IS×AC ガチタンが行く   作:ガチタン愛好者

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オーメルとインテリオルの複合部隊を相手取るヨーロッパ、さあどうなる?


企業連VS世界 ヨーロッパ編 1

「北欧は戦争に参加しないとのことです」

 

「となると‥‥」

 

「ええ、我々インテリオルもそちらに加勢します」

 

「それは有難い。わが社のAFはイクリプスしかないもので、助かります」

 

「いえいえ、お互い様です。それにイクリプスは我々との共同開発じゃないですか」

 

「それもそうですね。ではよろしくお願いします」

 

 

 

ヨーロッパside

「現状企業連と開戦した全ての国は降伏している。見たところ通常戦力はおろかISでさえも歯が立たないらしい」

 

「よもやISを上回る兵器が登場するとは‥‥」

 

「そこで今回の作戦は海と陸の両方から強襲し、オーメル本社を攻撃する流れでいきます。通常戦力も投入しISへの砲火を減らす作戦です」

 

「通常戦力は囮ということか。まあそれくらいしか手段がない‥‥か‥‥早速部隊を編成、攻撃を開始!」

 

「了解!」

 

 

 

オーメル社周辺side

「まさかインテリオルが協力してくれるとはな」

 

「お陰でAFも揃えられましたね」

 

「だな」

 

彼らの見る先には海に浮かぶ巨大な水中翼船に陸には変な玉が6つ乗っかったランドクラブ、飛行場には円盤が待機していた。

 

「流石にGAやテクノクラートよりは数が少ないな」

 

「あいつらがおかしいんだ。なんで量産型とはいえAFを数十の単位で用意できるんだあいつらは!」

 

「物量が奴等の得意分野だからな」

 

用意された数は全て合わせて6機、GAやテクノクラートと比べれば遥かに少なかった。

 

「BFFは1機だけだったろ?」

 

「その1機が十分すぎる戦力だったんだよ。はてさてどうなることやら」

 

 

 

ヨーロッパ軍side

「作戦を説明します。陸海空全てで同時に強襲、敵のAFの火力が分散した隙にISでオーメル本社を攻撃する流れとなります。正直に言えば君たち通常戦力は囮です。存分にその役目を果たしなさい」

 

「「「了解!」」」

 

説明が終わった後兵士達は持ち場に戻りながら‥‥

 

「けっ、上の連中は気楽でいいな。俺も女だったなら‥‥」

 

「分からんでもないがそれ以上は言うな。言っても何の意味もない」

 

「それにあいつらは落とされても死なないんでしょ?訓練の時に見たけど皆笑顔でしたよ。ゲーム感覚なんでしょうね」

 

「死の恐怖が無いのは良いことなのやら悪いことなのやら」

 

女は安全に戦い、男は使い捨てられる。今までの戦闘も死者は全て男である。これが現代の戦いの常識であった。

 

 

 

オーメルside

「敵の進軍を確認!」

 

「数と方位は?」

 

「これは‥‥陸海空全てが全方位から物凄い数です!」

 

「ちっ、GAならともかく我々の戦力は6基のAFとネクストだけ‥‥‥まあ余裕か、全戦力を投入、海は全てスティグロに任せろ、イクリプスは空と陸を担当しろ!」

 

「了解!」

 

 

 

ヨーロッパ海軍side

「こいつは壮観だな。フランス海軍にイタリア、ドイツ海軍まで集結か」

 

「これでも上は不安みたいですよ。何でもアメリカはこれ以上の戦力で負けたとか」

 

「何奴等のことだ、馬鹿正直に正面から行ったんだろう。我々は全方位からだ。少しは効くだろう」

 

「だといいんですが‥‥‥ッ!敵!正面から2機!バカデカイのが来ます!」

 

「攻撃開始!」

 

シュババババババ!

 

放たれる大量のミサイル、ヨーロッパ全ての海軍が集結しただけのことはあり、それはAFにも匹敵する数だった。が‥‥

 

「敵の損害ほぼ無し。有効射認められず!」

 

「そんな馬鹿な!?何発打ち込んだと思ってる!?」

 

 

 

水上AF部隊

「何て今頃騒いでるんだろうな。こいつの装甲があんなちんけなミサイルで破れるかよ」

 

「見たところ船だけのようです。当然‥‥」

 

「ああ、ブレード展開!凪ぎ払え!」

 

シュイイーーーン

 

小気味良い音と共に青く光るブレードが艦首に展開された。これがスティグロの主兵装である光波ブレードである。その威力は当たればネクストでさえも真っ二つにするほどであった。

 

ズガン!ズガン!ズガン!

 

陣形を組んでいたのが仇となり瞬く間に10隻以上の艦が海の藻屑となった。

 

 

 

ヨーロッパ海軍side

「何だ!あれは!」

 

そう叫ばずにはいられなかった。夢か何かだと思いたかった。信じられるだろうか?自分の何倍もある巨大な船が時速300kmに迫る勢いで艦隊を凪ぎはらっているのだ。

 

「これは悪い夢だ。そうなんだr」

 

ズガン!

 

 

 

水上AF部隊

「戦況はこちらの優勢です。後数分もすれば終わるでしょう」

 

「そうだな‥‥‥ッ!」

 

「どうしました?」

 

「何か嫌な予感がする。警戒を強化しろ!」

 

「了解‥‥‥これは!?」

 

「どうした!?」

 

「ISです。数は2機!速度は‥‥‥嘘?マッハ3です!」

 

「何かの間違いなんじゃないか?」

 

「いえ、機械の故障はありません。現実です!」

 

「すぐに本社に連絡!その早さではスティグロでは対処出来ない!」

 

「了解!」

 

その瞬間音が割れた。すぐそばを音を置き去りにしたISが通過したのだ。しかし‥‥

 

「何だあれは?姿形が既存のISからかけ離れていたぞ?」

 

「まるで戦闘機みたいな形をしてましたね」

 

それは奇しくもAFの攻略の最適解、超スピードで強襲するというものだった。




スティグロ‥‥ネクスト相手だと弱い(他と比べると)ですが水上船に対しては絶大な戦闘力を発揮しますよね。300km前後で走り回って当たれば真っ二つのブレード、恐ろしすぎる。

マッハ3のIS‥‥現実でもマッハ3程度までなら出せるらしいのでいけるかなと。姿形はブラックグリントの登場シーンのやつを想像してください。 

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