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IS学園文化祭。学園は大勢の客で一杯だった。
1-4 喫茶店
「5番のお客様ケーキと紅茶!」
「3番のパフェはまだ~?」
「7番のオムライス急げええぇぇぇ!」
大盛況故に大忙しだった。厨房に立てない隆彦は接客で手一杯だった。
「いらっしゃいませ!何名様で‥‥は?」
「暇な企業連の連中誘って来てしまった。案内してくれ」
父、有澤隆文がそこにいた。
「こちらです~」
「何か反応をくれ。息子よ」
「そんな暇はない!見りゃ分かるだろ!?注文は!?」
「うーむじゃあカレーライスと‥‥」
途中父が来たり、企業連のやべーやつが来たりあったが俺は何とかシフトを終えた。
「さて、やることは済んだな。一緒に回ろうや簪」
「いいね。まずは‥‥」
シフトを合わせて簪と一緒に出店を巡った。メイド喫茶とかバラエティーに富んだ出店ばかりだった。買い食いしながら巡っていると、
『まもなく、生徒会主催の演劇。シンデレラを体育館で行います。興味のあるかたは是非お越しください』
「どうする?」
「見に行こうよ!」
「りょーかい」
俺は簪と手を繋いで体育館へ向かった。回りの生徒が何か言っていたが気にならなかった。考えて欲しい。隣に好きな子がいて一緒に手を繋いで歩くんだぞ?それで頭が一杯になって回りのことなんざ入ってこねえよ。
体育館には大勢の観客がいた。皆幕が上がるのを今か今かと待っている。あっ暗くなった。始まるな。
「昔昔あるところに一人の王子様と5人のお姫様がいました」
ん?
「ある日お姫様は王様にこう言われました。〔次期王となる王子の嫁になりたくば王子の冠を奪って来るのだ!〕5人のお姫様は皆が王子様に恋していました。今ここに王子様の冠を巡った戦いの幕が切って落とされた!」
あるえぇ?俺の知ってるシンデレラと話が違うぞぉ。こんなに殺伐とした内容だっけ?
幕が上がったステージでは一人の王子様‥‥一夏が5人のお姫様‥‥ありゃあ1組と2組の専用機持ちか?と戦いを繰り広げていた。おいおい、英国の代表候補生実弾のライフル持ち込んでるぞ!?流れ弾とか大丈夫なのか!?破片からしてステージのセットは本物の石!?どれだけ凝ってるんだ?
「なんなんだよ!どうしてこうなったんだ!?」
「一夏危ない!」
ギイン!
「ああ。助かったよシャル。これはどういう状況なんだ?」
「その‥‥一夏が被ってる冠が必要なんだ。譲ってくれないかな?」
「これか?いいぜ。‥‥‥ぎゃああああああああ!!!」
一夏が冠を渡そうと手で触れた瞬間悲鳴を上げ、その場で倒れて悶絶し始めた。
「なんということだあああ!一人だけを選ぶという自責の念から王子様に電流が走る!」
おいおい。これって無理ゲーじゃないか。冠とったら一夏に電流が走るんだろ?
そこからは凄かった。伊達に毎日しごかれて無い一夏はしばらくの間逃げ切っていた。しかし、
「そろそろ飽きてくる頃合いか。では突然ですが今から観客の皆様にも参加していただきます。さあ冠を手にするのは誰だ!」
そこからは地獄絵図だった。多くの女子生徒が入り乱れ大混乱だった。
「簪。巻き込まれると危ない。出ておこう」
「そうだね。しかしあいつってどうしてあんなに人気なんだろ?顔がちょっといいだけで調子に乗って」
「そこまでにしておけ。ん?」
突然俺のISに連絡が入った。この日に緊急連絡ということは‥‥
「ごめん!察しがついてると思うけど体育館から織斑君の反応が消えたわ!探してちょうだい。報酬は後で支払うわ!至急よろしく!」
「了解。すまない簪。ちょっと呼び出しを食らった。一人で回ってて‥‥ヒッ!」
そう言った瞬間簪が真顔になった。
「この前言ったこと忘れたの?有澤君。何の用事なの?」
「それは‥‥この話は誰にも言うなよ。実はかくかくしかじかでな」
「ふーん。じゃあ下手したら戦闘になるんだ。決めた。私も行く。これでも専用機持ちだし、一人より二人でしょ?」
「ぐぬぬ‥‥‥分かったよ。一緒に行こう」
「で、どうやって探すの?」
「ふっふっふ。こんなこともあろうかとあいつの冠には発信器がつけてあるのさ。あれっ?」
「どうしたの?」
「反応がない。上手く隠してあるから見つからないはずなんだが‥‥バレて壊された?」
「ねえ有澤君。学園で今ジャミングがかかってるところがあるよ。多分ここじゃないかな?」
「探知はえーな!?頼りになります。では早速向かおう」
男子更衣室
「一夏!無事かああああああああ!」
叫びながら突入した俺の目に飛び込んできたのは倒れた一夏と白式らしき待機状態のISを持つ襲撃者と思われる8本足のISがいた。
「おや、誰かと思ったら二人目かい。このあたしとアラクネに挑もうっていうのかい?」
「お前は何者だ!何をしにここに来た!」
「あたしかい?あたしは
しかしこの時オータムは焦っていた。目的は果たしており、企業連のテストパイロットとは戦うなと命令されていたからだ。
チッ、もうちょい遅けりゃ逃げれたってのに。ただ戦わず逃げるなら楽さ。軽く脅してトンズラさせてもらうぜ!
ここでオータムはすぐに脇目もふらず逃げるのが最適解だった。彼女は戦うことが大好きな戦闘狂であり、手合わせ程度ならいいだろうと考えた。考えてしまった。
「これでも食らいやがれえええ!」
オータムのIS。アラクネの8本のうち6本の足が隆彦に向き内蔵されたマシンガンが火を吹いた。
「やったか!?なんだたいしたことねえじゃねえか。もしかして死んだか?ハッハッハッハ!」
世間一般それをフラグという。
ドガン!
「へっ?」
攻撃の返事はこちらに銃口が向き、発砲煙が上がるスナイパーライフルだった。
室内で戦闘して大丈夫なのかと思った人。設定を読み直して下さい。学園の建物は年頃の女の子が暴走してもいいようにとても頑丈に作ってあるのでグレネードもミサイルも使えます。オータムの口調が難しい。勝ち気な女って感じに書きましたが、どうでしょうか?