魔法少女リリカルなのは~邪神転生したので原作崩壊させます~ 作:croto
時の庭園
私がアースラにお邪魔してから数日後、アリシアとフェイトは私立聖祥大付属小学校に編入することになった。
表向きにはイタリアから親の都合で引っ越してきて進学校であるこの学校に入学したことになっているが、実際には私が情報改竄をして彼女たちが居てもおかしくないようにしている。
そもそも、私自身が別次元から来ているわけでその時から改竄はやっていた。
そろそろ私の過去と私のことについて話そうか。
あの時、私は深淵を覗き、深淵に覗かれた。
前世の私の名前は流々家 鮮華
中学生だった私は当時流行っていた異世界転生ものの小説を読み漁っていた。だから私は闇のように暗い空間に居たときは喜んだ。
"これは異世界転生だ"と。
そして、ナニかに声を掛けられた。
天使か神かは分からなかったけどこれはチートを貰って無双ができる。そう考えながら振り向いた。
そんな考えはその存在を見た瞬間消え去った。
そこにいたのは混沌だった。
何かの動画で見たような触手やその見た目、嫌でも分かってしまった。
それは邪神だった。
『ニャルラトホテプ』
クトゥルフ神話trpgに出てくるなんでもありの邪神。
よく美少女やイケメンとして出て来てAPP18、容貌が二次元染みた見た目として出てくるヤツ。物語の大体はこいつが黒幕である。
そんな存在を見た私は発狂した。
発狂して、気絶し、その間に私はナニかをされてニャルラトホテプの分身みたいなモノになった。
もしかしたら私は元々ニャルラトホテプの分身だったのかもしれない。
でもそんな考えはもう意味はないだろう。
何故なら私は知識として、体として、その能力として、ニャルラトホテプになってしまっていた。人と邪神の記憶は入り交じり、知識を直接脳内に埋め込まれ、SAN値、正気度は無になった。
次に目が覚めたときには生まれ変わっていて、その時の年齢の5才で両親を殺していた。
それもそうだ。今の私はニャルラトホテプ(のような存在)であり、今の状態は生活がしづらい。
『時空管理局』なんてものが私を探していたことでこの世界が『魔法少女リリカルなのは』の世界だと認識した。
両親を殺した後は見た目を20歳位の女性に変えて、違う世界に移動した。詳しい容貌を話すならイメージとしては『ネームレス・カルト』の"新堂鮮花"もしくは"ドッペルさん"をイメージすると良いだろう。
オススメの作品である。
不思議なことに前世の記憶も持ち越しているからなのか、貰った力を試してみたくなり、つい、いくつかの次元世界を消してしまった。
その中には原作やゲームで出てきた世界もあった気がするがそれは今は良いだろう。
他にも面白半分に大火災、爆発事故を起こしたり、神話生物のミ=ゴみたいに脳ミソを取り出したり、色々やった。
色々やって、そのスペックを確認したあとは原作キャラに会ってみるのも良いと思い、地球に移り住んだ。
その時に名付けた私の名前は全てクトゥルフ神話関係のものであり、命名理由は別にない。強いて言うのなら分かりやすくするためである。
ん?誰にかって?
それは恐らくいるであろう他の転生者にだよ。
さて、地球に移り住んでからは割りと平穏な日々を過ごした。
私がそんな事を言うのはおかしいと思うだろうが、人と邪神が混ざっているのだそんな事もあるだろう。
そんなこんなで原作開始の時期になり、ある一つの事を知った。
天使が私を殺そうと転生者を何人か送ってきたのだ。
転生者がいるのは予想出来ていたが私を殺すためとは予想出来なかったな。
でも、面白くなりそうなことは間違い無いでしょうね。
どんな奴等かは分からないがそれじゃあ、と面白そうだったので何となくで原作を崩壊させることにした。
計画としては
1、主人公の高町なのはを魔法に関わらせないこと。
2、プレシア、アリシア、フェイト・テスタロッサの運命を変えること。
3、闇の書もとい夜天の書の破壊。
4、原作の未来キャラの運命改変。
取り敢えずはこんなところだろう。
まぁ、計画実行のために情報収集をしていたらキャロ・ル・ルシエは次元世界ごと消えていたし、ティアナ・ランスターは私が起こした爆発事故に巻き込まれて兄と一緒に死んでいた。
興味がなかったから別にどうでもいいとしか思わなかったが別の意味で未来の原作崩壊させてしまったので少し楽しみがなくなってしまった。
闇の書に関しても転生者が破壊したみたいだが私が知らない間に転生者に干渉していたようで、その転生者の八神はやて愛は狂気的になっていた。
やることが少なくなってしまったことは少し残念だが今後の転生者の反応が楽しみだった。
あぁ、やっぱりなのか。
今の私は人間的な思考と邪神的な思考が混ざって思考も行動も支離滅裂になってしまっている。
そして、その考えも滅茶苦茶なものになっている。
嫌な考えと面白い考えが混ざって本当に『気持ち悪い』。
さて、そんなわけでここからは原作開始からの話。
アニメの通りにジュエルシードは降ってきた。
それを確認すると私は準備に取りかかった。
高町なのはの実家を中心に正三角形になるようにシルシを付け、詠唱で結界を作り魔方陣を作成。これは計画1の高町なのはを魔法と関わらせない為の人避けの結界である。
結果は何故か高町なのはは結界に侵入、人避けにしたからなのかフェレットもいた。
これには私も興味が湧いた。フェレットはその体だからか侵入出来ても対して違和感はないが高町なのはが侵入してきたのは予想外だった。
私はジュエルシードの変貌体を呪文で操り、封印魔法を回避、そのまま高町なのはを襲わせ自作自演の恩人を作り上げた。
その後、高町なのはを言いくるめ彼女の自宅に行き、説得によって家に上がらせて貰った。
高町なのはがいない間に魔法について説明し、危険なことと家族に訴えながら信用させる。
ついでにレアチーズケーキについて語ると若干引かれてしまったのはご愛敬。
レアチーズケーキは至高の食べ物である。
高町なのはが戻ってきてからは支配に近い形で魔法から遠ざけ、言いくるめと信用で彼女の首筋にエルダーサインを刻印し、彼女の動向を監視出来るようにした。
さらに、とあるアーティファクトを渡して魔力を封印させつつ、防御結界を張れるようにする。
フェレットは邪魔だったので食べてしまったが些細なことである。
あぁ、これも原作崩壊に繋がるな。
落ちてきたジュエルシードは全て回収したかったが金髪の転生者が一つ持っていったので安全策として月村邸と海のジュエルシードは後回しとなってしまった。
その後、フェイト・テスタロッサに出会うまでは周囲の散策と翠屋にレアチーズケーキを買いにいく程度しかやることがなかったからか、結構暇を持て余し図書館に行ったりしていたがそこで八神はやてと(恐らく)二人目の転生者が一緒にいたため、心理学で見てみるとその二人の精神状態は面白いくらいに狂気的だった。
転生者はあれから変わらず八神はやてに対する愛が狂気的になっていたし、それに付随して八神はやても共依存的に壊れていた。
フェイト・テスタロッサに出会うとジュエルシードと信用でプレシア・テスタロッサに会えるようにしたが、アルフはその動物的本能からか私を敵視しているようだった。
私が人間じゃないことに気づいたのだろうか?
まぁ、それは置いといて。
時の庭園に向かう途中、金髪の転生者が邪魔をしてきたが適当にあしらうついでに転生者のデバイスからジュエルシードを貰っていく。レイジングハートは機械修理でただのデバイスに戻したが、以外にもこのデバイスはアーティファクト並みの性能を持った物体だった。
時の庭園に入るとプレシア・テスタロッサから何しに来たのか尋ねられたので簡潔に答えるとあっさり通してもらえた。
アリシア・テスタロッサの体を見ると面白いことにアリシア・テスタロッサが幽体離脱していた。
ただの幽体離脱なので私なら簡単に戻せるが面白さを優先して、"長い期間魂が外にいたからか体は使い物にならなくなっている。外見では無傷に見えるが中が駄目になっている"的なことで言いくるめ、私の分身体にアリシア・テスタロッサの容姿を乗せて支配でアリシア・テスタロッサの魂を中に入れた。
邪神の記憶は消しておき、アリシア・テスタロッサが魔力事故から生き返ったように見せる。
その後、テスタロッサ家の復縁を行い外面では狂っていた母親が改心し、姉の蘇生と妹の誕生という感動的物語が出来上がった。
友好的になるためにファーストネーム呼びをするようにし、危険物であるジュエルシードの残りの回収をするため月村邸に行くと、高町なのはと遭遇した。やはり彼女の結界をすり抜けるソレは面白い。
面白いと言えばもう一つ、プレシア・テスタロッサが私の名前が偽名だと見破ったのには少々驚くが気にしないようにした。
それと、本当のアリシア・テスタロッサの体は原作の位置ではなく別の場所に保管されている。
是非そのアリシア・テスタロッサの体を解剖したいくらいだがソレをしてしまうのはいけない気がする。
話が逸れたが高町なのはと適当に話をしつつ高町なのはの状況を確認し、夜の一族に見つからないようにその場を離れる。
夜の一族についても原作と違う箇所がいくつか見つかった。まず、そもそも夜の一族が吸血鬼の名残ではなくシュブ=ニグラスの関係だった訳である。
これには私も"原作どこ行った"と困惑したものである。
なんで分かったかというと高町なのはの監視で聞いた会話の節々にシュブ=ニグラスの話が出ていたからだ。
もしかしたらアリサ・バニングスにも何かあるのではないかと思ってしまう。私の楽しみは増えた。
その後、海に着くとそのまま素潜りで海底のジュエルシードを回収、21個集め終わったので記念として魔力源になるので食べるように吸収しジュエルシード21個全てを取り込んだ。
楽しみが増えて気分がいいためお土産にシュークリームを買いにいくと、時間帯だからか人はあまりいなく、店員たちは暇にしていたので注文をしながら高町桃子と会話をする。
魔法を知ったからか美人に磨きが掛かっている高町桃子と見た目では私と同年代にしか見えない高町美優紀が私を羨んでいると会話をするがここでは34歳となっている私の実年齢は実は20に満たないので複雑である。
商品を受け取ると人目のつかない場所に移動し、時の庭園に戻った。
その日のデザートに食べていたレアチーズケーキの数を見たテスタロッサ家がレアチーズケーキバカだとか何とか言ってくるが気にしない。
翌日、ジュエルシードを回収したことから管理局、アースラに救難信号を送る。
すると面白いくらいにすぐに来た。どのくらいかというと当日である。
ただ、サーチャーで監視、偵察しているだけなのかどこにいるのかまでは分からなかった。
が、転生者なのか一つのサーチャーが明らかに高町なのはが関係する場所を探していることに気づき、翠屋にサーチャーを飛ばした瞬間消し飛ばした。そして、その転生者特有の魔力を追跡する形で魔力痕を探すとある空間に違和感があり、解析するとそれがアースラであると判明した。
早速私はアースラに乗り込むために転移した。
『こんにちは』
そんな感じにアースラ局員の後ろから声を掛けると面白いくらいに警戒体制に入られた。
何者かと聞かれたので"プレシア・テスタロッサの協力者"で"アル・ルフクゥト"だと答えると、会話から偽名であると知られたので過去に名乗っていた呼び名を並べる。すると面白いように表情が変わり、更に警戒された。
アザカ・ルルイエ
五歳の時に初めて犯罪者になったときの名前で両親の殺害とソレを追ってきた管理局員の傷害。
この時は本名がバレている
ナコト・セラエノ
数年前に起こした爆発事故で次元犯罪者指定になったときの名前でこの時にティアナ・ランスターが死んだ。
名前の由来はナコト写本とセラエノ断章
ミ=ゴ
興味本意で脳の解剖をしていたが居場所がバレて捕まえる直前に転移したときの名前でこれが切っ掛けで原作にも出てくる三脳についても詳しくなる。
名前の由来はそのままミ=ゴ
ナルラトテッフとH・P・ラヴクラフト
前者は暇潰しに次元世界を壊して遊んでいたときの名前で後者は同時期にマッチポンプとして作り上げた管理局最強の『無敵の執務官』と呼ばれている地球出身者でギル・グレアムと同じ管理外世界から来たとする名前。
名前の由来はニャルラトホテプとクトゥルフ神話の作者
関係性を尋ねられたので素直に、率直に、簡潔に、『私が犯人だ』と答えると、その人物像とその時の光景を想起したのか一人、エイミィ・リミエッタがその嫌悪感からか吐いていた。
他にもクロノ・ハラオウンはガタガタと震えていたり、リンディ・ハラオウンは『嘘だ嘘だ』とブツブツ呟いていた。
SAN値チェック、1D10/1D100
エイミィ・リミエッタ、成功の3減少
クロノ・ハラオウン、成功の1減少
リンディ・ハラオウン、成功の5減少
つまらないくらいにつまらない結果だった。
内心ため息を吐きながら用が済んだのでその場から再び転移し時の庭園に戻る。
まぁ、後ろにいた転生者が発狂したから良しとしますか。
さて、次は何をしましょうか。
読んでくださりありがとうございます。