ヒーローアカデミア 正義の系譜 作:free&peacemaker
ある日の朝、義明は朝食を取りながらニュースを見ていた。
『次のニュースです。ここ数週間、都市伝説と言われた仮面ライダーが実在したことに日本を含め世界中で話題となっております。
SNSや日本国民の間では、【仮面ライダーこそ真のヒーローだ!】【今のヒーローはオールマイトとエンデヴァー以外は仮面ライダーより格好悪い】とコメントがあります。また、仮面ライダースペクターの発言により、ヘドロ事件で何も出来ずそのまま動けなかったヒーローのごく一部が引退したりしています』
「あちゃー、めっちゃ話題になってる。新聞もすげえな」
と言って新聞を広げる。そこにはこう書いてある。
【仮面ライダー、またもや大活躍!】
【ヒーロー、次々引退!?仮面ライダーの存在大か?】
「ふぅー」
と息を吐きながらポケットから群青色の眼魂を取り出す。脱出王フーディーニの眼魂だ。この間今ある眼魂を全て使ったがこれだけは反応しなかった。
「何がダメなんだ?フーディーニ」
とその時、携帯が鳴った。携帯を見ると着信相手は切奈だった。切奈とはしょっちゅうよく会うので連絡先を交換したのだ。
「はい、もしもし」
切『あ、もしもし。今大丈夫?』
「え?うん。大丈夫だよ」
切『あ、あのさ。今日って暇?』
「ああ、暇だけど」
と答える。どうも切奈の様子がおかしい。
切『あ、あのさ。今日一緒に出掛けない?///』
「ええ!?」
と驚く。
切『あ、無理なら良いんだよ。ただ・・・』
「いや、大丈夫だよ。とりあえず今から着替えるから家の前に待ってて」
切『え、本当?うん、分かった!待ってる!』
と言って電話を切る。
電話を着ると義明は自室に戻り着替える。黒い革ジャンバーに青いYシャツ、黒のズボンに黒のブーツを履く。
着替えると眼魂と携帯をポケットに入れ、ヘルメットを2個手にする。
玄関から出ると、切奈がいた。彼女の服装は薄い緑のワンピースに上に黒の上着だった。
「お、よう切奈。その、似合ってるぞ///」
と言うと切奈は顔を赤らめる。
切「じ、じゃあ行こうか」
と言うのでお互いヘルメットを被り、マシンフーディに跨がり出発した。
移動中ずっとあることを考えていた。義明自身、本来はこの世界にいてはならない存在だ。なのに出久と心操に仮面ライダーの力を与え、自分に惚れてる人までいる。
(俺は、どうすれば良いんだ?)
だが義明は、ジャンバーの隙間からフーディーニ眼魂が覗き見ていたのに気付かなかった。
やがて、ショッピングモールに到着した。バイクを駐輪場に停める。
「じゃあ行こうか」
切「あ、あのさ」
と切奈が呼び止める。
「ん?どうした?」
と聞く。切奈がモジモジしながら言う。
切「あのさ、はぐれたらあれだし、手、握らない?///」
「ええ!?あ、うん。いいよ」
と言って手を差し出す。切奈はぎこちなくその手を握る。
切(暖かくて大きい・・・これが義明の///)
(俺今、初めて女子の手握ってる。なんかめっちゃ恥ィ///」
とお互いにぎこちなく歩き始めた。
という訳で、次回いよいよ天才奇術師の力が・・・