ちっちゃいガイガンになってた   作:大ちゃんネオ

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昨日一日は久しぶりに小説書くのを休んでいました。
たまにはね…
毎日投稿とも言ってないからね…
週5本投稿出来ればいいかなって…
あ、別に病気とか病んだとかじゃないから!
至って健康体だから!
みんなも健康に気を使おう!
え?本編?
これは筆を乗せるために書いた話なんや…
え?ラブコメガイガン?
そっちは不定期かな…本編進めたいしみなさん首を洗って待ってて(意味が違う)
これがクリスちゃんルートだと思って読んで(愉悦)


番外編 クリスちゃんの家でお泊まり

「それでは雪音、ピー助を頼む」

 

「はいはい…エサさえ与えとけばいいんだろ?」

 

 翼ちゃんがなんか歴史の番組だかなんだかで京都でロケをするとかでクリスちゃんに預けられることになった俺氏。

 クリスちゃんはめんどくさそうにエサ与えとけばいいんだろ?とか言ってるけど目が輝いている。

 二課のみんなは知らないだろうけど俺とクリスちゃんが二人きりになるとすっごい可愛がられるもん。

 他の人が来ると興味無さそうにするけど。

 可愛がってるところを見られるのが恥ずかしいのかな…

 …それよりも、いつまで翼ちゃんは俺を離さないんだろう。

 

「おい…そろそろ離せよ。仕事遅れちまうぞ」

 

「いや、そういう雪音こそ離したほうがいいのでは?こんなところ見られたらこのマンションの住人に不審がられる」

 

「あたしに預けるっていったのお前だろ!?いいからさっさとピー助を離せ!」

 

「やっぱり辞めた!エサあげとけばいいなんて思ってる奴には預けられない!ピー助一緒に京都へ行くぞ!」

 

 京都に行きたいのはやまやまなんだけど待機要員として残ってないといけないし…

 ごめんね!

 

「翼さんそろそろ出ないと新幹線間に合いませんから行きますよ」

 

「い、嫌です!私はピー助と一緒にいなければならないんです!ピー助…ピー助ぇ!!!」

 

 緒川さんに引きずられ、日本を代表する歌姫はこの場を去った。

 そんなヒロインみたいに名前を叫ばないでよ…

 土曜日の朝早い時間なんだから。

 近隣住民の方の迷惑になってしまう。

 もし、こんな姿を見られたら風鳴翼が残念な女だってことが世間にバレてしまう。

 まあ、最近バラエティに進出してちょっと残念な女の片鱗が垣間見える時があるのでバレるのは時間の問題だと思う。

 ちなみに翼ちゃんの出ている番組とかは全部録画し出来ることならリアタイ視聴している。

 バラエティの時は腹を抱えて笑っている。

 もちろん翼ちゃんのいない時に見てるぞ。

 翼ちゃんは機械オンチだから録画とかしないし、そもそもテレビも見ないから録画していることもバレないのだ。

 

「ふー…ようやく行ったか」

 

 ようやく行ったよ。

 

「さて、朝飯でも食うか」

 

 食べるー!

 

 

 

 

 

 

 テーブルに広がる光景に俺は目を疑った。

 刺身、肉、サラダ、スープ、お好み焼き…

 なんだこのごちそうは…

 ここが楽園か…

 

「いやー変な時間に目が覚めちまって久しぶりに本気だして朝飯作ったんだけど気合い入れすぎてあたし一人じゃ食べきれないわー(棒)ピー助食べていいぞー(棒)」

 

 いただきます。

 とにかく食べる、食べる、食べる。

 

 ちなみにこの朝食は久しぶりかつ合法的にピー助を家に連れ込める(泊める)ことが出来るという事実にテンションの上がった彼女が調子に乗りすぎて用意したものである。

 防人の影に隠れがち…そもそも隠しているが雪音クリスもまたピー助LOVE勢だった。

 フィーネに加担していた時に出会い、その愛らしさに絆され、一晩を共にした(意味浅)存在…

 フィーネを裏切り、二課に所属してからはあれやこれやと忙しくあまり可愛がることも出来ていなかった。

 それがついに…我が家にお泊まりしようというのだ。

 テンションが上がらずにいられようか。

 楽しみにし過ぎて眠ることが出来ず、深夜から明け方にかけてずっと料理をしていたのである。

 そして、自分が作った料理を食べるピー助を視姦…もとい眺めるクリス。

 絶対に他人に見せられない顔をしていた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 けぷっ…

 食べ過ぎた…

 よくよく考えたら朝からこんな量とメニューはアカンよ…

 

 ソファの上で転がるピー助。

 なんやかんやであの量を食べきり、お腹がふくれるどころか丸くなっていた。

 

 あれ…仏壇…

 そっか、初任給で買ったものか。

 それにしても仏壇とは…クリスちゃんって仏教徒なんだ…

 ん?

 ちょっと待て。

 今の発言リピートしよう。

 クリスちゃんって仏教徒なんだ…

 クリスちゃんって仏教徒…

 クリスチャンって仏教徒…

 はい!ピー助じゃあ…ないとぉ!!!

 って、ダジャレになってないがな。

 まあクリスちゃんの中の人はラジオでダジャレばっか言ってるしいいか…

 

「なんか失礼なこと考えてないか?」

 

 なにも考えてません!

 いや、なんか変な電波を受信しただけなんや…

 なんだよクリスちゃんの中の人って…

 

「それよりも…っと」

 

 クリスちゃんがソファの隣に座ってきた。

 それが…地獄(ピー助視点)の始まりだった。

 

『撫でられ地獄』

 

 とにかく撫でられる。

 撫でられるのだ。

 別にただ撫でられるだけなら問題ない。

 問題は…撫でられ過ぎと長すぎるということ。

 もともと人間だった頃からくすぐりに対して人一倍耐性がなかったもので普通の人なら大丈夫な場所もダメだったのだ。

 それはガイガンになってからも変わらずで普通に撫でられる分には良くても…くすぐられるのはダメ、本当にダメ。

 クリスちゃんのは撫でる…撫でるのだがそこにくすぐりが混じる。

 本人は撫でてるだけのつもりなのだが…

 とにかくくすぐったいのだ。

 そもそもクリスちゃんの手自体がくすぐったいというのもあるんだが…

 首筋を撫でられ…っ!

 そこは…ダ、ダメぇ…

 

「今日は誰もいないからな…撫で放題だ」

 

 クリスちゃんは俺を膝の上に乗せた。

 ここからが地獄…

 さあ、地獄を楽しみな!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 ツバサチャン…ツバサチャン…

 

 朝のニュース番組が昼のバラエティ番組になるまで続いた撫でられ地獄はピー助をエ○漫画で無理矢理されてしまったヒロインのように変えてしまった。

 思い人のことをどんなにされても思い続ける純愛系ヒロインの如く飼い主の名を呟くピー助。

 しかしこれがエ○漫画ならまだ序章に過ぎず、ここからひたすらに快楽の坩堝へと落とされ思い人よりも快楽に流されてしまうNTR物として続くのである…

 

 続くのであるじゃねえよ!?

 誰だ地獄を楽しみななんて言ったやつ!

 地獄を楽しませるほうじゃなく、楽しませられるほうだったよ俺!?

 あぶないあぶない…

 あぶなくサープラーイしちゃうとこだったよ…

 イッテイーヨ寸前だったよ…

 くすぐりは拷問ってホントなんだね…

 またひとつ賢くなりました。

 

「さて、それじゃあ次はベッドで…」

 

 ベッドで!?

 ナニされちゃうの俺!?

 翼ちゃんでもそんなこと…

 あった。

 

「こんにちはー!クリスちゃーん!」

 

 お、この声は響ちゃん。

 

「もう響ったらダメでしょ?合鍵持ってるからって」

 

 未来ちゃんもいるな。

 

「なんだお前らかよ…勝手に入ってくんなよ。折角これからだったのに…」

 

 神よ。

 私はあなたの存在を信じます。

 助けに来てくれたんだ。

 二人は神なんだ。

 ベッドで色々大切なものを奪われそうになる俺を助けに来てくれたんだ。

 

「あれ?ピー助君がクリスちゃんの部屋にいる」

 

「あいつから仕事で家を開けるから面倒見てくれって頼まれてたんだよ…世話なんて押し付けやがって」

 

「じゃあわたし達が預かろうか?」

 

「な!?」

 

 雪音クリスは隠れピー助LOVE勢。

 その名の通り、隠れてピー助を愛でているのである。

 そのため基本的に他人の前では「ピー助?ただの大飯食らいのペンギンだろ?」こんな感じで無関心を装おっているのである。

 そのため立花響と小日向未来の前でさっきのような台詞を言ってしまったのだが…

 

「私も久しぶりにピー助と遊びたいな」

 

「未来はあんまりピー助君とふれあってないもんね」

 

 二人の中で徐々に高まるピー助を連れて行こうという気運。

 このままでは本当に連れて行かれかねない。

 折角久しぶりの二人きりになれる日だというのに…

 家に訪れてしまったものはしょうがない。

 しかし連れて行かれるのはダメだ。

 

「いや、あたしが頼まれたんだ。今日はあたしが面倒見る」

 

 これなら文句も言われまい。

 なんなら責任感のある人だなとも思わせられる最高の一手。

 まさに神の一手。

 

「そうだね…次回はわたし達が預かろう」

 

 よし。

 これでいい。

 ピー助預かりレースに新たなライバル(他のライバルは友里さん)が現れたが今日のためだ。

 次回以降も根回しして預かる権利を勝ち取ればいい。

 

 

 

 

 

 

 

 

 夜になり二人は帰った。

 再び二人きり…

 よし、まずは風呂に入ろう。

 

「こら暴れるな。お前風呂好きだって聞いてるぞ」

 

「ピ!ピ!ピー!!!」

 

 手足をバタつかせるピー助。

 あいつは「ピー助は風呂好きだからおとなしく入ってくれる」とか言ってたけどこの暴れようではとても信じられない。

 まさか…あたしと入るのがイヤなのだろうか?

 だとしたら…

 

 

 

 

 

 

 

 風呂はまずい。

 前回だって煩悩を殺し、思春期を殺し、神様だって殺してみせて我慢したのに二度目はまずい。

 見た目はガイガンだけど中身は若い男だぞ!

 現役JKと一緒に…というか現役JKに風呂に入れられるなんてとんでもないことだぞ!?

 逮捕だぞ逮捕!!!

 なんてのは建前であの胸部装甲を見るのはヤバイ!

 見たいけどダメだ!!!

 モラルが…モラルが消失してしまう。

 翼ちゃん?

 翼ちゃんは別に…

 家族みたいなもんだから欲情とかしないし…

 ん?

 なんか水滴がおでこに…

 

「ピー助はあたしと風呂に入りたくないのか?」

 

 クリスちゃんが泣いて…

 あなたそんなキャラだった!?

 え、ちょ、え。

 俺のせい?俺のせいなの?

 俺が泣かせたの?

 なにこの小学校で女の子泣かせた時みたいな罪悪感は…

 ごめん…

 その…ごめん…

 

「あたしとふろはいらないとゆるさない」

 

 うっ…

 女の涙は武器というのは人生経験から理解していたつもりだったがこれほどだったろうか?

 こうなったら腹をくくるしかない…

 

「いっしょにはいる?」

 

 はいります…

 

「いやいやじゃない?」

 

 ち、違うよー。

 俺はクリスちゃんと一緒にお風呂に入りたい。

 

「あたしのことめんどくさいっておもってない?」

 

 思ってない。

 思ってないよー。

 

「それじゃあはいろう」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 すごかった。

 すごかった(迫真)

 こう、目前に迫るというかそびえ立つというか…

 巨大な建物…ダムとかを間近で見たような気分だ。

 

「ふぅ…さっぱりした」

 

 髪を乾かし終わり、牛乳片手に立つクリスちゃん。

 その牛乳が秘訣ですか?

 あとで翼ちゃんに教えてあげよう。

 

 

 

 

 

 

 

「あ、危ないじゃないですか翼さん…普通の人なら真っ二つでしたよ…」

 

「いえ、なにか失礼なことを言われた気がして…打ち合わせの続きをしましょう」

 

 

 

 

 

 

 ふぁ~…

 眠くなってきた…

 そろそろ寝よ…

 さて、ソファで寝るか…

 

「おい、どこで寝てるんだよ」

 

 ふぇ?

 

「こっち来いよ…」

 

 え。

 いやぁそれはさすがに…

 

「いっしょにねたくないのか?」

 

 寝ます。

 寝させてください。

 

「よし」

 

 ソファからベッドへと向かって…

 よいしょと…

 

「来たな…今夜は寝かさねえからな」

 

 さっき「一緒に寝たくないのか?」って言ってたじゃないですかぁー!

 

「こら、逃げるな」

 

 いやぁぁぁぁぁぁ!!!!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「すまないな雪音。ピー助は元気か?」

 

「元気も元気。うちの食材食い荒らされたよ。なあピー助?」

 

 ツバサチャン…ツバサチャン…

 アッツバサチャンダァ…

 

「なんだか目に光がないが…」

 

「そうか?元からこんなだったろ」

 

 ツバサチャンアノネクリスチャンノオッパイノヒケツハネ…

 

 ピー助は壊れた。

 このあと翼と一緒にお風呂に入るまで壊れたままだった…




なんで俺が書く女の子はめんどくさくなるの…

オマケ 擬人化ガイガン ショタver

翼「ピー助が小さい男の子に…!」

マリア「翼!私にも見せなさい!」

ピ(性別はあってるからこっちのがマシかな…)

翼・マリア「じゅるり…」

ピ(別の危機が訪れてる!?)

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