この世界って醜くありませんこと?   作:青川トーン

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EPISODE FINAL

 どこまで話したかな?ああ、そうそう……新しく生まれてくる君がやるべき事だね。

 

 それはこの世界で生きる事、ただそれだけ。

 何をするかは君が決めるんだ。

 

 それが君の……この世界に生きる者の役割なのだから。

 

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 EPISODE FINAL/NEXT WORLD

 

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「だぁあああっ!!」

「てやぁあああっ!!」

 

 ユウと翔子のキックが怪物の巨体を貫き、有り余るエネルギーが爆発を起こす。

 その向こうではタクミが家族の仇である九場弾をついに討ち取った。

 

「血印よ……目覚めよ!」

 

 同じ頃「狩人」と戦っていたのは奈々とシンジ、そしてツルギだ。

 母より渡された「血の継承者」の印である「ナイトザンバー」を開放し、人々を自らの快楽の為に殺す狂人を倒した。

 

 さらにソウジとヒビキ、そしてアリスが別の怪物の群を蹴散らし、薙ぎ倒していた。

 

 この世界ではいつもどこかで誰かが戦っている。

 平和と自由を守るために、愛する人を守るために、あるいは自分の願いを叶える為に。

 

 

 それが、この世界に生れ落ちた者の祝福であり、役割だからだ。

 

「……また、新しい可能性が生まれた。祝福しよう」

 

 ビルの上、不思議な格好をした少女が手にした携帯端末を見て笑う。

 彼女こそが、この世界を作り出した「最初の女神」。

 

 それでいて、ソウジや奈々をこの世界に送り出した存在でもある。

 

「我々の邪魔をしているのは貴様か!」

 

 異形の姿をした怪人達がオーロラの向こうから次々と現れ、女神を取り囲む。

 

「あー私としては別に邪魔をしているつもりはないのですよー?あなた達だって私の子供なんだから、贔屓なんてしてないし」

「ならば我々にひれ伏せ!その力を我々に寄越すのだ!」

 

 あー……と呆れた表情を向けて、女神は肩を落とす。

 

「タイミング悪いね、君たち」

「なんだと……?」

 

 怪人のリーダーが女神の言葉の意味を知る事はなかった、それはその存在が終わりを迎えたからだ。

 

「なるほど……これがここでの俺の役目か」

 

 運命を破壊して、新しい世界を生み出す存在がそこに現れたからだ。

 

「これで……世界は私の手から離れ、私の知らない物語が始まる」

 

 満足げに怪人達を蹴散らす新しい戦士の背中を見送ると女神は姿を消し。

 彼女が手にしていた携帯端末だけがそこに残されていた。

 

 

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 私達、俺達は瞬間瞬間を必死に生きている。

 というのもこの世界は何が起こるかまるでわからない。

 未来の事はわからない、過去の事もあてにならない。

 信じられるのは今、この瞬間だけ。

 

 原作知識?転生者?メタ視点?むしろ持ってきてくださいなんでもしますから!!

 

 なんの事かわからない……?そう、んじゃまぁ……ようこそ、物語へ。

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