ちっちゃいガイガンになってた   作:大ちゃんネオ

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諸々カット!!!
素晴らしい原作見て!!!!
戦姫絶唱シンフォギアGX!!!


世界ヲ壊ス歌

 風が暴れ、冷気と熱気が同時に襲いかかる。

 空からは金色の鱗粉が舞い、稲妻のような光線が天の裁きと言わんばかりに地上を焼き尽くす。

 地獄という言葉で果たして形容するに足るだろうか?

 

「こんな状況下であれをどう対処すりゃいいってんだ!?」

 

 クリスが毒づくが装者全員同じ気持ちを抱いていた。

 最優先に片をつけるべきは世界の分解を担う魔城チフォージュ・シャトー。

 だが、チフォージュ・シャトーへの道に立ちはだかるのは五体の怪獣。そして……。

 

「キャロル・マールス・ディーンハイム……」

 

 紅桔梗の魔装(ファウストローブ)《ダウルダブラ》を纏い、装者達を空から見下ろしている。

 ファウストローブを纏うその姿はシンフォギアに似ていた。

 シンフォギアとは似て非なるファウストローブであるが、更にキャロルはファウストローブの力を引き出してみせた。

 

「これは……!」

 

 キャロルは、歌ってみせた。

 そして放たれる極大の攻撃。

 

「この威力!まるで!」

 

「すっとぼけが効くものか!こいつは絶唱だ!」

 

「絶唱を負荷もなく口にする……」

 

「錬金術ってのはなんでもありデスか!?」

 

 絶唱。

 そう、これは絶唱だ。

 シンフォギアに搭載された決戦機能のひとつであるそれは相討ち覚悟のものであり、使用すれば装者には強い負荷がかかる。

 だが、そんな絶唱と同等の歌を歌いながらもキャロルは苦のひとつもなく極大の攻撃を放ってみせる。

 

「だったらS2CAで!」

 

 自身の特性を活かした技、S2CAを用いてキャロルの歌を束ね、調律しキャロルへぶつけようと考えた響。

 だが、翼がそれを止めた。

 S2CAを用いれば負荷は全て響へとのし掛かる。

 強大なキャロルの歌を一人で背負えば、響の身がもたない。

 

「ッ! 翼!あれを!」

 

 歌の嵐の中、マリアは気付いた。

 チフォージュ・シャトーが明滅していることに。

 

「明滅……鼓動……共振ッ!?」

 

 チフォージュ・シャトーは巨大な音叉であった。

 キャロルの歌を共振させ、エネルギーを増幅させている。

 そして、チフォージュ・シャトーは地上に光を放った。

 放射状に広がっていった光は世界中に駆け巡ると一点に収束。

 屹立した光はやがて世界を覆い始め……世界の分解が開始された。

 

「これが世界の分解だッ!!!」

 

「そんなことッ!!!」

 

 拳を放つ響。

 だが、身体中に絡み付いた弦によって阻まれキャロルには届かない。

 

「お前にアームドギアがあれば届いたかもな」

 

 あと一歩のところで届かない。

 拳という、射程距離が最も短い武器であるがために。

 

 状況は不利。

 しかし、打開しなくてはならない。

 そのためにもまずはあの装置を止めねばとマリアは決意し一人飛び立った。

 

「マリアッ!」

 

「私はあの巨大装置を止める!」

 

 ビルを駆け、チフォージュ・シャトーへと一人向かうマリア。

 だが、その手を掴む仲間達がいた。

 

「LiNKER頼りの私達だけど」

 

「その絆は時限式ではないのデス!」

 

 こんなにも頼もしい仲間はいない。

 一人ではなく三人なら大丈夫だと、マリア、調、切歌はチフォージュ・シャトーへと到達。

 侵入を阻むアルカ・ノイズを切り捨てて、シャトー内部へと侵入していった。

  

 キャロルに挑む響、翼、クリスの三人であったがその強大さの前に攻めきれず、受けきれず、ダメージが積もる一方であった。

 地面に膝をつき肩で息をする響。

 宙に立ち、虫の息の装者三人を見下ろすキャロル。

 力の差は歴然であった。

 そしてそれはここだけの話ではなく……。

 

「見ろ。お前達のところの獣もジャガーにやられたようだ」

 

「なに……!」

 

 その言葉に真っ先に反応した翼はピー助が戦っている方角を向く。

 当然、人間の目線ではビルが阻んで見ることなど出来ないのだが偶然、目の前のビル群を稲妻のような光線が破壊し尽くした。

 土煙が晴れ、浮かび上がる光景。

 

「なっ……!?」

 

「そんな……ピー助君が、そんな!」

 

 姿を変貌させたジェットジャガーが、傷だらけのピー助の首を掴み持ち上げている。

 ピー助の目には光が灯っていない。

 腕も力なくだらりと垂れ下がり、生気というものを感じられなかった。

 

「ピー助……ピー助ぇぇぇ!!!」

 

 翼の叫びが木霊する。

 その声はピー助に届くだろうか……。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 ジェットジャガー。

 いや、レッドアローンの剛腕が二の腕を掴み、俺を持ち上げる。巨大な手に備わった四本の鉤爪が肉を裂き、裂傷を刻んでいく。

 

「姿が……変わったところでッ!!!」

 

 体内温度が上がり、熱がせり上がってくる。

 そして、放つ熱線。

 零距離から放たれたこれが当たらないわけもなく、レッドアローンの頭部に直撃。豪快な火花を散らし、白煙に包まれる。少なくないダメージを与えてやったが……妙な胸騒ぎがする。

 そして、予感は的中する。

 白煙が晴れ、無傷のレッドアローンの顔が現れた。

 

「ん?何か顔にかかったか?」

 

 こいつ……!

 こうなったらと身体を思い切りレッドアローンに密着させ回転カッターを起動させる。

 

「二度も同じ手が通じると思ったかッ!?この畜生がッ!!!」

 

「なっ……!?」

 

 飛び散った金属片。

 これは、カッターの刃……。

 折れたと、いうのか……!?

 

「……もはや、これまでだなッ!ガイガンッ!!!」

 

 今度は首を掴まれ、投げ飛ばされる。

 ビルに叩きつけられ、崩れたビルの下敷きとなった。

 

「来い。その程度で終わるものではないだろう」

 

 積もったビルだったものの山に向かいレッドアローンが語りかける。

 そして、何かの駆動音が瓦礫の下から鳴り響く。

 

「ゼェェヤァァッ!!!」

 

 爆ぜる瓦礫。

 その中から飛び出る───改造ガイガン。

 右腕を振り下ろし、レッドアローンを袈裟に斬り砕いた。

 

「ッ!?」

 

 反撃に出るレッドアローン。

 剛腕を振りかざし、目にも止まらぬ速さの拳がガイガン目掛けて飛ぶ。

 しかし、レッドアローンの拳の先に、既にガイガンはいなかった。

 

 地面に両腕のチェーンソーを突き立て、街を破壊しながら駆けるガイガン。

 レッドアローンの背後を取ったガイガンは尻尾の先でレッドアローンを捕縛。そのまま、チェーンソーを駆動させてレッドアローンを引き摺り回す。

 

「市中引き回しだこのやろう!!!」

 

 とにかくレッドアローンを引き摺り回す。

 近くのビルにぶつけるなどしてダメージを与える。

 ガイガンには最初こそビルを破壊する罪悪感があったがもうここまで街めちゃくちゃなんだからいっそのこと全部綺麗にして新しく街造ればいいんじゃね?的な考えが芽生え、もう街への容赦はなかった。

 それに、周囲を気にして勝てるほど、レッドアローンは容易い相手ではない。

 最後にトドメの一発と一番巨大なビルにレッドアローンを叩きつけ、今度はレッドアローンがビルだったものの下敷きとなった。

 

「……ちっとは効いただろ」

 

 残心は怠らない。

 しかし、まだこのリングがそのままであるということは奴は負けていないということ。

 いつ、どこから来てもいいように身構え……!

 

「な、に……」

 

 背中から、貫かれた。

 腹部を見れば、先が鏃のようになっている触手が数本。

 一体、どこから……。

 

「ぬるい。ぬるいぞガイガン!!!」

 

 コンクリートの山が爆ぜ、現れるレッドアローン。

 その背中から触手が地面を突き刺しているのを見逃さなかった。

 地中から、攻撃してくるなんて……。

 触手が引き抜かれて、奴のもとへと戻ると背中から生えている無数の触手達が蛇のように鎌首をもたげる。

 こいつ……レッドアローンじゃなくて別のあれに見えてきた……。

 色合いもオレンジと銀で、どことなく竜人のように見える……。

 まあ、そんなことはどうでもいい。

 まず回復して……。

 

「させるか」

 

 襲いかかる、無数の触手。

 先端の刃が全身を切り刻んでくる……!

 なんとか逃れようにも全身を取り囲まれてしまって逃れられない。

 

「くそ、が……!」

 

 膝をつく。

 とにかく、防御を固めて……。

 

「ふん!!!」

 

 コンクリート片を巻き上げながら爆走するレッドアローン。その豪腕が俺を掴んで無理矢理立たせて……。

 

「ガッ……」

 

「その細い首をへし折ってくれる!」

 

 離せともがくが駄目だ、力が入らない……。

 くそ、視界まで狭まってきて……。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 S.O.N.G.本部の潜水艦ではオペレーター達がなんとか通信管制を回復させようと試みていた。

 普段は装者達の戦闘をモニターしサポートしている彼等だが、何故か今回は謎の通信不良によって装者達との繋がりを絶たれてしまったのだ。

 

「通信回復はまだか!」

 

「駄目です!何かにジャミングされてしまって手の施しようがありません!」

 

 通信不良の原因はこちらの機器類ではない。

 外的要因。

 それを排除しないことには回復は不可能である。

 彼等は知らないが、この通信不良の原因はモスラの鱗粉によるもの。

 原因の排除なんて出来ようがないのだ。

 打つ手なしの状況下、唐突にアラートが鳴り響いた。

 

「今度はなんだ!」

 

「巨大な熱源を感知!距離は……200!」

 

 200という至近距離。

 いつの間にそんな熱源が近付いていたというのか。

 レーダーは常に作動しているため急にこんな至近距離に現れるなど……。

 

「とにかく熱源の正体を探れ!さっきの怪獣の可能性もある!」

 

 先ほど潜水艦を襲ったマンダがここまで追ってきたのではと推測した弦十郎。

 もしマンダならばすぐに逃げなければならないが……。

 

「モニター出ます!」

 

 映し出される海中。

 暗闇の中、何かが青い光を明滅しながら接近している。

 

「マンダじゃない……あれは……」

 

 やがて、暗闇にその光を発しているものの姿がはっきりと現れた。

 黒い巨体。

 明滅していたのはその巨体に炎のように生え並ぶ巨大な背鰭。

 その、怪獣の正体は……。

 

「ゴジラ……」

 

 怪獣王ゴジラ。

 ゴジラがついに、現生人類の目の前に現れたのだ。




皆さん本当にお待たせして申し訳ありませんでした……
リアルが色々忙しいもので…… 

え?Twitterにめちゃくちゃ浮上してる?
そりゃTwitterは140文字程度しかありませんから小説書くのとは労力が違うのです(言い訳)

え?キャスやるぐらいなら書け?
別にええやろ!読者作者の皆さんと色々盛り上がりたいんや!

というわけでちっちゃいガイガンになってた続きはお待ちください……
就活終わったらまた前みたいにバンバン投稿するから!
それでは!
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