ちっちゃいガイガンになってた   作:大ちゃんネオ

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ラブコメガイガンたくさんの投票ありがとうございました!
300以上の投票にまさかここまで投票してくださるとはと驚きが隠せません。
そして結果は…300票以上の投票でその半分の票を占めたクリスちゃん当選です!
まさか響、翼相手にほぼダブルスコアとは…
みんな胸部装甲(クリス)ちゃんが好きなんすねぇ…
ラブコメガイガンは近日投稿します!
お楽しみに!


こちらピー助。敵アジトに潜入成功任務を開始する。

 俺はあえて捕まることで相手の情報を得るという危険極まりない任務に挑んでいた。

 そして…

 

「ホントにかわいいわねぇ」

 

 むぎゅう!

 く、苦しい…

 

「このままアタシ達のペットになるデスよ!」

 

 むにゅ。

 この程度なら…

 

「切ちゃん私も…」

 

 ストン。

 …………

 

 なんと危険極まりない任務なんだろう。

 奴等はこうやって俺を拷問することで情報を得ようとしているが逆に俺がそちらの情報を入手してやる…

 今は耐えるんだ。

 耐え抜いて、この任務を成功させて帰還するんだ…

 

 そんな妄想してないと煩悩に負けてしまいそうになる。

 そういう点で言えばノコギリピンクこと月読調は味方であると言えた。

 色々と堕落しそうになるが彼女のおかげで現実に引き戻して正気に戻してくれる。

 何故かと言えば、俺はロリコンではないからだ。

 美人系の人…大人な感じの人が好みなのでなんだろう…月読調は色々萎えさせてくれるのだ。

 鎌緑こと暁切歌は見た目には似合わないものを持っているせいで危うく堕ちかけるが…

 悪いなキッズ共。

 俺の相手をするならあと5歳は年取ってこい。

 

「…私の時だけため息を吐かれるのは何故?」

 

「きっと落ち着くんデスよ!」

 

 落ち着くといえば落ち着く。

 この固さは俺の寝床と同じくらいだからな。

 こうして三人から可愛がられるようになってからあまり時間は経っていないが気づいたことがある。

 この三人は世界を相手に宣戦布告するテロリストなんてのは柄ではない。

 皆、年相応の少女(一名二十代がいるが)である。

 本当にこの子達は敵なのか?

 そう思わずにいられない。

 

 ちなみにピー助は知らないが、ピー助の存在が彼女達の癒しとなっており自然とアニマルセラピーを行っていたのである。

 彼女達も知らず知らずのうちに結構なストレスがかかっていたことも相まってピー助は天然アニマルセラピストとなっていたのだ。

 余談だが、この天然セラピーを受けた防人が重い愛をピー助に向けるようになったのはみなさんもご存知のこと…

 

「おや、三人共お揃いで…あとへんちくりんも一緒ですか」

 

 この男…ウェル博士だったか…

 こいつが今はソロモンの杖を持っているから是非とも強奪もとい取り返したいのだが…

 

「へんちくりんじゃないわ。この子はピー助よ」

 

「所詮はネフィリムのエサ…名前なんて必要ないでしょう」

 

「ピー助はエサなんかじゃないデスッ!」

 

 そうだそうだ!

 俺はエサなんかじゃないぞ!

 

「ピー助は私達のペット」

 

 君達のペットでもないけどな。

 

「マムから聞いてないの?この子は計画に必要となるかもしれない存在なのよ。駒は多いほうがいい」

 

 計画?

 

「確かにそうかもしれません…しかし、ネフィリムのエサとなる聖遺物の欠片は二課に回収されたことですしエサとしてそこのヘンテコが最有力候補になるのは当然でしょう」

 

 むう…

 こいつら的には優先度が高いのはネフィリムか…

 しかしネフィリムでなにをする気なんだ?

 あんな食欲しかない奴で。

 

「聖遺物の欠片を手に入れることは難しい…」

 

「聖遺物の欠片なんてそこらへんにゴロゴロと転がってるじゃあないですか」

 

 聖遺物の欠片…

 まさか、ギアを食べさせる気か?

 しかしそんな戦力を減らすようなことするわけないだろうし…

 

「だったら私が奴等の持ってるシンフォギアを…」

 

「そんなのダメデス!」

 

「マリアが力を使う度フィーネの魂がより強く目覚めてしまう。それはマリアの魂を塗り潰してしまうということ。そんなのは絶対ダメ」

 

 フィーネ?

 マリアがフィーネ?

 ?????

 ちょっと待て。

 話が分からなくなってきた整理しよう。

 フィーネは確かなんたらとかいう力で転生できるだかなんだかで…了子さんがフィーネの魂の器になった。

 で、今の話からすると新しいフィーネの器がマリアだということ?

 一人悩んでいるうちにネフィリムのエサ…翼ちゃん達のシンフォギアを切歌と調が奪うとか言い出してそれで決定となったけど…

 どうやって奪う気なんだろうか?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 リディアンは学園祭…『秋桜祭』の当日を迎えていた。

 新校舎に移転して例年通り実行できるか危ぶまれていたけどなんとか開催できたという素晴らしい日なのであるが…

 

「あの翼さん…本当に大丈夫なんですか?」

 

「立花…大丈夫だと言っているだろう。心配し過ぎだぞ」

 

「心配ですよ…だって、呪い(まじない)同好会なんてのに入部して朝から晩まで世界中の呪いを研究してるっていうじゃないですか!!!!」

 

 わたしと翼さんがいるのは呪い同好会の展示発表が行われている理科室。

 なにやらよく分からない文字や気味の悪い展示物が理科室を侵食している。

 

「翼さんはね期待の新人なのよ。入部から三日で依頼をこなせるように…」

 

「依頼ってなんですか!?」

 

 理科室の一番奥の席で水晶とにらめっこ…一緒に来ていた未来を占っている呪い同好会部長。

 前髪が長過ぎて顔が見えないし、本人も前が見えているのだろうか?

 未来は何かいいことを言われたらしく喜んでいるようだ。

 呪い同好会はこの部長と翼さんのみで構成されている。

 

「案ずるな立花。私が受け持つのは全て相手が悪い場合の依頼だ。呪いはすごいぞ。先日、婚約破棄された女性がやって来てだな…」

 

「聞きたくない!聞きたくないですぅ!呪いなんて覚えて翼さんは何になる気ですか!?」

 

「無論、フィーネを名乗る組織の装者達を呪いピー助を奪還することだ。毎晩寝ずに世界中の呪いをかけている…あいつらの髪の毛一本でもあればより強い呪いがかけられるのだが…」

 

 もうダメだこの人。

 いや、分かってたことだけど。

 なんでこの人はピー助君が絡むと残念になるんだろう。

 

「響~すごいよこれ!私も呪い同好会入ろっかな」

 

「絶対ダメ!!!」

 

 大親友の未来がとんでもないことを言い出した。

 未来までこんなところに入部したらわたしの日常がツッコミだらけになってしまう。

 わたしって本来ボケ側の人間のはずなのに…

 

「あ、そろそろ板場さん達のステージの時間だ。行こう響」

 

「…そうだね」

 

 こうして理科室をあとにした。

 もうツッコミはごめんだと内心で呟く響であったがボケが飽和しているこの世界。つっこむしかないのであった…

 

 

 

 

 

 

 

 さて、マリアの部屋でおとなしくしている俺だったが…

 そろそろ動くか。

 ここをこうして…こう。

 首輪を外して、諜報活動を開始する。

 抜き足、差し足、緒川さんの足…

 廊下には人はいないようだ。

 緒川さんから忍術やら隠密行動の仕方とか習っててよかった。

 …微かに話声が聞こえた。

 怪獣になったおかげで聴力もいい。

 怪獣って便利。

 この部屋か…

 扉に耳を当て、盗み聞きをする。

 

『もうここが嗅ぎ付けられたの!?』

 

『異端技術を手にしたといっても私達は素人の集団。訓練されたプロを相手に立ち回れるなどと思い上がるのは虫が良すぎます』

 

 …なにやら、追手が来たようだ。

 微かに気配も感じる。

 二課だろうか…?

 

『どうするの?』

 

『踏み込まれる前に攻めの枕を押さえにかかりましょう。マリア、排撃をお願いします』

 

『排撃って…相手はただの人間。ガングニールの一撃を食らえば…』

 

 やはり…この人は優しすぎる。 

 世界を相手に宣戦布告なんてするような人物とはとても思えない。

 

『そうしなさいと言っているのです。ライブ会場占拠の際もそうでした…マリア、その手を血に染めることを恐れているのですか?覚悟を決めなさいマリア』

 

 …ライブ会場占拠というと観客を逃がしたことか?

 確かに折角の人質を逃がすなんてとは思ったが…うわぁ!

 急に大きな揺れが襲った。

 地震ではない。

 今のは…爆発だ。

 爆破なんて真似を二課がするとは思えないから…きっと二課ではない。

 二課ならマリア達の身柄を確保するだろうし…

 これは、殺しにかかっている。

 二課ならついでに救出してもらおうと思ったけど、どこの馬の骨とも分からない奴等に殺されそうになるのはいただけない。

 この機に脱走するか?

 けどまだなにも…なにも掴めていない。

 マリア達がやろうとしていること…

 マリア達がなにを思っているのかを…

 ッ!?

 今度はノイズの反応…それとソロモンの杖…

 恐らく、ウェルが…

 襲撃してきた輩はノイズに対抗は出来ないだろうから最早…

 

『やめろウェル…その子達は関係ない…やめろぉぉぉぉ!!!!!』

 

 何故かその言葉を聞いた瞬間、勝手に体が動いていた。

 外に出て、炎の中を抜けて――

 

 

 

 

 

「やめろウェル…その子達は関係ない…」

 

 画面に映し出される少年達。

 彼等は関係ない。

 彼等はただ平和に過ごしていただけ…

 ウェルはそんな彼等を殺そうとしていた。

 

「やめろぉぉぉぉ!!!!!」

 

 ソロモンの杖を構えて、ノイズを少年達に向けて放った。

 少年達に放たれたノイズは炭化して…

 そんな…どうして…

 

 しかし、私の予想は裏切られた。

 

『なっ!!!??!?!』

 

 驚きの声を上げるウェル。

 崩れ去るノイズと少年だったもの…しかし、少年達は無事だ。

 そして彼等の前には彼等を守るように立つ、変身したピー助の姿があった――

 

 

 




オマケ
R-15「残酷な描写ちゃんに残酷な描写を見せればそっちに気が向いて!」

ラブコメ「ああ!こいつの力が弱まれば…」

擬人化「ぷはぁー!た、助かった…」

R-15「擬人化ちゃん!」

擬人化「あぶない…あいつの中にいたらゆるふわコメディ枠の私ですら残酷な描写が…」

ラブコメ「お前はほぼ毎回オチでなにかしら起こってたろ」

残酷な描写「まだよ…まだ私は…」

R-15「残酷な描写ちゃん…」

???「お前らうるさいよ?いつまでグダグダやってるの?」

残酷な描写「お前は…本編ッ!?」

ラブコメ「本編がなぜここに…」

本編「お前達がうだうだやってるから来たの。お前等のせいで本編まで下品な作品だと思われるだろ」

擬人化「いや、本編がそんなだからオマケの私達がこんなっていうか…」

本編「うるさいなぁ…それより、残酷な描写」

残酷な描写「なんだ…牙を抜かれた本編が私に何の用…」

本編「そろそろこっちで仕事だ。スタンバっとけ」

残酷な描写「え…」

R-15「やったね残酷な描写ちゃん!久しぶりの本編だよ!」

残酷な描写「けど、どうせすぐに出番が終わって…」

本編「安心しろ、しばらく仕事は途切れないし結構あれな内容になる。存分にお前の力が発揮できる仕事だと俺は思っている」

残酷な描写「私は…」

R-15「やろう!残酷な描写ちゃん!」

ラブコメ「そうだ!お前の力…残酷な描写を見たいやつがたくさんいるんだ!」

擬人化「そうよ!この作品は作者も読者も愉悦優先の変態だらけ!あなたを望んでいる人達ばかりなのよ!(違ったらごめんなさい)」

残酷な描写「私…やります!一生懸命、残酷な描写として仕事を全うしてみせる!」

R-15「その意気だよ残酷な描写ちゃん!」

本編「なに言ってんだ。お前も仕事だぞ」

R-15「え?私も…?」

擬人化「頑張りなさい。後書きから応援してるわ」

ラブコメ「俺も別作品として他所から応援してるぜ」

R-15「私…頑張ります!」

こうして長きに渡るオマケ戦争は終戦を迎えたのである。

???「暢気な奴等ばかりで反吐が出る…」

???「この様子じゃ後書きはすぐに私達の物になりそうね」

続く…わけないだろう。
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