ちっちゃいガイガンになってた   作:大ちゃんネオ

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切歌「ドドン!」

調「ピッピッピッ。ピッピッピッ。ピッピッピッピッピッピッピッ」ホイッスル

切歌「ドンドンドン、ドンドンドン、ドンドンドンドンドンドンドン」太鼓

マリア「リディアン音楽院生徒会、会則ひとーつ!…翼の胸の話はするなぁぁぁぁ!!!!!」

翼「マ・リ・アァァァァァ!!!!!斬り伏せてくれるッ!!!!!」

ピー助「ははwこの人マジだw」

響「…なんでマリアさんがリディアンの制服着てるの?なんで生徒会なの?」

クリス「…知るかよ、んなこと」

???「おい、そのネタこっちでもやるからあんまりやり過ぎるなよ」


ご唱和ください!我の名を!ガイガァ(以下略)

 深夜。

 ニューヨーク。

 人々の悲鳴が飛び交う。

 次に聞こえるのは轟音、爆発音。

 そして、ビル街に地下鉄の車両が舞った。

 それも、鋭利な刃物で斬られたかのように真っ二つになった車両が。

 この惨劇を引き起こしたのは…『カマキラス』

 ビルの側面に張り付き、獲物を狙っている。

 次はアイツだとスーツ姿の女性に狙いを定めて飛びかかり…。

 

「きゃあぁぁぁぁ!!!」

 

 蛇に睨まれた蛙というが、まさに女性は恐怖に支配されて動けなくなっていた。

 あの鎌に切り裂かれ、カマキラスの餌食となる…。

 そう思われた。

 

「キュアァァァァァ!!!!!」

 

 天から響いた咆哮。

 その正体は…。

 

 

 てめぇぇぇぇ!!!!!

 なにパツキン美女に手ぇ出してんだキィィィック!!!!

 俺のキックがカマキラスにクリティカルヒット。

 カマキラスはビル街にしてはちょうど俺達が戦っても大丈夫そうな広場に転がった。

 はえ~…俺が戦ってもいいように整備してくれたんすねぇ(違う)

 おっと、そこのお嬢さん大丈夫?

 待たせちまったな!

 

「Oh…」

 

 カッコよすぎて言葉も出ないって感じだな。 

 さぁ、勝ちに行こうぜ。

 しかしカマキラスは俺の不意討ちピー助キックの直撃で既に虫の息。虫だけに。

 もうちょい耐久力を鍛えたらどうだ?

 というわけで鎌の峰で…峰?

 まあ、峰でいいだろう。

 というわけでカマキラスの脳天へ峰打ち!

 目を回したカマキラスはそのまま気絶。

 これを持ち上げてと…シュワッチ!

 

 

 

 

 

 ゾルゲル島。

 いや~流石にこのあたりは暑いっすねぇ~。

 というわけでこの島にカマキラスをポイ!

 ポイ!

 この島は無人島だしモナークで管理してるから怪獣も逃げられないとか。

 なんかフラグな気もするけど、フラグだと思うから駄目なんだ。

 大丈夫。

 きっとなにも起こらない。

 大丈夫。

 ヨシ!

 というわけで全て終わったので帰る。

 あー今日も働いた働いた。

 というかこの一週間休んでない。

 休む暇もない。

 闇魏羅珠との戦いから毎日のように世界各地で怪獣が出現。

 おかげで俺が毎回出撃する羽目に。

 まあ当然だよね、仕方ないよね。

 翼ちゃん達装者の歌で鎮静化させようと最初はしたけど、この目覚めた奴等は闇魏羅珠みたいに怒ってたわけでもなく単純に暴れていたような感じだったので仕方なく実力行使という形になってしまった。

 俺だって本当は乱暴はしたくはないけどしょうがない。

 出来る限り()()の被害を抑えるためにもしょうがないんや。

 それにしてもオーストラリア近海に現れたダガーラとの戦いが一番キツかったかもしれない。

 あいつ傷つけたらマジで環境汚染もヤベェから傷つけないように戦うし、オーストラリア軍からの攻撃も俺が全部迎撃なり庇うなりしたからかなり疲れた。

 もうマジ疲れた。

 ちかれた。

 ぴーすけおうちかえる。

 

 

 

 た、ただいま帰りました…。

 よろよろと歩いて司令室に到着…。

 

「ピー助!大丈夫?怪我はしてない?」

 

 翼ちゃんが早速俺を抱き上げる。

 正直、立ってるのも嫌だから助かる。

 あ~疲れたんじゃ~!!!

 

「ご苦労だったなピー助。一週間、働き詰めとなってしまって申し訳ない。しかし、向こうは俺達の都合など知らないからな。出来れば今日もこっちにいてほしいが…ピー助なら連絡すればすぐに現場まで駆けつけるだろうから今日は家に帰って少しでも休んでこい」

 

 けど、司令やオペレーターの人達とか働いてるのに俺だけ休むなんて…。

 

「大丈夫だピー助。一番働いてるのはピー助なんだから。ピー助がいないと駄目なんだ。だから、今日は帰ってゆっくり休みましょう?」

 

 …ピー。

 司令も頷いてるし…休ませてもらおう。

 

 

 

 

 

 

 というわけで帰宅。

 あ~久しぶりの我が家なんじゃ…。

 なんじゃ…。

 なんじゃ…。

 なんじゃこりゃぁぁぁ!!!!!

 汚!汚!汚!

 ダガーラの環境汚染がどうのとかじゃねえ!

 既に汚染されていやがる…!

 

「あ…こ、これはその、ほら、私も忙しくて片付ける暇がなくて…(緒川さんめ…最近はピー助が片付けていたからって仕事を忘れているのではないか?)」

 

 おーい、聞こえてますよ~。

 …はあ。

 しょうがない、掃除しよ。

 

「ピー助疲れてるんだから休んで…」

 

 こんな足の踏み場もないところでは休めんよ…。

 というわけで掃除します。

 はいこれいらない。

 これもいらない。

 これもいらない。

 

「あ!それはもしかしたらいずれ使うかもしれないかもしれないから!」

 

 問答無用!

 そんな使うかもしれないかもしれないってなんだよ!

 かもしれないことすらかもしれないってなんやねん!

 そんなもん絶対使わないだろ!

 はい捨てる!

 はいこの雑誌も…なんで雑誌をこんな風に床に雑に置けるかね。雑誌の雑ってそういう意味じゃねえから!

 はいこれも後で縛って出して…。ヒョイ。

 

黒光りするG「よろしくニキーwww」

 

 ピ!?

 目の前が、真っ暗になった。

 

 

 

 

 …は!?

 俺は…どうしたというんだ?

 何か、黒光りするものを見た気がするが…。

 

「ピー助…大丈夫?やっぱり疲れて…」

 

 うぅむ…疲れてるのは疲れてるけどそれ以上に嫌なものを見てしまったというか。

 俺の住んでた地域にはいなかったからね、G。

 いや、仲間はいたけど俗に言うGはいなかったから…。

 あんなにでかかったのかと初めて見た時は思ったものだ。それにこちらの身体も小さいから余計にでかく感じる。

 あぁ、気持ち悪い…。

 さぁ、続けるか。

 片付けを。

 切り替えていこう。

 いつまでも脳内にあの黒光りを残しておくものではない。

 

 

 

 

 

 

 小さく疲れた身体に鞭を打ち、片付けを終えた俺に待っていたのは…お風呂である。

 汚れた身体はまず綺麗にしないとね!

 

「それで暁と月読が自動人形を撃破したんだ」

 

 ほうほう。

 子供は成長が早いねぇ。

 なんだかしみじみとしちゃうなぁ。

 

「ピー助があちこち飛び回っている間、私達は護国聖獣の封印された地の警護にあたっていたのよ。…自動人形達はやって来なかったけどね」

 

 そっか。

 来るかな来るかなと警戒しなきゃいけないのは疲れるよね。

 

「ふふ、ピー助ほどじゃないわ。今週一番働いたのはピー助だもの。それに比べたら私達なんてまだまだだ」

 

 けど人間と怪獣ではなぁ。

 疲れるの度合いが違うし…。

 それにしても…いい湯だな~。

 

 

 

 

 

 晩ごはんを食べ終えテレビをつけるとつけるとニュースで…。やっぱり世界中で頻発する怪獣災害のことだった。

 

「日本に現れたアンギラスを皮切りにフランスではゴロザウルス。韓国のマグマ。オーストラリアのダガーラ。パキスタンのメガヌロン。フィリピンのカメーバ。そして、先程ニューヨークに現れたカマキラス。毎日各国で怪獣による被害が出ています」

 

 せやな。

 

「そしてそれらに対抗するのが、国連直轄組織『S.O.N.G.』で開発された『対怪獣特殊空挺機甲1号機ガイガン』であります」

 

 ふぁ!?

 いつの間にそんな大層な肩書きつけられたんや!?

 てかS.O.N.G.で開発されたてなんだ!? 

 ワイは異星人製やぞ!

 草葉の陰でエム・ゴが泣いてるぞ!

 

「質問です。本当にガイガンは開発されたものなのですか?」

 

「姿が変わるなど未知のテクノロジーが使われていると言われていますが!」

 

「戦闘により出た被害はどうなるのですか!?」

 

「ガイガンは怪獣を改造したものではないかと動物愛護団体が抗議していますがこの件についてはどう思われますか!」

 

 わー動物愛護団体の皆さん俺のこと思っててくれてうれしー(棒読み)

 テレビは消そ。

 ピッと。

 

「…なんだか、すごいことになっちゃったわね」

 

 ねー。

 なんやねん対怪獣特殊空挺機甲1号機って。

 2号機とか絶対出てこないやろ。

 

「ピー助は戦いたい?」

 

 …え?

 そりゃあ戦わなくて済むならそれが一番やけど…。

 

「そうね…私もピー助には、戦ってほしくない…」

 

 悲しそうな顔で翼ちゃんは呟いた。

 …こんな顔は見たくないんだ。

 えいっ。

 

「ちょ!こら!脇をつつくな!ちょ、ふふ…やめ…やめて!ピー助!」

 

 怒られた。

 顔を赤らめ、肩で息をする翼ちゃん。

 はっはっはっ。

 元気になったようだね翼ちゃん。

 

「…もう。本当にしょうがないんだから」

 

 せやで、俺はしょうがないんや。

 なんたって…翼ちゃんのペットやからな!




解説
ダガーラ
モスラ2 海底の大決戦に登場。
古代ニライカナイ文明により生体海洋浄化システムとして改造されたが暴走して海洋を汚染した。
ベーレムというオニヒトデに似た生物を体内で生成。
その毒性は体中から赤い泡を吹きながら溶けていくという凶悪なもの。
改造されたもの同士、ピー助と近いものを感じたのとオーストラリア軍からの攻撃から庇ってもらったことで墜ちた(♀)
現在ゾルゲル島でピー助来ないかな~と待ち焦がれる日々を送っている。

赤い自動人形
ピー助が忙しくしている間に気が付いたら切調コンビに倒された。
いや~子供の成長は早いな~。
(ミカファンの人ごめんなさい!)
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