ちっちゃいガイガンになってた   作:大ちゃんネオ

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鳴風うづき様、誤字報告ありがとうございます。
なんなんだろうダイジェストな友達って…
連続投稿ッ!
無印編を畳むべく、俺はただひたすらに…書くッ!
翼さんとマリアさんとピー助の三角関係を早く描きたいんや!
そんなんだから展開がなんか強引になるんだよ…


残酷な現実、懐かしき夢

 殻を破り現れたガイガン。

 それは以前、ネフシュタンと相対した時の…

 あの時は暴走をしたが…

 しかし、私には分かる。

 今のピー助は、いつものピー助だということが。

 

 

 

 

 

 

 

 システム正常、各部に異常なし、出力は形態変化前と比較し80%向上。

 いける。

 目の前にはデュランダルを振り下ろす響ちゃん。

 だが、遅い。

 

「ッ!?」

 

 右腕の鎌でデュランダルを弾く。

 デュランダルさえ手離させればいい。

 デュランダルに丸ノコ、ブラデッド・スライサーを放つ。

 体勢を崩していたところに飛来するブラデッド・スライサー。

 デュランダルに命中し、響ちゃんはその衝撃からデュランダルを手放した。

 

「あ、あれ?わたし、は…」

 

 響ちゃんは元に戻り、気を失ってしまった。

 倒れる響ちゃんを抱き止める。

 これで終わ…ッ!!!

 咄嗟に後ろに飛び退く。

 さっきまでいた地面に桃色の鞭が突き刺さっている。

 これは…

 

「かなり能力が向上しているようね。デュランダルと真っ向からやりあえるなんて」

 

 フィーネ…

 やはりお前か。

 電柱の上からこちらを見下ろしている。

 響ちゃんを地面にそっと置いて奴の元へ。

 

「かつて…カストディアンの中に怪獣を排斥しようとしたもの達がいた。しかし、怪獣の力は並大抵の物ではなく計画は難航していたというが…」

 

 なにを話して…

 あ…

 

『お前は怪獣を殺すための怪獣!私の手駒!』

 

『裏切り者が味方だと?信用なるかよ』

 

『俺とお前…いいコンビだぜ…』

 

 この記憶は…

 前より鮮明に…

 

「お前を対怪獣用として造り、怪獣を狩ろうとしたらしいが…お前は裏切り、怪獣側についた。しかし、怪獣は星の力が弱まるにつれて姿を消していった…」

 

 何がいいたい!?

 

「いいえ?私の計画はデュランダルを手に入れたことで完遂した。けれど―計画をより盤石なものにするために、駒を増やす」

 

 駒を増やす…だと?

 一体なにを…!?

 こ、これは…体が…動かない。

 フィーネの意識が流れ込んできて…

 

「サイコトロニックジェネレーター…これは生物と心を通わせるなんていう優しい物ではないわ。これは、生物を人間の支配下に置くための物よ…既にこれを撃ち込まれているあなたは―私の忠実な駒というわけよ!」

 

 意識が…飲まれていく…

 これは…

 ごめん、翼ちゃん…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 奴が…フィーネ…

 動こうにも先ほどのデュランダルの一撃が効いているらしい。

 しかし、何とかして動かなければ…

 ピー助になにか語りかけているようだけど…

 なにか、ピー助の様子がおかしい…

 ピー助がゆっくりとこちらを振り向き、その赤い単眼から光線が放たれた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「立花!雪音!無事か!」

 

 瓦礫から這い出て、みんなの無事を確認する。

 

「あぁ…なんとか…」

 

「翼さんも無事ですか!?」

 

「ええ…」

 

 だけど…なぜピー助が…

 

『全員聞こえるか!?』

 

 司令からの通信…その声色に私は不安をおぼえた。

 

『ノイズが出現した…場所はリディアン音楽院だ。至急こちらに戻ってきてくれ!』

 

 リディアンということはつまり、二課本部直上。

 それにこの時間ならたくさんの生徒が学校に…!

 

「そんな、リディアンに…すぐに行かなくちゃ!」

 

 立花の言葉に頷きシンフォギアを纏い、駆け出す。

 ピー助、フィーネのこともあるが…今は防人としての務めを果たさなければ…

 

 

 

 

 

 

 意識が飲まれて、朦朧として…

 自分が闇に溶けていく…

 俺は…俺とは…

 自分が失くなっていく。

 このまま、分解されていって―

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「おい…おい!どうしたんだよ、ボーッとして。機械の故障か?」

 

「ん…いや、ちょっと頭を空っぽにしていただけだ」

 

 仲間…相棒であるメガロの声で現実に引き戻された。

 なにか、夢を見ていたような気がするけど…どんな夢か忘れてしまった。

 

「なんだよ頭空っぽにしてたって。お前はいつも頭空っぽだろう?」

 

「なんだと」

 

「やんのかぁ!」

 

「やめてください二人共…折角、いい隠れ家が見つかったというのにそんなことしたら奴等に見つかってしまいます」

 

 そう言って俺達を制止するモスラ。

 モスラは怒らせると怖いからな、やめておこう。

 怪獣のケンカなんて辺り一面大惨事になるから折角見つけたこの地下に広がる大空洞まで崩落させかねない。

  

「そうは言ってもよぉ。いつまで隠れてりゃいいんだ?早いとこあいつらをぶっ飛ばしちまえばいいだろう」

 

「それはいけません。彼等は人々に怪獣への憎しみを植え付けています。今、下手に動けば彼等の思うツボです」

 

「そんな悠長なこと言ってっからいつまでも成虫になれねえんだよ…」

 

「なんですって?」

 

 あ、モスラがキレた。

 あぁ糸がメガロに…

 さっきまでケンカを止めていた聖女は今や素が出て、ただの不良娘へと…

 

「悪かった、悪かったって…謝るから許っ…!んんー!」

 

 あぁついに全身ぐるぐる巻きに…

 容赦ないなぁモスラ姐さん。

 虫怪獣対決は今のところ0勝7敗でメガロが負け越している。

 余計なこと言うから…

 

「全くガイガンを見習ってほしいですね…物静かで。沈黙は金ですよ」

 

 いえ、喋るとボロが出るから黙ってるだけです…

 さて、メガロに巻きつかれた糸をほどいてやるか。

 ほどくっていうか、切るっていうのが正しいけど。

 

「ぷはー!あ、あと少し遅かったら息出来なくて死んでた…」

 

「余計なこと言うからだ」

 

「そうですよ」

 

「はいはい悪かったよ…バトラが避けるのも分かるぜ」

  

 ボソッと小声で悪態をつく。

 バトラが避けるのも分かるけど今それを言う必要ないだろ…

 またぐるぐる巻きの刑だぞ!

 

「あん?」

 

「いえ!モスラさんこそ怪獣界の聖女だと、そう言ったのであります!」

 

 はあ…全くこいつは…

 ムードメーカーだけどトラブルメーカーだからなぁ…

 

「さあ、今日はもう遅いですし休みましょう」

 

「俺も疲れた寝る…」

 

「じゃあ俺は見張りしとくよ」

 

 この体になったことで睡眠は必要なくなった。

 二人をしっかりと休ませて万全の状態を保たせないとな。

 ただでさえこんな暗くてジメジメしたところにいるからストレスだって溜まるだろうしな。

 さて、大空洞の入り口まで来て丁度いい大きさの岩に座る。

 この時代の空は広く、星の光を遮る物もない。

 空気も澄んでいて…むしろ、美味しいッ!

 …な、なんだ今のは…急に今のセリフを言わなければならないような気がしたが…

 変なプログラムとか組まれてないよな…?

 そうだとしたら奴等め、俺を造るのにかなり遊んでないか?

 いや、変なこと考えてないでちゃんと見張りをしよう…

 いや、見張りをするというのは建前だ。

 本当は、この空を見たくて見張りをするなんて言っているのだ。

 よく分からない、別の世界に連れてこられて、ガイガンにされて…だけど、ここは地球なのだ。

 空は変わらない。

 空は、いつの時代も、どんな天気でも、空は空なのだ。

 だから、俺は空を見上げる。

 何もかもが違うこの時代の地球でも、空だけは俺がいた時代とは変わらないのだから。




オマケ 擬人化ガイガン2

翼「ほらピー助、お風呂に入るわよ。まだ人の体に慣れてないでしょうから洗ってあげるわ」

ピ「いや、それは…」

翼「どうしたの今さら?これまでもお風呂には一緒に入ってきたでしょう?」

ピ(言えない…まだ自分の裸を見てなくて、自分の胸部装甲を見たら興奮で鼻血出すかもなんて…それに翼ちゃんより大きいからショック受けちゃうかも…)

翼「…斬る」

ピ「ピ!?」
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