ありふれた職業の召喚(ガチャ)士で世界最弱   作:ヴィヴィオ

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第41話

 

 

 

「なんだこれは……」

 

 俺達はベヒモスを倒し、迷宮街で休憩して危険な魔物(モンスター)に襲われるなどもあったが、無事に王都へと戻ってこれた。

 

「おいおい……クレーターが出来てるじゃねえか」

「爆発か? ここは大通りだったはずだが……」

「もしかして、魔族の襲撃だったり……」

 

 竜太郎や遠藤、野村の言葉通り、これは魔族の襲撃かもしれない。

 

「情報を得るために急いで王宮に戻ります。いいですよね、メルドさん」

「ああ。俺も情報を調べてみる」

「お願いします。皆、急いで戻るぞ」

 

 ふと、香織と雫の事が気になり、そちらを見ると二人が清水と話していた。香織と雫はそれぞれ魔物(モンスター)の子供を撫でながらだ。まったく、清水の奴は二人に迷惑をかけて……

 

「すぐに王宮に戻るんだ。急いでくれ」

 

 近付いて声をかけると、三人はすぐにこちらに向いてきた。魔物(モンスター)の子供が威嚇してくるので剣の鞘を構えておく。

 

「ん~私は怪我人が居るかもしれないから、ここに残って治療してくるよ」

「それなら俺も残ろう。香織一人じゃ危険だしな」

「ううん。護衛は雫ちゃんにしてもらうから大丈夫だよ。ね、雫ちゃん」

「ええ、任せて。香織に変な事をしようとする奴は切り捨てるから」

 

 確かに雫が居るなら香織の安全は確保できるか。心配ではあるが……香織にはあの猫も居る。大丈夫か。

 

「わかった。くれぐれも無理をしないようにな」

「うん。清水君はどうする?」

「情報収集は天之河達が居れば大丈夫だろう。俺は瓦礫の撤去とか掃除を手伝おうと思う。この子達の力なら廃棄場所も困らないからな。団長、構わないか?」

「ああ、問題ない。指揮を取っている者に伝えておく」

 

 こちらは任せておけばいい。俺達は王城へと急いで向かう。そこではクラスメイト達が棺に抱き着いて泣いていた。

 

「うぅ……先生は、先生はっ!」

「なんで、なんでこんなことに……」

「……優花ぁ……」

「な、なにがあったんだ……?」

 

 立ち尽くしている相川達に聞いてみると、信じられない内容だった。教皇のイシュタルさんもやってきていて、詳しく教えてくれた。

 

「そんな……俺はまた守れなかったのか……」

 

 俺達が居ない間に王都へ魔族が侵入し、暗躍していた。園部はその犯人に仕立て上げられ、犯人ではない事を証明するために自らを囮として行動を起こした。イシュタルさん達も園部の意思を尊重し、護衛の兵を派遣したり教会の特別な装備を貸し出したりしていたらしい。園部は見事、自分の身体を使って魔族をおびき寄せて倒した。しかし、卑劣な魔族は園部もろとも周りの兵士の人達や神官の人達を巻き込んで自爆し、王都の一区画を吹き飛ばしたらしい。

 

「おのれ魔族めっ!」

 

 話を聞いた俺は壁を思いっきり殴る。手に血が出たが気にしていられない。皆はもっと辛かったはずだ。

 

「皆様。王都にまで魔族の手が及んだのは由々しき事態です。ここも安全とはいえません。どうでしょう。皆様の身を守るためにも、我々も含めて一人一人が力をつけねばなりません。ですから、迷宮に籠って力をつけるか、それとも畑山様についていくなどはどうでしょうか?」

「そ、それは……」

「使徒の皆様が王都におられる事は魔族に知られているのでしょう。ですので、各地を転々と移動する畑山様と一緒にいらっしゃる方が安全かもしれません」

「ですが、それだと私達が襲われた時は……」

「精鋭の護衛をつけますが、王都まで魔族の手が伸びたとなると……もはや何処にも安全な場所などございません」

 

 確かにイシュタルさんの言う通りだ。もう、この世界に安全な場所などないのだろう。俺達が魔族を倒すまで平和は存在しない。

 

「確かに賛成だ。もう何処にも安全な所はないだろう……」

 

 扉が開き、部屋の中に清水が入ってきた。清水は急いできたみたいで呼吸が荒い。

 

「香織や雫はどうしたんだ?」

「あの二人なられーちゃんとほっぽに護衛するように命じて残してきた。俺は園部が死んだと聞いて急いでやってきたんだ」

「そうか」

 

 二人を置いてくるのはどうかと思うが、あの魔物(モンスター)の子供なら二人に懐いているようだし、強さも問題ないだろう。

 

「清水君、どういう事ですか?」

「そうだ! 戦いとなれば俺達は死ぬぞ!」

「……それに戦うのが怖いんだ……」

「戦わないなら死ぬだけだ。王都に居ても園部は死んだ。なら、居場所を特定させないために行動するか、それとも殺されないように力をつけるしかない。天之河」

「なんだ?」

「俺はパーティーから抜ける。先生を護衛しようと思う」

「それは……いや、先生が襲われる事を想定しているのか」

「ああ。敵からしたら先生をいの一番で狙ってくるだろう。今までは居場所がわからなかったようだが、王都にとどまり続ければ暗殺者を放ってくるのは必然だ。食料自給率を数倍に跳ね上げる先生の存在は下手をしたら勇者より価値がある」

 

 清水の言い分も理解はできる。確かに先生の護衛は必要だろう。

 

「だが、それなら清水よりも俺が護衛についた方がいいのではないか?」

「いや、お前は迷宮を攻略した方がいい。白崎達は迷宮へ南雲達を探しに行くからな」

「南雲は死んだんだぞ」

「死体は出ていない。生きている可能性もあるさ。探索しきるまではわからないだろう?」

「それはそうだが、あの状況では……」

「まあ、可能性だ。どちらにせよオルクス大迷宮の攻略は止まらない」

「それなら全員で潜ればいいだろう! そうすれば魔族が襲ってきたところで……」

「それはできません。畑山様の力は土地を奪われ、食料を失っている我々からしたらとても大切なのです。勇者様は食べなくても戦えるのですか?」

 

 声が聞こえて振り返ると、そこに金髪碧眼で綺麗な少女リリアーナ・S・B・ハイリヒがランデル王子と一緒にやってきた。

 

「姫様……」

「こちらとしても民の為、畑山様には頑張っていただかなければなりません」

「イシュタルさん……」

「待ってください! それなら全員で私と一緒に来ればいいじゃないですか!」

「それも駄目だ。魔族の手が伸びていたら、纏めて消される可能性がある。王都の一角を吹き飛ばすような奴だ。まあ、好きにしたらいいんじゃないか? 選ぶのはあくまでも自分自身だろう。俺は俺の目的があるから愛ちゃん先生についていく」

「清水君の目的ってなんですか?」

「食料だ」

「え?」

魔物(モンスター)の子供をテイムしたんだが、その子達の食費がやばい。だから、連れていく。それに天之河と相性も悪いから丁度いい」

 

 そういう事なら納得できる。確かにあいつらは俺を目の仇にしているし、香織と雫から危険な生物を離せるのだから願ってもない事だ。

 

 

 

 

 

 ◇

 

 

 

 

 

「ねえ、一緒に行かなくて良かったの?」

「いいと思うよ。伝えるわけにもいかないしね」

「それもそうね」

「れ~?」

「なんでもないよ。そこのは食べていいって」

「レ!」

 

 

 

 

 ◇

 

 

 

 

 

 

 心地良い温もりに包まれながら目が覚める。目を開くとすぐに飛び込んでくるのはきめ細かな金糸のような綺麗な髪の毛。

 

「ん~お兄ちゃん……シュテル……レヴィ……ディアーチェに、怒られ、ます……」

「どんな夢を見ているんだ……」

 

 生まれたままの一糸まとわぬ姿で俺の首に両手を巻きつけ、抱きつくようにして眠っているユーリ。昨日は全員としたが、最後はユーリだったのでそのまますぐにユーリが眠ってしまった。

 隣に視線をやれば鈴と恵里が俺の右腕を枕にし、鈴が俺に抱き着き、その後ろから恵里が鈴に抱き着いた状態で眠っている。

 反対側を見れば詩乃と優花が同じように俺の左腕枕にして眠っている。優花は鈴と同じように俺に抱き着きながら寝ていて、詩乃は猫みたいに丸まって尻尾を抱きながら寝ている。四人共、服を着ていないのでチラチラと胸が見えたりもする。

 布団の中にも潜るようにして女の子が眠っている。感覚的にレヴィやシュテル、ディアーチェだろう。ルサルカの反応はない。

 とりあえず、慎重に起こさないように枕にされている腕を引き抜いて中を見ると、ディアーチェが俺が広げた股の間で寝ていて、左右にレヴィとシュテルがディアーチェの腕を抱きつつ俺の足を枕みたいにしている。この三人は猫でもあるのでこうやって布団の中に潜って寝る事が多い。ディアーチェがこの位置で寝ているのは、散々可愛がって気を失ってからユーリを可愛がる手伝いをしてもらったからだ。

 

「ルサルカはどこだろうか?」

 

 ゆっくりと全員を退かせて、それぞれがちゃんとした枕で寝れるように移動させてしっかりと布団を被せておく。裸で寝ているから、風邪を引いたら困る。

 

『ん~ルサルカさんなら、食堂です……』

 

 眠そうに目を擦っている美遊の姿が脳裏に映る。そんな姿を見ながら服を着ていく。

 

「おはよう。それとありがとう」

『……いえ……もう少し寝てていいですか……?』

「ああ、いいよ。おやすみ」

『おやすみなさい』

 

 美遊が布団に入って寝る姿が見え、それを置いて部屋から出る。すると良い匂いが漂ってきた。リビングの方から漂っているので、そちらへ向かう。扉を開けると大きなテーブルに皿やナイフなどが並んでいる。

 

「あら、おはよう。今日は随分と早いのね」

「ああ、今日は特別だからな」

 

 ルサルカの声が聞こえてそちらを向くと、白とオレンジ色のワンピースにエプロンをつけた私服姿のルサルカがキッチンで作業をしていた。酒場でロートスと関わっていた時の姿だ。髪の毛だって黄色のリボンで二つに分けて結んでいる。

 

「もうちょっとで用意できるから、ソファーに座って待ってなさいよ」

「わかった」

 

 言われた通りにソファーの方へと座る。テレビや新聞は無いが、ブレインコンピュータでユーリから送られてきているデバイス情報を確認しつつ、ハジメの方へと連絡を入れる。

 

『起きてるか?』

『ああ』

『注文の物はできているよな?』

『もちろんだ。だが、かなり無茶をしたぞ』

『必要な魔力は提供しただろう。それにお前の趣味にも合わせてやった』

『お前の趣味でもあるだろう。だが、確かに馬鹿みたいな魔力を貰ったからこそ完成したが……本当にこんなの使うのか?』

 

 ハジメに渡した魔力はここ数日で千万を超えている。魔導炉と竜の因子、リンカー・コアをフル稼働させて渡しまくった。俺は魔力量だけでいえばハジメを大きく突き放している。魔法少女リリカルなのはでフェイトかなのはが120万ぐらいだったから、ユーリの力を持っているのでそれ以上のだ。

 

『少なくとも俺は使う。下手をしなくても万単位の敵を殲滅するんだからな』

『それもそうか。この世界では充分に戦略兵器にはなるが、過信はできねえ』

『構わないさ。そもそも雑魚狩り用だ』

『アレが雑魚狩りか。まあいいが……どちらにしろ、注文の品はユーリ達にバレないようにしっかりと作っておいた』

Perfect(完璧)だ』

『恐悦至極ってか? それよりもそっちこそバレてねえだろうな』

『大丈夫だ。むしろ、お前は自分の分を用意しているんだろうな。二つだぞ、二つ』

『用意しているよ。どうせユエが欲しがるのは分かりきっているからな』

『ならばよし』

 

 デバイスの確認をする。ユーリから渡されたデバイスは浮遊するアームドデバイス。映画で使われていた三本の剣を生やしている盾だな。映画版の魄翼という奴だ。アレとは同じ性質ではない。変形はしないが、この世界で最高硬度を誇るアザンチウム鉱石を使った馬鹿みたいな強度を持つ。

 当然、様々な魔法を付与されており、六本存在しているそれぞれに鈴が全力で張った魔を祓う神獣鏡(シェンショウジン)の力を円形の部分に宝石として作られた神結晶が配置されており、Anti Magi-link Field(アンチマギリングフィールド)、疑似AMFが展開される。しかも、魔法だった場合は吸収されて俺の魔力に変換される。剣の部分は開くようにできていて、そこが砲塔となっていて魔力砲が放てる仕様だ。これらは俺の魔力以外にもそれぞれ小型の炉心が搭載されており、俺の魔力が無くなって撃てる仕様で……普通に考えてユーリ達が作り上げた過剰ともいえる火力を生み出すが、あくまでも防御兵装だというのが怖い。

 本来の作成予定スペックだと魔力さえあればスターライトブレイカー六連射ができる予定だが、時間がなくて断念したと書かれている。

 また槍が良いといったので、剣の先端に魔力刃を作り、反対側に持ち手を魔力で作れば槍になる。この状態で投げたりしてもいいらしい。スラスターもついているからかなりの速度で飛んで行く。また、最悪の場合は搭載してある動力炉をオーバーロードさせて爆発すれば単純計算でスターライトブレイカーの火力を超えるらしいが……最終手段と書かれている。それと剣の部分は当然のように非殺傷にはできないので注意するようにとの事。また、デバイスの名前が決まってないので、それも決めて欲しいとのことだ。

 

「なまえ、か……」

「なになに、子供の名前?」

「いや、違う。デバイスの名前だ」

「そっか。ん」

「ありがとう」

 

 ルサルカが……というより、アンナが差し出してくるコップを受け取る。中身はコーヒーのようで、いい香りが漂ってきている。

 

「うまいな」

「本当!?」

「ああ」

「よかった~」

 

 彼女は俺の横に座り、身体を持たれさせてきて、両手で自分のコップを抱いて飲む。その指には絆創膏がいくつか巻かれている。

 

「よ~し、私も飲んでみようかな……うぇ……」

 

 直に可愛らしい顔を崩し、舌を出してくる。

 

「熱いし苦いし、よくこんなの飲めるわね~」

「ビール飲める奴が何を言ってんだ」

「コーヒーの苦みとはまた別よ。それよりも、口直ししてよ」

「口直しと言われてもな……」

 

 何かないか探すが、何も無い。

 

「だ・か・ら・こ・れ」

 

 アンナが自分の唇に人差し指を当てることで、何を求めているのか理解できたのでそのまま顔を近づけて舌を出しているところに吸い付き、自分の舌を合わせる。舌を絡めるキスをしていると、アンナに舌が口内に入ってきて唾液をたっぷりと吸い取られる。

 

「ん~やっぱりキスっていいわね。蕩けるわ~あっ、これも飲んでね」

「はいはい」

 

 アンナの分のカップを受け取って、テーブルに置く。すると彼女はよいしょっと言いながら、俺の片手を自分の肩に回してから抱きついてくる。その後、両手を絡ませながら上目使いでこちらを見上げてくる。

 

「頑張って朝ご飯を作ったから、美味しくないかもしれないけれど……食べてね? 愛情はたっぷりと入ってるから」

「ああ、それはもちろんだ。だが、一つだけ疑問がある」

「なぁに? ダーリンの質問ならスリーサイズまで何でも答えるわよ?」

永劫破壊(エイヴィヒカイト)による霊的な装甲が存在するのに包丁ごときでアンナの指を傷付ける事はできるのだろうか?」

 

 砲弾やミサイルを喰らっても無傷の存在がたかが料理で使う包丁で傷を負う? 有り得ない。可能性としては形成で作った拷問器具による料理だが、それでも本人が傷を負うのも有り得ない。つまり、考えられることは一つ。

 

「……」

「アンナ?」

「ちっ。なによ~せっかく料理が下手なのに頑張って大好きな人のために作りましたっていうアピールが台無しじゃない」

「いや、普通に無理があるし、そんなことしなくても愛してるからな」

「でも、こうでもしないとあの子達に料理で勝てないのよね~」

「ディアーチェとシュテル、優花か」

「そうそう。時代の差っていうか、調理技術も進歩してるしね。私はほら、基本的に外食ばっかだし、魂を食べて生きてるわけですし?」

「自炊なんてしないよな」

「まあ、優花に負けることは今はない……と思いたいわね~」

「料理屋の娘だから無理じゃないか?」

「ど、ドイツ料理なら負けないんだから! ちょっと待ってなさい!」

「ああ……」

 

 少しするとアンナが()()()()()を口に咥えてやってきた。そう、ソーセージだ。何を求めているのかわからないわけではないし、そのまま両側から食べて軽くキスをする。

 

「どうよ」

「美味しいな」

 

 噛むと中から肉汁がジワリと溢れてでてきて、あらびきの部分もあって歯ごたえもいい。

 

「こんなのどうしたんだ? 加工品なんて手に入るはずがないんだが……」

「作ったに決まってるじゃない」

「豚とかはどうしたんだ?」

魔物(モンスター)の肉よ」

 

 えっへんと無い胸を張るアンナ。魔物(モンスター)の肉がこんな美味しくなるなんて思わなかったな。

 

「しかし、挽き肉を作る機械なんてないだろ」

「全部手作業よ。昔は手で作ってたんだからね? あ、保存食用にベーコンも作ったから、後でお酒を飲みましょうね」

「俺は年齢的にまだ無理だな」

「こっちの法律じゃ大丈夫よ。だいたい人殺して魂を食べる奴が何言ってんのよ」

「それもそうか」

 

 アンナが身体を擦りつけてくるので、彼女の頭を引き寄せて撫でてやる。すると嬉しそうに身体を更に擦りつけてくる。まるで匂いをつけているみたいだ。

 

「臭うか? 確かに起きてから風呂に入ってないから臭うだろうが……」

「確かに大好きな雄の匂いと他の女の匂いがぷんぷんするわね~」

「抱き合って寝ていたからな」

「まあ、私の匂いもするから別にいいんだけど。それより、子供の名前よ」

「デバイスだって。子供はジャックとジルは確定だからな」

「デバイスかぁ~どんなのなの? 機械はわかんないけど、手伝ったのもあるし教えてよ」

「わかった」

 

 俺がアンナにデバイスのデータを見せる。

 

「ばっかじゃないの。ねえ、ばっかじゃないの」

「あははは」

「やりすぎでしょ! 流石はハイドリヒ卿みたいなラスボスね! 頭の螺子がぶっ飛んでるわ!」

「確かにこれは想定していなかったな……」

「だいたい、これって私が仕込んだのも含まれてるはずだから、もっとヤバいわよ」

「ナニソレ。聞いてないんだが……」

「そりゃ、言ってないもの。私が仕込んだのは刀身よ」

「何したんだ?」

「えっとね、回復阻害の呪いと傷口が広がって血液がサラサラになる魔術よ」

「それって剣で斬ったら終わりじゃないか?」

「抉り取るしか解決方法がないわね」

 

 アンナはアンナで殺傷する方向で色々と仕込んでいるみたいだ。だが、神獣鏡(シェンショウジン)の力で消されるんじゃないかと思うが、どうなのだろうか? 

 

「鈴の力でも消されないようにしてあるわ。というか、同じ魔力で動くんだから、しっかりと対策を取れば大丈夫よ。まあ、同時起動はできないから、攻撃と防御は使い分けてね」

「わかった。それで名前は何か有るか?」

「そうね……後、七機増やして聖槍十三騎士団とか?」

 

 十三発のスターライトブレイカーか。どう考えてもやばいな。

 

「まあ、ユーリの考えるのは確かに効率的なのよね。馬鹿魔力のダーリンが、ちまちま撃っても才能ないし、まずあたらないでしょ」

「ぐふっ」

「それを考えると取れる手段は避ける事すら不可能な超広域殲滅魔法。それも弾幕を張って消し飛ばす。凄く効率的ね」

「自然破壊がやばすぎる。」「大丈夫よ。これ、ちゃんと自然の事も考えてるし」

「え?」

「ユーリって育てる魔法とかが好きらしいから、私と一緒に作ったのがあるの。それが砲撃の後に自動発動するからね。破壊の後に創造ありって感じで、周り一面が草木の生い茂る大自然になるでしょうよ」

「殺傷設定にすると?」

「普通に消し飛ぶわね。まあ、最小の威力でやれば大丈夫かもしれないけれど、設定を解除しない限りは身体の中から植物が突き出してくるんじゃないかしら」

「防御無視の攻撃ができるってか」

「その通り。素晴らしい兵器でしょ」

「たぶん、ユーリは自然環境再生のために作ったんだろうな~」

 

 魔女としたら、その辺りはユーリよりも得意分野なのだろう。それにこれって……言ってしまえば惑星エルトリアを再生させるために開発した奴だろうな。地球に帰っても使えたりしたら、砂漠化や惑星のテラフォーミングも可能だったりするかもしれない。なんという事だ。仕事に困る事がないな。

 

「まあ、十三機はさすがにやばいな。操り切れん。六機でも多いぐらいだ」

「そっか。それじゃあ……神様を殺すんだから神殺しとか?」

「それなら……神喰い(ゴットイーター)の方がいいな」

「それでいいかもね。特に神を喰らうというのはいいわね。とっても素敵よ!」

 

 つまり、アンナはエヒトじゃなくてラインハルトやカール・クラフトを喰い殺せということだろう。まあ、いいさ。

 

「とりあえず、これで決定」

「それじゃあ、こっちにも子供を……」

「朝から何をやっておるか」

「アイタっ!」

 

 上を向くとディアーチェとシュテルがユーリとレヴィを連れてきていた。その後ろには詩乃や優花達も居る。全員、流石に女の子だけあって、脱いでいた寝間着をちゃんと着ている。これからお風呂に入るのですぐ脱ぐんだがな。

 

「なんだ、起きてきたのね」

「仲良さげに話していたので待っていたのですが、流石にそろそろ……その……」

「時間がやばいか。じゃあ、風呂に入って食事をしよう」

 

 全員でお風呂に入る。いや、ルサルカは既に入っていたようなので、入らずに準備してくれるらしい。お蔭でお風呂で汗を流したら、すぐに朝食を食べられるだろう。

 

 

 可愛い嫁達と風呂に入り、まだ寝ぼけている子達の身体を洗いあう。それが終わったら身体を魔法で乾かしてから、着替える。その後、アストルフォやハジメ達を呼んで全員で食事をする。

 

「以外に美味いな。特にソーセージ」

「美味しいね~」

「ね~」

 

 ルサルカが本当に料理ができる事が判明したので、これから料理当番になるだろう。皆でソーセージをうまうましていく。ちなみに朝食の内容はポトフと何かの卵でできた目玉焼きにトーストというなんというか、文明人みたいな食生活だ。

 

「くっ、涙がでてくる」

「加工品の強さよ……」

「パンって作れたりしないか?」

「窯と小麦があればできるけど?」

「よし、ホットドッグを作ってくれ」

「しかたないわね」

「ホットドッグなら私も手伝えるから、お手伝いするね」

「お願いね」

「我もやるか」

「私も手伝う」

 

 優花だけでなく、ディアーチェやユエ達も手伝ってお弁当を作っていく。というか、レヴィ以外の女性陣は皆で仲良く料理だ。レヴィは食べる係がいいと言っているからな。まあ、レヴィが関わると全部つまみ食いで消えていくので仕方がない。時間がない時は大人しくしてくれる方がいい。

 

「俺達は準備するぞ」

「了解」

「ボクもこっちを手伝うね~」

「アストルフォもこっちだから」

「は~い!」

 

 ハジメに連れられて外に出る。そこには色々と凄い物が沢山ある。軽く見ただけでも多数の兵器が用意されている。

 

「まず、お前が望んでいたブラックトライク*1だ。装備も含めてブラック☆ロックシューターに出てくる物と同じ物を用意した」

「おお~」

「「カッコイイ!」」

 

 ハジメがまず渡して来たのはブラックトライク。主人公のブラック☆ロックシューター・ステラが乗った機体だ。

 

「時速は?」

「最高で350Kmまでは出る。デバイス化はしてあるから、自動走行モードも可能だ。動力炉も魔導炉を搭載しているから、基本的に燃料補給はいらん。乗り手の魔力を吸収して起動するから、登録の無い奴じゃ動かせん」

「盗難対策か」

「ああ。後は発信機や帰還機能も取り付けてある。流石に自動修復はできないから、気をつけて乗れよ」

「タイヤは?」

「スペアをダース単位で用意したし、予備としてフェンリル*2も作ってある」

「完璧だ。ハジメのは?」

「俺のはスズキ・GSX1300Rハヤブサを過激にチューンアップし、車体前後にチタンブレードを装着したGSX-Desmodusだ」

「ルサルカが欲しがりそうな奴だな」

「こちらも予備を含めて数台用意してあるから、ルサルカにはやるさ」

「ならいいか」

 

 説明を聞いている間にレヴィとアストルフォが乗り込んで動かしていく。俺達全員、使用者として登録されているのでおかしくはない。

 

「ライダーの血が騒ぐ~!」

「ライダーじゃないけどな。レヴィ、身長は……あのバイクは小さいな」

「レヴィ達の身長にも合わせておいたからな。絶対乗りたがるだろうし」

「助かる」

 

 乗り回して遊んでいる二人を置いて、俺も自分のブラックトライクに乗り込んで武装を確認していく。グリップで操る剣二つと機銃二つ。どれもしっかりとしているし、動力炉も動いている。

 

「タイヤの問題は走りながら整地させる事で解決した。これで悪路でも大丈夫だが、魔力の消費は大きい。この機能を切る事もできるが、その辺りは好きにしてくれ」

 

 互いにバイクに乗って試しに走らせてみるが、やはり運転の練習は必要だ。もっとも、デバイスのサポートがあるのでかなり楽だ。

 

「ゲームセンターにあるレースマシンとほぼ同じか」

「ああ。面倒なクラッチ作業とかはマニュアルでもいけるが、まずは自動で慣れたらいいだろう」

「そうだな」

 

 邪道だろうが、流石に嫁達を乗せるので安全運転がいい。事故とかしたくない。

 

「サイドカーも用意してあるから、使うのなら両方につけろ。いいか、両方だぞ。片方につけたらバランスが悪くて速度を出し過ぎるとジョイント部分がぶっ壊れる可能性がある」

「わかった」

 

 軽く走らせながらグリップを操作して剣を出し、木々を切断する。あっさりと何の抵抗もなく斬れた。かなりの硬度と細さだ。おそらくシュタル鉱石で剣を作り、アザンチウム鉱石でコーティングしてある。ブレインコンピュータとリンクさせて、数週すれば慣れてきた。

 

「普通に250Kmぐらいまでなら操れるな」

「そこまで操れるのか」

「この身体は頑丈だから、気にせずアクセルを回せる」

「俺は200ぐらいだ。流石に死ぬ」

「200でも十分だろう。で、次は……」

「車だな」

 

 普通に大型の装甲車と戦車。その次はキャンピングカーだ。こっちはコテージがあるので要らないかもしれないが、動いて行動しない時には便利なので作ったそうだ。まあ、この辺りはまだ問題ないレベルだ。普通に使えるレベルではある。いや、戦車も十分に恐ろしいけどな。

 

「第二次世界大戦中のドイツ軍が使用した野戦高射砲(対空砲)8.8cm Flak 41。アハト・アハト。魔改造を施してあるから、本来の物よりかなり強力だ。弾丸もしっかりと用意してあるし、戦車もこれを搭載している。硬い装甲でも撃ち貫けるだろうよ」

「もう一つの方は?」

「正直、これは流石に要らんだろうとは思うが……言われた通りに作ったが、本当に使うのか? 自動化をしているとはいえ、魔力が馬鹿食いだぞ。なんせ砲操作で約1,400人。支援要員4,000人以上という物を自動化したとはいえ、魔力でやるんだからな」

「ああ、ぜひとも欲しかった。姐さんの聖遺物になっていたからな」

「まあ、ルサルカが居るなら、使ってもおかしくないから作ったがな」

 

 そう、俺がハジメとユーリに頼んだのはグスタフ列車砲。総重量約1350から1500トン、全長42.9m。全砲身長含めば47.3mもある。全高11.6m。砲は砲身長32.48m、砲口径80cmのカノン砲であり、射程距離は30から48km。砲弾は榴弾が4.8トン、ベトン弾が7.1トンと巨大であるために装填に時間がかかり、発射速度は1時間に3、4発しかなかった。また、砲弾の輸送のためには専用の貨物列車が必要で、砲身寿命も短く100発程度の使用で400トンある砲身の交換が必要になった。

 だが、これらの難点は魔法を使えば解決できる。宝物庫から弾丸は直接自動転送し、電磁加速砲に改造。様々な付与魔法やこの世界の金属を日本とユーリ達の製法で更に鍛えて使う事で耐久度も大幅に向上。弾丸も魔法を込めた魔弾を用意した。 それに基本的に砲身だけ宝物庫から出して使えばいい。全体を出す時は長距離射撃の時だけだろう。命中は幼女戦記みたいにシュテル達に着弾観測をしてもらえばいい。乗員もチビット達で補える。

 

「ユーリから貰う予定のデバイスは魔法攻撃がメインだからな。物理攻撃は必要だ」

「しかし、ドーラとグスタフの二門とは豪勢だな」

「神山だったか。あそこを砲撃してやるつもりだ」

「待て。それは困る」

「何故だ?」

「あそこに迷宮があるのはわかっているだろう?」

「ああ、シュテルが既に潜って攻略前で止めているらしい」

「そうか……なら、そちらはいいが問題はアソコに俺達を召喚した魔法陣や召喚した時の道具が置かれている可能性がある」

「……砲撃は止める」

「それがいい。それにやるのなら完全な殲滅戦か要塞攻略戦だ。もう一度聞く。本当に必要か? スターライトブレイカー……ルシフェリオンブレイカーがあるのに?」

「……エレオノーレ・フォン・ヴィッテンブルグがかっこよかったから、やりたかっただけだ」

「やっぱりな」

「作ったハジメも楽しみたいだけだろう」

「そりゃ……まあな」

 

 こいつも同類だ。こんな運用が限られている馬鹿みたいな砲台を使う必要なんてない。だが、ロマンがある。故にハジメも作った。

 

「実際、射程はこっちの方が圧倒的に長いから無駄にはならない」

「それもそうだな」

「後必要なのは何か有ったか?」

「衛星だな」

「衛星って……」

「その衛星。できれば地上を攻撃できる軍事衛星がベストだ。まあ、それは後回しだ。流石に作れなかった。ユーリなら作れるんだろうが、デバイス作りで忙しいしな」

「まあ、おいおいでいいだろう。それに下手に打ち上げたら……」

「エヒトに気付かれて落とされる可能性もあるだろうな」

「まだいいだろう」

「ああ」

 

 しかし、ドーラやアハト・アハト。詩乃にやるか? 流石に要らないって言われそうではあるな。とりあえず、ドーラやグスタフが自走できるか試してみる。改造されているので一応はできるはずだ。走れるのはレイライン……龍脈の上限定で、それ以外は馬鹿みたいな魔力でレールを敷かなくてはいけない。

 

「動いた~!」

「たっのし~!」

 

 問題ない事が確認できたので、試射してからステータスを確認して宝物庫に入れる。正直、音がヤバすぎな上に受け止めたらそれなりに衝撃を受けた。手をみれば皮が剥けて肉が見えるぐらいだ。それもすぐに逆再生するかのように治っていったが。

 

「どんだけ硬いんだよ」

「魔力で徹底的に防御力はあげているからな」

「沙条を倒すのには要塞攻略に使う火力程度じゃ駄目か。やっぱ核ぐらいは必要か?」

「魔術的な物じゃないとそもそも効かんし、核でも防げると思うが……」

「神代魔法か概念で攻めるしかないか。というか、これ以上に硬くなるわけだし……」

「まあ、いいじゃないか。それよりも……」

「ああ、そうだな」

 

 音は結界で防いだはずなのだが、皆がやってきたので宝物庫に仕舞って移動する。移動する場所は外へと繋がる魔法陣がある場所だ。そこでやる事は一つ。

 

「ボク達はこれから地上に打って出る! 地上では大変な苦難が待ち構えているだろう! でも諦めないで! ボク達なら必ず──って、話を聞いてよ!」

「だるい」

「めんどい」

「ヒドイ!」

 

 アストルフォの演説をスルー。だって、それよりもやらないといけない事があるからな。まあ、アストルフォは後で思いっきり遊んでやるから待っててもらう。

 

「少し待っててくれ。その前にやる事があるからな」

「は~い」

「沙条、ほら」

「ああ、ありがとう。助かる」

 

 ハジメから綺麗な箱を受け取り、アストルフォを除いた皆に並んでもらう。アストルフォは後でやるが、別な物だ。なので、ユーリの前にしゃがみ込んで目線をしっかりと合わせて見つめ合う。

 

「ユーリ、愛してる。これからもずっと俺と一緒に楽しく過ごし、俺とずっと一緒に居て欲しい。どうか受け取ってくれ」

 

 ユーリの左手を手に取って、ハジメから受け取った神結晶で作り上げた指輪を薬指に嵌める。

 

「わぁ~ありがとうございます! エンゲージリングですね!」

「そうだ。まあ、婚約指輪と言った方が正確かもしれないが……」

「エンゲージリングでいいですよ。私からも、いえ、私達からも指輪のプレゼントがあるんです」

「そうです」

「うむ」

「受け取りなさい」

 

 全員がそれぞれ声をかけてくれる中、ユーリが代表して俺の指に指輪を嵌めてくる。

 

「これは?」

「デバイスの収納リングです。ここからデバイスを呼び出して展開します」

「それぞれが独立したデバイスだからか」

「はい。デバイスの待機形態にすると無くなっちゃいますし、皆さんと相談するとそれは嫌だという事で、こういう形にしました」

「そうか。ありがとう。とっても嬉しい」

 

 泣きながら皆を抱きしめていく。皆も答えてくれるので、全員にちゃんとそれぞれ違う言葉をかける。ルサルカなんて、嵌めてあげたら泣き崩れた。本当に嬉しがってくれたようで良かった。鈴達も嬉しそうに見ているし、一度外してしっかりと裏面の名前を確認している。間違いがないようにしたので大丈夫だ。美遊の分も用意してあるが、そちらは首にかけるペンダントにして俺が持っておく。ハジメの方もユエに告白してしっかりと左手の薬指に指輪を嵌めている。

 

「ず~る~い~」

「アストルフォにはペンダントだ」

 

 丸い球体で系統樹が描かれたペンダントだ。その中心には地球儀が嵌められている。

 

「ボクも指輪がいいな~」

「左手薬指以外に嵌めるならいいぞ」

「む~まっ、いっか。マスターとお揃いならそれで我慢してあげるね!」

「ありがとう」

「その代わりかけて~」

「わかったよ。何時もありがとう。アストルフォのお蔭で助かっているよ。これからもよろしくな」

「うん! ボクに任せて!」

 

 このペンダントは俺とアストルフォ専用だ。なので、納得してくれると嬉しい。

 

「さて、我とシュテルはオルクス大迷宮の管理の為に残る。レヴィ、そちらは任せたぞ」

「任せて!」

「何か有れば呼んでくださいね」

「うん!」

 

 シュテルとディアーチェはここに残る。もっとも、シュテルとディアーチェは別の端末がチビットとしてついてくる。本体はここで大迷宮の管理とデバイスや技術の開発だ。大迷宮をこのまま放置するわけにはいかない。俺達以外の誰かがここに到達されると非常に困るからだ。それが白崎や八重樫、清水達なら構わないが、それ以外は排除しないといけない。そんなわけでディアーチェには大迷宮の管理をしてもらう。

 

「まあ、そう言っても基本的に夜は戻ってくるんだけどね」

「楽だね~」

「うん。転送装置、便利だよ」

 

 用意するコテージとかには既に転送装置を組み込んである。ここに転送されるように設計されているので、俺達は基本的に交代で戻ってくる予定だ。

 

「あの、もう南雲達行っちゃったけど……」

「あ~ほんとだ!」

「先越された!」

 

 急いで転移魔法陣に乗って外に出る。暗い洞窟の中で、そこから外に出ると足場がなくてそのまま落ちて行く。落ちた先ではハジメとユエがうさ耳美少女に抱き着かれながら泣かれていた。何故かかなりボロボロだったが、もしかしてハジメがしたのか?

 いや、それはないな。もしそうならどれだけ手が早いんだって事になるし。

 

 

 

 

*1
戦闘用大型トライク。原型はUEFの量産型兵器だが、フォボスの手によってエンジンを戦前のものに換装してある。馬力が異常に高いらしく、普通の人間がまともに走らせるのは困難を極める。フロントカウルは走行中に取り外すことができ、内蔵されたグリップを保持して剣として扱える他、機銃を2門装備している。

*2
同じオレンジのラインが入っているブラックトライクで、ゲームではナナが使う物だ




「やっときましたね! おねがいします、助けてください!」
「断る」
「そんなぁ~」

ほぼ原作通り。


やばい。気づいたらうたわれに五万課金してた。これも全てカミュとムツミが悪いんだ。いや、戦犯はピックアップでもないのに来るエルルゥ様でしたが。もう持ってるのに二枚、きましたからね。五万であたった新規はココポ、カルラ、ムツミ、カミュでした。被りはエルルゥとクオンだったかな。ちなみにカミュ狙って引いた二万で前二枚。ムツミで三万。ラスト残った3000でダメもとで引いたらカミュが来てくれました。

清水君ヒロインアンケート 人になるます

  • 波の鳥 フ
  • 謳の鳥 コ
  • 空の鼠 ク
  • 深海のナニカ レ

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