鉄道教師が単純にガルパのみんなとハーレムになれるわけなかった   作:スタプレ

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今回はガチの勉強回です。

なお間違いがありましたらご指摘お願いします。


5話 特急のシステムを理解しよう

「なかなか立派な建物じゃねーか。」

 

外見は薄い水色で塗られていて、三階建てのまあまあでかい建物だ。

 

もらい物としては充分過ぎる。ちなみに引っ越ししたかったけど、謎の電話システムや模型等を動かすのが面倒いという理由で、ここと行き来することに。

 

ここでも泊まれるようにもしてくれている。

 

いい建物だが、目印のものが無い。一社さん曰く、看板はそのうち持っていくと。

 

そして生徒たちには事前に知らせているとか。

 

 

 

 

早速入ると、もう集まっていた。

 

この塾にしてからは1年、2年は合同。さらに2校合わせても30人満たないので、全て合わせても問題ない。

 

 

「みんなこんにちは〜。」

 

「栄生先生こんにちは〜。」

 

近くに居た彩さんが返してくれた。

 

あんな卑猥なこと言っても引かれないのは、あのライブの後にシンシーズの人達が、「強制的に言わせたから、栄生さんを責めないで欲しい」って弁護してくれた。

本来の意味でも紳士っぽくて助かったが、曲というスタッフだけは最後まで嘘を貫こうとしていた。だから軽くスネを蹴ってやった。

 

痛そうだったな〜

 

「栄生先生聞いて下さい!今度ロケで特急電車に乗るんですよ。」

 

「どこに行くの?彩さんだけ?」

 

「そうですよ。松本で旅ロケする見たいです。確か『あずさ』っていう名前だったと思います。」

 

「よく知ってるね。」

 

「もう切符をもらって、そこに書いてあったから。でもこのマークの意味が分からなくて...これはなんですか?」

 

切符には号車番号、座席番号の隣に四葉みたいなマークが書かれていた。

 

さすが芸能人...

 

「そのマークはね...」

 

「あー!!!!」

 

「どうした香澄さん!?」

 

「この前高尾山に行った時に乗った特急のお金払ってない!」

 

高尾山まで何しに行ったの...まさかライブ?

 

「あたしは華道で宇治に行った時に一部何かが必要って言っていた気がする...」

 

「このマークは何?」

 

「どうしよう不正だぁぁぁぁ!」

 

「どういうことなの栄生?」

 

待て、俺は聖徳太子じゃないから一変に答えられない。

 

てか誰か呼び捨てにしなかった?

 

「分かった!今日は特急について教えよう。じゃあみんな席について!」

 

と言うことで今日は特急のシステムを解説しようと思います。なお、地方鉄道は今回割愛します。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「本題に入る前に、特急の正式名称言える?」

 

「特別急行です。」

 

「紗夜さん正解です!よく知ってましたね。」

 

「この前伊豆に行った時、『特別急行スーパービュー踊り子』というのに乗りました。あまり聞かない名前だったので、覚えていました。」

 

「いいですね伊豆!本題に戻ると、特急は特別急行、つまり急行のグレードアップという意味です。」

 

生徒たちはノートにメモリながら話を聞く。これも授業なので当選テストもあります。

 

「JRでは急行、特急には全て別料金必要と決まりがあります。彩さんのこのマークはグリーン車。簡単に言うと、他の車両よりも車内が少し豪華なんだ。逆にそのまま切符などで乗れる速達列車はほとんど快速と名乗っています。」

 

「じゃあ私たちは不正したままだぁ...」

 

「嘘!どうしよう...」

 

「香澄さん、たえさん落ち着いて。これはJRの決まりで、法律で決まっているわけじゃないんだ。」

 

「そ、そうなんですか?」

 

「言葉の意味的にはそっちが正解かもしれない。でも急行よりも停車駅が少ないという意味で使っている私鉄も多いんだ。香澄さん達が乗った京王も、その一つだよ。」

 

「そうなんだ!良かった...」

 

「大手私鉄でそのままに乗れる特急が走ってる会社は京王、京成、京急、東急、名鉄、阪急、阪神、西鉄なんだ。使っているのはごく普通の通勤電車。これが私鉄のいい所でもあるんだ。」

 

「あれ?前のニュースで、成田空港に行くやつが早くなったって言ってたよ。なんか新幹線みたいでかっこよかったよ!」

 

「それは『スカイライナー』という特急だね。」

 

「それも...無料なんですね。流石です...」

 

おっと危ない危ない。

 

「燐子さん。実はそれは料金必要なんだ。」

 

「そう...なんですか?」

 

「数パターンの特急がある鉄道もある。京成、名鉄、南海だね。それに必ず料金が必要な車両もある。それが走ってるのはさっき挙げたのと、東武、西武、小田急、近鉄がある。」

 

「それじゃ何が必要か分からないよ〜!」

 

「大丈夫だよりみさん。別料金が必要な特急はほとんど名前で呼ばれている。例えば特急スカイライナーとかね。ただ近鉄だけは気をつけて。でも必要なものには必ず、『乗車券の他に特急券が必要です。』とアナウンスするんだ。まずは落ち着いて放送を聞こう。」

 

乗り換えアプリでも、『安料金』と選択すれば特急を回避してくれる。別料金払わず行きたい時は積極的に使っていこう!

 

「これで概要は終わりだな。ここからは、少し変わった特急を紹介しよう!」

 

カバンからプリントを出す。ちなみにプリントは学校に行けばあるので助かる。どっち行くかは迷うけど。

 

「利用者のニーズに合わせた列車が登場している。まずは座れる通勤電車だ。」

 

「座れる?」

 

「通勤電車?」

 

「これは首都圏に多く見られる。西武、東武、京急、京王が取り組んでいる。見た目は普通電車と変わらない。しかし最新技術で、日中は横向き、料金を取る時は進行方向に椅子が変わるんだ。」

 

「...それって、ぼったくりじゃないの?」

 

「いい所に気づいたね蘭さん。でもぼったくりではないよ。都心では座席に座る確率が非常に低い。少しのお金を払えば座れるという利点を狙っているんだ。ただ利用の別れは鉄道会社で左右しているけど...」

 

「そして西では逆ぼったくりの列車がある。」

 

『逆ぼったくり!?』

 

「ピックアップするのは西鉄、京阪、阪急。阪急は全車両共通だから今回は見送るね。」

 

(阪急にも『京とれいん』というのがありますが、そもそも普通車でも豪華なので、今回は割愛します。)

 

そして2つの似た列車の写真をホワイトボードに貼った。

 

「まずは西鉄の『水都』と『旅人』だ。なんとこんな豪華なのに普通に乗れてしまう!」

 

今度は金と赤の列車の写真を貼る。

 

「そして京阪!二階建てを揃えての別料金不要!しかも京阪の特急はほとんどこのクオリティなんだ!」

 

「あはは。栄生先生宣伝しているみたい。」

 

「でもなんでそんなサービスがいいんだ?」

 

「関西はサービス合戦が激しい。大阪から京都も例外ではない。京阪はスピードでは勝てないため、車内を豪華にして利用者を掴んでいる。」

 

「でもこの電車は一部何かがいるって言ってた気が...」

 

「よく聞いていたね。最近京阪はプレミアムカーという車両を連結したんだ。これには別料金が必要なんだ。ただでさえ豪華なのに、数百円払うだけでグリーン車並の席を堪能出来る。京急でも同じサービスを始めたが、まだまだ改善が必要みたい。」

 

「これも新しいサービスなのかしら?」

 

「実はそうでも無い。1両だけの中間車は最近だが、このシステムは結構前からある。」

 

そして青い車両と赤い車両の写真を貼る。

 

「南海と名鉄。まずは南海。南海は特急『サザン』が唯一選べる特急。そのまま普通車に乗るか、確実に座れる座席指定に乗るかが選べる。」

 

「サコウ先生!座席指定は普通の通勤電車なんですか?」

 

「いや、ちゃんとした特急電車だよ。利用者に選択肢を与えるのも一つのサービス。まったりと座って行きたい人と、早く行きたいが安く行きたい人を同時に乗せれるのがメリットなんだ。」

 

「ていうことはデメリットもあるのかなぁ?私は一番いいと思うけど...」

 

「実はそうはいかないんだ花音さん。特急サザンは指定者4両に普通車4両の同じ数で連結して運転している。同じ数だとムラが出てしまう。さらに8両が限界だから、これ以上増やせないんだ。」

 

「ふぇぇ〜そうなんだ。」

 

「この課題をクリアしたのが名鉄。特別車2両の一般者4両の固定。更にラッシュでは一般車を2両増結で6対2の、完全に需要に合わせた車両を運行出来てる。」

 

「名鉄が最高の特急なんだろう。あぁ...儚い...」

 

「ところがどっこい。名鉄にも課題はある。実は簡単に車両を離せない為、日中は特急運用しか入れない。急行や普通で走ることもあるが、特別車は締切という初見殺しが待っている。」

 

実は名鉄が一番バリエーションが多い。ただ全て指定の電車は『ミュースカイ○○行き』と表記されるため、名前がない特急はそのままでも乗れると捉えていい。

 

先程行った近鉄は唯一特急に名前がないので注意して欲しい。あとの名前のない特急は基本別料金は必要ない。

 

地方の鉄道はまた違って来るので、前々から乗ると分かっていたら事前に調べた方が、当日楽になる。

 

「それじゃ今日はここまで!何か質問ある人〜」

 

特に質問したい人はいなかった。

 

「じゃあお疲れ様って一社さんからメールが来てるな。」

 

『看板付け終えたから見に来て。』

 

いつの間に工事してたんだ?まぁいいや行こ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「何コレ!」

 

チャラ〜ン。タンタンタンタン、タンタンタ〜ン......じゃねーよ。なんだよこの看板は!

 

そこに書かれていたものは...

『さこーのてつどうきょうしつ

花女・羽丘公認』

 

「ねーねー!これ俺たちが書いたんだよ!」

 

「どうかな?」

 

突然双子みたいな子供に声を掛けられた。

 

「うんよく書けてるよ。ところで君たち誰かな?」

 

「あ、栄生先生!この子達は私の弟と妹。純と沙南です。」

 

「沙綾さん。でもなんで...?」

 

そこで一社さん御一行が合流する。

 

「いいじゃない減るもんないし。」

 

「いや、別にいいよ。この子達も一生懸命書いてくれたんだし。でも一ついいか?なんで公認だけしっかりしているんだ?」

 

「だってそこ重要じゃない。宣伝にもなるし。」

 

「ふざけんな!(声だけ迫真)」




JRでは少しグレードアップした車両、グリーン車がついていると話ましたが、全国には全てグリーン車という特急も存在します。
だいたいは観光列車や、貸切専用なのが多いです。

未来には通勤特急でオールグリーン車。更にはオールグランクラスという強者も出てくるかもしれませんね。ってこころさん!なんで電話で黒服さん呼ぼうとしているの!?本気でやろうとしないで〜!!

さて次回は『オリジナルのメロディを作ろう!』お楽しみ〜

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