迅雷の軌跡Ⅱ   作:カオスカラミティ

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創の軌跡、めっちゃ面白い!!もう少しで最終章近くまで行くけど、どんなラストが待っているんだろうか?


〈魔弓〉&〈剛毅〉VS〈迅雷〉

リィンとアルフィンがダクトから出た頃を見計らってレイはARCUSを取り出し、リィンに通信する

 

レイ「リィン、聞こえるか?」

 

リィン『レイ、お前今どこにいるんだ!?ダクトから出たらお前がいないから心配してたんだぞ!!』

 

レイ「悪いな。だがこれは最初から考えてた事でな。俺はお前達とは反対の通路を通って脱出する。その方が敵の戦力も分散するだろ?」

 

リィン『た、確かにそうだが……。』

 

レイ「それじゃ切るぞ。いつまでも話していて見つかったら元も子もないからな。」

 

そう言ってリィンが何か言う前にARCUSの通信を切り、〈カイザークロー〉を装備して甲板を目指して走り始める

 

 

レイ「カイザーリッパー!!」

 

「ウワアァァァッ!!!」

 

脱走者を捕らえようと貴族連合の兵士が軍用魔獣や人形兵器を引き連れて現れるが、レイの攻撃に呆気なくやれていく

 

レイ「この程度の奴らならまだ〈Ⅶ組〉の方が強いな。」

 

もう敵が現れる気配が無いのを確認すると再び甲板への道を走ると甲板まで一直線の通路に出た。

 

レイ「よし、後はここをまっすぐ走れば甲板に出るな。」

 

そして一直線の通路を走っていると上から気配を感じ、後方へ下がるレイ。するとさっきまでいた場所に矢が放たれた

 

エンネア「ウフフ、さすが〈迅雷〉ね。」

 

アイネス「我らの気配を察知するとは。」

 

通路の上にある連絡橋に〈鉄機隊〉の二隊士――〈魔弓〉のエンネアと〈剛毅〉のアイネスがいた

 

レイ「そう簡単に行くわけがないと思っていたが、まさか〈結社〉最強の部隊である〈鉄機隊〉のお前達が来るとはな。」

 

アイネス「フフッ、お茶会を始める前にロヴィーナ様からお前の事を聞いてな。」

 

エンネア「使徒のトップであるロヴィーナ様と互角の力の持ち主。私達もどれ程のものか確かめたくなってね。」

 

レイ「良いだろう。だが〈邪竜吼〉は20%までしか出さない。お前達相手ならその程度で十分だし、何よりそのキレイな顔に傷をつけるわけにはいかないからな。フウゥゥ、〈邪竜吼〉!!」

 

そう言ってレイは〈邪竜吼〉を20%だけ解放して戦いの構えを取る

 

エンネア「あら、嬉しい事を言ってくれるわね。でも……」

 

レイ「分かっている。手を抜くつもりはない。」

 

 

そしてアイネスは斧を、エンネアは弓を取り出して構える

 

3人「行くぞ!/行くわよ!」

 

 

アイネス「剛烈斬!!」

 

アイネスは斧を地面に叩きつけ、レイに向かって衝撃波を放つ

 

レイ「おっと。」

 

エンネア「そこよ!」

 

アイネスの剛烈斬を避けたレイに、今度はエンネアが矢を放ってきた

 

レイ「っ!!」

 

目の前まで迫ってきた矢をレイは体をひねる事で、ギリギリ避けた

 

エンネア「あらあら、今のを避けるなんて。」

 

レイ「かなり危なかったがな。今度はこちらの番だ!!」

 

するとレイは2人になり、エンネアとアイネスに向かっていく

 

アイネス「分け身のクラフトか。だがどちらかが本体でどちらかが分け身だ。そんなものでは我らは突破出来ん!!ハアッ!!」

 

アイネスは斧を真横に振り、本体と分け身同時に攻撃するが2人のレイはそれを避け、エンネアとアイネスに〈カイザークロー〉を振り下ろす

 

アイネス「ぬうぅぅっ!!何と重たい一撃……。だがこれで本体はこちらだと――」

 

エンネア「クウゥゥッ!!腕が痺れそうな一撃ね。」

 

アイネス「なっ!?まさかエンネアの方にもダメージが!?」

 

エンネア「えっ!?まさかアイネスの方にも!?という事はまさか……。」

 

アイネス「ああ、間違いない。これはただの分け身のクラフトでなく“実体のある分け身のクラフト”だ。」

 

エンネア「〈結社〉の執行者No.Ⅱ〈剣帝〉レオンハルトさんが得意だったわね。」

 

アイネス「まさか彼以外の者が使っているのを見る事になるとは思わなかったが。」

 

レイ「へぇ~、〈結社〉にも同じクラフトを使う奴がいたのか。どんな奴か聞きたいが、それはまた次の機会だな。」

 

そう言ったレイはARCUSを駆動し始め、それを見たエンネアとアイネスも各々の武器を構える

 

レイ「スパークアロー!!」

 

アイネス「ハアァァァッ!!」

エンネア「ヤアァァァッ!!」

 

レイの魔法―スパークアローとエンネア、アイネスが全力で放った斬撃と矢が真正面からぶつかる。そして……

 

―ズガァァァンッ!!

 

お互いに相殺し、辺りは爆煙によって視界が塞がれた

 

アイネス「しまった!!」

 

レイ「トドメだ!!カイザーインフェルノリッパー!!」

 

アイネス「フッ、今回はここまでか。次なる邂逅までにもっと精進せねばな。」

 

エンネア「〈邪竜吼〉の力。正直、少し侮ってたわね。まさかたった20%でここまでの力があるなんて。」

 

そしてレイの〈カイザーインフェルノリッパー〉が着弾すると、アイネスとエンネアは気絶していた

 

レイ「さすが〈結社〉最強の部隊だな。今度会った時はどれ程強くなってるか、楽しみにしてるぜ。」

 

そう言うと再び甲板を目指して走り始めるレイ




アイネスとエンネアって閃Ⅳの、しかも〈塩の杭
〉攻略でしか今の所、操作出来ないんですよね~。

リィン達みたいに操作したいな~

新技カイザーインフェルノリッパーを設定に追加しました

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