隻腕の師匠と捨て子の弟子   作:銀髪っ娘にTS転生したいおじさん

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年末年始が一番忙しいクソ


18話 恋愛大騒動と変なモンスター

吐息は一瞬にして白くなり、強烈な冷気が容赦なく肌を刺す。その寒さは防具の有無など関係なく身体の熱を奪っていく。

あの後、リーフからアドバイスを受けたアベルはラクシュに挑戦状じみたことを叩き、ラクシュもそれを真剣に受けた止めた。そして、彼女から出された試練はーーー

 

 

『氷牙竜ベリオロス。それを倒せたらいいよ。一緒に狩りに行く仲間も欲しいとは思ってたし』

 

 

だから氷牙竜の狩猟を言われたアベルはこうして凍土にいるというわけだ。

ちなみにラクシュもその目で見届けるために同行している。

 

「ふぅ…さすがに寒いな…ホットドリンクが無ければまず何もできない」

 

「同意。ここで遭難したら助けは絶望的。…でも遺体が腐ってないのがまだ救いなの…かも…」

 

雪を含む風の中を進みながらそう溢すラクシュ。その口調は明らかに落ち込んでいるようだ。

 

「そうか…貴女は『鉄壁』。守りに長けているが故に、救難活動も請け負うことがあるのだな…」

 

守りの固さはそのまま生存率につながる。G級ハンターの中でも特に守りが固いラクシュは圧倒的なまでの生存率を誇り、それをアテにしているギルドから無茶な救援や調査を依頼される事も少なくない。

 だが、凍土や火山での遭難は基本的に助からない。大抵はモンスターに食い散らかされているか、厳しい自然の前に倒れ伏してしまう。ゆえにラクシュが見つけるのはほとんど手遅れの遺体のみなのだ。

尤も、今はモガで専属ハンターをしているのでそのようなことは少なくなったが。

 

「そうか…やはり、皆それぞれの思いを抱えているのだな…」

 

その呟きを最後に、2人の間から声が消える。ザク、ザク、ザク。雪を踏みしめる音と、時折吹雪く冷たい風の音が虚しく響く。

2人は、そのままかの竜の巣に向かっていった。

 

 

 

★ ★ ★ ★ ★

 

 

 

「ん…んんん〜。…ふひゅう〜…」

 

2人がしんみりとしてしまった時と同刻、この案を提案した張本人はモガでのんびりと釣りをしていた。

…誤解を招かないために言っておくと、これはれっきとしたクエストである。内容は黄金魚8匹、白金魚2匹、そしてサブターゲットに小金魚10匹という釣りクエストなのだ。

このようなクエストは基本的に人気がない。変化がない、鮮度が大事、見栄えが悪い等の理由で初心者〜中級者には敬遠され、上位トップやG級はそもそもこんなクエストを受ける暇がない。そんなわけで、年中ギルドのクエスト募集板でくすぶっているのだ。

 

「ま、私にとっちゃお酒飲みながらのんびり好き放題できる神クエなんですけどね。あむっ…うん、美味しい。さすが私」

 

釣り糸を垂らしながら横にあった一口大の干し肉をひょいとつまむ。硬めの歯ごたえに少し強めの塩、全体を調和させつつ僅かに刺激を加えるトウガラシの独特のハーモニーが奏でられる。いや、これは賑やかハーモニーというよりも…

 

「琴や三味線、笛と言った落ち着いた演奏かな…んぐ…ぷへぁー!うーーまーーい!」

 

独り言を言いたい放題言いながら酒を流し込むリーフ。もはやどう見てもおっさんである。

 

「ふふーん、なんとでもいうといいさ。まあ文句言う人がいないからこんなことができるんだけどね。それに、なんだかんだ言って既に半分は釣ったんだぜ!この調子なら日没までには終わるかなー?」

 

「カッカッカ、なら人間でない者の言葉なら素直にお聞きになりますかな?」

 

「ふふ、そうだねぇ。それならさすがに聞くと…思…誰だ!っ!?」

 

何気なく聞こえた声に何の疑念も抱かずに返事をしてしまった。この場には誰もいないはずなのに、その声があまりにも警戒心というものが欠けており、そのまま口からするりと溢れてきたのではと錯覚するような声だったのでついつい反応してしまった。

慌てて横を見るリーフ。しかし、彼女は声の主を見た瞬間、僅かに硬直した。なぜならそれはーーー

 

「おやおや、面白い反応でございますなあ。人間の皆々様は大抵、拙僧を目にすると恐れおののくか慌てふためき逃げまどうのでございますよ。しかし其方は一瞬止まりつつも即座に離れて臨戦態勢でございます。いやはや、思った以上の猛者でございますなぁ。カッカッカ」

 

 

ーーーそこにいたのは海の王、海竜ラギアクルスであったーーー

 

 

 

★ ★ ★ ★ ★

 

 

 

「くおっ!早い!」

 

「引きつける!その隙に尻尾を!」

 

凍土では激戦が繰り広げられていた。

 

「グォォォォ!!」

 

氷牙竜が咆哮し、直後に飛びかかる。

狙いは比較的防御の軽いアベルだ。

 

「くそ!しつこいぜ!」

 

速度と質量の両方を兼ね備えたその攻撃は、まともに食らって仕舞えば熟練ハンターであろうと致命傷、良くても動けなくなる重傷を負うだろう。

 

「っらぁ!」

 

ローリングで横に避け、お返しに苦し紛れだがドストライクダガーを翼に向けて振り下ろす。

 

「ダメだ、かてえ!」

 

だがその軽い一撃は、氷牙竜の固いスパイクに弾かれてしまった。さらに、その弾かれて逆に隙を晒したアベルに尻尾の攻撃が来る。

 

「がっ!くそ、いってえじゃねえか!」

 

が、なんとかその場から離脱することに成功した。しかし防ぎきれなかったのか、かすった腕の部分の防具の装甲は剥がれてしまっていた。防寒具としての役割は残っているが、これではただ服を着ているだけの状態と変わらない。

 

「無茶しないで。あれは2人で倒す。それぐらい、強い」

 

「ガァァ!!」

 

さらに突進をしてアベルを仕留めようとした氷牙竜だが、その攻撃は横から現れた『鉄壁』により阻まれた。

 

「ふっ!」

 

ラクシュは突進を1歩も下がらずに受け止めるどころか、盾を押し返して隙を作り、その隙に砲撃をする。

「ガァ!」

 

ガンランスの砲撃は肉質や甲殻による防御をある程度無視してダメージを与えられる。無論、固いスパイクをもつ氷牙竜の翼にも有効打を叩き込める。

 

「ふぅ!ったぁ!」

 

慣れない種類の攻撃を受け、僅かに怯む氷牙竜。その隙を見逃さずさらに武器を振り上げ、叩きつけをかます。だが、ガンランスの砲撃の真価はここから派生されるのだ。

 

「グギィィィ!?」

 

「おお…すっげぇ」

 

 フルバースト。それは、武器に装填されている弾を一度に全て撃つ大技である。大きな反動に一度完全なリロードが必要になるため、気軽には使えない技であるものの決まって仕舞えば大ダメージだ。特にラクシュの重さを利用した叩きつけ+フルバーストコンボは強烈すぎるダメージになる。

 無論、それを食らった氷牙竜は大きくのけぞり、それを見たアベルまで感心してほう、と息をこぼしている。

 

「ガ…グォォォォォォ!!!!」

 

「まだ倒れる気配はない…ここからが正念場」

 

しかしG級個体の氷牙竜はその程度では致命傷にはならない。むしろ自信に痛手を喰らわせた弱小種族を食い殺さんと目を朱に染めて怒りの咆哮をする。

 

「ああ、わかってます…よ!」

 

それに応えるようにアベルが跳躍し、ラクシュはさらに防御を固める。

 

ーーーここに氷牙竜戦第2ランウドが始まったーーー

 

 

 

★ ★ ★ ★ ★

 

 

 

「いやぁ…まさか喋るモンスターがいるとはね…世界は広いよ全く」

 

「カッカッカ、左様でございますなぁ。拙僧の旅の中でも変わった者どもおりました」

 

結局あれから2人、否、1人と1頭は和気藹々と話していた。側から見れば、釣りをしながら酒を飲むハンター(?)と海竜が岸に並んで駄弁っているという摩訶不思議な光景である。

 

「へぇ、君は旅をしているのかい?それで、どんな変わったモンスターがいたいんだい?」

 

「そうですなぁ…例えば…あれは拙僧がとある島、人間のお方ではアヤの国というところを通っていた時でした。拙僧はちょうどその時空腹でしてなぁ、海面近くまで上がっていました。すると何やら影が見えましてな。何やらと思い首を出してみると…なんとそこには火竜殿がいらしていたではありませぬか!」

 

海の上にも火竜がいるのは珍しいことではない。特に島国のアヤ国は海の資源が豊かであり、わざわざそこまで飛んでくる個体もいるくらいだ。

 

「ほほう、それはなかなか危険な状況じゃないかい?」

 

「拙僧もそう思い、慌てて戦おうとしたのです。ところがどっこい!彼はいきなり説教をし始めたのです!」

 

「せ、説教…?」

 

何を言っているんだろうか。意味が良くわからないと言った顔で喋る海竜を見つめる。すると、まあまあ慌てなさるな、と制してまた話を続けた。

 

「そう、説教でございます。拙僧が警戒していると突然『争いは醜い…なぜわからないのだ…ああ!しかしだからこそ!私は平和の尊さを皆に広めなければならない!そう!そこの海竜殿よ!あなたもそのようにいきなり警戒してはならない。まずは対話を心みるのです!』っと」

 

「平和主義のリオレウス…ダメだ情報処理が追いつかない」

 

意味がわからない。というか理解できない。

 

「ちなみに拙僧はこれを悟リオレウスと名付けました」

 

「あったまいたくなってきた…」

 

理解の範疇を超えてしまう情報だらけだ。このままではパンクしてしまう。

 

「頭痛には酒ですよ…んぐ…ぷはぁ!あ゛〜五臓六腑に染み渡る〜」

 

めんどくさいことは酒に流してしまうのが一番いい、古来よりそう言われているのだ。太古のとある国の法王が残した書物にも「神とか信じるだけじゃやってけないぜ。酒だ酒」とあったくらいだし。

 

 無言になった1人と1頭は、日光浴をしながら海を眺めている。しかしそんなことをしていては…

 

「ああ〜やばい…ポカポカして眠くなってきた…」

 

睡魔が襲ってくるのだ。それも、とてつもなく争い難い強いヤツが。

 一瞬だけ耐えようと思ったものの、その誘惑な即座に負けたリーフはコテっと眠ってしまう。

 

「んん?おやおや、眠ってしまいましたか…んー、拙僧も少し昼寝と致しましょうかな。しかし拙僧の固い鱗では寝心地も悪いでしょう。ここは…」

 

そう言って僅かにのけぞる海竜。直後、バキバキベキベキという嫌なことがした。

 

「んんんんんんん」

 

それに呼応して唸る海竜は、だんだんと小さくなっていき…

 

「ふぅ…こんなもんでございましょう。さて…おやすみなさい、ですな」

 

リーフと同じくらいの身長の人間の少女になっていた。これを見たらまた絶叫が響き渡るのだろうが、生憎とその光景を見たものはいなかった。

 

 

 

★ ★ ★ ★ ★

 

 

 

ところ変わって全てが凍てつく極寒の凍土エリア。そこで行われていた「騎士」鉄壁」vs「白騎士」の戦いは決着がつこうとしていた。

 

「ふぅ…もう少しだ。さすがはラクシュさんだ。今回も今回とて一回たりとも攻撃をくらっていない」

 

「モンスターの攻撃は1発で致命傷にもなる。なら、全て防ぎ切るのが一番」

 

避けようとしても避けきれない攻撃はいくらでもある。ならば、そもそも避けずに受けきればいいのだ。

 

「いや、そんなことができるのは貴女だけですよ。しかもそれを下位の時からやってるなんてね。ほんと天才だ」

 

ラクシュを讃えながらブレスを避けるアベル。その刃は脚を斬りつけ、そこにまた一つ傷ができる。

 小型で軽い片手剣は機動力の長い氷牙竜とは相性が良く、確実にダメージを蓄積させていっていた。

 

「そこだ!」

 

業を煮やした氷牙竜がバックステップをし、もう一度ブレスを撃ち込んできた。しかし今度はラクシュにより阻まれる。

 そしてその後ろからラクシュを飛び越えるようにして接近したアベルが剣ではなく盾による殴打を打ち込む。

 

「ガッ!?ガ…ァァ!」

 

鋭い斬撃による攻撃が来ると構えていたにも関わらず、鈍く意識を飛ばす打撃が、しかも2連続できた事に氷牙竜は対応ができない。 

 クリティカルヒットとでも言うべき入り方をした攻撃に、氷牙竜の意識が数秒混濁する。そして、それが敗因であった。

 

「あなたは強かった」

 

わずか数秒、されど数秒。いつのまにか顔の前に並び立っていたラクシュがガンランスを構えている。そしてその内部が急激に光り始めーーー

 

「竜撃砲、発射」

 

ーーー氷の大地に、低く大きい砲撃音が轟いたーーー

 

 

 

 

 

 

 

 

 

       ◆ ◆

私は、暗い廃墟のようなところにいた。

 

 

 

はて、私は先ほどまで釣りをしていたはずだが…

 

 

 

それに、何故か私は鉄刀ではなく飛竜刀にシルバーソルを着込んでいる。

 

 

 

そして、どこだここは?いや、そもそも私はなぜ、ここにいる?

 

 

 

 

 

なぜだろう、何も見えない。でも、出口を探さなくちゃ。とりあえず、歩こう。

 

 

 

 

 

 

まだ、何も見えない。冷たい雨が降ってきた。傘も何もない私はただ濡れて冷えることしかできない。

 

 

 

 

 

 

 まるで私を責めているようだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

まだ、何もない。雨は、止まない。

 

 

 

 

 

 

まだ。体が、冷える。

 

 

 

 

 

 

 

 

まだーーー

 

 

 

 

 

 

 

…どれくらい、歩いただろうか。2日?3日?体内時計が機能していない。ただ、少し疲れてしまった。

 

 ふぅ…ちょっと座ろう。

 

 少しくらい、休んでも大丈夫かな?なんだかここで止まると、もう二度と目が覚めない気がするけど…

 

 

 

 

 

 

 

あれ?いま、人影が…?

 

 

 

 

 

 

 

あ…間違いない!人がいる!早速話しかけてここから……あ…………

 

 

 

 

 

 

 

 

き、みは…

 

 

 

 

「ーーーーーー」

 

 

 

 

っ!待ってくれ!

 

 

 

「ーーーーーー」

 

 

 

 

私は君と話が!頼む!行かないでくれ!待って!

 

 

 

 

 

 

「ーーーーーー」

 

 

 

 

 

 

え!?何を言ってるんだい!?君の声が聞こえないんだ!お願いだ!

 

 

 

 

 

「ーーーーーーて」

 

 

 

 

 

お願いだから…

 

 

 

 

 

「ーーーーーーて」

 

 

 

 

 

 

 

行かないでよぉ……………………

      ◆ ◆

 

 

 

 

 

 

「っぁ」

 

 

目を覚ますと、鮮やかなオレンジの空と穏やかな波の音が聞こえた。

 

「んん…わた、しは…」

 

景色だけ見れば最高のシュチュエーションだ。しかし何故だろう、とても気分が悪い。何か、こう、とてつもなく救いがない悪夢を見たようなーーー

 

「ふぅむ、大丈夫ですかな?」

 

「ひゃい!?」

 

ビクッとするリーフ。思考の海に沈んでいるときにかけられた突然の声につい驚いて変な声が出てしまった。

 

「おや、ずいぶんな驚きようでございますな。…何か良くないものを見ていたのでは?」

 

軽口を叩いた後、少し低く真剣な声で問いかける海竜。おそらくその通りだが、何故わかるのだろう。

 

「カッカッカ、何故も何も其方、ひどくうなされておりましたぞ」

 

「そうかい…でもまあ多分もう大丈夫「大丈夫では、ないのでは?」っ…」

 

遮られた。海竜はじっとこちらを見つめ蒼い瞳と深海の瞳が交差する。その時、リーフは思った。

 

「まるでこれは…御伽噺の賢者のようだね」

 

「カッカッカ、賢者とは恐れ多い。拙僧はただの放浪人。住処を持たずただただ世界をぶらぶらするだけでございますよ」

 

「ふふ、住処に引きこもってるような顔色の悪い賢者よりもそっちの旅人の方が万倍いいじゃないか」

 

「おやおや、それもそうですなぁ」

 

心の闇を押し込みながら、美しき夕焼けの景色の下で本来交わらぬ者たちは親睦を深める。その光景は、目の前の海のように穏やかであった。

 

「ふぅ、では拙僧は一旦海に戻りますぞ。其方もお気をつけてお帰りなさい。最近は何処も妙な雰囲気ですかなぁ」

 

そう言ってザバンと海に潜って行った海竜。リーフもそれを見て、釣った魚を担いで歩き出す。

 

「あー」

 

 ふと、忘れていた事を思い出した。

 

「名前、聞き忘れちゃったな」

 

ーーー願わくば、もう一度会いたいものだーーー

 

 

 

★ ★ ★ ★ ★

 

 

 

日はすでに落ち、暗闇がモガの村を覆っている。

 

「それで、どうだいラクシュ?彼は君のお眼鏡にかなうかな?」

 

「癪だけど、強い。とても努力したのがわかった」

 

「おや、それはそれは良かった。では、まずは友達とPT仲間ってところからだね」

 

「おお!やったぞ!ラクシュさん、そしてマドモワゼルも!」

 

氷牙竜と倒した2人はリーフを交えて今回の結果について話していた。時刻はすでに日を跨いでいるだろう。レオンはもう寝ている。

 ちなみに結果としては上々であった。始めこそ関わるのを渋っていたラクシュであったが、彼と狩りをしてから印象が変わったようだ。

 

「リーフはなんなやってたの?」

 

「うん、釣りクエストをね」

 

「釣りとはまた意外なチョイスをするのだな。まあその手のクエは万年余っているから積極的に消化するマドモワゼルは、ギルドにとっては重宝するべき人材だな」

 

からかうように笑うアベル。少しは彼とも近くなれたようだ。

 

「何か、面白いことあった?」

 

すると突然ラクシュがそんな事を聞いてきた。あの事は本来は言うべきにあらず。だが、今回はーーー

 

「うん、喋るモンスターがいたさ」

 

今回は言ってもいいだろう。

 

「ぷ、何それ」

 

「マドモワゼルはユーモアもあるんだな」

 

「ふふん、ところがどっこい本当の話なんだな。旅をしているとか言ってたぜ?」

 

海の上の静かな村で、3人のハンターは他愛もない話をしながら夜を明かしていった。

 

ーーー翌日報告書の作成でG級ハンターが2人、ハンターだけなら4人もこの村に滞在していることに気づいて過剰火力に頭を抱えているアイシャが居たとかなんとかーーー

 

 

 

 

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