美雲が転移し数年がたった
エランテルの街の中
「ワシはしばらくカルネ村へ帰って休むゆえ主ら後の事は任せる。ワシへの仕事も適当に断るなりお主らで処理するなりすきにせよ」
「「「へい!姐さん!!!かしこまりやした!いってらっしゃいませ!!」」」
三人は膝に手を付け頭をさげ見送る
美雲がカルネ村へ駆けていると
「気配がおかしい?」
村へ着くと
「きゃー!!!」
「助けてくれ!」
騎士が村人へ襲いかかっていた
「ギリッ!・・・・・・櫛灘流 千年投げ!!!」
地面に手を着けると気当たりで腕の幻覚が騎士に襲いかかる
『ぎゃあああぁ!!!』
「エンリとネムはどこじゃ!」
美雲は村人へ問いかけると
「森の方へ逃げました!東の森です櫛灘さん!」
「すまぬ」
美雲は森へ向けて走ると
カシャッ!ガシャッ!
漆黒の鎧を纏ったスケルトンがあらわれる
「デス・ナイト?この世界では珍しいはず!邪魔だ道を開けてもらうぞ!櫛灘流地中投げ!」
ドン!!!!
デスナイトは地中へと埋まり動かなくなった
「無事でいてくれ。エンリ、ネム」
美雲は一緒に過ごす間に情がわいていた
「貴様!よくも至高の御方の作りしものを!!人間如きが!!」
美雲の前に豪華な衣服に身を包み真っ赤な仮面を着けた大きな者と漆黒のフルプレートメイルの女
「のけ!ワシ今急いでいる」
「人間ごときが!!」
女は殴りかかるが
「流水制空圏」
女をすり抜けるように美雲が過ぎる
「一応確認だが、この先に二人少女がいなかったか?」
「いたとして答えると思うか?」
「答えぬなら時間の無駄故押しとおるのみぞ」
「至高の御方に愚劣な人間ごときが話掛けるか!!」
女はさらに武器で殴り掛かるが後ろをみせたまま
「騒がしな」
ガシャン!!!
「がはっ!?」
「なっ!?下がれアルベド!(かなりの強さ!とりあえず敵対は避けよう。戦闘になるにしてもアルベドでは時間稼ぎができそうにないから発動まで時間の掛かる魔法は使えない相手のビルド構成をほとんどわからない今は慎重にいくべきだ)」
「!?(アルベド!?)」
「安心しろその少女達は私が森の中で助けた。今は守護の魔法を掛けているから騎士程度なら脅威になりえないだろう」
「ほっ、そうか感謝する。といいたいところだが実際見るまで信用はできんな」
「こちらとしては敵対の意識はない。アルベド二人をここまで連れてきてくれ。くれぐれも丁寧にあつかうように」
「危険です!アインズ様!」
「二人の安否が確認できるまで危害を加えるつもりはない、違うか」
「うむ」
「だそうだアルベド。つれてきてくれ」
「しかし!・・・・・わかりました」
フルプレートメイルの女は森へと入っていく
(しかし、アルベド、アインズ、気になる単語が出てきた確認しねぇとな。)
美雲が考え事をしていると
「美雲さん!!」
「美雲お姉ちゃん!!」
「エンリ!ネム!」
二人が駆けてきて美雲は抱き締める
「あのお二方が助けてくれました。」
「そうか、二人共先に村へと戻っていてくれ。お二方には私からも感謝の意を伝えて案内する。先に村の片付けをしていて欲しいんだ」
「はい、行こうネム」
「うん」
二人は村へと向かう
「二人を助けて頂き感謝する。アインズ殿でよかったかな?」
「あぁ、こちらこそ部下が失礼した。我が名はアインズ・ウール・ゴウン。マジックキャスターだ。こちらは部下のアルベド」
「・・・・・・・・」
女の方はアインズの少し後ろに控え無言で警戒する
「私はアダマンタイト級冒険者の櫛灘美雲と申す。して、アインズ殿、失礼ながらこの言葉に心当たりはなかろうか、【ユグドラシル】【ナザリック地下大墳墓】【ギルド、アインズ・ウール・ゴウン】【モモンガ】」
「どこでそれを!?モモンガとは私の前の名だ。櫛灘殿はプレイヤーなのか!?もしかしてアインズ・ウール・ゴウンのメンバーを知っているのか!」
「モモンガさん?それにその装備!手に持つ杖はスタッフ・オブ・アインズ・ウール・ゴウン!?嫉妬マスクの下は骸骨ですか!?本当にモモンガさんですか!?」
「私を知っているんですか?もしかしてどこかで会いましたか」
アインズは仮面を外し骸骨の顔が明らかになる
「お久しぶりですね!ヘロヘロさんは!?たっちみーさんは!?タブラさんや茶釜さん!ペロロンチーノさんはもきてるんですか!!」
「落ち着いてください!こちらに転移したのは私一人です。しかし皆さんともお知り合いとはどこで会いましたっけ?」
「私ではなく私の半身があなたと共に旅をしていたハズですが分からないですか?」ニマニマ
「えっと、どこでしたっけ?」
「設定読んでないですね!せっかく頑張って書いたのに!」
「えっ?教えてくださいよ!」
美雲がアインズと楽しげに話すのを面白くないと思う者もいた
「アインズ様!何者なんですか!その女は!!」
強い嫉妬の念が美雲に向けられる
「ほう?気になるか?私達の関係が」
「なっ!?」
美雲はアインズの腕に身を絡め胸で腕を挟む
「モモンガさんはこれが好きでしたもんね」
「・・・・・」パァー
アインズの体は常に光り続けている
「ぐうっ!アインズ様はそんな人間の女がいいんですか!う、うあぁぁぁぁぁ!!!私ではダメなんですか!」
「お、落ち着けアルベド!」
「あっはははははは!!!!安心しろアルベド、わしは男に興味はない。ちとからかい過ぎたな。すまなんだ安心せよ主はモモンガに好かれておる、何しろナザリックのNPCのなかでアルベドに御執心だったからなぁ?これを期に嫁にしたらどうだね、ギルマス?」
「え?なんでそれを!」
「本当ですか?アインズ様!!」
アルベドの期待の眼差しにアインズはたじろぐ
「と、とりあえず正体を教えてくれませんか?」
「アインズ様~、櫛灘とか言ったわねあなた中々良いことを言うじゃない。愚劣で脆弱な人間にしては見所があるわね」
「どうも、わしの正体はナザリックにいかないと明かせないからとりあえず後のお楽しみかな。とりあえず村へ行こう」
村に戻ると後片付けがすすんでいた。そして一人の男が美雲に近づく
「大変だ美雲さん!村にまた騎士風の者達が近付いています。」
「ワシに任せ主らは家に隠れておれ」
「はい!」
村長以外は村への建物へと入る
「モモンガさんは帰っていいですよ?」
「いえ、お付き合いしますよ」
「やれやれ」
話していると騎士達が到着する
「私はリエステ王国騎士団団長ガゼフ・ストロノーフと申す村が襲われていると聞いて駆けつけた」
「村はこの櫛灘とその知人アインズとその部下の三人で守った」
「闇のアダマンタイト級冒険者、妖艶の女宿どのであるか!?これは失礼した」
馬から降りて頭を下げる
「して、櫛灘殿。今村を囲むように敵が配置されている。よろしければご助力願えないだろうか」
「ワシには、村に守るべきものがいる。助力してる間に何かあってもつまらん。」
「そうか、アインズ殿は」
「我々も生憎だがお断りさせて頂く」
「そうか、お三方村を守ってくださりありがとう。もし、よろしければ村人を守っていただけないだろうか」
「アインズ・ウール・ゴウンの名に掛けて守ろう」
「ありがとう」
そういいアインズの手を握り深々と頭を下げる
「これを」
アインズはガゼフにあるアイテムを渡す
「アインズ殿からの物ならありがたく頂こう」
ガゼフは身を翻し部隊を連れていく
美雲達は村人と共に村の倉庫へといく
「あれはアークエンジェルフレイムなぜユグドラシルのモンスターが」
「・・・・・・・・・」
しばらくするとアインズとアルベドが消え入れ替わるようにぼろぼろのガゼフとその部下が現れる
「やれやれ、エリアヒール」
「これは?妖艶の女宿殿?」
「あとはアインズにませておけ」
「ふっ」
ガゼフは軽く笑うとその場に倒れ眠りにつく