IS×AC ガチタンが行く   作:ガチタン愛好者

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ようやく臨海学校です。1日目はイチャイチャパートです。イチャイチャ書くのって難しいな。イチャイチャ、、、出来てるよね?


臨海学校 1日目

「「「海だー!」」」

 

トンネルを抜けるとそこは海だった。しばらく走ったバスは今回泊まる宿、下小野(しもこの)温泉に到着した。入り口にはIS学園1年生御一行様と書かれた看板があった。

 

「いらっしゃいませ。お待ちしておりました。この3日間何かございましたら遠慮なく申し付けて下さい」

 

「引率の織斑千冬です。ご迷惑をかけるかと思いますがよろしくお願いします」

 

今回の臨海学校の予定はこうだ。

 

1日目:座学と15時頃から海で自由行動

2日目:専用機持ちは別で訓練。一般生徒は座学と訓練

3日目:座学と昼御飯後に海で自由行動。その後学園に戻る

 

「さて、貴様ら。海で遊ぶのを楽しみにしているものも多くいると思うが、遊ぶ前に座学だ。あくまで臨海学校だからな。一番の目的は豊かな自然に囲まれた環境での勉学だからな。座学を怠けたりしたものは海に行くことを許可しないからそのつもりでいるように。以上だ」

 

さて、遊ぶからにはちゃんと勉強せねば。頑張るぞー

 

 

 

 

 

15時頃

「海!」

 

俺は水着に着替えて砂浜へ繰り出した。当然なんだが女子が大半だから目のやり場に困る。皆学校のスクール水着なんて着ている訳もなく、最高だな!

 

「ねえ、有澤君。これどうかな?」

 

おや、簪も着替えて来たらしい。さてどんな水着なのやら、、、oh

 

「俺、生きてて良かった」

 

そこには水色を基調としたビキニの上にパーカーを羽織った簪がいた。

 

「我が人生に一片の悔いなし!」

 

「死なないでよ!ねえ、似合ってる?」

 

「最高に似合っております」

 

「それじゃあ何する?ベタに水を掛け合ったりとか?」

 

「いいね!よくある展開。だがそれがいい!」

 

俺と簪は時間一杯泳いだり砂の城を作ったりビーチバレーをしたりして遊んだ。ビーチバレーの結果?織斑先生が乱入した時点で抜けました。生憎俺はただの一般ピーポーなんでね。

 

 

 

 

 

夕食の時一夏の周りで一悶着あったが、何事もなく終わった。渡された鍵を持って部屋に向かうとばったり簪と出会った。

 

「おー簪じゃないか。部屋どこ?」

 

「ここなんだけど、、、」

 

「あるえぇ?俺もここだぞ?」

 

「「織斑先生!どういうことですか?」」

 

俺たちは急いで織斑先生の元へ向かった。

 

「ああ、更識、、、楯無の方から連絡があってな。「有澤君と簪ちゃんは同じ部屋にしてあげて下さい。ああ、安心して下さい。彼はそこまでモテて無いですし、付き合ってるのは周知の事実ですから。彼ってヘタレなので間違いも起きません」だそうだ。それもあって何故か空いていた二人部屋にしたのだ。普通の生徒達は5人部屋だぞ。ちなみに一夏の方は混乱を避けるため私と同じ二人部屋だ。さて、こんなところか。さっさと部屋に帰れ」

 

「「分かりました」」

 

部屋に戻った俺達はモジモジする、、、何て事はなく二人で持ち込んだトーラスマン二期を見ていた。

 

「何か普段とあんまり変わらないね」

 

「数少ない二人部屋を俺たちに、、、要らん気遣いをしやがって」

 

「そういえば有澤君ってやけにここの人と仲良さげに話してたよね?どういうこと?」

 

「俺の父親が大の温泉好きでな。日本全国津々浦々の温泉に赴いてはポケットマネーで寄付したりしてるんだ。ここは海も近くてお気に入りだそうで年に10回は使ってるんだ。父は道後温泉や別府温泉みたいな有名すぎる温泉は嫌いらしくてこういった名前も聞いたことの無いような温泉を好むんだ。俺も何度か来たことがある」

 

「へえ。もしかして有澤重工製品の名前って、、、」

 

「ご名答。父が訪れた温泉の名前を使ってる。ちゃんと許可を取ってな」

 

「ふうん。そうなんだ」

 

他愛ない会話をしながら1日目は終わった。

 

 

 

企業連side

「準備は出来たな?行くぞおおおおお」

 

「落ち着いてください。お披露目が楽しみなのは分かりますから」

 

「我が社の新製品。気に入るといいな。重装甲大火力こそ有澤の極意!God Is Force!」

 

「有澤社長も落ち着いて下さい。新製品がなかなか完成せず徹夜開けなのは知ってますから。お願いですから寝てください。到着は明日ですから」

 

「ふむ。そうだな。では寝るとしよう」

 

「ふう。何とかなったか。おい、こいつの状態はどうだ?」

 

「システムオールグリーン。機関、兵装共に異常無しです」

 

「準備完了か。建造が間に合ってよかった。さてこれを見たIS学園の連中と束博士はどんな反応するかな?ンンーン楽しみだぁ」

 

企業連の巨大ドックの中にそびえ立つ何かの上ではこんな会話が行われていた。

 

 

 

?side

「遂に明日ね、作戦決行日は。手筈はどう?」

 

「問題なく。仕込みは完璧です」

 

「それは上々。さて世に知らしめるわよ。IS神話を」

 

暗闇の中でそんな会話が行われていた。

 

 

?side

遂に来た!臨海学校!専用機の調整は完璧だよ箒ちゃん。あー、ちーちゃんに会うのも久しぶりだなあ。ワクワクが止まんないや。それと二人目の子ね。いっくんは理解できるけどどうしてこんな奴が動かせたんだろー。分かんないや。企業連、面白い奴等だといいなあ。なんてったって私のハッキングを防ぐような連中だからね。とっても楽しみだなー。あわよくば仲間に引き込めるといいなあ。そう思うよね?くーちゃん?

 

「はい。私もそう思います」

 

とっ散らかった薄暗い部屋の中ではそんな会話が行われていた。

 




原作で簪登場は二期なので水着描写が無いんですよね。皆さん頭の中で簪の水着姿を妄想してください。それが今作での簪の姿です。

宿の名前はオリジナルです。福音事件が太平洋だったので立地的に太平洋沿いということで和歌山県に実在する温泉の名前を参考にしております。分かるかな?

多くの思惑が入り乱れる臨海学校。ここからオリジナル色が更に濃くなっていきます。次回!満を持して兎さん登場!



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