鉄道教師が単純にガルパのみんなとハーレムになれるわけなかった   作:スタプレ

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季節がガバガバ?知らん気にするな!

あと遅れてすみませんm(_ _)m


7話 海に行きたい

 

「海に行きたい!」

 

「いきなりのタイトル回収ですか...」

 

夏休み。学校が長期休みだから、鉄道教室も休みだ。

夏休み期間も生徒たちが遊びに来たり、自習しに来たりするのでなるべく開放をしている。

 

それで訪れた香澄さんは勉強する訳でもなくお願いしに来たのだ。そのお願いが海へ行きたい。

 

「行きたければ行ってこればいいじゃないの?」

 

自分で言うのもあれだがごもっともだと思う。

行きたければ行けばいい。

もし先生の許可が必要なら分かるが、それだったら理事長の一社さんか、生徒指導、または担任に聞くべきだと思うが...

 

「学校の許可が必要なの?」

 

「いや、いらないよ。」

 

「なら行っておいで。」

 

「それでここの海水浴場に行きたいの。」

 

「そうなんだ。」

 

「行き方が分からないの。」

 

「ならば教えようか?」

 

「連れてって欲しい!」

 

「連れて...はあ!?俺が引率?」

 

「うん!」

 

うっわぁキラキラしてるなその笑顔...

 

でも教え子と海はかなりまずいと思いますよ。

 

「親御さんに頼めないの?」

 

「友達同士で行きたいの!親などはいらないよ!」

 

「そのなどには先生例外なの!?」

 

「だって案内役必要だし...」

 

「はぁ...分かったよ。」

 

「ほんと?やったぁ!」

 

結局許してしまうところが自分の甘いところなんだな。

 

「詳しい日程を後に教えてよ。」

 

「はいこれ。」

 

「俺の都合ガン無視だった...」

 

そして持ち物には水着と書かれている。

 

俺も必要なの?

 

 

 

 

 

海行きの当日。

メンバーはポピパと俺。

 

都電の早稲田駅集合で、そこから路面電車に乗る。

 

荒川線は都心に似合わない路面電車だが、ほぼ新型。路面電車反対の社会だけど、この路線はしばらく安泰だろ。そもそも自動車反対の政府だから、路面電車はどちらかと言えば支持されるほうか。

 

そして東京メトロ2路線を乗り継ぎ、西船橋駅へ。JRに乗り換えて東浪見駅まで飛ばす。

 

この海岸は意外に綺麗だった。まぁ汚ねえ東京湾の反対だから多少マシなのだろう。

 

 

夏休みだからそれほどの人で賑わっている。しかしめちゃくちゃ混んでいると言われたらそうでもない。今は海水浴場ブームが去っているらしいのでそれもあるかもしれない。単純に知名度が低い可能性もあるけど。

 

俺はビーチパラソルを立て、シートに寝っ転がって睡眠体制に入る。

 

「先生!一緒に遊ばないの?」

 

「遊んでいる姿を見られろ。これこそ大の問題なんだぞ!」

 

「え〜!じゃあ気が向いたら来てね!」

 

まぁ永遠に行かないだろうな。しかし香澄さんらしくないな。しつこく誘われると思ったんだが...まぁいっか(股尾前科)

 

遠くに聞こえる香澄さん達の声を感じながら目を瞑る。日光を遮っているので特別暑くない。さらに砂浜のベッドが暖かくて気持ちいい。

 

直ぐに夢の国に行くことが出来た。

あぁ...ミッ〇ーが手を振ってくれてる...

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ごめんなさいごめんなさいごめんなさい〜」

 

ここはネズミの国。今激怒したミッ〇ーに追いかけらている。こっちは全力疾走であっちはパレード用の車に乗っている。

 

ちなみになんで怒らせたのかは心当たりがない。ネズミは「ハハッ」と笑うだけで答えてくれない。

 

あ、もう轢かれる。俺ネズミの夢の国で命を落とすのか......

 

 

 

 

 

空には眩しい太陽が。ここは天国なのか?

 

いや、漣の音が聞こえている。...そうだ。海に来たんだっけ...

 

顔を横に向けたら、水着姿の家族連れが見える。

 

さぁ体起こそうか......なんで動けないの?

 

「あ、栄生が起きた。」

 

「栄生先生おはよ〜」

 

「おはよう。ところでこれはどういう状況かな?」

 

やっと分かった。香澄さんとたえさんが砂で俺を埋めようとしていた。

 

「う〜ん...何となく?」

 

欲しい理由がたった4文字で片付けられる。

 

「ていうか真面目組!なぜ止めなかった?」

 

ニヤニヤしている残り3人にも問う。

 

「この2人じゃ止められないよ〜」と苦笑いの沙綾さん。

 

「でも気持ちよさそうに寝てたよ。」とほっこり顔のりみさん。

 

「いい掛け布団だっただろ。」と当たり前のように言う有咲さん。

 

気持ちよさそうに見えても夢は最悪でしたからね!?有咲さんはツッコミ放棄しているし...

もうダメだ...おしまいだ!

 

「私お腹空いた!」

 

「じゃあご飯食べに行こっか?」

 

「ちょっと待......」

 

「早くしないと混むぞ。」

 

「私ハンバーグ食べたい!」

 

「ちょっ...」

 

「あるといいね。」

 

「ちょっとお前ら...」

 

教え子に捨てられた...

 

こんな虚しいことある?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「なんで栄生がここにいるの?」

 

「栄生さんが水着と言うことは誰かと遊びに来たんですか?」

 

結局いもむしみたいにクネクネしたらなんとか砂の布団から出れた。

 

そして海の家に行くと、何故かロゼリアのメンバーがいる。

 

「ポピパの奴らに半ば強制的に案内をしたんだよ。そういう君たちは?」

 

「私たちは近くにコテージ借りて合宿をしているわ。」

 

「なるほどね。それでなぜ海に?」

 

「今井さんが海に行こうと言ってきて...要するに息抜きというやつです。」

 

「ロゼリアも息抜きするんだ〜ところでその山盛りポテトはみんなで食べるの?」

 

紗夜さんが持っているトレーにはLサイズ5個分のポテトがあった。

 

「これは私の分ですが?」

 

「嘘やん1人で食べるの...凄っ!」

 

いくら好きでもこの量を一気に食べるのはちょっと...

 

「みなさん〜ビーチバレーやりましょう!」

 

あいつはあいつで食ったばかりなのによく動けるわ。

 

 

 

 

 

 

 

「え〜これよりポピパ対ロゼリアの試合を行います。」

 

俺は審判が座るめっちゃ高い椅子に座りながらジャッジをする。

 

有咲さんと燐子さんが見守り、他のメンバーは戦う。

紗夜さんだけは水着じゃないんだな...

 

それにしてもここ気持ちいいな。潮風が涼しい。あ、これ寝るやつだ。おやすみ〜

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

気づいたら空はオレンジだった。どなたかのスパイクを食らって目を覚ました。

 

彼女達からの話によると、あこさんが負傷?をして燐子さんと交代。そして紗夜さんは結局水着に着替えた。

そして試合は熱中していき、ついにどっちが勝っているか分からない程まで。そして審判の存在を思い出して椅子を見たら爆睡している自分がいたと。

寝る自分が悪いけどちょっと酷くないか?

 

「そろそろ帰ろっか?」

 

「うん!ギター取りにいかないと。」

 

「そっだな。じゃあ海の家に...ってはあ!?ギター!?」

 

「あれ?知らなかったの?私たち持って来てたよ。」

 

「いつも背負っているの見てるから全然気にしてなかった...」

 

ていうか海にギター持ってくるか普通?

 

そして海の家のおっちゃんが出てきた。

 

「お嬢ちゃん達1曲弾いていかない?ドラムだけはまだ届いていないけどな...」

 

何言い出すんだこのおっさん。

 

この子達がやるわけ...

 

「いいんですか?やったぁ!」

 

あったわ...

 

「栄生先生。やっていいですか?」

 

「まぁお好きなように。時間もまだまだあるしな。」

 

でも沙綾さんはどうするの?

 

「私も歌おうかな?」

 

おっとデュエット誕生ですか!

 

曲は『8月のif』そういえばオリジナルを聴くの初めてだな。

 

最初はキーボードのイントロで始まる。

 

2人のハーモニーは爽やかな夏にピッタリだった。

正直ポピパは弾ける感じの曲ばかりだと思った。こういう感じも歌うんだ...

 

そして気がつけばギャラリーが増えている。こんな素晴らしい曲を披露してくれるバンドがいたら、ついつい足が止まってしまうわな。

 

「私も行きましょう。いいフレーズが思いついたわ。」

 

「フレーズ...新曲でも考えていたのか?」

 

「えぇ...なかなかいいのが思いつかなくて、それで息抜きで海に来たの。」

 

地味に散らばっていたパズルのピースが揃った。なんで音楽ガチ勢のロゼリアが海に来たのかが分かった。

 

「それで息抜きは成功みたいだな。」

 

「時間が無いわ。じゃあまた学校で。」

 

「あぁ...気をつけて。」

 

そしてミニライブは無事終了した。

 

その後の帰り道に「ポピパ弾丸ツアー!」と、ちょっと何言ってるかなこの子と思いながら帰るのであった。

弾丸ツアーの案内役も依頼されたので、丁重に断らせていただきました。




海と鉄道は繋がりが強く、海を観光資源にする鉄道会社も少なくありません。
海を見ながら食事が出来る贅沢なひとときも味わいたいですなぁ...
沙綾さん家のパンもさらに美味しく感じると思いますよ。

さて次回は、『江ノ島で鉢合わせること』お楽しみに〜

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