この小説担当の霞です!
この話は末影ストーリーです。
他にも現在はもう一作品あります。
これからも増えていくと思われます。
頑張っていくのでよろしくお願いします。
最初僕は誰かわからなかった。彼女に言われるまでは。
「今日からうちのクラスに転校してくる子を紹介する。」
「倉本佐倉です。半年間よろしくお願いします。」
「じゃあ、君の席は米倉の左おこの席にしてくれ。」
「分かりました。」
「米倉彼女に色々教えてあげてくれ。」
「あ、はい分かりました。」
「よろしくね米倉君。」
「こちらこそよろしく。倉本さん。」
ガララ
「ちっす。遅れました。」
「遅いぞ乱歩。探偵とはいえ。」
「すんません。昨日結構大変でして。って、あれ?こんな子いましたっけ。翔哉の横に」
「あぁ、お前はまだ知らないか。今日から転校してきた倉本さんだ。」
「倉本さんね、了解。よろしくね倉本さん。」
「よろしくです。」
彼女は軽く挨拶して席に着いた。
ここは末影県(末影島)の大規模な高校。
県立末影高等学校。ここには探偵の乱歩がいる。
繋げる未来とは別のお話し。
繋げる未来も現在制作中とのことだが。
そんな宣伝は置いておいて、
乱歩は今日も隣の奈緒に怒られてる。どうやらあの二人は付き合っているらしい。
「コラ乱歩君!私はちゃんと学校についてるわよ?なんで朝ちゃんと起きなかったの?起こしたのに。」
「ごめんごめん。つい。」
「ついじゃないわよ。」
ボコッ
あぁ、またやってる。この光景はもう何度見ただろうか。
奈緒と乱歩はいつもつるんでいる。家も近いようで
いつも二人はというより奈緒が乱歩と一緒にいる。
乱歩が事件現場に行くと奈緒も一緒に行き知恵を出し合っている。いわば助手的な区分だろう。
「ねぇってば」
ぼくは急に声が入ってきたのでビクッとして声のするほうに向いた。
「あ、ごめん。ぼーっとしてた。」
「米倉くん私のこと本当に覚えてない?」
「へ?何のこと?」
「だから、その。と、とりあえず放課後に教室に残ってて。」
「あ、うん。」
私は彼女に言われるがままに放課後に残ることにした。
「あ、ちゃんと残ってくれてたんだ」
「当たり前だろ。一応僕は約束は守るんだ。
守るってあの時に決めたから。」
《菊江がいなくなったあの日から》
彼女と声が合わさった。僕はハッとして咄嗟に聞いた。
「なぜ君が菊江のことを知ってるんだ?」
「傷つくなぁ...なぜって私が菊江だからだよ。菊江三倉。覚えてないかな...」
「そんなはずは無い。あいつはここにはもう戻ってこないって」
「でも、今私は米倉くん。いや、翔くんの前に現れた」
「お前本当に菊江なのか?」
「だからそうだって言ってるじゃん。」
「でも、なんで?もうここには戻ってこないって絶対に帰ってこないって言ってたじゃん」
「それは、私が君についた嘘。私は少し期待してたんだよ?絶対なんてない。僕は絶対にお前に逢いに行く。って言って欲しかったんだよ?」
そういえばそうだ。菊江と別れる時。絶対にって言葉に目の前が真っ暗になって、気づいたら菊江は泣いていた。
「あの時は本当にすまなかったと思ってる。お前のこと傷つけて。」
「ううん。大丈夫。私も翔君のことも傷つけたから。」
お互いにあの頃のことは水に流そう。こうやってまた会えたのだから。と、話した。
「これからもよろしくな。菊...じゃなくて、倉本。」
「う、うん。1年間よろしくね。あと、そろそろ名前で呼んでほしいな。」
「やだよ。恥ずかしいじゃん。」
「私を悲しませた罰です。」
私は何も言い返せれなかった。
「わーったよ。さくらこれでいいか?」
「うん///」
彼女の顔が少し赤くなっていた。だけどこうやって菊江...じゃなくて三倉と話せる時間が少なくなっているのを知らなかった。
ある日から三倉が来なくなった。
先生が言うにどうやら入院しているようだ。
「今日はこの時間を使って三倉さんにメッセージを書こうかと思います。」
~一時間後~
「じゃあこの書いたものを、翔哉行ってくれるか?」
「へ?あ、いいっすよ。」
「じゃあ、放課後に職員室に来てくれ。同時に渡したいものがある。」
「了解っす」
僕は先生に言われた通り放課後職員室に向かった。
「失礼します。」
「おお、翔哉待ってたぞ。」
「それで渡したいものっていうのは?」
「あぁそのな、三倉のことなんだがな。」
「あいつに何かあったんですか?というか、あいつ何かの病気なんですか?」
職員室中に僕の声が響いた。
「翔哉。一回落ち着け。そのことは彼女から言いたいそうだ。病院で聞いてやってくれ。」
いったん一息つき
「すみません。取り乱してしまいました。」
「いや、大丈夫だ。お前の気持ちもわからんわけでもないからな。」
「とりあえずあいつに渡す書類ください。」
「そうだったな。ちょっと待ってくれよ。」
~数分後~
「これで一式だ。結構な量あるから気をつけてな。」
「あざす。」
「三倉のことよろしく頼むぞ。」
「任せてください。三倉のことは僕が一番分かっているつもりなので。」
「あぁ・・・無理はするんじゃねーぞ。翔。」
「大丈夫っすよ。僕は」
「ならいいが。もしあれなら明日休んでもいいからな。」
「それじゃ、失礼します。」
(翔...無理は絶対にするなよ。)
「先生。聞こえてますか?」
「あ、ああ。すまん。なんだ?乱歩と奈緒そろって。」
「いや、翔哉が取り乱しながらここを出ていくのが見えたから。」
「あぁ、そうか...すこし急なこと言ったからな。」
「もしかして倉本のことですか?」
「あぁ、あいつの幼馴染らしい。」
「そうなのか。あいつそんなこと言わなかったよな。」
「うん。言ってなかった。」
「それでお前らはどうしたんだ?」
「いや、なにも。」
「デートです!」
「お、おう。」
「それでこのことはクラスの子たちに言わないのが妥当かと思われます。」
「あぁ。それが賢明だろうな。」
「まあ、あとは先生が決めるべきですけど。でも、混乱を抑えるなら言わないほうがいいかもしれません。」
「そうだな。翔哉のためにも。」
「でもあいつは強いから。」
「あぁ。あいつは見た目よりは強い。」
「先生は思ったよりも翔哉君のこと信頼してるんですね。」
「きみたちよりかは負けるけどな。」
~数十分後~
病院に着いた僕は先生にもらった紙を頼りに
917号室
この病院は世界最大級のICUを持っている。またグローバル化も進んでいるため外国人の患者もたくさんいたりする。
「ここか。」
この病院は7~11階が個室になっているらしい。
コンコン
「どうぞ~」
ガララララ
「よっ、三倉」
「翔哉君お久~」
「急に来なくなったから心配したよ。大丈夫か?」
できるだけ明るく振舞ったつもりでも何年も一緒にいるとわかるのだろう。
「まぁ、翔哉君には言っとこうかな。」
僕は覚悟していた。何があったとしても、彼女を支えると。
「私ねみんなに嘘ついてたの。」
「うん。覚悟できてる。何でも受け入れるつもり。」
「ありがと。やっぱり翔哉君は優しいね。」
彼女は泣きながらしゃべり始めた。
「私ね、雪夜病なの。余命はあと一年でね。あと半年なら学校行ってもいいって言われてるんだけど。」
「そうか。言ってくれてありがとな。」
「待って、まだつたえなきゃいけないことがある。」
「うん。」
「私がここに戻ってきた意味は病院ってのもあるけど...君に。翔君に好きだって伝えたかったの。」
「そっか...あの時にあんな別れ方しなければ。こんな思いせずに済んだのかな。」
「でもね。私うれしかった。あの時。私がここに戻ってきて放課後に話したとき。いやいやでも私の名前呼んでくれた時はとっても嬉しかった。」
「僕だって。三倉に言われなくちゃ気付かなかった。」
「ありがとね。私のこと少しでも覚えててくれて。」
「僕も三倉に伝えなくちゃならないことがある。」
僕は彼女のことを抱きしめて
「僕もお前のことが好きだ。大好きだ。」
僕もいろいろな感情に飲まれて気づいたら泣いていた。
「うん。ありがと」
「僕は君の彼女になりたいと思っている。ダメかな。こんな5年越しの恋は」
「ううん。うれしい。でも私死んじゃうんだよ?」
「そんなの関係ない。僕は君に恋をしたそれだけが確かなんだから。」
「ありがと翔哉君。」
僕たちは付き合うことになった。とても切なく悲しい恋。
「あ、そうだ。これ学校の書類。」
「あ、学院祭あるんだ。」
「あぁ。うちのクラスはまだ何やるか決めてないな。お前何かやりたいのあるか?」
「うーん。私あの時みたいに翔哉君と歌いたいな。」
「え、まぁいいけど。クラスとして何を出すか聞いたんだけども。」
「うーん。私は何でもいいかな。でも二人でステージで歌いたいな。あの難しい歌。」
「OK、分かった。なに歌いたいか決めとけよ~」
「もう決まってるよ。君の知らない物語。」
「ふぁ!?」
「あと、他にも沢山!」
「おいおい、何曲歌うつもりだよ。」
「え?7曲は歌いたいな。」
全くこいつは昔から無理難題を言う。だけどこいつらしくていいかな。
「分かった。何とかしてもらうように乱歩と組んで先生と校長に志願してみる。」
「翔哉君ならそういってくれると信じてたよ。」
「もとからその気だっただろ。あと5曲考えとけよ。」
「うん。またメールする。」
彼女は一つ息をついて
「ありがとね。私の初恋の人になってくれて。」
「いや大丈夫だよ。」
「それじゃまたね。翔哉君。」
僕はその日いろいろな大切な任務を背負うことになった。
~翌日~
「乱歩~今いいか?」
「お、どうした?珍しいな。」
乱歩はいつもどうり奈緒と話していた。
「及川さんも手伝ってくれるとうれしいんだけど」
「え、どうしたの?」
(ま、まさかな。)
「その、さ...菊江じゃなくて倉本のことなんだけども。」
(今さらっと前の苗字と言い間違えたよね。)
「お、おう。どうしたの?」
(奈緒落ち着け)
「その、倉本のわがまま聞いてくれないかな。」
「へ?」
(どういうことだ...)
どういうことっていう顔で僕の顔を見ていた。
「えっと。昨日病院行ったんだがな。」
(あぁ、そういうことか。)
「それで学院祭の時に20曲僕と二人きりでステージで歌いたいらしいんだ。」
「あ~そういうことか。」
「言いたいことわかった?」
「なんとなく。」
「私もなんとなく。」
「いいよ。協力する。」
「とりあえず先生のところ行こっか。」
「うん。」
僕たちは職員室に行った。
「ど、どうした?3人して。」
「その、」
僕は先生に全力で伝えた。
「その僕たちのお願い聞いてくれませんか?」
「ど、どうした。翔哉。昨日彼女に会って何かあったのか?」
「はい。」
「できることなら何でもするから、なんでも言ってくれ。」
「それじゃ、僕と三倉を学院祭の時20曲ステージで歌わせてください。」
「ふぁ!?20曲!?」
職員室がどよめいた。
「い、いやさすがに多すぎないか?」
「彼女にとって最後の学院祭なんです。僕からもお願いします。」
「私からも。三倉さんとの最後の思い出を作らさせてください。」
「僕にできる恩返しはこのぐらいなんです。お願いです。僕たちに歌わせてください。」
乱歩と奈緒そして僕の全力さに先生もさすがに折れたのか。
「分かったよ。でも一緒に校長のところに行こう。」
僕たちは当初の目的通り校長のところまでこじつけた。
「翔哉君。どうするの?これから。」
「あぁ。一応手段は考えている。最悪の場合。涙を使う。僕はそういうのには結構自信があるんだ」
「そ、そうなんだ。」
「翔哉は昔からそういうの好きだよな。男から男の娘になるの」
「ちょ、言うなバカ。」
(かわいい...)
「奈緒騙されるなよ。」
「う、うん。一瞬騙されかけた。」
「こいつの狂気怖いからな。」
「お前ら...」
先生はあきれていた。
「おい、着いたぞ。」
「それじゃ。」
コンコンコン
「失礼します!」
「はいりたまえ」
「どうしたのかね?こんな時間に。」
「その、学園祭のことで相談がありまして。」
「うむ。言ってみろ。」
「その私の友達というか。彼女になるんですけども。」
「それが理由とは言わんからしっかりと言ってみなさい。」
「はい!私の彼女が重病なのを校長もお知りかと思われますが。その彼女からのお願いがありまして。」
「そのお願いというのを聞こう。」
「彼女が僕と二人きりで歌いたいという無茶ぶりがありまして。およそ20曲ほど。」
「うむ。20曲か。20曲...20曲?20曲!?」
「はい。20曲です。」
「うむそうか。」
「ダメでしょうか。」
「いや、ダメではないんだがな。」
「お願いします。三倉さんにとっては最後の学院祭なんです。私たちも全力で彼女たちのサポートをしたいと思います。どうかお願いできませんでしょうか。」
「僕からもよろしくお願いします。僕もある程度のサポートはしていきます。よろしくお願いします!」
「私からもお願いします。こいつらは全校クラスでも優秀な生徒。よろしくお願いしたい。ダメでしょうか。」
「うむ。しょうがない。分かった。許可しよう。」
「ありがとうございます!!」
「ちゃんと成功させるんだぞ」
「はい!そのつもりです。」
何とか決まった。
彼女の要望が通ってよかった。
「ありがとな。乱歩に及川さん。」
「全然いいさ。それよりドラムとかギターどうするんだ?一応ここに二人人材はいるけど。」
「へ?二人も?」
「うん。私たちどっちも基本的に行けるわよ?音楽関係。」
「ぜひお願いしたい。」
「あと一人は...先生できる?」
「ぼ、僕か?」
「うん。先生」
「一応僕もギターとかいろいろできるけど。」
「お願いできませんか?」
僕はお得意のキラキラビームを出してみた。そしたらあっさり落ちた。
「分かったからそのキラキラやめろ。」
「よし5人でバンド結成だな。名前は何にする?」
「そのことなんだけども三倉に決めさせてもいいか?」
「全然いいぞ。」
「それじゃ、歌が決まったら教える。また連絡する。LINEグループ作っておこう」
「それじゃ私作っておくね。」
突如始まった学院祭20曲計画が始まったのであった。
~放課後~
僕はいい情報を伝えるために彼女のもとに向かった。
「三倉~来たぞ。」
「よっ」
「そう。お前にいい情報。20曲歌っていいってよ。」
「まじ!?やったぁ!それじゃ練習しなきゃ。」
「それで二人で歌うのはいいんだけどさすがに音源ないときついから乱歩と及川さんと先生。僕と三倉を含めたバンドを結成しました!勝手に決めちゃったけど良かったかな。」
「全然大丈夫。ありがとね翔哉君。」
「名前は三倉が決めていいってよ。」
「なら、Snow night とかどうかな。」
「かっこいいやん。それにしよう!」
「それで曲だけど」
「おん。」
「君の知らない物語と、カゲロウデイズとロストワンの号哭とワインディングロードと、揺れる想いと、と、God knowsと、創聖のアクエリオンと、キセキと、小さな恋のうたと、あとひとつと、君に届け(flumpool)と、HANABIとまちがいさがしと、桜(ファンモン)と、SAKURAと、今、咲き誇る花たちよと、白日と、桜(コブクロ)と、夜に駆けると、YELLと、ありがとう(ファンモン)かな。」
「OK、メモっとくな。」
にしても、年齢層の別れそうな曲が多い。でもそれもこいつらしいかな。
「あ、そうだ。お前のこと誘ってなかったな。LINEグループに。誘っとくな。」
「ありがと。」
さっきのリクエスト曲を送ったところこれは面白いことになりそうだな。と、帰ってきた。
確かにこの曲たちは面白いことになりそうだった。
「それじゃあ僕は今日は帰る。明日退院なんだろ?」
「うん。」
「なら明日手伝いに来るから。久しぶりにそっちの両親に会いたかったし。」
「会いたがってたよ。みんな。お兄ちゃんもお母さんもお父さんも」
「そうか。なら明日会いに行くしらせといてくれ。」
「うん。分かった!」
「それじゃまた明日な。」
僕は彼女にそれだけ言って病室を立ち去った。
学院祭まであと1ヶ月。明日にはクラスの出し物も決まりそうな雰囲気だった。
さてどうだったかな。
考えてた以上に多くの文字を書いてたので少し驚いていたり。
これからも頑張っていくので
応援よろしくお願いします。