〈同日・17:00〉
―ガレリア要塞跡地
戦闘が終わって1時間もしないうちに空が暗くなっていく頃、機甲兵部隊を退けた〈Ⅶ組〉と黒ローブ達はクレイグ中将に司令室へ通され、クレアと共に現状整理を行う事になった。
?「なるほど。やはり、こちらの正規軍も上手く立て直しが出来ていないのか。」
黒ローブのリーダーである?がそう言うとクレイグ中将は深刻な顔で首を縦に振る。ちなみ今リィン達がいる司令室はプレハブで作られた簡易的な物で、その中央にある机を囲むように座っていた。
クレイグ「情けない話、対機甲兵戦術があっても補給面などで不利になっておってな。しかもナイトハルトや他の機甲師団となかなか連絡が取れんのだ。」
エリオット「そうなると帝都にいる姉さんが心配だよね……」
マキアス「僕の父さんは逮捕されてしまったし……」
?2「だがレーグニッツ帝都知事は重要人物だから、それなりの待遇のはずだ。」
?3「クレア大尉の方は何か掴んでいないのですか?」
クレア「……?」
?3がクレアに話しかけると彼女は何故かじっと?3を、いや正確には黒ローブ達をじっと見ている。
?3「どうかしましたか?」
クレア「いえ……。残念ですが、鉄道を封じられてしまっているので我々も思うように動く事が出来ていないんです。貴方達の方は何か掴んでいないのですか?」
?「そうだな。俺達がつい最近掴んだのは皇族の情報だ。」
?4「ユーゲント皇帝陛下、プリシラ皇后陛下、ゼドリック皇太子殿下につきましては貴族連合による帝都制圧後、帝都外へ連れ去られたそうです。さすがにどこに連れ去られたかは分かりませんが……。ですが恐らく保護という名目で軟禁されているのは確実でしょうね。」
マキアス「あの…オリヴァルト皇子の行方は?」
?「そこまでは分からん。未だに行方不明だ。」
エリオット「そうですか……。」
すると黒ローブ達は立ち上がり、司令室から出ていこうとする。それを見たリィンは黒ローブ達に問いかける。
リィン「ど、どこへ行くんですか!?」
?「知りたい情報は聞けたのでな。我々は次の場所へ向かう。」
フィー「次の場所?」
?4「それでは皆さん、ごきげんよう。」
?4がそう言うと黒ローブ達は司令室から出ていき、スペランザの元へ来た。するとスペランザの目に光が灯り、?達に話しかける。
『情報交換は終わったか?』
?「ああ。これから次の場所へ向かうが
『問題ない。』
?「それじゃ――」
セリーヌ「ちょっと待ちなさいよ!!」
スペランザの力で次の目的地へ行こうとした一行は紫色の猫――セリーヌに呼び止められる。
?3「何かしら、可愛い猫ちゃん?」
セリーヌ「可愛いって……コホンッ。聞きたい事があるのよ。その〈翡翠の騎神スペランザ〉って何なの?帝国に伝わる騎神は全部で七体。八体目がいるはずがないのよ。」
セリーヌの問いに?は顎に手を当ててしばらく考える。
?「どう答えたら良いのか。強いて言うなら……」
セリーヌ「言うなら?」
?「光と闇は表裏一体って事かな。」
セリーヌ「なっ、何なのよそれ!?ワケわかんないわよ!!」
?「じゃあな。」
セリーヌは?の言葉に食って掛かるが、?はそのまま騎神が持つ能力〈空間転移〉を発動し、その場から消えた。
―おまけ
クレア「……。」
リィン「クレア大尉、どうかしましたか?」
クレア「リィンさん。いえ、あの黒ローブの人達どこかで会ったような……」
フィー「恋人?」
クレア「ちっ、違います!///」
エリオット「実は僕達もその黒ローブの内の2人。リーダーの人と遠くから狙撃した人に会ったような気がするんだ。ねっ、マキアス?」
マキアス「ああ。だが、誰だったかまでは……」
5人「うぅ~ん……。」
次はどこに行こうかな~。原作通りだとつまんないんで、帝国西部に行ってもらおうかな。