ヒーローアカデミア 正義の系譜 作:free&peacemaker
これまでの3つの出来事。
1.雄英に入学した義明達
2.個性把握テストを実施したA組
3.スナイプとバトルすることになった義明
と今回はオーズ風にしました。
時間は出久達と別れた時まで遡る。
B組の教室に着いた義明達は、教室に入る。すると既にいたクラスの生徒達が一斉に義明達の方を向く。義明達は構わず自分の席に着いた。義明の席は心操の前であった。すると
?「なぁちょっと良いか?」
と額にバンダナを巻いた生徒がやって来た。
?「俺は泡瀬洋雪【あわせようせつ】、お前ら仮面ライダースペクターに仮面ライダーグリスか?」
「そうだ、俺は齋藤義明。仮面ライダースペクターだ。んでそっちが」
心「心操人使、仮面ライダーグリスだ」
とお互いに名乗る。すると
泡「そっか、よろしくな!俺お前らのファンなんだ!」
と笑顔で言うこと
義・心「ファン?」
泡「おうよ!今じゃプロのヒーローよりも強いって言うし、あのヘドロ事件での説教もかっこよかったぜ!」
「そ、そうか。ありがとう」
と義明が頬を掻く。それを見た心操、切奈が顔を見合わせてニヤッと笑う。
心「見ましたか?切奈さん。あいつ照れてるぜw」
切「ええ見ましたよ心操さん。珍しいですね~w」
当然聞こえてた義明が顔を赤くしながら叫ぶ。
「そこ、Shut up!」
それを見ていた他のクラスメイトは最初ポカンとしていたが、やがて笑い出した。
?「いや~笑えたぜ。俺は回原旋、よろしくな」
と黒髪の男性が言う。
?「俺は鉄哲徹鐵、よろしくな!」
と銀髪の男性も言う。すると教室の扉が開き、筋肉質の大柄な男性が入ってきた。
?「おはよう!それじゃ皆、席に着いてくれ」
と言う。皆が席に着くと男性が教壇に上がる。
?「改めておはよう、俺はB組担任のブラドキングだ。ブラドと呼んでくれ」
義・心&義明Love組・心操Love組「よろしくお願いいたします」
と言った。皆もつられて言う。
ブ「うん、元気があって良いな!それじゃ今から入学式だから体育館行くぞ」
と言って皆、席から立ち体育館に向かった。
入学式、新入生が集まってる中、義明はA組がいない事に気付いた。
「何でA組いないんだ?」
鉄「え?あ、ほんとだ」
心「何かあったのか?」
回「さぁ?」
と疑問を抱きながらも入学式を迎えた。
入学式が終わり、皆教室に戻り帰り支度していると教室の扉が開いた。そこにいたのは、テンガロンハットを被りガスマスクを着けたガンマンスタイルの男性だった。
ブ「おお、スナイプか。どうした?」
スナ「このクラスの齋藤義明に用があって来た」
それに皆驚いた。だが義明は冷静に対応した。
「自分ですが、何か?」
と聞く。スナイプが言う。
スナ「君の実技試験の映像を見た。かのビリー・ザ・キッドの力で戦ってたな」
「ええ、そうですね」
と言って、ビリー・ザ・キッドの眼魂を出した。
スナ「ここに来たのは他でもない。その力を是非直に見てみたい。いや簡単に言おう。俺と勝負してくれ」
「え?」
ブ「何?」
義明・ブラド以外「ええ~~!?」
ブ「おいスナイプ!何お前無茶な事を言っt」
「いいでしょう。お手合わせしましょう」
と義明が答えた。
ブ「しかし齋藤。何も」
「プロのヒーローとお手合わせすれば、自分の今後にも役に立つので良い機会です。それに今の俺は負ける気がしません。勝てなくても引き分けにまで持ち込みます」
スナ「よろしい、なら着いてこい」
と言って2人は教室を出た。
数分後、スナイプが用意したアリーナに着いた。そこは柱が多く見通しの悪いアリーナだった。さらに客席にはこの噂を聞いて駆け付けた教師や生徒でいっぱいだった。
「ここまでギャラリーが集まるとは・・・」
スナ「どうした?怖じ気づいたか?」
「いえ、その逆です。勝つ気で行きます。ビリーとこの2人の力を使って」
と言って紫と緑の眼魂を見せる。その時、
?「待てやゴラァ!」
と叫び声がして誰がアリーナに入ってきた。それは何と爆豪だった。
爆「おいクソ野郎!よくも俺に恥掻かせたな!」
「いや、あれお前の自業自得やん」
と突っ込む。それを聞いて爆豪は逆ギレした。
爆「うるせぇ!!テメェをぶっ潰さねえと気がすまねえ!」
と怒鳴る。
スナ「おいお前、良いからアリーナからd」
「構いませんよ。2対1でも、バトル・ロイヤルでも。不利な状況でも闘う。それが仮面ライダーです」
と言ってゴーストドライバーを出す。
その頃、観客席では・・・
鉄「あいつ漢らしいこと言うじゃねえか!」
切「お前もそう思うか?一緒だな!」
鉄「おぅ!」
と言ってお互いに拳をぶつけた。
一「何か、ここで新たな友情が出来たね」
と苦笑いしながら一佳が言う。それに皆頷く。
出「しかしカッちゃん、ここまでやるとは」
響「馬鹿としか言いようがないね」
才「でも義明さん、かなり不利ですわね」
と言う。確かにプロヒーローのスナイプに爆破系の個性の爆豪の2人を相手にするのだからかなり不利だ。
心「仕方ねぇ」
と呟き、心操がバックからスクラッシュドライバーを出す。
心「ここは俺が行くs」
?「私が相手になる!」
とポニーテールの女性がアリーナに入った。
場所と時間は戻り、アリーナ内。義明は考えていた。
(スナイプ先生1人ならまだしもあの馬鹿までいるからな。どうするか?)
?「私が相手になる!」
と言って誰かがアリーナに入ってきた。見ると千紘だった。
「お前、千紘か?」
と言うと笑顔で答えた。
千「久し振りだねヨシ君」
それを聞いた観客席の生徒達が一斉に驚いて叫ぶ。
『ヨシ君!?』
余談だが義明Love組から黒いオーラが出てたらしい。
爆「はん!誰かと思えば武器を作る没個性の女か?テメェなんか用はねぇんだよ!」
と言うが千紘は落ち着いていた。
千「確かに私の個性は皆からヴィラン向きって言われてきた。だけど、私はある人から勇気を貰った。そして変われる力を貰った!」
と言ってゲーマドライバーを腰に装着した。
千「行くよ、ヨシ君」
と義明に言う。義明は笑顔で答えた。
「OK!協力プレイでクリアしてやるぜ!」
と言ってノブナガ眼魂をドライバーにセットした。
『アーイ!!バッチリミロー!バッチリミロー!』
千紘もガシャットを出す。
千「私、先生にしか言ってないことがあるの。本当にごめんなさい。だけどもう隠す必要はない!」
と叫びガシャットを起動した。
『バンバンシューティング!』
後ろにパネルが現れ、ゲームエリアが展開されると同時にドラム缶が現れる。
千「第弐戦術」
義・千『変身!』
『開眼!ノブナガ!!我の生き様、桶狭間!』
『ガシャット!』
『ガッチャーン!レベルアップ!』
『ババンバン!バンババン!バンバンシューティング!』
スペクターは『ノブナガ魂』に、スナイプはゲーマレベル2に変身した。これを見た普通科の生徒が驚く。
「とりあえず名乗るか」
ス「そうだね」
と言う。義明は右手にガンガンハンドを持ち左手を前に出し顔の前で握る。
「仮面ライダースペクター!」
千紘もガシャコンマグナムを右手に持ち顔の横に上げる。
「仮面ライダースナイプ!」
それを聞いた皆が驚く。しかしスナイプは冷静だった。
スナ「ほう、俺と同じ名の仮面ライダーか。面白い!」
爆「んなの関係ねぇ!俺がぶっ飛ばす!」
「スナイプは、って名前同じか。千紘はスナイプ先生を。俺は奴をやる。しかしこう不利だとな、スナイプ先生の個性に合わせたエリアだ」
と言うがスナイプは落ち着いていた。
ス「フフーン。心配ご無用!」
と言ってキメワザスロットホルダーのホルダースイッチを押した。
『ステージ・セレクト!』
すると、場所が柱だらけのエリアではなく、採石場になった。これには観客席のギャラリーにスナイプ先生も驚く。
スナ「場所が変わったか。面白い!」
とやる気満々だ。それを見てスペクターがスナイプに言う。
「やる気満々だなぁ。でもナイスだ」
ス「ありがと、ヨシ君。それじゃ」
「おぅ、俺の生き様、見せてやる!」
ス「ミッション、開始」
と決め台詞を言い駆け出した。
次回、スペクター&スナイプVS爆豪VSスナイプ(先生)!
勝つのはどっち!?