歌姫と強すぎるリディアンの清掃員(ヒーロー)   作:龍狐

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お久しぶりです。

もう受験まで二週間近くですよ。

こんなことしてる場合じゃないですけど、やっぱり欲が抑えきれませんね。

あぁ……シンフォギアのDVDとCD借りたい……でも親が……

……それでは、どうぞ


緒川、再び

「ええっと……どういうことかな…?」

 

 

弦十郎は困惑した。歓迎したと思ったらいきなり身に覚えのないことを言われたのだ。

刺客と言うのは会っている。なにせ、ここにいる全員政府の人間だ。だがおばちゃんの刺客と言われたがために全く理解できなかった。

 

 

「惚けるなよ。お前、俺がスーパーの特売日に行く最中に邪魔してきたんだ。つまり、お前らは俺にいい品を買わせまいと仕向けられた、おばちゃんたちの刺客という訳だッ!!」

 

『『『『『…………』』』』』

 

 

まさかこんな勘違いのされていたなど思いもしなかった一同。

要するに、タイミングが悪かったのだ。

皆が答え見迷っていると……

 

 

「…アタシらはそんなことしねぇよ」

 

「逆に、わざわざそんなことすることはありませんし、この組織自体極秘ですからね」

 

 

赤髪の少女と青髪の少女、天羽奏と風鳴翼が出てきた。

 

 

「あ……【オカマ ビッチ】と【風鳴 アンパン】

 

 

「「殺すッ!!!」」

 

 

 

出会い早々名前を間違えられた二人はキレ、イバラキに突進しようとするが、そこに後藤さん、そしてもう一人―――

 

 

「あっ、あんたは、刺客第2号……」

 

「緒川慎次です。その呼び方はやめてくれませんかね…」

 

 

そう、イバラキに(急所を)やられた緒川である。

慎次は翼を抑え、後藤さんは奏を抑えている。

 

 

「奏さんッ!!気持ちはわかりますが、落ち着いてくださいッ!!」

 

「あんたにこの気持ちがわかるかぁぁぁぁぁぁ!!名前間違えられてないクセにッ!!しかもこいつオカマったぞ、ビッチったぞッ!アタシはオカマでもビッチでもないし、そもそも男でもねぇぇぇぇぇぇぇぇッッッ!!」

 

「翼さんも落ち着いてッ!!」

 

「無理です緒川さんッ!!おい貴様ッ!!アンパン!?私はパンかッ!?それとも私の()()()を見て言ったのかッ!?だとしたら許さんッ!!今すぐに斬ってやる!!」

 

 

怒りの大ツッコミが炸裂。

イバラキは怒っている二人を完全に無視して話を進めた。

 

 

「おばちゃんの刺客じゃなかったら、一体なんなんだよ」

 

「いやぁね、少し君の体に興味を持ったのよ」

 

 

そこに眼鏡をかけた女性がイバラキの質問に答える。

 

 

「えっ、俺、正直タイプじゃないんだけど…」

 

「あ゛あ゛ッ!!?」

 

 

女性、完全にキレる。

イバラキを殴ろうとするが、そこを赤髪の男性が止める。

 

 

「落ち着け了子くん!!」

 

「これが落ち着いていられるかぁぁぁぁぁ!!タイプじゃないですって!?女性の前で堂々とそんなこと言うヤツはお仕置きしないといけないでしょッ!!」

 

 

もはや、ここは一人の天然男によってカオスと化していた。

周りの職員もその状態をただ見ていることしかできなかった。

 

 

 

~しばらくして~

 

 

 

「「「……………」」」イライラ……

 

「………」

 

 

三人の女性が一人のハゲ男を睨んでいる中、話は進んだ。

 

 

「…政府?おばちゃんの刺客じゃなかったのか?」

 

「そうだ。ここは政府機関、【特異災害起動部二課】。彼らはその職員。そして俺はここの司令だ」

 

「本来、ノイズは現代兵器で倒すことはできません。ですが、あなたは拳を空を切ることで竜巻を発生させ、ノイズを倒した。それだけで十分――竜巻を起こす事態異常ですが、これ自体が異常なんです」

 

「知るかよ。できるんだから仕方ないだろ」

 

「…これは仕方ないでは済まない話なのですが……」

 

「いや、俺も理由知らんし、倒せんだから結果オーライじゃね?」

 

「「………」」

 

 

話が通じない。この時二人はこう思った。

二人としてはイバラキに話を聞きたいが本人がわからなそうなのでなんと質問していいか迷っている。

 

 

「とりあえず、君の体は謎が多いから身体け「とりあえず、これで話は終わりだな。それじゃあ俺は帰るわ」ちょ、ちょっと待ちなさいッ!!」

 

 

話を途中で終わらせ帰ろうとするイバラキを止める了子。

 

 

「なんだよ」

 

「いや、だから、身体検査を「めんどくさいからパス」」

 

 

止めるがことごとく断られる。

了子は何度も叫ぶがイバラキは完全に無視。というか聞こえてない。

 

 

 

 

 

「待ってください」

 

 

 

 

 

 

だが、イバラキの歩みを止めた一言が出た。

言葉自体は了子と全く変わらない。だが、イバラキはそれを言った人が理由に足を止めたのだ。

 

 

 

「慎次…」

 

「緒川さん…」

 

 

そう、緒川慎次である。

 

 

 

「どうしても帰るというなら、最後に一つ、お願いしたいことがあるんです」

 

「なんだよ」

 

「僕と戦ってください」

 

「え、ヤダ」

 

「…………」

 

 

こんなシリアスな場面になっても調子を崩さないイバラキ。

そこで、緒川が一つ提案をする。

 

 

 

「終わったら大盛ラーメンおごりますよ」

 

「よっしゃやろう」

 

 

 

イバラキ、即座に落ちる。

そして、この場にいる全員もあまりのチョロさに驚きを隠せなかった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

場所は変わってトレーニングルーム。

 

 

 

「…………」

 

 

 

イバラキはすでにステージに待機している。

 

 

 

「緒川さん」

 

「どうしたんですか?皆さん」

 

 

 

奏と翼、そして後藤さんが緒川さんに駆け寄る。

 

 

「どうしてあいつを乗らす方法がわかったんですか?」

 

「普通、あんなので落ちるとは思わないのですが…」

 

「確かに…アタシはあんなので落ちないぞ?普通」

 

「皆さん、よく考えてみてください。彼はいつも特売日にしか買い物をしません。しかも特売日への執着はとてつもなく強い。だから彼にとって高いものや外食をするのはかなりの贅沢だと踏んだわけです。案の定、当たっていたでしょう?」

 

「ま、まさかあいつにそんな弱点があったなんて……」

 

「つまり、あいつの注意を引くには飯を奢ればいいんだな?今度使ってみよう…」

 

「奏、そのときはちゃんと変装してね?」

 

「分かってるって」

 

「それでは、行ってきます」

 

 

 

 

 

 

「お待たせしてすみませんでした」

 

「ほんとだよ。ちゃんと約束は守ってくれるんだろうな?」

 

「えぇ、もちろんです」

 

「分かった。それじゃあ早いとこ終わらそ」

 

 

そして、アナウンスが聞こえる。この声は弦十郎だ。

 

 

『それでは、時間無制限のバトル……はじめッ!!!!』

 

 

 

弦十郎の合図とともに緒川は早速動いた。

 

 

 

「ハァッ!!」

 

 

 

イバラキに火をつけた何かを投げると、そこから白い煙が発生する。

これは煙幕だ。

 

 

 

 

 

「な、なるほど……緒川さん、考えたな……」

 

「どういうことだ?」

 

「あいつの攻撃って、一発一発は強力でも、当たらなければ意味がないでしょう?だから煙幕で目くらましをして、その隙に攻撃するということです」

 

「なるほどな…」

 

「だが、こちらからも煙幕で何も見えない。一体中ではどうなっているのか…」

 

 

そして、その次の瞬間……

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ァ゛ァ゛ァ゛ァ゛ァ゛ァ゛ッ゛ッ゛ッ゛!!!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

この世の者とは思えない声がした。

 

 

「な、なんだッ!?」

 

「中でなにが起こったというのだッ!?」

 

「ま、まさか……」

 

 

しばらくして、煙幕が晴れる。

そしてそこには……

 

 

 

 

 

 

 

「…………………」ピク、ピク…

 

 

 

「…………………」

 

 

 

 

 

 

 

両手で股間を抑えてうずくまっている緒川さんと、それを見ているイバラキであった。

 

 

 

『『『『『………………』』』』』

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

~~~~~~~~~~~~

ちなみに、中ではこんなことが起きてました。

 

 

 

 

「煙か…」

 

 

「(視界を奪った上で確実に仕留める……ッ!!!)」

 

 

 

緒川はイバラキの視界を奪ってイバラキの後ろ上空に移動していた。

 

そして横足蹴りをイバラキに入れようとした、その瞬間………

 

 

 

 

「これじゃ何も見えね―――」ドスッ

 

 

 

 

イバラキが煙を振り払おうとし腕を動かした瞬間、イバラキの肘が緒川さんの股間に直撃した。

 

 

 

 

 

ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ァ゛ァ゛ァ゛ァ゛ァ゛ァ゛ッ゛ッ゛ッ゛!!!!

 

 

 

 

 

~~~~~~~~~~~~

 

 

『お、緒川ぁああああああああああああ!!!』

 

『『『お、緒川さぁぁああああああああああああん!!!』』』

 

 

自体を全く理解できずずっと植物状態だったが、ようやく脳が理解すると、即座に行動し始めた。

なにせ普段の彼からは全く想像ができないほどの声が出されたのだから理解が遅くなっても仕方ないだろう。

 

 

この後、緒川は集中治療室送りになった。

 

 

そしてイバラキはというと……。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ラーメン……」

 

「俺がおごってやる」

 

「お、ありがとな。後藤さん」

 

「(緒川さん……ご愁傷様…)」

 

 

 

 

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