織田3大軍師と恐れられた男〜女性ばっかの戦国時代で種子島で成り上がる   作:焼肉定食

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交渉(強制)

その後、相良が同じく士官しようと織田信長だと思われる人に士官しようとすると

 

「はぁ?信長って誰よ。私の名前は織田信奈よ。」

 

俺も名前が変わっているのは驚いたがそれでも、まぁこんなこともあるのかと俺は苦笑する

まぁ結局猿扱いされて飼われることになったんだが。

 

「これからどうするんだ?」

「あんたは敬語は?」

「生憎知略や戦略を伝えるときはそういうことが邪魔になるからな。生憎正式の場以外では控えさせてもらうぞ。」

「……それもそうね。しかし軍師希望ってことでいいの?」

「どちらかというと内政官よりで。戦場も出てもいいけどな。独学で結構やってきたけどな。ちゃんとした戦を学んだ人の意見も聞いておきたい。」

 

いくらか戦国ゲームをやってきたがちゃんとした戦場に出たことはない

 

「そうなのね。」

「親父の時からこうやってぶらぶら歩きながら戦場を遠目に見てたんだよ。今回巻き込まれただけなんだけど。親父の知略が面白くてな。よく合戦の勝ち負けを賭けていたんだよ。」

「ふ〜ん。それじゃあその親父さんの勝率は?どれ位よ。」

「十回やって一回外せばいい方じゃないか?俺も十回やって二回外せばいいくらいだし。」

 

 

と適当にでまかせを言っておくと

 

「んでそっちはどうなんだよ。次の予定は?」

「そうそう今川軍が邪魔をしたせいで、すっかり遅れてしまったわね」

 

俺たちが連れて来られたのは山奥の池の畔だった

 

「こんな池に何しに来たんだ?」

「ほらほら、いいからとっとと水を汲むの!」

「……は?」

 

俺はキョトンとしてしまう。

 

「お前何を言っているんだ?そうしたらこの辺りの水源はどうするんだよ。」

「あんた、ほんとにこのへんの者じゃないのね。この『おじゃが池』にはね、龍神が棲み着いてるって噂があるのよ。それで、これまで村人たちが池に人柱として乙女を沈めたりしてきたワケ」

 

人柱か。つまり神道と呼ばれるものの一つだろう。

 

「迷信深い村なんだな」

「まったく、神だの仏だのなんているわけないのにね。そんなもの、人間の頭の中に棲み着いてるだけの気の迷い、要は幻じゃん」

「幻でもしんじていればそれはその人にとっては本物だろうよ。」

「どういうことだ?」

「迷信でも伝記に伝えてあったり。宗教でも日本でも神道と仏教二つあるだろ?」

「……そうなのか?」

「お前知らなかったのか?昔今の清から伝わってきたのが仏教。そして神道は古代日本に自然発生的に生れたとされて今の天皇家にも大きく関わっているのが神道だ。言うなれば寺が仏教で神社が神道ってわけなんだよ。」

「「へぇ〜。」」

「……お前ら頼むから。それくらいの知識は持っていてくれ。」

 

俺がジト目で二人を見ると

 

「は、ほら、六の隣に女の子が立ってるでしょ? あれが今年の生け贄、人柱なワケ」

 

信奈が指さす先に、確かに青白い顔をして震えている和服の美少女が一人立っていた

 

「……あ、あの子を沈めるんだって、もったいない。」

「そうよ。だからわたしが、この村の愚民どもに教えてやるのよ。池の底に龍神なんて棲んでいないってね。でも、そのためには池の水を全部汲み出す必要があるでしょ?今川の連中が邪魔さえしなければ、大勢の男手を使って汲み上げられたんだけど……」

「汲み上げる必要はないだろ?」

「「えっ?」」

「つまりは助けることが目的なんだろ。それならちゃんと村人に命を賭けさせればいい。」

 

俺はばっさりいうと全員が俺を見る

 

「どういうことだにゃ?」

「だってあの子に命を賭けさせてまで龍神を信じているんだろ。というよりもここの家の水を抜くこと自体が間違えているんだよ。お前ら以外にもそのため池の下流にいる村まで全部この池から水を引いているんだろ?逆にあんたら年貢の取り立てに応じることできなくなるだろうが。」

「……あっ。」

 

信奈は少し驚いたようにしている。すると村人が目を伏せる。

 

「どっちにしろお前らはここの池の水を抜いてでも龍神がいると確かめたいのなら別だし龍神様がいる証拠を出してくれれば俺たち文句は言わない。言い伝えはあるけどこのままでいったら多くの女が死ぬ。もし、今のお前らは犠牲にならなくても、将来の娘が犠牲になるのかもしれないんだぞ。」

 

すると若者の目がするとハッとすたようにする

 

「それにあんたらだってそうだ。自分が犠牲にならないからって人を死なせていいのか?神の貢ぎで人柱はやめろ。これは命令だ。」

「しかし。」

「もしこれ以上ごちゃごちゃするんだったら、強制的にあの池の水を抜いてしまうぞ。……それでいなかった場合は池から流れている下流の村の危機にもなるんだ。……いたならば俺は切腹するけど、もしいなかった場合は懲罰を受けることを覚悟しろよ。」

 

俺は軽く殺気を出すと全員が黙りこんでしまう

 

「これにて人柱はやめろよ。もし今後やるようなら……しっかり罰則を受けることを覚悟すること。じゃあな。」

 

俺はきっぱり答えを出し踵を返す

 

「……これでいいか?」

「え、えぇ。」

「御触書にちゃんと神の貢ぎものに人柱を使うことの禁止を立てろ。貢物なんかイノシシや自分たちで作った作物やお酒とかでなんとかなるだろうが。」

「お前すごいな。あんな方法で村人たちを黙らせるなんて。」

「昔からのしきたりを重視しているだけであいつらは龍神を信じてはいないんだよ。信じていないけど昔からやっているだけで実際はいないと思っている。」

 

俺はため息を吐くと少女が近づいてくる

 

「あ、あの。」

「ん?」

「ありがとうございました。助けていただいて。」

 

あ〜礼を言いにきたのか

 

「……ん〜まぁ。あまり気にするなよ。こういうのは慣れているし。」

「い、いえ。それでも命を助けてもらったので。」

「……はぁ。……しゃーないな。まぁお礼は受け取っておく。」

「あの、お名前は。」

「伊藤浩介。」

「伊藤様ですね。あなたのお名前は一生忘れません。ではまたどこかでお会いしましょう」

 

と真っ赤にした頬を染めながら立ち去っていった

 

「くそ〜!!」

「相良。お前思ったことを口にするのをやめろよ。少しは考えてからもの言え。」

「……でも、いいことしたあとって結構気分いいわね」

 

まぁこれくらいの手柄だったらすぐにあげられるんだけどなぁ

 

俺は苦笑しながらため息を吐いた。

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