮影はなく、もう明日までフリーみたいだ。

 

そして香澄さん達も同じ宿に泊まる。

 

「さーや!卓球しよ!」

 

「お、いいね〜おたえもやる?」

 

「いいねやろうよ!」

 

「私有咲ちゃんみたいになりたいから牛乳たくさん飲む!」

 

「りみ...それはどういうことだ?」

 

「ポピパのみんなは元気ですな。」

 

「そうですね。ただ...」

 

「日菜まで混じって遊んでますね。」

 

「さすが日菜ちゃんですね。」

 

保護者化とした俺、マネージャー、紗夜さん、達仁くんは椅子に座りながらゆっくりとお茶を飲む。

ちなみにマネージャーを除くスタッフ陣はすでに大広間飲み会が始まっている。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「さて、これで挨拶とお礼が済んだし...今日中には城崎行けそうだな。」

 

ポツーン

 

「それにしてはここの路地狭いな。」

 

「北道さん。」

 

「あれ?なんで君がここにって何をする!?やめろおおおおおおおおおおおお!!!!」




今回は特別編なので、いつものあとがきではありません。

次回から少し過激な要素が入ってます。タグに入ってないジャンルなので苦手な方は、21話、22話を飛ばすことをおすすめします。

では次回もお楽しみに〜

もっと鉄道知識欲しい?

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