魔法絶唱シンフォギア・ウィザード ~歌と魔法が起こす奇跡~   作:黒井福

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第270話:居場所の証

 ジェネシスの幹部の中で唯一安否がハッキリしていないグレムリンが遂に動き出したとあって、S.O.N.G.は警戒態勢が敷かれていた。と言っても、流石に外出自粛などの物々しいものではなく、装者や魔法使いなど特に本部と外部を激しく行き来する者達に周囲への注意を促す様に言われた程度だったが。

 

 何しろグレムリンの目的が分からない。先日のグールを用いた襲撃も、明確な狙いがあってやったようには思えなかった。そして過去のグレムリンとの接触で、彼が刹那的快楽で動いている事はほぼ明白であった。そんな男の思考の先を読む事は、普段から相手の狙いを見抜く事が多い颯人や輝彦であっても難しい。

 

 そんな中で出来る警戒と言えば、外出などの際に常に周囲に気を配っておかしな動きをする奴が現れない事に注意する位であった。

 

「…………だからって、ちょっとした買い物にまでそんなに気を使わなくてもいいんじゃないかな?」

 

 そうぼやくのは買い物袋を手に歩くセレナである。彼女の右隣にはガルドが、反対側にはマリアがそれぞれ別の買い物袋を手に周囲を警戒しながら歩いていた。

 

 ガルドとマリアの2人は、セレナを挟んで絶えず周囲に鋭い視線を送りおかしな動きをする奴がいないか見張っている。まるでVIPか何かのような扱いに、セレナも困った様な笑みを浮かべてしまっていた。

 

「まだグレムリンさんの目的とか何も分からないんだし、そんなに警戒してたら周りから変に見られるんじゃない?」

「そうはいかない。特にあのグレムリン相手なら尚更な」

「そうよセレナ。聞けばそのグレムリンとか言う奴、相手の心の隙に入り込んで翻弄したりしてくるそうじゃない。優しいセレナがそんな奴に狙われるかもと思ったら、私達だってジッとしてはいられないわ」

 

 奏からグレムリンの悪行を聞かされたガルド達は、偽りの情報で奏の心を抉り傷付け意のままに操った事に対して強い憤りを感じた。颯人と奏がどれ程お互いに愛し合い、互いを大事に思っているかは皆理解している。グレムリンはそんな奏の颯人への愛を利用し、彼女の心の中に眠る恐怖心を煽って辛い思いをさせたのだ。そんな事到底許せる事ではない。

 

「それにセレナ、忘れたか? フロンティアでアイツは、セレナが知らなかった俺に掛けられた呪いのスイッチを押した事を殊更に責め立てて傷付けたんだぞ」

「それは……」

 

 フロンティア事変の最中、ガルドはワイズマンに掛けられた呪いで親しい者から名前を呼ばれると苦しむ様に仕組まれていた。故にそれまで彼は目の前にセレナが居るにも拘らず仮面で顔を隠し言葉を発する事も控えて只管に彼女やマリア達を守り続けた。そんな誇り高い彼のそれまでの奮闘と、彼を愛するセレナの優しさを踏み躙り愚弄するグレムリンの行動は、心優しいセレナであっても思うところがない訳ではなかった。あの時の事を思い出すと、今でも黒い気持ちが胸の中に湧き上がって来る。

 

 思いつめ始めたセレナの姿に、ガルドは当時の事を思い出させてしまった事に気付き己の失言を謝罪した。

 

「あ、いや、すまない。別にセレナの事を責めてる訳じゃないんだが……」

「いいの、ガルド君。あの時の私は、実際何の力も無いお荷物だった訳だし……」

「!?……すまない」

 

 慌てて謝罪するも、それが逆に更にセレナを追い詰める事になってしまった事にガルドは次の言葉が出てこない。重苦しい沈黙が3人を包む。

 

 その様子を、数歩離れた所から歩いてついて行っていた切歌と調が何とも言えぬ様子で見守っていた。

 

「あわわ……あれが修羅場って奴デスか?」

「そう言うのとは、少し違うと思うけど……」

 

 単純に仲が拗れていると言うのとは違うと言えるのだが、じゃあどうすればいいかと言われれば何と答えるべきか分からない。殊更に若い2人には、こういう状況は下手な戦闘以上に対応に困る状況なのだ。

 

 後ろで2人が戦々恐々としている事に気付いているのかいないのか、マリアは沈黙するガルドとセレナの姿に溜め息を吐くと、後ろからガルドの隣に回り込んで彼が持つ荷物を奪い取る様に与ると肘で彼の脇腹を強めに小突いた。

 

「はぁ、全くもう……」

「マリア?」

「ンッ!」

「い゛ッ!?」

 

 いきなり脇腹を小突かれ、何をするのかと抗議の一つもしようとしたガルド。だがそれよりも早くにマリアが彼を睨みながら、セレナに向けて顎をしゃくった事で彼女が何を言いたいのかを理解し言葉を飲み込んだ。

 

 自分の恋人なんだから自分で元気付けてやれ……要はそう言いたいのだ、マリアは。義姉にそうせっつかれては、何もしない訳にはいかず、ガルドは自由になった腕でセレナの肩を優しく掴んで抱き寄せた。

 

「ッ! が、ガルド君……?」

「その……すまないセレナ。別に君が足手纏いとか、そう言う事を言ってるんじゃないんだ。あの時は本当に仕方なかった。俺も今ほど強くはなかったし、色々と間が悪かっただけなんだ」

「う、うん……」

 

 そう、あの時は間が悪かったと言うのが一番しっくりくる。ガルドはセレナに真実を告げる事が出来ず、だが彼女への想いを完全に抑えきる事は出来なかった。そしてその隙をグレムリンは巧みに突き、ガルドを、そしてセレナの2人を追い詰めたのである。それがあの男のやり口だと、言ってしまうのは簡単だった。だがそれを言ったところで何かが変わる訳ではない事は2人とも分かっている。

 

 故にガルドは、己の正直な気持ちを彼女にぶつける事にした。

 

「だから……今度は離さないし、間違えない」

「えっ?」

「何があっても、セレナの事は俺が守る。だが、俺1人だと頑張れるのにも限度がある。だから、一緒にいて欲しい。セレナが居てくれれば、俺は幾らでも頑張れる。ハヤトの奴もよく言うだろ? カナデの歌があれば何時でも全開だって。それと同じだ。セレナの存在そのものが、俺の力になるんだ。だから、一緒に居てくれ」

 

 それは言外に、自分は足手纏いだからと勝手に判断して離れるような事はするなと言う宣言でもあった。彼女への強い想いを口にする事で、彼は自分にとって彼女がどれほど大切で掛け替えのない存在華を知らしめたのだ。そうする事で、彼女の下がり気味の自己肯定感を引き上げ、何時もの調子を取り戻させる算段だった。

 

 とは言え、これは正直口にしてて恥ずかしい。思えば颯人はよくもまぁこんな事を惜しげもなく何度も口に出来るものだと感心した。流石は普段から大衆の前で怖気ずく事も無くパフォーマンスが出来るだけの事はあると言ったところか。普段厨房に引っ込み、たまに料理を食べた者と言葉を交わす程度の自分とはコミュニケーション能力が違い過ぎる。ガルドは素直に颯人を感心しながら、気恥ずかしさに頬を赤く染めて明後日の方に視線を向けてしまう。

 

 言った本人がこれなのだから、言われた方はもっと恥ずかしい。セレナは顔を赤くして、買い物袋を持ちながら両手で口元を隠すと言う器用な事をして自身の気持ちを落ち着けた。

 確かにこんな事を面と向かって言われては恥ずかしくはある。だが同時に嬉しくもあった。自分は彼の傍にいても良いのだと言う、証の様なモノが得られた気分になり先程に比べて心が軽くなった気すらする。自然と肩からも力が抜け、セレナはクリアな気持ちでガルドの事を見る事が出来るようになった。

 

「ガルド君……」

「ん?」

「……ありがと」

「……あぁ」

 

 共に前を向きながら穏やかな顔になる2人の姿に、マリアは世話が焼けると溜め息を吐きつつ優しく見守っていた。後ろからその様子を見ていた切歌達も、何事も無く済んだ様子に安堵し胸を撫で下ろす。

 

 何時何が起こるか分からないこの時期に、余計な諍いが起こらず誰もが安堵した。

 

 正にその時、まるでこのタイミングを狙っていたかのようなタイミングで全員の通信機から緊急通信を知らせるアラームが鳴り響いた。

 

「ッ! こちらガルド、どうした?」

『ガルド、大変だッ! 今お前達が居る場所から少し離れた所で、またグールが多数現れたと報告が入ったッ! 場所を送るから急ぎ現場に向かってほしいッ!』

 

 言うが早いか、彼らのスマホに本部から異変が起こった現場の地図が送られてきた。確かに今彼らが居る場所からそう遠くない場所だ。言われて耳を澄ませば、何処からか人々の悲鳴のようなものが聞こえてくる気がする。

 

 先日の騒動が起こってからまだそう日が経っていないにも拘らず起こされた騒ぎに、ガルドは舌打ちしそうになるのをギリギリで耐えた。

 

「全く、グレムリンの奴め。本当に何が目的なんだか」

〈コネクト、プリーズ〉

 

 文句を口にしながらも、ガルドはコネクトの魔法で荷物を纏めて部屋へと送った。あんまりこういう横着に頼りたくはなかったのだが、今は緊急事態だ。小さい事を気にしてはいられない。

 

 全員の荷物を一先ず彼とセレナが住む部屋に送り終えたら、今一度騒動が起こった現場を確認しそちらへと向かう。

 

「こちらガルド。セレナとマリア、切歌と調と共に今から現場へと向かうッ!」

『了解ッ!』

『現在他に騒動が起きている現場は確認されていないわ。それと、現場に居るのはやはりグールばかりで他に魔法使いの類は居ないみたいだけど気を付けてねッ!』

 

 通信機から朔也とあおいの声を聞きながら、ガルド達は現場へと駆けて向かっていく。最初転移魔法で現場まで向かうべきかとも考えたが、何が起こるか分からない状況では出来る限り魔力は温存しておきたい。それにこの距離だったら走って向かても十分間に合うレベルだった。

 

 それでも最悪の事態を想定して現場に駆け付ければ、そこは先日同様無数のグールが街中を闊歩し道行く人々に襲い掛かっている所であった。幸いな事にまだ死者は出ていないようだが、怪我をして動けずにいる人々が何人か確認できる。

 

「これ以上はやらせるかッ! 変身ッ!」

マイティ、プリーズ。ファイヤーブリザードサンダーグラビティマイティスペル!

 

「セレナッ!」

「うんッ!」

「「Seilien coffin airget-lamh tron」」

 

 ガルドがキャスターに変身し、セレナ達もそれぞれシンフォギアを纏って人々に襲い掛かろうとしているグールへと攻撃を仕掛ける。先日颯人達が戦った時の様子を見ている為ある程度動きについては理解していたが、やはり実際に戦ってみるとやはりアルカノイズなどとの戦闘とは手応えが異なり困惑を覚える。

 

「くっ! やっぱりアルカノイズなんかに比べると頑丈だな」

「でも動きはそんなに速くないわ。頑丈かもしれないけど、メイジを相手にするよりは遥かに――」

 

 ガルドが槍でグールを薙ぎ払い、マリアが短剣で素早く動き回りながらすれ違いざまに切り裂いていく。決して楽な相手とは言い切れないが、さりとて苦戦するような相手でもない事にマリアが楽観的な事を口にしようとした瞬間、何かに気付いたセレナがビームダガーを投擲しながら警戒を促す声を上げた。

 

「姉さん、危ないッ!」

「えっ!?」

 

 セレナが目にしたのは、左腕を変形させるグールの姿であった。まるで左腕にパイルバンカーでも装着したかのような姿になったグールは、肥大化した左腕を真っ直ぐマリアに向けている。その行動から次に何が起こるかを直感的に察したセレナは、マリアに警告しながら投擲したビームダガーでバリアーを張った。具体的に何が起こるかを理解していた訳ではないが、咄嗟に判断して行ったそれが結果的にマリアの窮地を救う事となる。

 

 マリアの眼前にセレナが張ったバリアーが展開された直後、グールの左腕から光弾が発射されバリアーに命中し弾けたのだ。その光景に振り返ったガルドは仮面の下で冷や汗をかいた。

 

「コイツ等、遠距離攻撃も出来るのか……!」

「危なかった……助かったわセレナ」

「姉さん、良かった」

 

 姉を危機から救えた事に、セレナがホッと胸を撫で下ろした。

 

 その時、彼女らの耳に小さいが子供の泣き声が聞こえてきた。

 

「ッ! マリア、聞こえるデスかッ!」

「えぇ、確かに……」

「…………! こっち!」

 

 耳元に手を当てて泣き声の聞こえる方向を探り、いち早く気付いた調がそちらに向かうとそこはグールの攻撃で崩れた建物であった。調はシュルシャガナの丸鋸を使い迷わず瓦礫を切り裂くと、その中に出来た小さな空間に女の子が蹲って泣いているのを見つけた。

 

「居たっ! 大丈夫?」

「ひっぐ……ぐす……!?」

 

 突然のグールの襲撃と、瓦礫の中に閉じ込められた恐怖で女の子は泣きながら調の事を見上げるだけで声も上げられない様子だった。震える女の子を調は優しく引っ張り出し、落ち着かせるように声を掛けているとそこにセレナも合流してくる。

 

「大丈夫、もう大丈夫だよ」

「調さん、その子怪我は?」

「見た感じ、大きな怪我はしてないみたい。擦り傷とかはあるけど……」

 

 この状況下で無傷だったらそれはそれで奇跡だ。いや、逆に疑わしくもあったかもしれない。ともあれ、要救助者を救えた事の意味は大きい。

 

 マリアは調の腕の中に居る女の子の姿に、本部に連絡しながらガルドに魔法での搬送を頼もうとした。

 

「本部、こちらで要救助者を1名保護。小さな女の子よ。見た所軽傷で済んでるみたい」

『了解。安全な場所に送れる?』

「ちょっと待って。ガルドッ! この子を魔法で本部に送ってあげて」

「任せろ」

 

 こう言う事は魔法使いに頼んだ方が早い。人も物も自在に好きな場所に転移させる事が出来る魔法は、事要救助者を安全な場所へと移送させる際には特に役立つ。ストレス無く人々を移動させられるこの魔法は、平時の事故現場などでも大活躍だった。

 

 ガルドが右手の指輪を交換して少女を本部へと転送しようとした。その時、不意に彼の頭上から1体の異形が飛び掛かり手にしたハルバードを振り下ろした。

 

「ッ!? ガルド、上デスッ!」

「何ッ!?」

「ハァァッ!」

 

 頭上から飛び降りながらハルバードを振り下ろしてきた異形に真っ先に気付いた切歌は危険を知らせながら同時に自身が持つ大鎌を振り上げてガルドを唐竹に切り裂こうとしていた刃を受け止めた。切歌からの警告と自身のすぐ真上から聞こえてきた金属音に、ガルドも漸く自身に迫っていた危機に気付き振り返る。

 

 そこに居たのは青い体表に頭部に二本の湾曲した角を持つファントムの姿であった。

 

「ファントムッ!?」

「チィ、あと少しと言うところで……!」

「この……やらせないデスッ!」

「切ちゃんッ!」

 

 危うい所でガルドを守った切歌が何とかそのファントムを押し返そうとしているが、やはりファントムは自力でもシンフォギアに匹敵するものがあるのか逆に押されそうになっていた。ガルドの代わりに窮地に陥った切歌を救うべく、調がギアのツインテールを展開し無数の丸鋸をファントムに向け射出した。

 

α式 百輪廻

「くっ!?」

「大丈夫切ちゃん?」

「これくらいへっちゃらデース」

「すまない、助かったぞ切歌。しかし、コイツは……」

 

 再び彼らの目の前に現れたファントム。しかもこのファントムは今までに見た事がないタイプであった。恐らくはこれもまたジェネシスの魔法使いの成れの果てなのだろうが、しかしいきなりファントムの方が出てくるとは思っていなかった為流石の彼らも面食らってしまう。

 

「いきなりファントムが出てくるなんてね」

「あぁ……お前、ジェネシスの魔法使いか?」

「答える義理は無い。どの道お前らは俺が始末するからなッ!」

 

 言うが早いかファントム……ミノタウロスファントムは、手にしたハルバードを再び振り下ろしてきた。ガルドはそれを自身の槍で受け止めながら、セレナに女の子をこの場から退避させるよう求めた。

 

「セレナッ! ここは俺達で何とか防ぐ。だからその子を安全な場所にッ!」

 

 本当の事を言えば、セレナと離れたくはなかった。セレナのアガートラームはシンフォギアとファウストローブのハイブリッドであり、フォニックゲインだけでなく魔力も動力源としている。最近魔力を補充したばかりなのでまだセレナの中の魔力には余裕があるだろうが、それでも魔力切れを起こした際に彼女に負担が掛かる事を考えると離れ離れになるのは得策とは言い難かった。

 だが今回は状況が状況だった。まだ完全に予断を許さない故、この場の誰よりも防御力と言う面で優れているセレナが女の子を安全な場所に連れて行くのには適していると判断したのだ。マリアのアガートラームもバリアーを張る事は出来るが、セレナは無数のビームダガーを展開させ無数のバリアーを一度に操る事が出来る。その防御力は屈指のものであり、誰かを守ろうと言うセレナの優しさを反映させた力でもあった。

 

 それに、ファントムの相手をするのには可能な限り攻撃力を揃えておきたい。セレナの戦いはどちらかと言えば補助がメインになる為、単純な火力では姉のマリアに及ばないのだ。

 セレナ自身それは理解していた為、ガルドからの要請に迷わず頷いて答えた。

 

「分かった! すぐに戻って来るからッ!」

「気を付けてねセレナ。他にもまだ何かいないとは限らないんだから」

「大丈夫だよ、マリア姉さん。そっちも気を付けてね」

 

 互いを気遣い合いながらセレナは女の子を抱きかかえながらその場から離れていく。セレナの気配が離れていくのを背中に感じながら、ガルド達は目の前に立ちはだかるファントムを前に気合を入れ直すのであった。




という訳で第270話でした。

グールに続きファントムまでもが普通に敵として登場しました。ウィザード原作では一番最初の怪人として登場した、ミノタウロスファントムが立ちはだかります。こちらも登場時期の補正を受けて、ウィザード原作よりも強敵として描いていくつもりです。

執筆の糧となりますので、感想評価その他よろしくお願いします!

次回の更新もお楽しみに!それでは。
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