魔法少女リリカルなのは~邪神転生したので原作崩壊させます~ 作:croto
アリシアの救出とプレシアの病の治癒、プレシアとフェイトの和解の後、大事な事を思い出した。
それとプレシアたちに言われたのでフルネームではなくファーストネーム呼びになりました。
「あ、プレシア。これ」
「何かしらって、これジュエルシードじゃない!?」
「ここに来る途中で邪魔されたやつから奪った」
転生者が襲ってきた時に交戦して、その時にデバイスの中からこっそりレイジングハートに移したんだがデバイスも本人も気付かなかったようだ。
「でもまぁ、これはもう要らなくなったのよねぇ」
「そ、それでも危ないものなんだから集めなきゃね」
「フェイト、貴女は優しいのね。こんなに優しいフェイトを私はどうして、」
「もう!その事はもういいでしょ!!」
どうやらこのプレシアもイノセント時空のように親バカのようだった。
フェイトの優しさに自己嫌悪を起こすプレシアは見ていて中々面白いが少しは押さえて欲しいものだ。
「これで残るは7個、場所はもう把握しているから回収しますか」
「あら、わかっていて何で回収しなかったのかしら?」
「他人の住宅と海底にあるからするに出来なかったのよ」
「でもアルさんの結界なら問題ないんじゃ」
「貴女の結界?何、それは?」
「貴女たちの使う結界は魔力を持つ人なら範囲にいた場合巻き込まれるけど私の結界はそれすらも弾くように構成しているのよ。
そもそも原理からして魔導師の使っている魔法と私の使っている魔法は別物なのよ」
違いで言えばリリなのの封時結界とシャナの封絶くらいの違いで、魔法と魔術みたいな違いでしかない。
「じゃあ、私はジュエルシードを回収してきますから学校の手続きはしておいてください」
「えぇ、そうね」
「!学校に行けるの!?」
「えぇ、ミッドチルダだと色々と不味いからこの世界の学校に通うことになるわ」
「やったぁ!」
「だ、大丈夫かなぁ?」
「フェイトは心配性ね。アリシアもいるんだから大丈夫よ」
「う、うん。そうだよね」
学校に行けることが嬉しいのかアリシアは全身で喜びを表現しているのと対象に、フェイトはその性格からか若干怯えてはいるがアリシアと一緒という事で大丈夫なようだった。
こうしてみると身長ではフェイトの方がお姉さんみたいに見えるが性格的にはアリシアの方がお姉さんみたいに見えるのが少し面白い。
そんな彼女たちを傍目に私は転移魔法で月村すずかの家に向かう。
月村邸に着いたと同時に結界を張りジュエルシードを探すと意外にも直ぐに見つかった。
が
目の前には何故かなのはちゃんがいた。
「あれ?なのはちゃん?」
「え!?アルさん?!」
どうやらなのはちゃんの方も偶然の出会いにビックリしているようで驚いていた。
どうやら今日は月村邸に遊びに来ていて結界に巻き込まれてしまったようだった。
改めてこのなのはちゃんの結界の効果をすり抜けるような力はレアスキルかもしれない。
とことん原作との差違が出てきますね、彼女には。
私はなのはちゃんにジュエルシードについて話し、いつまでも結界に置いておくわけにもいかないので結界を解除する。
「ごめんなさいね?」
「い、いえ!私はアルさんに会えて嬉しかったですし、あ!そうそう、私、今は翠屋でお手伝いをしてるんです。
まだ皿洗いとか水を出すくらいしか出来ませんけど、いつかケーキを作ってアルさんに食べてもらうんです!」
「そっか。じゃあ、なのはちゃんの夢は先ずは私にレアチーズケーキを食べさせることだね」
「はい!」
「じゃあ、また今度ねなのはちゃん」
「はい!」
偶然にも高町なのはの状況を確認できたので見つからないようにその場から離れる。
幸い、監視カメラの外だったため私のことはバレないと思う。
気分もいいので最後の海のジュエルシードを回収したら翠屋に行ってシュークリームとレアチーズケーキを買おう。
そう思いながら目的の場所にショートジャンプする。
今まで色々な力を使ってきているが邪神の力が便利すぎて堕落しそうになることがある。
好きな場所に移動できたり、他人の記憶を改竄できたり、他人に成り済ますことだって可能だ。自身の影を拡げればそれから補食も出来るし本当になんでもありが過ぎて実はつい数年前まで暇つぶしにとある管理世界を崩壊させたことすらあった。
必要ないと言われて渡されたジュエルシードも食べて今は何処にもないし邪神になった原因で感情が分からないときもあるし、不便だったりと色々とあるが感情の揺らぎは極僅かしかないので気にならない。
さて、こんな回想をしている間にも海底のジュエルシードは暴走させるまでもなく海底に潜り封印状態のままで回収が出来た。
さて、庭園に戻る前に翠屋に寄りましょうか。
カランカラン
「いらっしゃいませ!」
「どうもこんにちは」
「あ、アルさん!お久しぶりです」
「なのはちゃんから聞きましたよ。店の手伝い頑張ってるって」
高町家についても名前呼びにするようになった。
まぁ、桃子さんがそう呼べって言ったからとりあえずそう呼んでいるだけですが。
「えぇ、アルさんのことを気にいったのかなのはったら"アルさんのためにレアチーズケーキの作り方教えて"なんて言ってきたから先ずはクッキー作りから教えているのよ」
「そうなんですね。なのはちゃん、皿洗いとかお冷出したりくらいだって言ってたけどクッキー作ってるんですね」
「あ、もしかして内緒だったのかな?
じゃあこの話は聞かなかったことにしてくれるかしら?」
「えぇ、私は今の話を聞いてません」
「ふふっ」
「あははっ」
どうやらクッキーを作っていることは内緒で、なのはちゃんはサプライズで私にクッキーを渡すつもりだったようなのでクッキーの話は聞かなかったことにした。
「それで、今日は何にしますか?」
「レアチーズケーキ20個とシュークリーム5個で」
「相変わらずレアチーズケーキ好きね。それにしてもシュークリームって珍しいわね」
「実は昔の知り合いと偶然会いましてね。最近こっちに越してきたみたいで、それだったらオススメの店のオススメのケーキが一番かなって」
「あら、嬉しいわね」
「まぁ、レアチーズケーキの15個は自分用ですが」
「それは、最近来ていなかったから?」
「まぁ、そうですね」
そんな風に会話が盛り上がっていると今度は美優紀さんがやって来た。
「お久しぶりです、アルさん」
「久しぶり」
「いやぁ、それにしてもいつ見ても不思議ですね。その見た目でお母さんとほぼ同い年だなんて。最近は"アレ"があったのにそれよりも若く見えるんですから不思議ですね」
「ねぇ?うらやましいわぁ」
アレとは魔力のことであるが、見た目は20代、下手したら10代後半に見えるのだが実年齢は桃子さんと1つしか違わないその容姿は私の魔力が原因だったり、邪神故の容姿だったり、色々原因はあるが特に後者は内密である。
そんな話をしている間に桃子さんがケーキの入った箱を持ってきたのでそれを受け取ると一言、"また来ます"と言って店を出る。人気の少ない場所に移動してからテレポートで庭園に転移すると意外にもアリシアとフェイトが待っていた。
「おかえりなさい!」
「お、おかえりなさい」
「はい、ただいま」
「あれ?その持ってるのは?」
「あぁ、お土産。私のオススメのケーキ」
「ケーキ!?わーい!」
「え、と。いいんですか?」
「えぇ、夕食の後にデザートとして皆で食べましょ?」
アリシアは素直に喜び、フェイトは不安そうにだが喜んでいたのでサプライズは成功だろう。
そして夕食後のデザートにケーキを出すとアリシアは待ってましたと言わんばかりにウキウキしていて、フェイトは未だに遠慮しがちに"ほ、本当にいいんですか?"と言っている。
アリシアとフェイトはレアチーズケーキとシュークリーム、一つずつで十分なようだったがレアチーズケーキを一人で約二ホール分ほど食べている私を見て何故かその場にいる全員から微妙な目で見られた。
食い意地張ってそうなアルフにさえも変だと言われ、挙げ句プレシアにさえ、"レアチーズケーキキチね"何て言われた。
失礼だなぁ。私はただ、レアチーズケーキが好きすぎるだけなのに。
人、それをマニアやキチ等と呼ぶ。