異端の悪魔と一般人のハイスクールD×D   作:鳩は平和

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エナジードリンクがあればなんでも出来る気がする。

俺は土曜日の深夜になる。悪魔は深夜が一番魔力がたまる。そのためが体は羽のように軽い。逆に朝とかは弱くなる。神社や教会も神さまがいるために、行くと頭痛とかも酷いらしい。

 

俺は旧校舎に言って……扉を開けると、部長以外は来ていた。

 

「どうぞ、翔さま」

 

俺にコーヒーを渡してきたのは……セバスさん。用務員でよく見る、女子生徒からと大人気である。紳士だ、そりゃ惚れるわ。

 

「あれ、部長はどこに?」

 

「部長は地下室で、翔さんのものを整備しているよ」

 

俺のつぶやきに反応したのはテナ先輩だ。

 

「あ、テナ先輩、こんばんは」

 

「フフフ、先輩。良い響きだな」

 

どうやら、テナ先輩は基本的にはさんづけとからしい。基本的にこの人たちも俺と同じような武装を持っている上で神器(セイクリッド・ギア)を持っているらしい。

 

チーン。

 

エレベーターのランプが光って扉が開くと出てきたのはリィーラ部長だった、服は白衣を着ており様になっているけど、目の隈がすごかった。

 

フラフラと部室にある部長がいつも座るソファに座る。目頭を抑える。

 

「今日から翔くんは悪魔の仕事としてもらうよ」

 

悪魔の仕事……人と契約をして、その代価をもらう。それが悪魔としてのステータスであり、転生した悪魔でも頑張れば爵位をもらえるらしい。

 

「でも、まず最初は小さなことからコツコツとだよ」

 

渡されたのはチラシだった、それは俺が殺される前にもらったチラシだ。これは魔力を持っている人に渡して、その紙を通じて召喚される。

 

「これは各家のポストにインして、乗り物は用意しているから」

 

俺は部長から乗り物をもらう、その端末には契約候補の割り振りが赤い点になっている。乗り物は電動自転車だった。

 

ー○●○ー

 

あー、頭がボーッとする、やっぱり難しいな。けど、やり甲斐はある。出来たらきっと凄いことが起きそうだな。出来たらエヴァンゲリオンの初号機とか作りたい。

 

スマホが揺れ出して、で画面に出てきたのはシーグだった、そういえばあれを見せていなかったな。

 

「リィーラ、久しぶりね」

 

「久しぶり、どうかしたの?まさか、レアなプラモデルを見つけた?」

 

そういうわけではなく真剣な顔つきである。

 

「父上から、グレモリー家とイブリース家に依頼を頼まれました」

 

シーグの父上………つまり大公からだ、要件は一つだと思う。

 

「話してちょうだい」

 

「はぐれ悪魔が二匹……駒王町に出没したとそれらの討伐を」

 

「わかったわ、出来るだけ早く終わらせるわ」

 

「ありがとう、それと……しっかり寝なさい」

 

画面が閉じて、俺はフーッた息を吐き出す。そうだ、シーグに写真を送っておこう。

 

メールを送って俺はセバスとアンナを動かして情報を集める。

 

ー○●○ー

 

チラシ配りにポスト入れをする毎日が続く、部長に言われ朝にトレーニングをすることになった。朝で夜のことが出来ればより力が増すからである。

 

テオさんやカテレアもしているから、俺も早く部長に役に立つように頑張らないと。たまにアンナさんやセバスさんも付き合ってくれるけど、あの二人はスパルタだと思った。

 

「部長、チラシ配り行ってきます」

 

「翔くん、チラシ配りはもう良いよ」

 

俺はチラシが入っているカバンを持って外に出ようとしたら部長に止められた。

 

「えっと、何をするの?部長」

 

「悪魔の契約の仕事だよ、それと……はい」

 

青い宝石や水晶が組み込まれている首飾りだった。

 

「これは?」

 

「それはね、下にあるロボットの武装を装着するための首飾りだよ、名前を叫んだらその武装を瞬時に装着することが出来るんだ、みんなも持っているよ」

 

部長や他の人たちを見ると確かにそれと似たような指輪とか腕飾りとかつけている。

 

「まだ、あれは出来てないから呼び出さないけどこの前見せた奴はそこから呼び出せるから……今回の悪魔の契約なんだけど実はカトルの契約が二つ同時に来たから、その片方をしてね」

 

「よろしくおねがいします、翔先輩」

 

「はい、頑張ります」

 

部長がボタンをポチッと押すと机やソファが勝手に動いてそこにあったのは巨大な魔法陣だった。

 

するとカトルさんが中央に立ちなにかを唱える

 

「翔くん、今は近づいたらダメだからね」

 

「部長、問題ありません。………翔先輩こっちに来てください」

 

カトルさんに言われて俺は近づくと手を掴む、すると俺の手の甲に紋様が浮かび上がる。

 

「これがあれば翔くんはその魔法陣を伝って契約してくれる人の所に向かうから」

 

へぇーこれがそうなんだ。

 

「部長、俺契約取ってきます!!」

 

魔法陣が光り出し周りが見えなくなる…………光が収まって俺は周りを見るとそこにあったのは魔法少女のフィギュアやCDとかあった。

 

「いらっしゃいにょ、悪魔さん」

 

野太い声が後ろから聞こえ、そこにいたのを見て空いた口が開かなかった。

 

それは圧倒的な巨体だった。そして、圧倒的な存在感だった。鍛え抜かれた筋骨隆々な男が、ゴスロリ衣装を着込んでいる。  よく見れば、ボタンが引きちぎれそうだ。服の端々もいまにも破れそうに悲鳴をあげている。何よりも双眸が凄まじい殺意を向けてきている──にもかかわらず、瞳は純粋無垢な輝きを放っていた。

 

何より頭についているものを見て頭が痛くなる。ネコミミだ、美少女がつけるならまだしもおっさんがつけると気分が悪くなる。

 

「え、えっと、イブリース家の悪魔です、あなたが呼び出しましたか?」

 

「そうだにょ、悪魔さん。私を魔法少女にしてにょォォォォォォ!!」

 

いきなり変なことを言った上に大声で叫ぶ化け物……窓に割れ目が出来る!な、なんなんだよ、もう怖くて泣きそうだよ。

 

「魔法少女、異世界に行けばワンチャン……」

 

「それはもうやったにょ」

 

やったのかよ、ていうか、方法とかあるのかよ!!

 

「待ってにょ、悪魔さん一人だときついた思ってもう一人の悪魔さんを呼んだにょ」

 

俺は漢ミルたんにお茶をもらった、これはご丁寧にどうも。俺はお茶をすする。

 

ピンポーン

 

「きたにょ、今行くにょ!!」

 

スキップしながら玄関まで行った。

 

「あ、あの……あ、悪魔を……グレモリーの眷属を召喚しましたか……?」

 

聞き覚えのある声が聞こえてしまった。何か言い合いが始まる。

 

「ミルたんにファンタジーなパワーをくださいにょぉぉぉぉッ!」

 

もうその声が充分ファンタジーだから、おめでとう。そういうことで俺は帰る部長、すみません俺にはこの契約早かったです。

 

「か、翔」

 

そこにいたのは兄貴だった

 

「あ、兄貴、アンタもここに……」

 

「二人とも兄弟だったにょ、それじゃ三人で一緒に『魔法少女ミルキースパイラル7オルタナティブ』を見るにょ。そこから始まる魔法もあるにょ」

 

 俺たちの長い夜が始まった。

 

ー○●○ー

 

朝になり俺は裏のチラシを見て困っている……いままでこういうことが起きたことがないからな。それにまさかグレモリー家もそこにチラシを入れるなんて。

 

「……翔くん」

 

俺の言葉にビクッと肩を震わせる、別に怒るわけじゃないからな。

 

「まあ、初めてだと契約に失敗することはあるから、特に気にしないでとりあえずお疲れ様、数を乗りこなしていけば契約は取れるから」

 

「え、怒らないんすか?」

 

「怒って欲しいの?」

 

その言葉を聞いて、首を横に振る翔。そうだろう、俺だってあまり怒らないし、ていうか俺が怒ってもカテレアたちはあまり怖くないと言われた。

 

「今日の部活はここまで、とりあえずお疲れ様」

 

「はい、部長。お疲れ様です」

 

翔くんが帰って次に入ってきたのはセバスだった。

 

「お嬢さま、はぐれ悪魔カイザーを見つけました」

 

「そう、今日の夜行こう、ちょうど翔くんに悪魔の駒(イーヴィル・ピース)について説明しようかな」

 

「それがよろしいかと、はぐれ悪魔バイザーはどうしますか?」

 

「そっちはグレモリー家の人に、どうせあっちも見つけているだろうから」

 

それを聞いて、セバスはお辞儀をする。俺は翔が使うであろうロボの調整をする。

 

「お嬢さま、一つ聞いてよろしいでしょうか?」

 

「なに、セバス?」

 

「お嬢はどうして、翔さまに対してそこまで気にするのでしょうか?」

 

俺はコーヒーを飲んで一息いれる。

 

「そうねぇ、まあ一つはあのイガルガを簡単に動かしたことかな、イガルガの動力源は知っているでしょう」

 

「女皇之冠/皇之心臓、ベヘモスの死体から取れた魔力結晶、そしてどの鉱石よりも硬い謎の鉱石」

 

その言葉を聞いて俺は傾く。

 

「そう、出力はどの機体よりも高いけど、それ故に扱いにくい機体……それを一回であそこまで……前まで一般人だった彼がだよ。それに………」

 

俺はコーヒーを飲み、机に置く。

 

騎士(ナイト)の駒を二つを使ったんだ、そんな天然の原石がどう輝くのか見たくないか?………むろん、私は他の眷属のみんなも同じようにしている」

 

「ありがとうございます、お嬢さま……翔さまはもしかすれば魔王ルシファーの騎士(ナイト)に匹敵するかもしれませんね」

 

「まあ、そうなるわね。まずは体づくりに修行……私が大人になったらレーディングゲームにどんどん参加していくわ」

 

『相棒、私たちも頑張るぞ』

 

マルドゥクたちが話しかけてきた。

 

「ええ、あなた達の力も期待しているわ、私も早く禁手(バランス・ブレイカー)出来るように頑張るわ」

 

『なら、修行と今より厳しくしないとな』

 

ヤッベェ、俺死んだわ。簡単に口を出すといいことはないな。

 

ー○●○ー

 

夜になり、俺は頭を抱える……翔が神陣営である、悪魔祓い(エクソシスト)を教会まで送ったんだ。前代未聞に頭が痛い。

 

「翔くん……いいかい?決して教会に近づいたらダメだよ、今回は大丈夫だけど、本当なら殺されても文句は言えないんだから」

 

「殺される……でも、あの子は」

 

だけどおかしいな、翔が行った場所は既に捨てられた場所だ……それをまた………何かあるのか?……とりあえずそれは後に回そう。

 

「お嬢さま、はぐれ悪魔が動き出しました」

 

「そう、みんな準備して」

 

「ぶ、部長どこに行くんですか?」

 

俺たちはそれぞれ武器の手入れや着替えをする。

 

「悪魔のもう一つの仕事、はぐれ悪魔の討伐」

 

ー○●○ー

 

はぐれ悪魔、転生悪魔が力に溺れ主である上級悪魔を殺し人間界に出没し、人間を食らう。翔をはぐれ悪魔として殺そうとした堕天使……はぐれ悪魔は殺しても何も言われない……言うなれば野良犬だ、いても利益にはならない、中には最上級悪魔の力を持つはぐれ悪魔もいる。

 

俺たちが向かった場所は山の中にある薄暗いトンネル……そこはよく神隠しが起こる場所であり、滅多に人が近づかない廃トンネルである。

 

「翔くんに教えることがあるの……純血悪魔の大半が死んだことは知っているよね?」

 

「はい、数百年前に起きた大戦争で……」

 

よく勉強している、そういえば翔ってセバスたちにそういうことを教えてもらっているんだっけ。

 

「このままだと悪魔は根絶の危機に晒されて、そんな時に発明されたのが……悪魔の駒(イーヴィル・ピース)

 

悪魔の駒(イーヴィル・ピース)?」

 

首を傾けながら言う……そういえばまだ言っていなかったな。

 

「翔くん、悪魔の駒(イーヴィル・ピース)は上級悪魔の証と同時に他の種族を悪魔として転生させるアイテムでもあるの」

 

カテレアが翔に言う。すると手をポンと叩く翔。

 

「なるほど、だから俺は悪魔として転生出来たんだ」

 

「そうだよ、上級悪魔である部長、そして私たちは部長の眷属として、とあるゲームに参加するんだ。その名前はレーディングゲーム」

 

「レーディングゲーム?」

 

「翔先輩、レーディングゲームは私、眷属と相手側眷属と戦わせるゲームです、人間界のボードゲームであるチェスに見立てて」

 

「チェス……つまり俺たちが駒っていうことですか?テナ先輩」

 

「そうだね、私たちはまだ成人していないからレーディングゲームには出れないけど部長は成人したらレーディングゲームの大会に積極的に出るらしいよ、ですよね。部長」

 

「そうね、それまでしっかりとした準備に情報を集めていくよ、みんなには期待しているから」

 

すると翔が手を挙げる。

 

「部長、それで俺は何の駒の役割なんでしょうか?」

 

「そうだったね、翔くんは………」

 

『ご、ご主人!は、はぐれ悪魔がき、きました!!』

 

すると血の濃い匂いが近づいてきた。そこから現れたのはでっぷりとしたお腹に醜悪な顔つき、大きさとしては5メートルぐらいだな

 

「ギャハハハ、キタキタキタ。人間を食うのも飽きたから、ハーフとか純血って甘いのかしょっぱいのか」

 

「はぐれ悪魔カイザー、横になって寝て起きないさい。そうしたら苦痛の無い死を与えるぞ、それを拒むなら苦痛ある死を与えよう」

 

「小賢しいわぁぁぁぁぁ、異端の悪魔がァァァァァァァ!!、貴様の髪の色のように血で真っ赤に染めてやるぅぅぅぅ!!」

 

俺はそれを確認して、テオに顔を向けるり

 

「テオ、やってちょうだい」

 

「了解、ガリルラナガン装着!!」

 

テオのリストバンドが光りだす。


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