ちっちゃいガイガンになってた   作:大ちゃんネオ

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お待たせしました!!!
テスト期間だったものであまり執筆の時間が取れず……
もっとコンスタントに投稿出来るようにしたい……のですが就活もあってちょっと無理かも()
空いた時間に書いてるから遅くても投稿は続けていきます!
これからも応援よろしくお願いします!!!
あとFIRE SCREAMカッコいい!!!


機械

 何故?

 どうして?

 このような疑問を抱くようになったのはいつからだったろうか。本来、このような疑問を抱くことなどあり得ない。

 

 何故なら、自分は与えられた命令を忠実に実行する機械なのだから。

 

 機械は、疑問など持たない。

 機械には人間のような感情も心もないのだから。

 だが、『私』は疑問を持ったのだ。

 何故。

 どうして。

 

 ───私は、どうして、エム・ゴ様の作品ではないのだろう?

 

 

 

「何故……何故私ではないッ!?何故奴が……■■■・■が選ばれたッ!?」

 

 机上を荒らす創造主。

 人間からは神と称される者達であるアヌンナキであるが、彼等は地球人類とよく似ていた。

 科学力や身体能力に差があるのみで、その精神構造は人間とよく似ているとかつて分析した。

 

「愚問である。お前程度が、改造執刀医の位につけると思ったのか?」

 

「■■■・■!!!お前ぇぇぇ!!!」

 

 銀色の拳銃を向ける創造主。

 だが、■■■・■は恐れることもなく創造主に歩み寄る。

 

「少々、話があるのだエム・ゴ」

 

「話……?」

 

「ああ。改造執刀医の座だが、お前に譲ってやってもよい」

 

「なっ……!?」

 

「条件は、この星に蔓延る獣共の掃討」

 

 それを聞いた時、私は無理だと感じた。

 一体この星にどれだけの怪獣がいると思っている。

 こいつは端から改造執刀医の座を譲るつもりなどないのだ。

 しかし、創造主はこの無理を通してみせると言ってしまったのだ。この女の玩具にされているとは知らずに。

 

 しかし、創造主がそうと言ったならそれを実現させるのが機械というものである。

 

 だと、いうのに……。

 

「美しい……。流石私の作品だ!!!」

 

 水色の肉体に黄金の鱗が連なっている。

 生物と機械の融合。

 それが、創造主の『作品』の条件。

 故に私は『作品』ではなく、創造主の補助をする『ロボット』

 心血注いで生み出されたものに私は敵わなかった。

 だが、思わぬ機会が私に訪れた。

 創造主の作品の脱走。

 捕獲していた小人達が脱走を手助けしたらしく創造主は怒り狂った。

 これだ。

 あの裏切り者を倒せば、私の優位性を証明することが出来る。

 しかしどうする?どうやる?

 あの巨大生物を倒すには私は小柄過ぎる。

 私が……奴と同じサイズになればいい。

 そう考えて馬鹿馬鹿しいと吐き捨てようとしたが……。

 

『やるぞ』

 

 どこからか響いた声。

 私にこんな機能は搭載されていない。

 分からない、分からない。

 だけど、この声に従おうと思った。

 それが……私の第二の起源。

 

 

 

 

 

 

 目の前には五体の獣。

 獣らしく吼えて、暴れて。

 まったく品がない。

 そして……。

 

「来たか……我が好敵手よ……」

 

 空を切り裂きビル街に降り立った因縁。

 ガイガン。

 ついに……ついに!

 

「さあ!決着をつけようぞ!ガイガァァァン!!!」

 

 

 

 

 

 相変わらず、うるさい奴。

 うるさいのは死んでも治らないらしい。

 いや、それよりも聖獣達をなんとかしないと……。

 

「おいギドラ!お前、あん時のギドラだろ?俺のこと覚えてる?」

 

「グルル……」

 

 あるぇ?

 

「へい!忘れたとは言わせねえぞ!お前俺のこと食おうとしてきたよね!ねえ!」

 

 問い詰めると、左端の首が俺に向かって噛み付いてきた。

 

「危なッ!?危ない危ない……なんだよ、覚えてないのかよ……。あ、アンギラスさん!あんたなら分かって……」

 

「キョォォォォン!!!」

 

 ……駄目でした。

 後の面子は知らない方だし……。

 話しかけづらい(人見知り。いや、怪獣見知り?)

 

「護国聖獣はその在り方を変えた獣達だ。最早君が知るかつてのギドラではない」

 

「説明どうも……。で、アンギラスがああなのは気が立ってるからでOK?」

 

「ああ、その通りだとも。最も原因は君の仲間が奏でた呪われた旋律。そして世界を壊す歌によるところが大きい」

 

 世界を壊す歌───。

 あの城から聞こえるやつか……。

 さっきからなんかムズムズすると思っていたがなるほどなるほど。

 

「そんじゃああれぶっ壊せばいいんだなッ!!!」

 

 熱線を吐き出し、城の破壊を試みる。

 が、バリアによって阻まれる。

 バリアを発生させたのは……銀色の三角形。

 それが三個集まってバリアを形成したのだ。

 ……なにあれむかつく。

 

「あれの防御力は完璧だ。君達が一斉に攻撃してこようと無駄だよ」

 

 チッ……。

 面倒だぜまったく……。

 

「そして、私が用があるのは君だけなのでね。他の怪獣諸君にはご退場いただこうか」

 

 どういう意味……と思った瞬間、ジェットジャガーが右腕を上げると、あの城が響いた。

 なんて、耳障り───。

 

「これ、は……」 

 

「世界を壊す歌。呪われた旋律。これは獣の本能を刺激するらしいな。世界の分解、即ち命の分解。生物は自身の生命が脅かされると攻撃的となる。故に……」

 

 爆音が響いた。

 爆炎が燃え上がった。

 護国の聖獣達が、暴れて……。

 

「なっ……やめろ!!!」

 

「最早止められぬよ。この街は怪獣により蹂躙され地獄と化し、世界の分解を迎える!!!」

 

 この外道が……!

 とりあえずこの物騒な歌を止めりゃいいんだろ!

 

「止めようなど無理なことは考えるなよ?君は私が釘付けにする」

 

「悪いけど野郎に釘付けになる目は持ち合わせてねえんだ」

 

 ジェットジャガーなど無視してあの城に向かって飛び立とうとした瞬間、何かが空から降ってきて大地へと突き刺さった。

 これは……剣?

 それが四本も……いや、上空に一本、剣が浮かんでいた。

 

「これは私とガイガンの決着の場。闘技場だ。負けた方が五本目の剣によって首を断たれる」

 

「はあ?闘技場だかなんだか知らねえがてめえに構ってる場合じゃないって言ってんだろ」

 

「悪いが構ってもらわなければならない。そして、構わざるを得ない」

 

 そう言ったジェットジャガーは手前のビルの一部を欠けさせ、破片をどこへともなく投げる。

 そして、ビルの欠片は電流により焼き付くされた。

 

「……電流デスマッチがお望みか?お前なんぞにこんなところで監禁プレイなんてごめん被りたいんだけど」

 

「ふっ……。電流は私達でも強烈なダメージを受けるほどに設定してある。追い詰められれば追い詰められるほどに危険というわけだ。おっと、空を飛ぼうなんてバカが思い付くようなことはするなよ。当然、空も封じている。どちらかが敗北するまで、この檻は開かない!」

 

 風が吹いた。

 西部劇の決闘のような雰囲気だが、こいつとサシでやり合おうなんて微塵も考えてはいなかったが……。

 どうやら、やるしかないらしい。

 二人同時に歩き出した。

 ゆっくりと、ゆっくりと。

 これは、嵐の前の静けさ。

 互いの間合いまで近寄り、一度足を止めた。

 目の前には憎いこんちくしょうの顔がある。

 この面目掛けて、鉤爪のパンチをお見舞いする!!!

 

 踏み込みは同時。

 アスファルトの欠片が飛び散り、その下の土まで舞い上がる。

 鉤爪はジェットジャガーの顔面を打ち付け、ジェットジャガーの鋼の拳が俺の頬を捉えた。

 互いに後退りはしない。

 超近距離での乱打戦。

 互いに避けることも防御もせず、殴られたら殴り返すの応酬。

 根競べであった。

 

「はっ……!生物でもあるお前が私とひたすらに殴りあえば先に地面につくのはお前だぞ!ガイガン!!!」

 

「うるせえ!!!喋ってると舌噛むぜ!!!」

 

「私に舌などなぁい!!!」

 

「喩え話だこの低能!そのよく回る饒舌な舌引っこ抜いてやらぁ!!!」

 

 大振りのストレートを繰り出す。

 顔面目掛けて繰り出されたそれは、大振り過ぎた。

 鉤爪は空を殴り、ジェットジャガーは自身の懐に入り込み、身を低くして強烈なアッパーを繰り出そうとしている。

 あれをもらうのは、まずい……!

 

「いただくッ!!!」

 

「……バーカ」

 

 ジェットジャガーは一瞬、思考してしまった。

 何故、ガイガンはああも冷静にいるのか。

 懐に入られ、強烈な一撃をもらおうとしているのに何故……?

 答えは、目の前にあった。

 

 唸る、回転カッター。

 

(馬鹿な……先程の大振りは私を誘うためのもの……!?これは、まずい!?)

 

 一瞬とはいえ、思考の海に溺れたジェットジャガー。

 それはガイガンにとって充分な隙であった。

 回転カッターの刃が、ジェットジャガーを切り裂いた。火花をあげ、金属と金属がぶつかる甲高い音を響かせながら。

 火花に照らされるガイガンの横顔は、まるで悪魔。

 無慈悲な、なんの感情も抱いていないようであった。

 幾何かして、ジェットジャガーだった鉄の塊は力なく崩れた。

 

「悪いけど、お前に構ってられるほど暇じゃねえんだ。もう化けて出てくんなよ……」

 

 ジェットジャガーだったものを見下げながら、静かに呟いた独り言は誰にも聞こえはしない。

 精々、静かに唸ったぐらいにしか人間には聞こえないのだろう。

 

「それにしてもなんだよ。どっちかが負けたらこのリングは開くんじゃないのかよ。負けた方の首を断つとか言っときながら空に剣も浮かんだままだし。なんだあいつ口だけか?嘘はよくないよ嘘は」

 

 どれどれ、なんか適当にやれば開いたりすんだろこれ……。

 

「……まだだ、まだ終わらんよ」

 

 背後から、声が響いた。

 そのセリフ、まさかシャア……!?

 なんていう冗談は置いといてだ。

 

「テメェ……まだ生きてやがったのか!?」

 

「ナノメタルの再生能力を忘れたのか?君自身もその恩恵にあやかっているというのに……。さて、先程は見事だったが、私を機能停止させるまでは至らなかったということだ」

 

 くそ……なんてしぶとい野郎なんだ……。

 憎まれっ子世にはばかるってか?

 

「それでは、第二ラウンドと行こう。そして、我が力の全てをここからは解放させてもらう」

 

「力の全て?あのウルトラダイナマイトモドキか?あんなんもう効かないぜ」

 

「あれは私の機能の一部に過ぎん。……さあ、私は私自身を解放するッ!!!」

 

 直感で、まずいと思った。

 やらせてはいけないと。

 しかし、既に奴の変身は始まっていた。

 

 身体はそのままに、背中にはコウモリのような翼が生え、腕は鋭い爪を持つ剛腕へと変化した。

 そして、頭部は首が伸びて頭は龍のように変化して……。

 

「この、姿は……」

 

「これこそが私の『シン』なる姿ッ!!!」

 

 ───レッドアローン。

 

 巨大な翼を広げ、電子の咆哮を放つジェットジャガー。いや、レッドアローン。

 その姿はまさに……怪獣。

 銀色の龍人のような怪獣が、その姿を現した。




レッドアローン

ジェットジャガーが対ガイガン用に生み出した新にして真なる姿。
その力は果たして……
あとエヴァのジェットアローンの元ネタとのこと(エヴァ詳しくない)
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