武装神姫-ようこそ、神姫工房へ!-   作:鞍月しめじ

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第十七話「嵐の夜」

「三奈さん!」

 

 工房前に車を停め、和己は店の前で佇む三奈へ声をかけた。

 自身の神姫を連れ去られてしまって途方に暮れているのか、彼女の反応は鈍かった。

 

「しっかりしろ、ミナ! 話は聞いた。ヤツがどこに向かうか、何か言っていなかったか!?」

 

 ラフィカもまた、和己と一緒になって三奈へ問う。まっすぐに、彼女の目を見て。

 

「分かりません……。ただ『モニカにF1チャンプを倒せる力を』っていって、無理矢理に……」

 

 三奈にはもう、前を向く気力は無かった。自分の力不足をただただ嘆くだけだ。

 

「篠山さん、ウチは話のわかる同僚に連絡を取ろうと思います。警察として言いますが、無理はしないように頼みますよ」

「お願いします。こっちもルーシィを捜します。きっとアイツらの近くにいる」

 

 和己と神宮司は互いに頷き、神宮司はすぐに工房から車を発進させた。

 問題は三奈だ。和己も動かなければならないが、彼女を放って出ていく訳にもいかない。

 

「三奈さん、助手席に。まずは前に見た、P.O.M.のショップに行こう」

 

 御堂の行き先の手懸かりが無い。そうなっては、関わりのありそうな施設に総当たりでぶつかる他に無かった。

 三奈をポルシェの助手席に乗せ、和己は車を発進させた。

 

「……私、御堂さんがそう言ってモニカを連れていこうとした時――実は、ちょっと喜んだんです」

 

 道すがら、信号待ちをしていると唐突に助手席で三奈が語った。

 

「置いてきぼりになった気がして。和己さんがこうして戦うのは、きっと長い神姫バトルの経験があって。だから、私にもっと力があれば……貴方を店に連れ戻せると思って」

 

 両ひざに乗せた手を固く握りしめて、「でも」と三奈は続けた。

 

「でも、私にそんなこと出来なかった。一人で店を続けるのも大変で、お客さんは和己さんがいないって分かったら帰っちゃう人も居て」

 

 信号が青に変わる。ダッシュボードに座るラフィカとミレイユは、フロントウィンドウに雨粒が落ちるのを見つけた。

 

「私に、工房シノヤマは務まらない。モニカを一人で助けにも行けない。マスターも、店員も失格ですよね……?」

 

 そう話す三奈の声は、微かに震えていた。小さく嗚咽する彼女の顔は見ず、だが神妙な表情を見せた和己。

 

「俺だって、F1チャンプに一人でなれた訳じゃない。ラフィカと一緒に、必死で駆け上がったんだ。最初から強かったわけじゃない」

「ウソですよ。ミィに出した指示でさえ、あんなに戦えるのに」

「最初は歩くので精一杯だった。ラフィカにも怒られたな」

 

 雨のひどくなる街中を走り続けながら、和己は微かに苦笑する。ラフィカは雨粒を目で追いながら、マスターである彼と同じ様に苦い笑いを見せていた。

 

「そんなこともあったな――」

 

 ラフィカがしみじみと思い返そうとして、だが言葉を遮った。

 目の前には一度工房にやってきたシルバーの高級セダンが路上駐車されている。

 場所はP.O.M.のショップ、そのすぐ近くだ。

 

「ヤツが近くにいる。カズミ、見に行こう」

 

 ラフィカの提案に和己は頷き、車を停め、運転席のドアハンドルに手を掛けた。開けようとして、不安げに和己を見つめる三奈へ彼は振り返り告げる。

 

「工房だって、一人じゃあれだけの人を捌けやしない。貴方が居てくれたから、今の店がある。もし辞表とか出しても、俺は認めませんからね」

 

 毅然とした口調で三奈へ告げ、和己はそのまま車を降りた。

 ミレイユはダッシュボード上から真っ直ぐに三奈を見つめている。彼女から見た三奈は、まだ動転しているように見えた。

 

「信じましょう。和己なら、モニカもルーシィも見つけてくるわ。あの二人ならね」

「そうだね。……うん」

 

 俯く三奈。彼女はまだ納得していない様子だった。

 

 □

 

「きゃあ!?」

 

 ピンク色の神姫が路地から弾き出される。素体は傷だらけで、立つことも儘ならないほど痛め付けられていた。

 それでも、彼女は震える腕で無理矢理に上半身を持ち上げる。

 

「……まだ立つんだ」

「三奈さんに、約束したんです……! 連れて帰るってッ!」

 

 叫ぶ神姫。アーティル型のルーシィは、その前方に立つ黒い神姫を睨み付けた。

 赤い瞳、紫色の髪。そしてアーマーと武装。それから何より禍々しい目付きが、ルーシィを射抜いていた。

 

「目を覚ましてッ! モニカさんッ!」

「うるさい」

 

 モニカと呼ばれた黒い神姫は必死の呼び掛けを冷たく一蹴すると、起き上がろうとしたルーシィを足蹴にして胸部を踏みつけ、地面へ押さえ付けた。

 首筋へライトセイバーを突きつけ、モニカは踏みつけた足でルーシィを踏みにじる。

 全身を巡る死のプレッシャーと痛みに耐えながら、それでもルーシィは呼び掛けた。

 

「何が貴方をそうさせるんですか!? マスターはそんなことしろって――そう、貴方に命令したんですかッ!?」

 

 言葉に反応を見せたのか、赤いビームで形成された刀身がぴくりと震えた。

 

「黙れ……。黙ってろッ!」

 

 何かを振り切るような怒鳴り声が響いた。

 続けざま、モニカがライトセイバーを振り上げる。足は変わらずルーシィの身体を押さえつけていた、彼女に逃げる事は出来ない。

 ルーシィには、不思議と時が経つのが緩やかに見えた。迫る死を前にしながら、後悔は無いように思えた。マスターに棄てられた自分を拾い、匿ってくれた人間。そんな人間に出会えて最期を迎えるならと、そう思えた。

 いや、ダメだ。ルーシィは思い直す。

 

(イヤ……! 私、まだ約束を果たせてない。死にたくない、死ぬわけにはいかないのに! もう……!)

 

 手遅れだ。刃は正確にルーシィの首筋を狙っていた。斬首の直前を待つ罪人とは、こんな気持ちか。ルーシィには永遠に分からないかもしれない人間の気持ち。

 目を瞑って、意識が断ち切られるその一瞬を待った。三奈へ詫びながら。

 

「失せろッ!」

 

 不意に響いた声。それから激突音。ルーシィが目を開けると、そこには黒いアーンヴァルではなく、白いストラーフが居た。

 

「ラフィカさん……?」

「すまない、遅くなった。良くやったな。休め、ルーシィ」

 

 刀を携え、ルーシィを見遣るラフィカ。彼女がモニカを攻撃していたようだった。

 

「ダメです……」

 

 身体は限界だ。それでもルーシィは身を起こす。事情を知らないラフィカに、モニカの相手をさせてはいけない。

 黒いアーンヴァルは“モニカ”だ。単なる個体名ではなく、間違いなく三奈の神姫であるモニカなのだ。伝えなければ。

 

「ラフィカさん。あのアーンヴァルはモニカさんです。理屈は分かりませんけど、間違いありません」

「追跡していた君の言葉だ、信じるが……」

 

 ラフィカは前方で武器を構えるモニカを真っ直ぐに見つめる。背部武器ユニットも含め、あちらはフル武装だ。対してこちらは刀一本。一撃を貰えば、そのまま逆襲されかねない。

 

(……武装はインストール済みだが、ブランクがあるな。それに、あれが本当に彼女なら手加減しなければ。あたしに出来るか?)

 

 和己は来ていない。千日への連絡のため、わずかに遅れている。だがそれだけの相手だ。気迫からして、既にかつてのモニカではない。

 気を抜けば逆にやられる。だが全力を出してはモニカを破壊しかねない。

 しかし、ラフィカは心に決めた。

 

「全力でお前を連れ戻すッ!」

 

 武装を呼び出し、装備する。発光と共に現れた巨大な背部ユニットには複腕が備わっていて、自身の背丈より遥かに巨大な太刀とガトリングガンを内蔵したパイルバンカーがそれぞれ、その片腕ずつにマウントされている。

 背部ユニットの複腕に太刀を握らせ、ラフィカは脚部装甲の具合を確かめる。その装甲ユニットは彼女の背丈を底上げし、そのお陰で巨大な武器と背部ユニットは地面と干渉しない。普段より高い視界は、F1バトル決勝戦以来だ。少なくとも、断片的に残されたメモリーはそうなっている。

 

「掛かってこい」

 

 武器を構え、ラフィカはモニカへ目で示した。やってみろ、と。

 恐らくモニカの変貌ぶりはチートの類いだろう。ストラーフ狩りの話が出回り始めた辺りで、チートプログラマーの影があるのは分かっていた。もし読みが当たれば、今から戦うモニカはメイド杯で見たモニカですら無い。

 ――もっと別な何かだ。

 

「やっと本気でぶつかっても壊れないのが来ましたね。飽きてたんですよ、そのアーティルを苛めるのも」

「壊れるか壊されるか、問答は後にしろ。あたしは全力でお前とぶつかるだけだ」

 

 モニカとラフィカの言葉の掛け合いも終わり、モニカが先に動いた。

 街灯の微かな明かりに、血のように赤い軌跡が走る。

 

「てやぁッ!」

 

 軽やかなライトセイバーの一撃。ラフィカは短刀(コーシカ)で受け流すと、握った複腕の拳でモニカを殴り飛ばす。

 思ったより衰えてはいない。ラフィカは僅かながら、手応えを覚えていた。

 

「……やりますね」

 

 いくら当たったとはいえ、モニカからは微塵もダメージを感じられない。PDWマシンガンを手に、彼女はスラスターの速度による機動戦へ切り替える。

 ラフィカもブーストを用いて高く飛び上がると、ガトリングガン(ローク)による掃射で動きを妨害し、(コート)による空中からの急襲を試みる。

 モニカは寸前でバック転を行い、刃をかわす。直ぐ様にライトセイバーによる連斬でラフィカの体勢を崩すと、彼女はラフィカに体勢を立て直す暇も与えぬように次々と攻撃を打ち込んでいった。

 

「くぅッ!」

 

 F1チャンプの神姫であるラフィカですら抑えるので精一杯のスピードとパワー。非武装のルーシィには、一体どれだけのダメージになったかなど想像も出来ない。

 

「がら空きッ!」

 

 手の内で翻したライトセイバーの柄をラフィカの腹部へ打ち付け、吹き飛ばす。

 直ぐ様にビットを放ち、ラフィカが地面へと落ちるその前に射撃、斬撃をありったけ叩き込んだ。

 

「ぐあぁッ!?」

 

 あまりのダメージに、ラフィカが悲痛な叫びをあげた。地面に叩き付けられ、水溜まりに身を沈める。

 起き上がるにも、想定外のダメージに関節が言うことを利かない。

 もがいていると、路地の奥から人間が一人姿を見せた。だが、和己でなければ千日でもない。勿論、三奈でもなかった。

 

「あのF1チャンプを弄ぶとは、今回のツールは当たりだな」

「御堂か……!」

 

 身体を起こし、雨水を滴らせながらラフィカは不敵に笑う御堂を睨み付ける。

 

「ストラーフ狩りの犯人はお前かッ!?」

「私は指示に従っていただけだ。肩書きを利用し、君たちをテリトリーに迎え入れる。もっとも、邪魔が入ったが」

 

 リーメスの事だろう。彼女のことは、御堂も知らなかったようだ。

 そうなると、問題は誰の指示だったのか。

 

「誰の指示だ」

 

 ラフィカが訊ねるも、素直に答えるなら彼もこんな手段を取りはしないだろう。答えは案の定だった。

 

「やれ、モニカ。君ならF1チャンプを超えられる」

「……はい」

 

 御堂が去っていく。ラフィカが追おうとすると、直ぐ様モニカが立ちはだかった。退くつもりは微塵も感じられない。

 

「チッ……」

「さぁ、蹂躙して――」

 

 モニカがビームサーベルを振り回し、構えようとした刹那だった。

 銃弾が一発、モニカとラフィカ、二体の間に着弾した。

 

「誰!?」

 

 モニカが上空を探し、ラフィカとルーシィも周囲を探る。

 そこに居たのは、飛行ドローンから狙撃銃を構えるリーメスだった。

 

「遅くなった! 大丈夫か、ラフィカ!」

 

 次いで、和己も現場へと駆け付ける。ラフィカの表情に、少なからず余裕が戻り始めていた。

 

「遅い、マスター。モニカを止めるぞ」

「モニカ……あれがか」

 

 元々のモニカを知っていれば、その豹変ぶりは信じがたいものがある。だが、そこに居るのは間違いなく和己の大事な同僚であり友人の、その神姫だった。

 

「敵が増えたって同じよ。人間ごと潰してやるッ!」

 

 レールアクション。モニカにもインストールされてしまったらしい。超常的な速度でラフィカへ接近すると、彼女の反応よりも早くビームサーベルを突き入れようとする。

 

(クッ……避けきれないかッ!)

 

 ラフィカはダメージを承知でカウンターを狙うが、不意に左肩が後ろへ引かれた。

 攻撃は外れたがラフィカはそのままバランスを崩す。その代わりにモニカへ飛んだのは、あろうことかただの拳だった。

 

「ずっと寝てなんかいられない。私だって、三奈さんに約束したんだから! こんなときだから……根性、根性、テラ――根性ッ!」

 

 ルーシィがラフィカの前に立っていた。傷だらけの身体で、それでもふらつかぬようにしっかりと。

 

「上等……ッ!」

 

 ならば生意気な口を叩くより早く、ルーシィを破壊してしまえ。モニカの内に埋め込まれた何者か(チートプログラム)がそう囁く。

 レールアクションを発動し、瞬時にルーシィへ近寄る。今度はPDWマシンガンで、至近距離から蜂の巣にしてやるつもりだった。

 しかし、それは叶わなかった。

 

「シャイニング……ナッコォッ!」

 

 入れ替わりに拳がモニカへ叩き込まれたのだ。

 たった一発のパンチ。しかし、その一発はモニカの顔面を正確に捉え、重苦しい武装パーツ諸ともルーシィは彼女を殴り飛ばして見せた。

 

「くッ! バカな……!?」

 

 人間であれば眼前に星が飛ぶとでも表現するのだろう。神姫である彼女には、カメラ機能異常のノイズとしてそれが現れている。

 膝をつき、立ち上がることすら儘ならないモニカ。意表を突かれ、そして想定外のダメージを受けた。

 顔をあげれば、そこには自分を睨むルーシィが居た。

 

「モニカッ!」

 

 更に人間の声。モニカが声のする方向へ顔を向けると、そこには一人の女性が居た。

 その姿を見て、モニカは目を丸くする。

 

「マス……ター。違う……ちが、う――」

「違いません。貴方のマスターです、モニカさんッ!」

「マスター……マスター? う、ウゥゥゥ!?」

 

 もんどりうって苦しみ始めるモニカ。頭を押さえ、やみくもに武器を振り回している。

 上空をドローンで飛んでいたリーメスが装備を外し、地面へと着地すると、右手を苦しむモニカの額に添えた。

 

「少し寝ていろ」

 

 ばち、と音がした。小さな静電気のような、微かな光が暗闇に走った。モニカは急激に意識を失い、地面へと倒れる。

 そこへ、三奈がすかさず駆け寄った。

 

「モニカ……モニカッ!」

「安心していい。メモリに負荷を掛ける前に、強制シャットダウンさせただけだ。メモリなどに障害は出ない」

 

 リーメスはそう語るが、理屈が分からなければ不安になるのは当然だ。眠るモニカを抱き寄せ、決して手放そうとはしなかった。

 

「大丈夫なのか。これで、モニカが元に?」

 

 ラフィカが問う。しかし、リーメスは残念ながらとかぶりを振った。

 まだやることがあるのだ、と。

 

「内部のプログラムを解析して、余計な物を削除しなければこのままだ。それは千日に任せてくれ」

「本当に戻るの……?」

 

 不安げな三奈。リーメスはきっぱりと返した。

 

「戻る。幸い、彼女のチートは元々アーンヴァルMk.2に多数見られたバグを利用したような物だ。変色の理由は分からないが、少なくとも人格データは戻せる」

 

 だから、安心してくれ。リーメスは気難しそうな表情を綻ばせ、三奈へ微笑みかけた。

 

「今、千日に変わる。ライドオンしてるんだ」

 

 リーメスが語ると暫し静寂が訪れた。そして、再び彼女が顔を上げる。

 

「悪いな、遅くなった。ドローン準備してたり、ライドオンギア(R.O.G.)の準備したりな」

「戻せるんですか、リーメスの言うように」

 

 口調の変わったリーメスへ、和己が問う。ライドオンはマスターを特殊な機器を以て、神姫と同一化させる。ある意味、二つの人格が一時的に存在する事にもなる。

 違和感はあったが、そこに千日の姿が無くとも耳と目があるのは間違いないようで、リーメスが代わりに肯定として頷いた。

 

「一応、働いてた警備会社じゃアーンヴァルが制式でね。中に暴走する個体もいたから、データの内部は粗方把握してる。問題は……」

 

 意識の無いモニカを胸元で抱き締める三奈を、リーメスは見上げた。無意識だろうが、三奈はモニカを奪われまいと身体へ強く引き寄せる。

 

「モニカを預からなきゃならない。この場では出来ないからな」

「でも……」

 

 やはり、三奈からの応答は渋い物だった。当然だ、リーメスも千日も三奈とは会ったことがない。P.O.M.での襲撃事件の後、予定通りに工房へ顔を出していれば、もう少し印象も違っただろうが。

 ただ、千日もその辺りは予測していたのだろう。幾つかの提案をしてくる。

 

「不安なら、マスターに付いてきてもらう。もしくは、何処かに俺が機材を持って出張する。クレイドルさえ出してもらえるなら、そっちのが良いだろう」

「よし。なら藤堂さん、機材を持って工房へ来てください。俺達も見届けさせてもらう」

「分かった。一旦引き上げるから、今日はおとなしくしていてくれ。御堂が逃げた事も気にかかるからな」

 

 モニカとの戦いで、現れた御堂は逃してしまった。あまり長い間留まれば、疲弊した所に次の手を打たれかねない。

 リーメスと千日、双方の案だろう。和己は皆の顔を見渡して、それから皆揃って頷いた。

 

「よし、じゃあ後で」

 

 和己、ラフィカで神姫たちに集合を掛け、三奈にも声をかける。彼女も特に抵抗する事無く従った。

 リーメスは再びドローンに飛び乗ると、何処かへと飛び去っていく。千日の元へ戻るのだろう、和己と三奈は暫くそれを見送って、車へ戻る。

 

 眠ってしまったモニカの表情は優れない。苦しみに悶えるようなその姿は、マスターである三奈には耐え難かった。

 だが、今はとにかく千日の手を借りるしかない。ラフィカを直したプログラマーの手懸かりも、結局既に無いのだから。




お疲れ様です。そしてお久しぶりです。
武装神姫BC、稼働しましたね。皆様はプレイされたのでしょうかね。

今回はモニカがテンペスタに。イメージとしては武装神姫MAのカグヤです。
プログラム異常についてはホラ、やんばるがあるから……。

次回もまた、よろしくお願いいたします!
シャイニングナッコォッ!
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