黄金郷   作:麻咲代

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変なところがありましたら教えて頂けると嬉しいです。
投稿文字数は徐々に増やせたらなと思います。


にい

ドレス姿の少女、ゾエが転移した先には目が眩む様な黄金の輝きを放つ巨大なドラゴンがいた。

そしてその後ろには黄金の柩が並んでいた。

ふと足元を見ると金貨が隙間なくばらまかれておりドラゴンがいることも忘れ、ゾエは幸せそうな顔で金貨を抱えては山を作り飛び込み遊んでいた。

 

ひとしきり遊んだゾエはドラゴンに近づいた。

どうやらゾエを攻撃する意志は無さそうである。

ゾエはどこからか半透明な板を取り出し眺めだした。

 

 

え、なにこのドラゴン。

ガチャ産の激レアモンスターなのは分かるけど《星に願いを》ですごい事になっているんだけど。

 

《星に願いを》とは

経験値を犠牲にして色々な効果発生する。

色々な効果もランダム要素があり必ずしも望んだ効果が選べるわけではない。

 

各種能力向上は勿論、死亡時即時完全復活重ね掛け等々…

一体何回使ったの?

しかもチラッと見えてる柩の中にその《星に願いを》をペナルティ無しで三回発動できる

[流れ星の指輪]が山の様に積んであるんですけど!

これ全部私のものってこと?笑いが止まらないね!

 

ギルド資産は…

金貨がいち、じゅう、ひゃく、…数えきれないよ。

装備がいっぱい…しかも全部神器級!

アイテムも課金アイテムから高額アイテムまでいっぱい!

コンソールでギルドの財産を確認しながらニヤニヤしているゾエであった。

 

しかし、現実は残酷である。

沢山の財宝もあと数十分で全て意味の無い物になる。

サービス終了時刻が近付いて来ているのである。

 

そんな中ゾエがコンソールを操作すると二人の人間の男女が目の前に姿を現した。

片方は小屋のカウンター前にいた男性であった。

 

 

私の今まで稼いだ少ない資源で作ったNPC…

最後だからもっと強くしてあげようかな幸いこのギルドの資源は殆ど無限といっても過言ではない。

 

男性NPC名前はリテュ…戦闘特化型の執事だ、でも最近はずっと店番させてごめんね。

 

女性NPC名前はキュレー…支援特化型のメイドさん、母性の塊!

 

鼻歌混じりに色々弄っていたがふと時計を見るともうすぐこの世界ともお別れのようだ。

 

…嫌だよー!せっかくこの世界で一番お金持ちになったのに!

私のお金ー!

そう思いながら半泣きのゾエは金貨の詰まった柩に入り埋もれた。

 

金貨と共に最後を迎えてやる!

 

ゾエは金貨に埋もれながら眠りについた。

 

 

「…様、お嬢様」

 

誰かの呼ぶ声がする…

昨日はゲームの中だけどお金に埋もれて嬉しかったなあ

 

「えへへ、もう金貨は齧れないよう」

 

ふと目が覚めると目の前にはイケメンが居た。

 

「誰!?ここ何処!?わあ!金貨!」

 

目の前のイケメンより金貨に無様に反応してしまった!

ってこのイケメン…

 

「もしかして…リテュ?」

 

そう尋ねると目の前のイケメンはにっこり笑いながら

 

「はい…リテュです、お嬢様」

 

と返事をした。

私が訳が分からす混乱していると背後から、柔らかな声が聞こえてきた。

 

「あら~ゾエちゃん、起きたのね!」

 

そう言ってご飯の支度しなくちゃーと動き回っているのはキュレーである。

 

NPCが喋って勝手に動いている?まだ夢の中?

ゲームの中に入っちゃったなんてかなり昔に流行った創作じゃないんだから…

でも心配そうに見つめてくるリテュや動き回るキュレーがNPC離れしている動きを見ていると。

 

「夢…じゃないよね?」

 

とりあえず、柩から出ようとすると目の前に巨大な黄金のドラゴンがいた。

 

「ワレ、ファフニール、ザイホウマモルモノ」

 

このドラゴンも喋った!攻撃の意志はなさそうだけどもし夢じゃないならこんなドラゴンに襲われたらすぐ死んじゃう!

 

「あなたは私の何?」

 

もし、ゲームのままなら大丈夫だと思うけど一応確認しなきゃ

 

「オマエ、キノウカラアルジ」

 

良かったー、どうやらここのギルドマスターの権利は有効の様だ。

 

改めて辺りを見回すと財宝があるここはどうやら神殿のような作りの様だ。

かなり大きな空間で大きな扉、高い天井。

後ろにある宝物が詰まった柩の前にファフニールが鎮座している。

床は金貨だらけ…後ろ側には小さな扉がいくつかあり、その一つからご飯出来ましたーというキュレーの声が聞こえる。

 

とりあえず、リテュに行こっと告げてその部屋へ向かった。

 

小部屋にはキッチンとテーブルがあり朝食が三食並べられていた。

どうやらオムレツのようだが黄金色に輝いている。

きっと高級食材…

 

味も匂いも食感も感じる…

まるでゲームの世界が現実となった様だリテュとキュレーも一緒に食べながら現状について確認してみる。

 

「二人は昨日から何か変わったことは無い?」

 

二人は嬉しそうな顔をしながら私がエル・ドラードを発見して支配下に入れた事と答えた。

 

どうやらこの状況、NPCには異常事態ではないらしい。

サービス終了と同時にNPCが自我を持ち、ゲーム内が現実になったのだろうか。

 

食事も終わりキュレーが後片付けをしているのをボンヤリ眺めていると、扉の向こう…ドラゴンがいる大広間…財宝の間と呼ぼう…が騒がしくなっていた。

 

扉を開けてみると、そこには黄金の鎧を身に纏った人間達がいた。

ゾエの方に気が付くと一斉に膝を付きその内の一人が

 

「我らが姫!この度はギルドマスター襲名おめでとうございます!」

 

説明によるとこの人達はギルドの守護NPCらしかった。

NPCまで神器級の装備を整えているなんて贅沢なお金の使い方…

 

「姫!それで外を見回りしたのですが、我らが街エル・ドラードが無くなっているのです!」

 

また違う騎士が焦った様に衝撃的な報告をしてきた。

街?無くなる?何を言っているんだろう。

 

説明を聞くと昨日までは外には黄金の街(エル・ドラード)があり本日0時(サービス終了時)より外の街が消失している様なのであった。

もっと良く聞くとギルド拠点は今この場所の黄金宮のみで外の街は前ギルドマスターが後から発展させたのだとか…

街の外の景色も砂漠から平野になっているとのこと

 

「つまり、ギルド拠点だけ何処かに転移したか可能性がある?」

 

まあ、昨日《転移門》で拠点へ直接飛んだので元々何処にエル・ドラードがあるか把握してなかったけどね…

ギルド拠点が何処かに転移してゲームは終わらず現実世界に!

 

冒険の予感!ワクワクしてきた!

 




詳しい種族、職業Lvは省きますが登場人物紹介

ゾエ…人間、Lv77
スカウト系の職業
見た目15才位の女の子。
お金が大好き。
本人は麗しの令嬢のつもり
冒険が大好きでユグドラシル時代は宝探しに没頭し
モンスター退治が好きでは無かった。
ずっと辺境の地で宝探しをしていたせいか、PK等対人戦の知識は皆無。
実はワールドアイテムを所有している。

リテュ…人間、Lv100
戦士系の職業
ゾエの作ったNPC
イケメン執事さん。
ゾエが苦手な戦闘を請け負う。
ゾエの事は手間の掛かる妹の様に見ている。

キュレー…人間、Lv100
神官系の職業
ゾエの作ったNPC
癒し系美人メイドさん。
支援、治癒魔法に特化している。
ゾエの事は可愛い娘の様に見ている。

ファフニール…竜種、Lv100
課金ガチャの黄金に輝く激レアドラゴン。
前ギルドマスターにより作られた
課金アイテム、ワールドアイテムにより
もはや不滅の存在となっている
しかし、黄金宮から出る事が出来ない。

黄金の騎士団…人間、Lv100
前ギルドマスターにより作られた
エル・ドラードの守護NPC
総勢10人で各々が神器級の装備を身に付けている。


廃課金やばいですね
詳細は固まり次第後々と
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