不死の王と闘神   作:淫欲童子

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つかの間の休息

そう言えばしばらくエランテルにしばらく行ってないなぁと考えつつナザリックないの森に来ていた。ここはアウラの担当区だ

 

「どうしたんですか?一影様」

 

「ん?アウラか。いや久しぶりの休みを謳歌していたんだよ」

 

「そうなんですか!でしたらいい場所がありますよ!」

 

そう言うアウラに二つ返事でお願いし移動する

 

「これは、美しいな」

 

小さな一本の木があり周りは少し開けている。そして天井一面の星空

 

「アウラ頼みがある」

 

「なんですか?」

 

「木に寄りかかるように座ってくれ」

 

「はい!こうですか?」

 

アウラは地面に胡座をかいてすわる

 

「少し、我が儘を許してくれ」

 

「ふぇ!?一影さま!?」

 

俺はアウラの胡座を枕にし横になって空を見上げる

 

「少しだけ。休ませてくれ」

 

「はい」

 

少しだけ弱みを見せてもいいかな

 

「アウラ」

 

「なんですか?」

 

「俺な、ユクドラシルを護りたかったんだ。どうしてもリアルに捕らわれる皆と最後にまた一度でいいから集まりたかった。リアルで世界チャンピオンって称号があるんだけどな。それになればまた、ほんの一瞬でも皆を集める事ができるかもしれないと思ってた・・・・・・・・世界一格好よくて!世界一美しくて!世界一温かくて!そんで、世界一の家族がいる。このナザリック地下大墳墓に・・・・守れなかった!取り戻せなかった!ギリッ!悔しいなぁ~」

 

「一影様、泣かないでください」

 

アウラに言われ自分がいつの間にか泣いていたことに気がついた。そしてアウラはゆっくりと俺の髪をなでる

 

「良く、マーレが泣いた時はこうしてました!至高の御方々の代わりなんて恐れ多くて言えませんが!あたしが一影様が寂しくないようにいつも元気いっぱいにお話させていただきます。」

 

小さな少女の言葉が心に染み渡る

 

「ありがとうアウラ」

 

俺はアウラの頬に手を添える

 

「一影様・・・・・」

 

アウラは顔を赤くし見下ろす。それはどこか官能的で妖艶で背徳的でそして吸い込まれる表情だった。

種族の影響を受けているかはわからない。それでも俺はアウラを欲しているのかもしれない

 

「アウラ・・・・・」

 

トサッ

 

起き上がりアウラを地面に倒す。左手で自信の体重を支え右手でアウラの頬優しくなで指先が唇を通り、顎へといきアウラの顎を軽く持ち上げる

 

「・・・・・・・」

 

アウラはリンゴのように顔を真っ赤に染めている

 

「ありがとうアウラ。お前に俺は救われた・・・・・」

 

「一影さ、んっ」

 

俺はゆっくりとアウラの唇に自身の唇を軽く当てる。触れるだけのキス

 

「んっ、んっ」

 

ゆっくりとアウラの唇を啄み

 

「んんっ!?・・・・・んっん」

 

そして、舌を滑り込ませる。最初は緊張していて強張っていた唇も啄まれたあたりから力は抜け、舌はするりと入っていく

 

「いひえひ・・・・んっ・・・・ひゃひゃ」

 

舌を絡ませ、アウラの口の中をゆっくりねぶっていく。荒々しくはしない。すぐに壊れそうな少女を優しく壊さないように慎重にしかし逃がさないように、ゆっくりと

 

「もう・・・・あら・・・ひ・・・・・・・ら・・・・らめれひゅ・・・・・・・んんっ!・・・・いひへひひゃひゃっ!」

 

「はぁ、はぁ・・・・・・・アウラ」

 

アウラの顔は脱力しきり口から零れる唾液と俺の唇とをつなぐ透明で輝く糸は淫靡に輝き、褐色の肌は朱がさし少女に似合わぬ妖艶さをだし、潤む少女の瞳は弱々しく艶やかで嗜虐性と背徳感をこれでもかと膨れ上がらせる

 

「かわいいぞ、アウラ」

 

「んっ」

 

再度唇を合わせゆっくりとアウラの太ももからゆっくりと服越しに手を這わせ腹部へと上がっていく

 

「んっ!んんっ!ん」

 

服のボタンは全て外しアウラの手は腹部から幼い瑞々しい柔肌を滑り脇腹へそして未熟な果実へ近づいていき果実に触れようとしたそのとき

 

『緊急通信!緊急通信!至急至急!発信元エランテル緊急通信!緊急通信!至急至急!発信元エランテル!緊急通信!緊急通信!至急至急!発信元エランテル!』

 

「ちっ」

 

俺の頭は一気に冷める。アンポンタンに渡していた緊急通信装置が発報したのだ

 

「すまん、アウラ仕事が入った」

 

俺は毛布を出すと余韻に浸っているアウラに掛ける

 

「すまん、この埋め合わせは必ずする」

 

アウラの額にキスをすると美雲に姿を変えエランテルへ向かう

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

~ 一影の消えた森 ~

 

「えへ、えへへへへへ」

 

アウラはトリップし悶えていた

 

「あたし、一影様とキスしたんだ。エヘヘ」

 

顔をだらしなく緩め頬を染めて厭らしく笑いつづける

 

「はぁ、一影様格好よかったなぁ。」

 

アウラはしばらく体に力がはいらず、その場でしばらく余韻にひたりながら悶えていた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

~エランテル~

 

「・・・・・・・」

 

美雲の機嫌はすこぶる悪かった

 

「「「お疲れ様です!櫛灘の姐御!!」」」

 

「姐さん。実は外にアンデットの大群が!」

 

美雲は弱い殺気を周囲に放出すると周りは次次と気絶する

 

「アンポンタン、残った闇人を連れついてまいれ」

 

そう言い美雲は振り替えらず出ていく。そして誰に言うでもなく

 

「姐さん、俺達三人以外気絶してるぜ」

 

「姐さん、やっぱりすげぇ!恐ぇけどそこに憧れるぜ!」

 

「一生ついていきやすぜ。姐さん」

 

三人は美雲を追いかけ走っていく

 

 

 

 

~エランテル壁外~

 

外はアンデットの大群で埋め尽くされていた

 

「なんて数だ!?」

 

「・・・・・・・・・・鬱陶しい。貴様ら掃除しろ手間取ったら死しかないと思え」

 

美雲は次次投げ飛ばし骨を砕きさっていく

 

「がってん!姐御に続け!!!」

 

「うおぉ!!!アンデット上等!!!」

 

「しゃおら!!!骸骨がなんぼのもんじゃい!!」

 

美雲について行くため必死に鍛え、美雲の暇潰しに文字通り地獄の修行をした彼らは今やそこらのアンデットでも止められなくなっておりアンデット軍相手に奮闘をする

 

 

 

 

 

「くそっ!姐さんはもうあんなに倒して!あんな奥に!てめぇら気合いいれろや!!!!」

 

「お前ら!気張ればや!!!」

 

「姐さんの背中!見失ってたまるか!!!ケツに力入れてぶっ倒せや!おどれら!!!」

 

三人はそれぞれ鼓舞しあいアンデットを駆逐する勢いをつよめる

 

「己、アウラとの時間を潰しよって。死すら生ぬるい」

 

美雲から殺気が溢れる。そんなとき

 

「美雲さん、お待たせしました。というか一人でこんなイベントに行くなんてずるいですよ。私も誘ってくださいよ」

 

どかぁん!!!

 

いきなりアンデットを吹き飛ばしながらフルプレートアーマーに身を包んだ大剣の双剣使いがあらわれる

 

「その声はアインズさんですか。今ストレス発散してるんですけど?」

 

美雲はアインズに話かけながらおもむろにナーベラルを撫でる

 

「一影様!?なにを!?」

 

「ん?癒されてる。っていうか何んですか?あのでかいハムスタ」

 

美雲は冷たい目でアンデットと戦うハムスターと見る

 

「あれは森の賢王って呼ばれているジャンガリアンハムスターのハムスケです。なんか成り行きでペットになりました。」

 

「へぇ~。俺は犬や猫の方が好きですけど、アインズさんの趣味ですか?」

 

「いや、趣味じゃないですよ?あと、この姿では漆黒のモモンってよんでください」

 

「わかりましたよ。モモさん。それより俺は今メチャクチャイラついてるんでアンデット貰いますから本丸あげますよ。」 

 

「なんかあったんですか?」

 

「まぁね、それに子分どもがモモさん達を見ないように調整しますんでお好きにどうぞ」 

 

「ありがとうございます。あとモモンです。」

 

そう言いモモンは走っていく

 

「あ、あの、一影様。私はあい、モモンさんを御守りしなければ」

 

「あと少し。そしたら落ち着くから」

 

しばらくしてナーベラルを解放すると二人はそれぞれの方向へ向かう

 

「はあぁ~。ワシの怒り生易しくはないぞ?」

 

美雲から闘気の巨人が現れる。

 

「壊れろ」

 

アンデットはそれぞれが勝手に飛び始める

 

「投げられ続けよ。ワシが飽きるまで」

 

「「「姐さん!いかしますぜ!!!」」」

 

 

『ごあぁぁぁぁあ!!!!』

 

大きな咆哮が聞こえ美雲がそちらを見ると骨のドラゴンが地に降りる

 

「そろそろ終いか。主らは後始末をせい、宴は終いじゃ」

 

「姐さん!あんなバカデカイドラゴンがいるのに終わりって!」

 

「・・・・・・・・・・」

 

デカイ稲妻が骨のドラゴン。骨竜を打ち砕く

 

「終いじゃ」

 

「まじ・・・・・・・・・・かよ」

 

「そんな、バカデカイドラゴンを」

 

「誰だよ」

 

「主らは後片付けをせよ」

 

《アインズさん、そろそろ後片付けさせますんでばれないように》

 

美雲はアインズにメッセージを送り。その場を去ってナザリックに帰還する

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「アルベド!」

 

「御身の前に」

 

アルベドは一影の前に膝を付く

 

「頼みがある。もし・・・・・・・」

 

一影はアルベドを見ずに要件だけ伝える

 

「一影様!それはっ!」

 

「アインズさんを早くものにしないと他の娘にもっていかれるぞ?」ニヤニヤ

 

「お待ちください!一影様!!」

 

「頑張れよ」

 

一影は手をヒラヒラと振ると美雲となり転移する

 

 

 

数日後の朝

 

ギルドの前にも聞こえる声で漆黒のモモンの噂がされていた

 

ギーーッ

 

「「「おはようございます!櫛灘の姐御!!!」」」

 

美雲がギルドに入るとアンポンタンと闇人が一斉に並び膝に手を当て頭を下げる道をつくる

 

 

「久しいな漆黒の健在であったか?」

 

美雲は道を無視しモモンのもとへ行く

 

「久しいな、櫛灘殿」

 

「たんぱくな挨拶よのう。あんなに熱く燃え上がった仲ではないか。ヨヨヨヨヨ」

 

美雲は嘘泣きをすると周りは騒然となる

 

「な!?何をいってるのだ!燃え上がったのは敵の拠点であったろう!」 

 

「つまらんのう漆黒の。どうじゃ?久しぶりに共に狩りにいかんかえ?」

 

「是非、ご一緒しよう」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

~ナザリック地下大墳墓~

 

「これでやっと一緒に冒険できますね!一影さん」

 

「あぁ、やっとだぜ。待たせ過ぎだ一杯奢れよ?アインズさん」 

 

「なら、ピッキーの酒場ですかね?タダですし」

 

『あはははははは』

 

 

二人で話ているとアルベドが現れ

 

 

「アインズ様、一影様、シャルティアが・・・・・・・・・・・裏切りました。」

 

 

 

 

 

 

 

 

アインズはアルベドとすぐに状況の確認に行ったが一影は玉座に腰掛けてわらっていた

 

「早かったなぁ。フラグでも建てたかなぁ?」

 

一影は笑い続ける

 

「アインズさん。何故俺がセンズイではなく一影にしたとおもいます?センズイは変装したものの技をつかえ一影である。そして次なる影は一影九拳の技を学ぶ。俺は一影、闇の長である一影ではない、一影の別の完成形を求めて創造したキャラクターなんだぜ?俺は、一影は、何にでもなれるんだぜ?」ニヤッ

 

 

 

 

 

 

 

 


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