IS×AC ガチタンが行く   作:ガチタン愛好者

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ACネタでこれは外せないです。
それと突然ですが名前を変えました。詳しくは活動報告を見てください。


IS学園襲撃

俺の名前は有澤隆彦。現在オールドキングと共にネクストを纏いIS学園に向かっている。まずはここに至るまでの経緯を話さないといけないな。あれは企業連が世界と戦争を始める前の話だ。

 

「君にAMS適正が確認された。既にISを所持している都合上本来は与えられないのだが、もしある任務を受けてくれるなら君専用のネクストを用意するんだがどうかな?」

 

「お願いします!」

 

そして企業連からの任務は‥‥

 

「おい、相棒。そろそろ学園が射程圏に入る。てめえのデッカイ大砲用意しな」

 

「了解」

 

俺は指示通りにISサイズではない本来のバカデカイOIGAMIを展開する。

 

「まずは一発でかいのをぶちこむ。てめえの火力は頼りになる。引き込んで正解だった」

 

そう。俺は企業連が要注意人物としているオールドキングと行動している。なぜなら‥‥

 

「フッフッフッフッフ、世界を変えるのに国と戦争?この騒ぎの根幹はここにある。ここからあんなクソアマがどんどん出てくるんだ。早いうちに潰すのがいい」

 

こいつの監視だ。もし企業連の不利益になりそうなら即刻始末しろと言われている。悲しいかなネクストはノーマルとコジマジェネレータにコジマブースターがあれば誰でも作れる。AMS適正と腕があれば企業連の廃棄物からネクストが作れるって寸法だ。だからこんな奴がネクストを所持出来るんだ。

 

「頃合いか。撃て」

 

「精度は期待しないでくれよ?」

 

ドガン!

 

俺が放ったOIGAMIはIS学園の手前の海に着弾した。だが威力は凄まじく軽い津波が学園を襲うことになった。

 

「すまんオールドキング。弾がフォークしちまった」

 

「気にすんな。そんなデカイ大砲だ。精度は期待してねえ。まさか学園に当たりすらしないとは思わなかったがな」

 

「次弾装填中だ。どうする?」

 

「俺が突っ込む。あんなガキ共に苦労することはないだろう。てめえはさっさと装填を済ませろ」

 

「了解」

 

俺は照準をオールドキングの無防備な背中に合わせた。

 

 

 

オールドキングside

こいつを引き込んで正解だった。なんだ?あのトチ狂った火力は?軽い津波が起こってるじゃないか?敵対はしたくねえな。

 

「てめえはさっさと装填を済ませろ」

 

そう言い捨てると俺はショットガンを構えて学園に突っ込んだ。中古品だが性能は折り紙付きだ。上手く同情を誘ったガキはちゃんと仕事をしてくれてる。精度が思った以上に悪いが誤射の危険はないだろう。念のため味方登録はしてないがロックオンアラームも無い。いけるぞ!

 

そう思い突っ込んだオールドキングに突如衝撃が走った。気がつくと海に墜落し纏っていたネクストは大破、かろうじて動くものの戦闘続行は不可能だった。

 

「畜生、一体何が!」

 

「騙して悪いが仕事なんでな」

 

味方のはずのガキだった。

 

「て、てめえ。裏切ったのか!?味方じゃ無かったのか!?だがロックオンアラームは鳴らなかった筈だぞ!?」

 

「そう言う時点で最初から俺を疑ってたらしいなオールドキング」

 

「当然だ。俺は疑い深いからな。まさかこのタイミングで裏切るとは思わなかった」

 

「お前を確実に始末し、尚且つ企業連の株を上げる絶好の機会だからな。元々お前は企業連にマークされてた」

 

「だがあの時のてめえは嘘をついてる目じゃなかった。どういうことだ?」

 

俺がそもそもなぜこいつの仲間になったのか?それは学園生活一年目が終わりネクストを手にした時にこいつが接触してきて

 

「俺と一緒に刺激的な革命を起こそうぜ?」

 

胡散臭いオールドキングについて行き話を聞くとこいつが女性に恨みを持っていること。所属している亡国企業のやり方に不満があること。なぜ女性に恨みを持つようになったのかの経緯を事細かに説明された。俺は聞き入っていると

 

「なあ有澤隆彦、いや相棒。俺と一緒に来い。お前は学園に詳しい。俺が一人でやるより無駄な犠牲者も減るぞ?」

 

大方感受性の高いガキだからと侮ったのだろう。行くと答えた俺をこいつはすんなり受け入れた。

 

「実はなオールドキング。俺は得意なことがひとつある。妄想だ。こいつは凄いぞ?俺はこうなんだと思い込むと言動がそれっぽくなってその道のプロでも見分けるのに苦労するらしい。見事に騙されたんだよ、お前は」

 

それを聞いたオールドキングは悟った声で

 

「なるほど。確かにてめえ以上に適任はいねえな。油断を誘いやすいガキで俺が仲間にするメリットがあり、不意討ちがバレにくい実弾兵器に一撃必殺か‥‥‥なあ、俺をどうする気だ?殺すか?」

 

「いや、お前は殺さない」

 

「けっ。善人ぶりやがって」

 

「お前はここで殺さない。公の場で我々企業連の宣伝に付き合って貰おう」

 

「俺と言うテロリストを始末した偉大な企業連ってか?戦争で大勢殺してるくせによく言うな」

 

「戦争で死んだものは全員戦闘員だ。お前が殺そうとしたのは戦う術を持たない無害な生徒達だ。もし本気で女性を殺す気なら世界大会にでも殴り込めば良かっただろう?自分より弱い奴を蹂躙しようとした時点でお前はその程度ってことだ」

 

「善悪なんざ人によって違う。俺にとっちゃあ世界中の女、特にこんなクソッタレな世界の原因となった束とかいう天才が悪だ。俺は正義だ」

 

「何を言っても無駄らしいな。拘束させてもらおう。言っておくがお前がしようとしたことはただの大量殺人だ。世界の誰も同情はしないだろうさ」

 

「そいつはどうかな?」

 

こうして学園襲撃は未遂に終わった。被害も学園を軽い津波が襲った程度でほとんど皆無、世界はこのまま平和へと突き進む‥‥‥筈だった。

 

 




騙して悪いがは最早伝統ですね。無理にロックオンの必要がなく、一撃で決まる。グレネードキャノンは暗殺兵器だった!?

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