ちっちゃいガイガンになってた   作:大ちゃんネオ

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遂にGX!
じーーーーーーえぇっくす!
セッタァップ!


戦姫絶唱シンフォギアGX編
私にもコードネームを頂きたいのです


 大気圏を突入するシャトル。

 しかし、そのシャトルはエンジン付近から火が出ていた。

 ラグランジュ点に漂うフロンティアの一区画から国連調査団が回収した異端技術とナスターシャ教授の遺体を載せたシャトルがシステムトラブルにより、今まさに墜落しようとしていた。

 シャトルのパイロットである男性二人はせめて人のいないところに墜落しようとしていたが、レーダーに映ったミサイルにより彼等は致し方なしと諦めようとしていた。

 しかし、それはミサイルではなかった。

 

『平気、へっちゃらです!だから…生きるのを諦めないで!』

 

 飛翔体から飛び出る少女達。

 特異災害対策機動部二課に所属するシンフォギア装者三人が人命を防人るために出撃した。

 

 

 

 

 

 

 

 

二課仮設本部司令室

 オペレーター達がそれぞれ装者のサポートを行うなか、現在の任務とは関係のない警報が響いた。

 

「どうした!?」

 

「本部内でロックが破損…いえ!障壁が破られています!」

 

「場所は!?」

 

「第三研究室…ピー助君が安置されていた区画です!」

 

 風鳴弦十郎は思案した。

 このタイミングで何者かの襲撃?

 ピー助を狙って?

 

「襲撃者の可能性もある。緒川、頼めるか?」

 

「はい!」

 

 傍らに控えていた緒川に調査を命じる。

 しかし…

 

「何者かが司令室に向かい接近しています!」

 

 オペレーターの声が響くと同時に、司令室のドアが開いた。

 そして、そこにいたのは…

 

「お前は…」

 

 

 

 

 

 

 

 

 私にもコードネームを頂きたいのです。

 さしずめ火消しの風、ウインドとでも名乗らせて頂きましょうか…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 シンフォギア装者によるシャトル救助作業は続いていた。

 その間、シャトルのパイロット達も軌道の計算などに尽くしていた。

 しかし再び高速で接近する飛翔体をレーダーが捉えたのだ。

 

「なんだ!?」

 

「今度こそミサイルか!?…いや、あれは」

 

 怪獣。

 そう呟いた。

 昨今、世間を賑わせる怪獣。

 その中でも世界を救ったとされる英雄的怪獣───

 

「ガイガン…」

 

 

 

 

 

 

 

 

 暗い虚空にて、懐かしい声を聞いた。

 もう二度と聞くことが出来ないかもしれないと思っていた、あの声…

 そして、彼は───

 来てくれた。

 帰ってきたのだ。

 

「ピー助ぇ!!!」

 

「ピー!」

 

 巨大な…いや、通常の大きさに戻ったピー助は私の声に応えてくれた。

 さっきまでのボロボロの姿が嘘のような、元気そうな姿。

 ああ…こんなに嬉しいことはない。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ピー助君!?」

 

「ピー助!お前、生きて…」

 

 死んでいたさ!

 だが、翼ちゃんの夢のために大人しく棺桶で眠っているわけにはいかんのでな!

 って、あれ…翼ちゃんなんで泣いて…

 

「ッ…ピー助…馬鹿者…私を待たせて…」

 

 ごごごごめんなさいぃ!(←女の子が泣いたらどうしたらいいか分からない駄目な男)

 修復やらなにやら時間がかかって…

 

『お前達!今はピー助よりも救助の方が先決だ!』

 

 そうそう!

 そうだよ!

 はいみなさんそれじゃあこっちに集中…っていうか、俺が持ち運べばいいだけですね、はい。

 それじゃあ鉤爪でシャトルを挟んで…

 いざ!青く眠る水の星へ!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 無事にシャトルを運びました(唐突)

 寝起きにはいい運動になったかな。

 人里離れた広い場所にシャトルを置いて任務終了っと。

 ところでここはどこ?

 帰りはどうすればいい?

 えっ飛んで帰れだなんてそんな…

 一生懸命働いたというのに…

 

「ピー助!」

 

 翼ちゃんの声がしたので足元を見ると、うわあ小さい。

 あっ小さいってあれだから、怪獣から見たら人間って小さいって意味だから。変な意味とか全然ないから!

 

「むっ…何か失礼なことを考えているようだが…まあいい。早く小さくなりなさーい!」

 

 はーい。

 というわけで縮小っと。

 うーんやっぱり元のサイズに戻るのはエネルギー持っていかれるな…ングッ!?

 

「はあ…ピー助…よかった…目が覚めたのね…」

 

 翼ちゃん…

 硬い…

 

「さっきから失礼過ぎないかしらピー助?流石に怒るわよ」

 

 さーせん…

 けど、懐かしい硬さでっせ。

 

「はあ、全く…司令、任務完了しました。さあ、帰りましょうピー助」

 

 ほーい。

 帰ったらご飯ね翼ちゃん。

 

「当たり前でしょうピー助。お肉にする?魚にする?」

 

 ん~魚!

 

「分かったわ。最上級の魚をたくさんね」

 

 わーい!

 流石翼ちゃん!

 太っぱ…いえ、翼ちゃんはスレンダーですよはい。

 非常にバランスの取れた健康的な体をしてます。

 

「…なんか、あたしら空気じゃねえか?」

 

「…まあ、しょうがないよ」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 シャトル救助から一ヶ月程。

 なんでこいつ目覚めたんややらなにやらと検査、調査に再び駆り出されたり二課が国連直轄の組織「S.O.N.G.」になるなどと何かと慌ただしい毎日を過ごし…修羅場を迎えていた。

 

「い、嫌だ!ピー助もイギリスに連れて行くッ!」

 

「翼落ち着いて…気持ちは分かるけど、流石にピー助を個人で所有するのはいろいろと危険よ。S.O.N.G.にいるのが今のピー助にはいいのよ…」

 

「離せマリアッ!お前だってこの間ピー助を抱いて寝て!このまま一緒にいたいなど宣っていただろうッ!」

 

「なっ!?どこでそれを…くっ!こうなったらもういいわ!ピー助を連れていかせてもらうッ!」

 

 いやなにをどうしたら俺を連れていくことになるんですかマリアさん。

 現在本部の食堂にて翼ちゃんとマリアさんのイギリス行きの装者主催の激励会なのだが…

 翼ちゃんが俺を連れていくと駄々をこね始めたのだ。

 けど、ほら俺はS.O.N.G.所属の完全聖遺物という扱いだから…

 それにほら、国連とかに色々誤魔化すの大変だったし…いだだだだッ!?

 待って翼ちゃんマリアさん!俺を引っ張らないでぇ!

 ち、千切れるぅ!

 

「二人共落ち着いてぇ!ピー助君が痛がってます!」

 

「可哀相デスよ!」

 

「動物虐待って言われてもおかしくない」

 

「そうだ!年長組がこんなんじゃ先が思いやられるぜまったく…」

 

 ナイス助け船!

 これで痛みから解放される…

 

「ほう…私の邪魔をするか。そういえばお前達もこの間私の許可なくピー助と戯れていたなぁ」

 

「こいつと遊ぶのに先輩の許可がいるってぇ?初耳だぜそんなん!」

 

「そうですよ!ピー助君はみんなのピー助君なんですから!」

 

 そうだそうだ!

 俺はみんなのアイドルなんだから!

 

「ピー助はどっちの味方なの?私の夢を応援してくれるんじゃないの?」

 

 う…

 それを言われると…

 ついていきたいのは山々なんだけど…

 イギリスかぁ…

 以下、ピー助の勝手なイギリスへのイメージ。

 

『紅茶が美味しいですわ』

 

『ビッグ・ベン』

 

『スコーン!』

 

『フィッシュアンドチップス!』

 

『妖精さん妖精さんあっはははっはっはっ~』

 

『問おう。あなたがわたしのマスターか?』

 

『メシマズ』

 

 メ シ マ ズ

 燦然と輝くこの称号が、ピー助の決意を固めた。

 

 やっぱりご飯の美味しい日本だよね! 

 

「なっ…そんな…私よりご飯の方がいいと言うの…?」

 

 えっあっ嘘!ごめん!

 今の無し!今の無し!

 ついていきます!

 ついていきますからぁ!

 

「ふふっ。やっぱりピー助は私のピー助ね」

 

 うーんさらっと重いよ翼ちゃん。

 知ってたけど。

 将来翼ちゃんと結婚するような人は大変だろうなぁ…

 

『女性と二人きりなど言語道断!実家に帰らせてもらいます!』

 

 なーんて。

 そういえば翼ちゃんの実家ってどんな感じなんだろう。

 ずっと一人暮らしだし、家族の話なんてまるで聞いたことがない。

 精々、司令がおじさんってことくらいか。

 

「どうしたのピー助?不思議そうな顔して?」

 

 いや…うん。

 意外と俺、翼ちゃんのこと知らないんだなぁって思って。

 なんだろう、こう、胸が少し重いようななんというか。

 

「そんなこと言ったっておっさんが許可するわけないだろ」

 

「むう…そこはなんとか説き伏せるしか…」

 

 説き伏せるって翼ちゃん…

 司令を説き伏せるなんて無理やで無理無理…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「そうだな、連れて行くといい」

 

 えっ。

 

「なんと!ありがとうございますおじ様!」

 

 えっ。

 ちょっと。

 えーと、え?

 連れて行くといいって言ったの?

 司令が?

 なんで…?

 てか司令の声と顔に覇気がないんだけど!?

 いつもの司令はどこ行ったの!?

 

 ピー助は知らなかった。

 司令は…とにかくめんどくさかったのだ。

 翼とピー助を離すことで起きるなんかこう…ねばっとしためんどくささに襲われるのが嫌だったのだ。

 最近は平和だしいいかなって。

 なんかあったらピー助なら飛んで駆けつけられるし大丈夫だろうと。

 というわけで…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 来ちゃった(彼女っぽく)

 イギリスに!

 

 ちっちゃいガイガンになってたイギリス編!

 始動…しないよ。




オマケ 出張ガイガン マリアさんは結婚したいの世界

翼「連絡を受け来てみればなるほどなるほど…これが謎の生物…」

ピー助(これが五年後の翼ちゃんかぁ…)

翼「…ッ!」

この瞬間翼は全並行世界の翼と記憶を共有。
ピー助の情報を瞬時に把握したのだった。

翼「よし!ピー助は私が面倒を見るとしよう!」

マリア「だ、大丈夫なの?それにピー助って名前までつけて…」

翼「私に全部任せておけ!ピー助お家に帰りましょう」

ピー助(まあ、いいか…)
 ・
 ・
 ・
ピー助「こんなところいられるか!酒臭いし部屋汚いし元の世界に帰ってやらぁ!」

つ銀色のオーロラカーテン 

ピー助「とんでもないところだった…さあお家に帰ろう…」

謎の巨大狼「えっなにこのペンギンみたいな生き物は」

ピー助「えっなにこのドデカい狼は」

出張ガイガン 新アヴェの世界(タッツマン氏の作品)

遂に他の作者様の世界へ…
タッツマンさんありがとうございます!

※マリアさんは結婚したいの世界はまた訪れる予定です。
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