ちっちゃいガイガンになってた   作:大ちゃんネオ

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感想、誤字報告ありがとうございます。
誤字は気付かなかったりするんで助かります。
それにしても劇場版ウルトラマンタイガ早く見たいンゴねぇ…
これ見ないと超全集買えないじゃないか、ネタバレめっちゃあるっていうし…
HFもなぁ…
桜の咲いてるうちに見たかった…
今期アニメも延期してるものがちらほらと。
とりあえずこの先はウルトラマンゼットを楽しみに待って過ごそう。
ウルトラマンゼット6月20日からスタート!
…結構先だな。
あとTwitterとブログ始めちゃった。テヘ♪
コロナのせいで暇過ぎて…
小説の裏話とか考えてるネタとかエッセイ的なもの書いたりとかする予定です。
Twitterの名前は大ちゃんネオなんで見たい人は探してみてください。
てめえのツイートなんか興味ねえ!という人はスルーでお願いします。


言うべきことは早めに言った方がいい

チフォージュ・シャトー広間

 玉座に座る少女、キャロル・マールス・ディーンハイムは配下である自動人形のガリィと回収し、改修したジェットジャガーの帰還を確認した。

 

「ガリィ」

 

「そんな顔しないでくださいよ~。ろくに歌えないのと、歌っても大したことない相手だったんですからぁ。あんな歌をむしりとったところで役に立ちませんて」

 

 相変わらず舌が回って表情もコロコロ変わる奴だ。

 

「自分が作られた目的を忘れていないならそれでいい…だが次こそはあいつの歌を叩いて砕け。これ以上の遅延は計画が滞る」

 

「レイラインの解放。分かってますとも。ガリィにお任せです」

 

「お前に戦闘特化のミカをつける。いいな」

 

「いいぞぉ!」

 

「そっちに言ってんじゃねえよ!」

 

 ようやくまともに動けるようになったミカがいれば万に一つも仕損じることはないだろう。

 だが、あれの対処だけはジャガーにやらせなければならない。

 

「あとジャガーもつける。装者を襲えばあの怪獣が飛び出てくるだろうからな」

 

 ジャガーに指示すると、電子音で了解と返事してきた。素直でいい奴だ。

 さて…今のところ順調に計画は進んでいる。

 この調子で進めばいいが、あの怪獣、ガイガンというイレギュラー。だが、こちらにはジャガーがいる。

 命令に忠実で、素直で、余計なことなど言わない。

 少々骨を折って「銀の海」より引き揚げた甲斐があったものだ。

 

 

 

 

 

 

 

 ふぁ~…ねむ。

 今日も一日が終わる。

 さあ自分のケージに戻って寝よ…

 

「ピー助。一緒に寝るわよ」

 

 …ですよね~。

 別に一緒に寝るのが嫌なわけではないのだ。

 ガイガンの体はいろいろ危ないから翼ちゃんに怪我をさせないために別々に寝ることを推奨しているのだが…

 何故か怪我しないんだよなぁ…翼ちゃん。

 抱きしめ方が上手いというかなんというか。

 さて、脇から抱えあげられた俺はそのまま翼ちゃんとベッドイン。変な意味ではない。

 さて、寝よう。

 すぴ~…

 

 

 

 

 これが夢だということは分かっている。

 だって奏ちゃんいるし。

 翼ちゃんも若…幼いし。

 現在絶賛ランニング中で俺は速度を合わせて飛んでいる。

 

「ピー助はいいな、わざわざ走らなくていいんだから」

 

 そうは言っても飛ぶのも結構疲れるんや。

 走るのに比べたら全然楽だけど。

 

「それにしても、ようやくお前を外に出せるようになったな。と言っても、二課が保有してる土地の中でだけどな。それでもずっと狭いとこにいるよりは全然いいだろ?」

 

 そりゃもちろんさ!

 毎日調査という名目で体を弄られて辟易してたところなんだ。

 やっぱり生き物はお天道さんに当たってこそよなぁ。

 

「ようやく、ゴールだっ…はぁ~走った~!」

 

 お疲れ様やで。

 おっ、あんなところにちょうど良さそうな岩が。

 上に寝転んで日向ぼっこ!

 うつぶせに寝そべって羽を広げて…

 あ~気持ちいいんじゃ~。

 太陽エネルギー吸収中…

 

「気持ち良さそうだなピー助。そんじゃあたしも一緒に日向ぼっこでもするか…」

 

 奏ちゃんも地面にごろんと大の字になって寝た。いい感じの草っ原で寝るのにはちょうどいいだろう。

 

「そんなところで寝たら服が汚れて…」

 

「いいんだよ。別に気にならないし。それより翼も!」

 

「ちょ!?えぇ!?」

 

 奏ちゃんが翼ちゃんを引っ張って地面に寝かせた。わりと勢いよかったけど大丈夫?

 あっ、なんか和んでるから大丈夫みたい。

 それにしても気持ちいい…

 やっぱり太陽って偉大なんだなぁ。

 

 

 

 

 

 

「…助。ピー助、朝よ。起きなさい」

 

 むにゃむにゃ…

 あ^~日光が気持ちいいんじゃ^~

 

「起きなさい。でないといろんな意味で食べるわよ」

 

 はい!起きました!

 

「よし。じゃあ、ご飯用意するから待ってて」

 

 えっ…翼ちゃんが用意するって大丈夫?

 変なもの食べさせる気じゃない?

 

「頼んでいたものが昨日届いたの。ほら、ピー助の好きな海の幸よ」

 

 テーブルの上にドンと置かれた発泡スチロールの箱。開けてみれば鮑やら雲丹やら伊勢海老やら切り身やら…

 まさに玉手箱のような…

 

「どうしたのピー助?食べないの?」

 

 え、いや、食べるし嬉しいんだけど…

 朝からこれは重いというかなんというか…

 まさかそんなこれ全部が朝食なわけ…

 

「ちゃんと残さず食べるのよ。ほら、昼と夜の分もあるんだから」

 

 な、なんだと…

 あの発泡の山は全て海鮮食品だとでもいうのか!?

 で、あれ一箱が一食分…?

 気分がいい時ならいいけど平時からあれはちょっと…

 とりあえず、逃げよう。

 窓に向かってダッシュ!オープン!フライング!

 

「あ!こら!どこへ行くの!!!」

 

 あばよ~翼ちゃ~ん。

 俺は普通の朝食ってやつを食いに行ってくるぜぇ。

 

 

 てなわけで、

 

「んで、あたしのとこに朝飯食いに来たのか?」

 

 そうなんですよクリスちゃん。

 というわけでこの私めに朝食をお恵みください。

 

「ったく…学校行くって時に来やがって。ほら、魚肉ソーセージでいいか?」

 

 おー!お腹に優しい!

 そして朝食っぽい!

 

「はぁ…確かに先輩が重いのは分かるけど、あんまり先輩をないがしろにするんじゃないぞ」

 

 そりゃ分かってるんだけどさ…

 重くて重くて…

 木星並の重力だよあれ。GNドライヴ作れちゃうよ。

 まさか翼ちゃん、俺に太陽炉を搭載させるつもりじゃないだろうな。

 やるならツインドライヴでお願いします。

 え?一個でも充分だろって?

 バーロー、トランザムバーストして全裸空間作ればあんな人こんな人の全裸が見られぶっ!?

 

「な~に変なこと考えてやがる」

 

 デコピンされた…額のレーザー光線砲は大丈夫か…?

 それよりクリスちゃんはイノベイターかなにかで…?

  

「そんじゃ、あたしは学校行くからお前は本部に行けよ。それと、先輩にはちゃんと逃げたこと謝るんだぞ」

 

 はい…頑張ります。

 いってらっしゃ~い。

 さて、クリスちゃんを見送ったから俺も行くか。

 翼ちゃんのあれは…気持ちはありがたいけど、一人では食いきれなくて腐らせてしまうだろう。

 もったいない…

 

 

 

 

本部休憩室

  

 響ちゃん、クリスちゃんは学校。調ちゃん、切歌ちゃん、マリアさんはナスターシャ教授のお墓参り。

 ということはつまり…本部にいるのは翼ちゃんのみである。

 まあ、友里さんとか他の女性スタッフもいるけど基本的に忙しいので必然的に翼ちゃんに独占されてしまう。

 

「なるほどなるほど。ピー助は私が折角用意したご飯を食べたくないというのだな」

 

 いや、違うんや…ちょっとあれ一食分にしては多すぎるというか…

 

「たくさん食べるピー助を思って買ったというのに…いつからこんな我が儘になってしまったの…」

 

 我が儘というか、常識でものを考えてよ。

 あんな量食べられるわけないでしょ。

 

「なっ…そんな…ピー助のことを思って…」

 

 思ってくれるのは嬉しいけど、なんていうか翼ちゃんのは重いの!一方通行なの!

 自分の気持ちだけじゃなくて俺の気持ちも考えてよ…

 

「ピー助……」

 

 ……ちょっと、外の空気吸ってくる。

 それだけ言って、翼ちゃん一人置いて休憩室から出た。

 

 

 

 

 

 空を飛ぶ。

 空は曇って、今にも降りだしてきそう。

 夢で見たような晴天はどこにもなくて、ああ…気を紛らわせるために外に出て飛んでいるのに、空がこれじゃあ余計に滅入る。

 言い過ぎちゃったかな…少なくとも、嫌がらせのためとかじゃなく、純粋に俺のことを思ってやってくれたことだから、ありがとうぐらいは言ったほうがよかったかな。帰って、翼ちゃんとまた話そう。

 あ、降りだしてきた…

 ッ!?

 この感じ、ノイズが出たか!すぐに行かないと…

 

「ガイガァァァァンッ!!!」

 

「お前…こんな時にッ!」

 

 まったく、しつこい奴というものはいるものだ。

 それもなんてタイミングの悪い。

 

「早く拳を交えたいと、探した甲斐というものが…あったというものッ!」

 

「チィッ!!!」

 

 ジェットジャガーは加速し、拳を振り下ろしてくるが小さい体の俺には小回りという利点がある。そうそう当たってはやらない。そのまま奴の懐に潜り込んで、ここで巨大化!ジャガーの奴は弾け飛んだ。いい気味だ。

 

「ふん…それでこそ私のライバルだ」

 

「誰と誰がライバルだって?それにしてもお前、そんな日本語流暢だっけ?」

 

「私が引き揚げられたのは君よりもだいぶ前でね。ラーニングする時間はたっぷりあったのだよ」

 

 へぇ…俺よりも前に。

 

「で、どこで引き揚げられたんだ?」

 

「決まっている。君と君の相棒に殺されたあの地だ。そういう君は?」

 

 こいつ、多分知ってて聞いてやがる。

 

「…北海道沖」

 

「ハッ!なにがどうしてそんなとこまで流されたんだ?」

 

 そんなの俺が知りたいくらいだ。

 あれか?小さくなってたからめっちゃ海流に流されたとか?

 

「さて…お喋りはこれくらいにして。殺し合おうか」

 

「ああ…また殺してやるよ」

 

 俺は鉤爪を構え、奴は拳を構え、同時に、一気に加速してぶつかり合う。

 何度も鉤爪と拳は交差し、空を駆ける。

 空戦なら、俺に分がある。

 元より空を飛ぶ怪獣なのだ、空で負けるのはプライドが許さない。

 

「流石に速いな…」

 

 ふっ、そうだろう。

 

「そういうお前はついてこれてないな!」

 

 飛び回り、奴を撹乱して…背後を取り、鉤爪で叩き落とす。バランスを失い、ただ落ちていくだけの奴に更に追い討ちをかける。

 最近使っていなかった…回転ノコギリだッ!

 ノコギリが駆動し、刃が轟く。

 落ちていくジェットジャガーに一気に接近して奴を真っ二つにしてやろうと思ったが、そうはさせまいとジャガーは身を捻った。しかし、奴の左腕を持っていくことは出来た。

 

「ッ!?ここまでとは…ッ!?」

 

「かつての俺とは違うッ!!!」

 

 このまま一気にトドメを刺す!

 ダメ押しのFWを起動させ、鎌を奴に向け振り下ろ…

 

「使ったな、その力を」

 

「な、に…ガァッ!?」

 

 なんだ、これ…

 体中、あちこちから銀色の、鋼が…俺を構成する鋼が暴走している。

 体が、まるで銀色の剣山のように…

 地面に落下したが衝撃を感じない。当然だ。

 無機物は、何も感じない。

 

「ふん…地に堕ちたな」

 

「て、てめえ…なにを…」

 

 奴は斬り落とされた左腕を眺めると、装甲が波打ち再生が始まる。

 そして、終わる。

 

「私はなにもしていない。恨むなら、自身の不完全さを呪うがいい」

 

「んだと…」

 

「君は、ネフィリムとの戦いで一度死んだ。いや、これまで何度も死んだと言っていいだろう。しかしその度に今の私のように再生した。だが、ネフィリムの時は話が違った。流石に損傷が大きすぎたんだよ君は」

 

 こいつ、なにを言って…

 

「そしてそれに伴う再生のエネルギーも大きかった。自身の記録すらも失い、復元したレベルじゃないか?だが、君を組成するナノメタルはプロトタイプだ。エム・ゴ様からアップデートを受けなかったお前は不完全な状態でそれを使い続け…遂にお前はナノメタルに飲まれる。この前言っただろう。その力を使い過ぎないほうがいいと」

 

 なるほど…合点がいった。

 こういう意味だったのか…

 

「度重なる再生、そしてその変身…プロトタイプのナノメタルではもう限界だったんだよ。性能が追いついていないんだ。──そのまま、鉄屑に変わり果てるといい」

 

 くそ、野郎が…

 視界が徐々に暗くなっていく。

 体が銀色の無機質な鋼に変わっていく。

 最後に見たのは、ジェットジャガーが踵を返し去っていくところで…

 ああ…翼ちゃん…ごめん、なさ…




オマケ 出張ガイガン
俺は誰かって?ネフィリムだよクソッタレの世界

ピー助「いや~すいませんね。まさかネフィリムに人が憑依してたなんて…今日は奢るんで許してください」

ネフィ君「いやいや、よくあることだから」

ピー助「それにしてもね皆さん。このネフィリムことネフィ君は知ってる方は知ってると思いますがとても男気溢れていてなんと×××××××××したんですよ~。(ネタバレのため伏せます。本編読んで♪)」

ネフィ君「誰に向かって言ってんだ」

ピー助「いや、ほんと最後はなんかもうVシネマ見てる気分っていうか?ヤクザ映画的な?そして最後は…あ、これ以上は言っちゃ駄目?」

○丈「ダメです!」

ネフィ君「いやあれ誰」

ピー助「まあまあ…あ、聖遺物の欠片食べます?」

つ聖遺物の欠片

ネフィ君「あっいただきます」

ピー助「レモンは?」

ネフィ君「かけないで。って、何故にレモン?」

ピー助「いや、聖遺物の欠片のこと唐揚げみたいって言ってたから…あ、親父さん生二つ」

親父さん「はいよ」

ネフィ君「あのさ、なんで居酒屋?それになんでこの親父さんはあんたの言葉が分かるんだよ」

ピー助「ここの飯、旨いから。いや~こっちにもあってよかったよかった…ん、なんか変な電波受信した」

ネフィ君「変な電波?」

ピー助「あ、なんか知り合いが結婚したっぽい。ちょっと前だけど」

ネフィ君「お~おめでとうございます。誰だか知らないけど」

ピー助「お祝い行ったほうがいいかなぁ?」

ネフィ君「そりゃもちろん」

ピー助「やっぱり?じゃあちょろっと行ってくるんで少しの間一人でやっててください。それじゃ」

つ銀色のオーロラカーテン

ネフィ君「なんか、変なのに会ったな…あ、親父さん。シーザーサラダ」

親父さん「はいよ」

ネフィ君(俺の言葉も通じてんだ…)
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