IS×AC ガチタンが行く   作:ガチタン愛好者

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遂に決着です。書きながらストーリーを考えているので矛盾とかが怖いです。


大決戦 決着

「すまん、簪」

 

経験不足だった。カッコよく登場したのに即刻退場とは、カッコわりいなぁ。俺は死を覚悟した。だが天は俺を見捨ててなかったらしい。

 

「有澤君に‥‥‥手ぇ出してんじゃねぇぞ!!

 

聞きなれた声で、でも聞きなれない喋り方でそう聞こえた瞬間

 

ズゴン

 

「ガッ!」

 

恐らく衝撃ミサイルだろう。凄い勢いでオールドキングが吹っ飛んだ。

 

「畜生、誰g」

 

ズッゴォォォォン

 

言い終わらないうちに追い討ちとばかりに降り注ぐコジマミサイル、ってコジマ!?

振り替えればさっきまでレーザーブレードを振り回してたジェットも沈黙している。

 

「一体何が!?」

 

思わずそう叫んだ。すると

 

「有澤君無事!?」

 

目の前に天使が舞い降りた。俺を死から救ったのは

 

「簪、その格好は‥‥」

 

()()()()()()()()簪だった。

 

「流石のISでもコジマ汚染環境下では活動出来ないって言われてね。企業連の人曰く、「こんなこともあろうかと」だって」

 

その姿は無骨さの塊のような通常のネクストとは違い、体こそ露出していないがISのような美しさも兼ね備えたフォルム。青を基調としたカラーリングに天使の羽のようなスタビライザー。打鉄弐式では腰にあった荷電粒子砲が手に握られ、両肩にミサイルコンテナが装備されている。

 

「綺麗だな」

 

思わずそう呟くと

 

「そう、ありがと」

 

短く返した簪はコジマミサイルが着弾したオールドキングに視線を移し、

 

「ちょっと待っててね。あいつ消し飛ばして来るから」

 

顔は見えないが分かる。大層ご立腹だ。俺のためにここまで怒ってくれるとは‥‥‥

 

「ねえ、オールドキングって言ったっけ?」

 

ガラガラ‥‥

 

「あ?」

 

瓦礫を押し退け、ボロボロで満身創痍のオールドキングが這い出てきた。自慢の逆脚からは火花が散り、手に持っているショットガン以外のめぼしい武装は軒並み壊れていた。

 

「なんだ?誰だ、てめえ」

 

「これから死ぬ人に‥‥名乗る名前なんて無い!」

 

放たれる大量のミサイル。だがネクスト戦に慣れたオールドキングと慣れていない簪ということもあり、

 

「どうした?そんなんじゃあ当たらねえぜ?」

 

ぎこちないがかろうじて直撃を免れるオールドキング

 

「くっ、扱いが、難しい!」

 

要求される技量がISより高いネクストはタンクタイプならともかく普通の軽二機体では動かすのでさえやっと、先程のミサイル攻撃もじっくり狙う時間があったから当てられた訳で、

 

「ん?おめえもしかしてニュービーか?声からしてさしずめそいつの彼女って訳か」

 

「それが‥‥どうした!」

 

「ふん、お前を先に殺せばあいつはどんな声で叫ぶのかなって想像しただけさっ!」

 

急接近するオールドキング、構えられたショットガンは正確に簪をとらえている。

 

「取った!」

 

「くっ‥‥邪魔だああああ!」

 

簪は手に持っていた荷電粒子砲を投げ捨て、

 

「ふん!」

 

ドヒャァドヒャァ

 

横と前にQBを吹かしながら腰に差してあった薙刀を抜き、

 

カシャンカシャンカシャン

 

小気味良い音と共に格納されていた柄が伸び

 

ヴォン!

 

一閃した。

 

「へっ、なかなかやるじゃねえか、火事場の馬鹿力ってやつか?」

 

逆脚が切断され、オールドキングは地面に倒れ込む。簪は大地にひれ伏すリザの胸当たり、オールドキングがいるコックピットの所に薙刀を添えた。

 

「いいのか?このままじゃあおめえは人殺しだぜ?」

 

「構わない。有澤君のために、世界のために、ここで死んで。オールドキング」

 

「はっ、ここまでか。悔いはねえ。殺そうとしたんだ。殺されもするさ」

 

ヴォン!

 

赤く染まる切断面。オールドキングはコジマ汚染の中、息絶えた。そしてこの瞬間、世界中を巻き込んだ戦いに終止符が打たれた。

 

 

 

IS学園side

「敵ネクスト、全機沈黙!」

 

「直ちにアンサラー、及びネクストのコジマジェネレータ停止!ありったけの除染機を投入しろ!」

 

「了解!」

 

「急げ、もし海に汚染が広がってみろ。取り返しがつかなくなるぞ!」

 

「全除染機正常に稼働中、コジマ濃度徐々に低下中」

 

「こんなこともあろうかと、学園中にあらかじめ除染機を設置していて正解だったな」

 

企業連は対コジマ戦闘設備を整備する傍ら除染機を大量設置していたのだ。

 

「出撃していた有澤及び更識帰投します!」

 

「出迎えの準備を!それと少なからず損傷している。整備班!準備しとけ!」

 

 

 

下半身を持っていかれて動けない隆彦は簪に所謂お姫様抱っこされて帰投した。

 

「解せぬ、逆だと思うのだが‥‥‥」

 

「有澤君は動けないんだからおとなしく運ばれなさい」

 

「すまん。よろしく頼む」

 

帰った隆彦を出迎えたのは

 

「この馬鹿息子が!心配かけさせおってからに!油断するなと前々から言っておっただろうが!」

 

父、有澤隆文の説教だった。

 

「まあまあ、帰ったばかりで疲れてますから。説教は後にしてください」

 

簪の助け船のお陰で説教は一時的に免れたが、

 

「落ち着いたら来い」

 

「はい」

 

単に先伸ばしになっただけだった。しかも

 

「ねえ、有澤君。ちょっとお話しよっか?」

 

どうやら説教が増えてしまうようだ。まあ死にかけたんだ。甘んじて受け入れよう。

 




簪のネクストは完全オリジナルです。読者思い思いの機体を想像してください。
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