「ヴァンガードにアタック!」
「プロテクトで完全ガードなのです!」
いつものキャピタルの後継。 俺がまだデッキを持ってないからヴァンガードをしたかったらキャピタルに行くしかないのだ。
「くっそー!シンゴ先輩のクランは守りが強いっすね」
「それが『ぬばたま』の強みなのです! 今度はコッチから行くのです。 スタンドアンドドロー。 ライド!マガツストーム! そしてアタックなのです!」
「くっ……ガード!」
「上手いのです!神宮君もだんだんヴァンガードの戦略が分かってきたのですね!」
「あざッス!」
こうして俺とシンゴ先輩とファイトをして一旦反省会を開いていると、キャピタルのドアが開き後江高校の制服を来た二人組が来店した。
「おや、櫂君に三和君。 いらっしゃい。 久しぶりですねぇ」
店長の反応を見るに常連らしい。 櫂と呼ばれた方はキツイ目付きをしていて、三和と呼ばれた方は制服の中にパーカーを来て着崩しており、どことなく取っ付きやすそうな雰囲気を感じた。 実際その通りらしくて店長と気さくに会話しているのは三和と呼ばれた方だ。
「いやー、流石に三年になると進路とかでごたついてるんだよー。 櫂も進路色々悩んでるみたいでさー」
三年だったのか。 て事はミサキ先輩の代か。そう思っていたら二人が俺たちに気づいて近付いてきた。
「よう、小茂井。 今日はアイチは来ないのか?」
「今日は先導君は部長全員呼び出しの会議に出てるので遅れるらしいのです。 石田は補習らしいのです」
「へ〜、じゃあねーちゃんは?」
ねーちゃん? 話の流れから消去法的にミサキ先輩か?
「ミサキ先輩の事なら、今裏で準備しているらしいッスよ」
俺がそう答えると二人の視線が俺に向いた。
「ん?お前、見ない顔だな?」
「自分、宮地学園カードファイト部の新入りッス。 神宮燈ッス」
俺がそういうと三和先輩が驚いたような顔をする。
「おおっ!遂にアイチに後輩が出来たんだな!」
「そんなにアイチ先輩に後輩が出来ると思われてなかったんですか?」
俺がそう尋ねるも三和先輩は首を振る。
「いや、そうじゃなくてだな。 アイチが部活を作るって時も一悶着あったらしいんだよ。 ……あれ?あの事件は結局どうなったんだっけ?」
したり顔で語ろうとしたが、三和先輩が肝心の事件の部分を忘れてしまったらしい。
「なぁ櫂。 お前は知ってるか?」
「知らん」
櫂先輩イメージ通りに取っ付きにくいらしい。
俺達がそうこうしていると後ろからエプロン姿のミサキ先輩の声が飛んできた。
「うるさいよあんた達! ファイトしないなら帰んな!」
あまりに厳しい声に飛び上がるが、三和先輩は飄々と受け流す。
「わりーわりー。 じゃあちょうどいいし、神宮。 ファイトしようぜ!」
三和先輩がデッキを取り出す。 当然断る理由もない!
「いいッスよ。 あと俺の事は燈で構わないッス」
「よし、いくぜ燈!」
『『スタンドアップ! ヴァンガード!』』
三和櫂と知り合う
三和のノヴァは何軸にするか悩みますね