この平行世界《パラレルワールド》にも祝福を!   作:めむみん

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お久しぶりです!
このすば万博楽しくてカズめぐ書いてたんですけど、設定との食い違い発見とかで修正に時間かかりました……


嘘と真実の狭間

魔王軍幹部の襲来によって、俺とめぐみんはお付き合いすることとなった。

自分で言ってて何言ってるかよく分からないけども、とにかく、俺とめぐみんは恋人になったのである。

しかもめぐみんの希望で仲間には秘密だ。

俺はダクネスには話したかったけども、めぐみんには色々と助けて貰ってるから何も言えず、加えて自分も二人だけの秘密には憧れがあるから断れなかった。

そして今は爆裂散歩。

いや、今は爆裂デートか。

丁度今めぐみんが爆裂魔法を放ったのだけれども、カッコよくて全く爆裂魔法を見ず、めぐみんしか俺は見ていなかった。

 

「カズマ、今日の出来はどうでしたか?」

「ごめん。めぐみんに見惚れてて見てなかった」

「・・・カズマも言うようになりましたね。おんぶお願いします」

 

全くそんな意図はなかったけど、顔を逸らして照れてるめぐみんかわいいな。

もっと照れてるめぐみん見てみたい。

いつも俺が照れさせられてばっかりだったからな。

 

「ほい。今日はこれで行こうと思う」

「か、カズマ!?これは何ですか!」

「お姫様抱っこだけど?」

 

なんか新鮮でいいなこれ。

めぐみんがアワアワしてるの可愛い。

からかう側になるとこんなに心地いいとは知らなかった。

 

「これから毎日これでお願いします」

「・・・え?」

「毎日、お姫様抱っこでお願いします」

 

焦ってるんじゃなくて、お姫様抱っこに感動して、興奮してただけか・・・

俺は、めぐみんにお姫様抱っこの味を教えてしまったのか・・・

 

「ダメ、ですか?」

 

上目遣いでそんなことを言ってくる。

おもちゃ取られた子供みたいな顔しないでくれ・・・

くそっ、お姫様抱っこようと思った俺のバカ!

 

「爆裂した後ちょっとだけならな。流石に街の近くは見られると困るだろ?」

「それで十分です!あっ、やっぱり、二人きりで部屋にいる時とかもして欲しいです」

 

これ慣れるしかないんだろうけど、慣れるまでめぐみんにからかわれそう……

 

「分かった。二人の時だけな」

「ふふっ、カズマ。大好きです!」

「ありがとう。その、めぐみん、好きだ」

 

めぐみん、いつもこんな恥ずかしさ乗り越えて堂々と好きですだの愛してますだの言ってたのか。

俺にはできる芸当じゃない・・・

俺からの好きに満足したのかめぐみんは満面の笑みを浮かべている。

かわいいよなホント。

こんな子が彼女であるという現実にまだ実感がない。

 

「カズマ」

「なんだ?」

「満足したので、そろそろおんぶお願いします」

「分かった」

 

俺はもうちょっとめぐみん眺めたかったな。

でも、めぐみんの希望で毎日やることになったからいいか。

 

「お姫様抱っこもいいですけど、やっぱりおんぶの方がゆったりできます」

「そうか?」

「はい、それにおんぶの方がカズマを身体全体で感じられて嬉しいです。好きな人ととのスキンシップは最高ですよ。こうやって頬擦りも出来ますし、ゆくゆくはキスとかもしやすいですからね」

 

と言ってめぐみんはほっぺたを左頬に擦り付けてくる。

めぐみんのほっぺたぷにぷにで心地いい。

なにこれ、バカップルみたいなことしてる。

これが爆裂デートかあ。

めぐみん可愛すぎだろ…

でも、めぐみんからの好きの度合いが俺のそれとはかけ離れてる気がする……

 

「なあ、めぐみん。その、さっき好きとは言ったけど、その、なんだ。めぐみんが俺に言ってくれてる好きに比べたら」

「そんなこと気にしなくていいですよ?カズマが私の事好きならそれで」

「いやでも、流石に程度の差が大きいというか」

「そんなこと言ってたら一生変わりませんよ?なぜならカズマの今の好きが1好きで私が100好きだとして、今後の好きの増加は同数か少しカズマが多いだけで私の方の数字は増え続けますからね?例で言うとカズマが10になったら私が105みたいな形です」

「・・・」

 

めぐみんの好きというか愛をヒシヒシと感じる。

え?

俺、本当にいつの間にここまでめぐみんの好感度上げたんだ?

爆裂散歩同行くらいしかないんだけど?

これ、俺の良くない側面見られて、愛想つかされたらどうしたらいいんだろうか?

 

「そんなこと気にしなくていいんですよ?アクアとのやり取りとかで見てるカズマの性格悪い所も好きですからそれよりもカズマと一緒に時間を共有していきたいです。恋人として」

「そ、そうか」

 

めぐみんには敵わないな・・・

俺の考えほとんどめぐみんにバレてる……

俺はもう考えるのをやめた。

そう、考えることを止めることで、めぐみんに考えを読まれないように……

 

「カズマ」

「どうした?」

「早くカズマが私の事100好きになるよう頑張りま…へ?」

 

なんと言うか、これ以上言わせるのは良くないと思って一旦めぐみんを降ろして、ハグをした。

めぐみんとしては俺を惚れさせようとしてるだけなんだろうけど、そんなこと気にせずに接して欲しい。

めぐみんの為というより、その行動で俺がドキマギするのを防ぐ意味合いが多いのはここだけの話。

 

「そのなんだ。さっきまでの話で10好きくらいにはなったと思う。だからその、どっちかって言うと俺の方がめぐみん待たせちゃって申し訳ないから、気にせず素で居てくれ」

「ふふっ、カズマ。今ので120好きになりましたからね!待ってますよ!」

「いや、そのペースで上げられたら追いつくとかじゃなくなる…いや、うん。でもまあ、分かった。これからよろしくな」

「はい!こちらこそよろしくお願いします!」

 

 

 

 

所変わってギルドに到着。

多少冷やかされるだろうと思ってたいたけれど、特にいじられる事もなかったが、いついじられてもおかしくはないと判断して、普段来ないレストランへと移り、今はダクネスと晩酌をしている。

ちなみにめぐみんは酔いつぶれたアクアを連れて帰った。

・・・年下に介抱される女神って大丈夫なのか?

 

「カズマ、不調なところはないか?」

「ああ、いつも通りだぞ?」

「そうか。それなら良かった。解術できたとは言え心配だったのだ。加えてしばらく二人が帰って来ないからな。アクアがそのうち帰ってくるわよと言っていたが、その通りだったな」

「それは悪かった。俺が思いつきで爆裂に誘ったから、時間がかかっちまった」

 

アクアは多分、俺とめぐみんがそのままの雰囲気でデート行って帰ってくるとか思ってそうだな。

・・・その場合何も間違ってないんだよな。

ただ、世間一般のデートではないし、いつも通りの爆裂と言えてしまうのが、俺とめぐみんの関係を秘匿する上で都合がいい。

 

「カズマからか。珍しいな」

「めぐみんが責任感じて落ち込んでたからな。何とかしようと思ったら、それしか浮かばなくて」

「私も同じ事をしただろうから気にするな。所で、アクアから聞いたぞ?めぐみんがカズマに失いたくない大好きな人だと言っていたと」

 

・・・だいたい合ってるけど、最後が違うな。

まあ、言ってないけど、その通りだったのが事実としてはあるし、否定はできないけど、とりあえず訂正はしておこう。

 

「ああ、それな。大好きとまでは言ってないからな?大切な人を失いたくないって」

「大差ないように思うが、まあそこはいいだろう。それで関係に変化はあったのか?」

「うーん。強いて言うなら、めぐみんからのスキンシップが今後も増えそうだなあってくらいだな」

 

とまあ、こう言っておくことによって、仮にめぐみんがめちゃくちゃ明日から引っ付いて来ても特段疑われることは無いだろう。

それにギルドの皆にしても、めぐみんが俺から離れなくても、俺を失いかけたからその反動くらいに思ってそうだし、今誰もいじって来ないのはそっとしておこう的な配慮なのかもしれない。

 

「つまり特段関係は変わっていないと?」

「まあ、そんな所だ」

「そうか。話は変わるのだが、実は警察から協力依頼を受けていてな。カップルを狙う犯罪が増えていることを受けて、おとり捜査をカズマとめぐみんにやって欲しいと」

 

リア充爆発しろ思考をリアルに実行してる危ないヤツがこの街にいるのか。

めぐみんと隠れ恋人になってなかったら、リア充爆発しろの思考してる側だっただろうけど、これは見過ごせない。

まあ、俺たちは狙われてもめぐみんがソイツをコテンパンにして終わるだろうけども。

 

「なんでその話が俺とめぐみんじゃなくてダクネスに行くんだ?」

「何度か二人がいる時に声を掛けようとしたらしいのだが、イチャイチャしているのに水を差すのも悪いと思ったらしく、私に話が回ってきたらしい」

「いや、そんなことして、ないこともないか。恋人のフリしてるからな。でその警察官が話しかけようとした時の俺達は何してたんだ?」

 

確かに腕組とかはよくやってるからそのタイミングだと声掛けづらいよな。

それにめぐみんが突然ハグしてくる事も多々あったし、多分そのタイミングだろうけど、俺がめぐみんにドギマギさせられて、無様を晒している所だけは見られたくはない・・・

 

「私に依頼してきた警官曰く、目撃情報を元に向かって、声掛けようとしたらいきなりキスを始めたとか」

「してないって!」

「しかし、この話は他の冒険者からも聞いているぞ?外壁の上でロマンチックなキスをしてたと」

「・・・ああ〜、それは確かにめぐみんが興味本位でここでキスしてみたらどんな気分になるのか気になるとか言って壁ドンされてたけど、してないからな?」

 

身に覚えないとは思ってたけど、身に覚えしかない。

確かに帰り道キスしてたカップルだとか言われてな……

よりによってなんでそんな時に……

 

「そこで流されていたらもう本当に付き合うことになっていたのではないか?」

「うん。多分そうなってた」

「少しは流されていないのを確認できてよかったが、心配なのは相変わらずだな」

「そうだな。俺の理性飛んでやらかしたら、その時は責任取るしかないと言う覚悟をしてめぐみんと接してる」

「それはいっそ付き合った方が早いのではないか?」

 

他人事だと思って言ってくれるなあ……

まあ、実際はもうお付き合いしてるんだけどもさ。

これから告白をちゃんとしなきゃと言う意味ではそれを軽くやればいいなんて言われるのは癪だ。

・・・と言っても実際それが一番早い手ではあると納得してるからあまり強くは言い返せない。

 

「他人事だと思って言ってくれるなあ。俺たちが本当に付き合うとなったらアレだぞ?めぐみんが今以上に俺にベッタリになるし、それこそところ構わず、テンション上がったらキスとかしそうだし、そんなの見たくは無いだろ?」

「お前達の場合ディープなのを始めてもおかしくないからな。分かった。現状維持でよろしく頼む。危なくなったら私を呼んでくれればいい」

「そのときは迷惑かけるが見逃してくれ。俺もめぐみんから求められたら断れないと思う」

「分かっているから言ったことではあるのだが、否定はしないのだな」

 

しまった。

俺達付き合ってるからそうなってもおかしくないなとか思って、隠すとか忘れて話してしまった。

どうしようか。

ここは、アレだな。

開き直ってめぐみんのこと好きだって言っとこう。

 

「ダクネス、聞くけどさ?毎日好きだの。愛してますだの言われながら添い寝したりハグしたりしてて、ソイツのこと好きにならない方がおかしいだろ?しかも最初は守備範囲外と思ってたのが、正確な年齢差が分かったら守備範囲内ってのも分かっちまったし、これで意識するなと言う方が無理あるって」

「そ、そうだな。すまない。しかし、ついこの前まではめぐみんのイタズラくらいに捉えていなかったか?」

「俺なりにめぐみんの行動見直してたら、いくらフリとは言え、俺が居ない所で女性冒険者に牽制入れにいったりとか、俺をバカにした子供をボコボコにするとかは普通しないと思ってさ」

 

女性冒険者の方は飯を奢って、子供の方は親御さんに謝りに行く俺の労力を考えて欲しいとは、常々めぐみんには思ってた。

でも、毎度毎度行く度に、愛されてるねえと、女性冒険者と親御さん達から言われてた。

まあ、つい最近までそれ含めてめぐみんが彼女のフリしてるだけだとは思ってたんだが……

 

「えっと、その話は両方知らないのだが、めぐみんはそんなことをしていたのか?」

「話広まってなかったのか?」

「ああ、そのような話は初めてだが、確かにそこまでしている姿を見て気付かないのは鈍感所の話ではないな。仮に広まっていたとして仲間の私たちは当然知っていると思われて話に上がらなかったのかもしれないな」

「俺だってめぐみんの気持ちに気付いて無いわけじゃないからな?ただ、めぐみんが俺の事好きなったタイミングが分からないって言うか、腑に落ちないと言うか」

 

とまあ、俺側の戸惑いを全ての理由にしておこう。

これでめぐみんから俺へのスキンシップが増えても、俺が耐えてるだけと判断されるだろうしな。

うん。

これでいこう。

 

「めぐみんは何か言ってなかったのか?」

「一目惚れみたいなものだとか、その時は、はぐらかされたけど」

「カズマに一目惚れ?」

「おい、何か言いたいことがあるなら聞こうか」

「ふふっ、すまない。言い回しまで似て来ているなと思って、コホン。しかし、一目惚れかめぐみんらしいと言えばめぐみんらしいが…」

 

一緒に居ると似るって本当だったんだな。

まあ、言っててめぐみんみたいなこと言ってるなとは思ったけども。

それはそれとしてダクネス的には何か違う答えがあるらしい。

 

「なんだ?ダクネスには別の何かが分かってるのか?納得してなさそうだな」

「カズマに爆裂魔法を認めて貰えているからだと私は思っている」

「それは俺も思うんだけど、そもそもアイツが俺たちに声掛けてくれた訳だし、登録料なんかもめぐみんが払ってくれて、正直な話俺は何も出来てない中で、めぐみんの爆裂に付き合うのなんて当然だろ?」

 

俺は本当に、めぐみんに何も出来ていない。

基本的には弱い部分ばかり見られてるし、養われてた立場だし……

プラスに向かうことなんてなかったように思う。

 

「カズマの言っていることは最もなのだが、めぐみんからすれば他の人が誰もしてくれなかった事をしてくれる人と言うのは変わりないし、そう言う意味で、一目惚れなのではないか?カズマが自分の魔法に向き合ってくれる姿を見て、この人ならと。実際にめぐみんから聞いた話では、カズマ程爆裂魔法を真剣に見てくれる人は居なかった。あの時声をかけて正解だったと」

「・・・そ、そうか。俺ってばめぐみんにとっての白馬の王子様的な存在だった訳か?」

「噛み砕いて言えば、そういうことになるだろうな。所でカズマはめぐみんとの仲をどうするつもりなのだ?」

 

どうしよう、否定されると思って言ったら肯定されてしまった。

ダクネスから見ればそうなんだろうな。

アレの存在とか、俺が冒険者服着た時にめぐみんが泣いてたとか、その辺の話を知ってるのは俺だけ。

俺としてはそこに理由があると思えて仕方が無い。

めぐみんが見ないようにと言ってる物と、明らかに聞にくい所だもんな……

結局、分からないか……

それにしても俺とめぐみんの仲か。

既に付き合ってますと言えたらどれ程楽だろうか。

でも、めぐみんと内緒って言う約束してるから仕方ない。

 

「ダクネスはどうなって欲しい?」

「わ、私か?」

「そう」

「・・・正直に言っていいのか?」

「おう。望むところだ」

 

早く告白して付き合えとか何とか言われるんだろうな。

そんなことくらい読めている。

 

「さっさと付き合って、めぐみんの誕生日が来たらさっさと結婚すれば良いと思ってはいるが」

「そうか。貴重な意見を……おい、今なんつった?」

「お前たちを見ているともどかしくなると、周りの皆が思っている事だと思うぞ?」

「ちょっ、ちょっと待て、ダクネスこそこの前話した時はめぐみんも恋愛的な意味で好きと言ってないと話してたよな?」

 

おかしい。

これまでダクネスはなんだかんだで俺とめぐみん関係で意見があってたはずなのに、何故突然他のみんなみたく言い出したんだ?

 

「カズマが気付いていないのならば、野暮だろうと思って話を合わせただけだ」

「・・・え?つまりめぐみんが俺の事好きだろうなって思いながらずっと話してた訳?」

「ああ、それで言うとめぐみんから、カズマに意識されるにはどうすれば良いのかと相談もされていたから知らないはずがないだろう」

 

・・・は?

相談されてた?

おーい、めぐみんさん。

何が秘密にしましょうだよ。

え?

つまりはアレか?

ダクネスに両片思いの二人だと演じなけりゃいけないのか?

聞いてないって、まさかこれまでダクネスが俺にめぐみんのことどう思うか聞いてきたのも、めぐみんの差し金か?

 

「思ってるとかの次元超えてるし、つうかそういう事か!だからめぐみんに告白すればいいとか言い出したのかお前!」

「でなければそんな案を出さないだろう?めぐみんの想いは知っていたし、カズマも満更ではなさそうだったからな。それに初めて会った時はクリスと二人で仲睦まじいカップルだなと言う話をしていたくらいだ。仲間になってから付き合っていないと知って驚いていたのだからな?二人の距離感が恋人のそれだったのはカズマも分かっているだろう?」

「否定は出来ないな。ああ、うん。分かった。めぐみんを嫌がるでもなく、照れながらも受け入れてる俺って客観的に見たら、付き合いたてで、グイグイくる彼女に慣れてない彼氏にしか見えないと」

 

言われてみればめぐみんは最初から距離感が近かった。

俺は俺で可愛い妹みたいに思ってたのもあって、距離感の近さとかあまり気にしてなかったんだよなあの頃。

 

「そうだな。一緒にいれば違うことは分かるからこそ、内心早く付き合えばいいのにと思える時が多々あったな」

「・・・俺とめぐみんが本当にカップルになったら黙っとくわ。気付いたら教えてくれ」

「分かった。まあ、それは結構先になりそうではあるがな」

「それはどういう意味だよ?」

 

どうせ俺がヘタレだとかそう言うことだろきっと。

そりゃあ、まあ、酒の力借りなきゃ聞けないチキンだし、たまたま本音で話せる機会があったから、お互いの気持ちを話せたんだけども。

それにしても、シラフでも聞こうとはしてたからな。

アイツが大抵寝てて不発に終わったり、魔物に襲われたりしただけで……

 

「それはもちろん、あっ…」

「・・・?ダクネスどうした?」

「カズマ!見つけましたよ!」

 

振り返るとそこにはめぐみんが居た。

さも浮気現場発見みたいな言い方はやめて頂きたい……

 

「あれ?なんでめぐみんがここに?」

「彼女が彼氏を探したらダメなんですか?」

「ダメじゃないけど、どうやってここに辿り着いたんだ?」

 

仲間には内緒とか言う話はどこに行ったんだと言いたい程に、堂々と言ってくるなコイツ。

隠す気無さすぎだろ……

いやでも、待てよ?

いつもめぐみんこんな感じか、

え?

まさかこれはアレなのか?

俺のめぐみんへの反応次第でバレるとかいう、方向なのか?

 

「そんなの簡単ですよ。恐らくダクネスと何処かで昼間の出来事について話してるだろうなと思ったので、レストラン街で私の男見ませんでしたか?と聞いたらすぐにそれなら仲間の騎士さんと一緒にここに入ったと複数のキャッチやってるお姉さんから情報が聞けましたよ」

「・・・ダクネス、俺とめぐみんの仲ってそんなに一般に広まってんの?」

「この街で二人の関係を知らないのはモグリと言って差し支えないだろう」

「という事で私達は無事にお付き合いしてる二人として認識されてるので、そろそろクリスに連絡よろしくお願いしますね。ダクネス」

 

な、なるほど。

めぐみんが正式なお付き合いに浮かれてるのかと思ったら、ちゃんと目的があったわけか。

 

「ああ、分かった。・・・しかし、こうやって見ると本当に付き合っているようにしか見えないのだが」

「俺もそう思う」

「どの辺がですか?」

 

コイツダクネスから言われて嬉しいのかニヤニヤしながら聞いてくるとは。

やっぱりコイツ隠す気ないな。

あれだわ。

今までもやってるから自分は大丈夫とか思ってるだろ。

ズルすぎるだろそれ!

俺も何かめぐみんにハグとか出来るかと言われたらできないけどもさ!

 

「普通は、俺の事見つけたとは言えこんな店の中で、かつ、仲間も目の前にいる所で抱き着いたりしないって」

「私達、付き合ってるんですよ?普通じゃないですか?ねえ?ダクネス」

 

コイツもはや実際にお付き合いしてるからと後のこと考えてねえな。

いや、そもそも自分が本当に彼女になるために、周りのライバル減らししてたのか?

俺なんかほっといても相手できないから気にしなくていいと思うんだけどな。

 

「え、ええっと、カズマ、私はお邪魔なようだから先に帰るとする。後は二人でゆっく…カズマ?この手はなんだ?」

「おい、何一人だけ逃げようとしてんだ。お前、この計画立てた時サポートするって言ってたよな?俺達仲間だろ?」

「いやあ、だからこそ、熱々な二人を私の奢りで二人きりのディナーにしてあげようと思ってだな。仲間としての粋な計らいと言うやつだ」

 

協力をするといいつつ、シレッと逃げようとするなこのポンコツ騎士様。

粋な計らいときたか……

いや、まさか、本気で俺とめぐみんの関係進展させるつもりか?

でもだったらこんなに逃げるように去らないよな。

 

「それはいいですね。ですが、私はそれよりも早くカズマと寝たいので帰りますよ」

「おいこら、勘違いしか産まない発言はやめろ」

「カズマ、その、最後に一ついいか?」

「なんだ?」

 

手招きして呼んでるからめぐみんには聞かれたくない内容なのだろうか。

まあ、関係をどうするのか聞かれるんだろうな。

 

『終わらせるのはほぼ不可能ではないか?』

『俺もそう思ってるし、俺このままめぐみんと破局したら、なんて言われるか分からなくて怖ぇよ』

『・・・やはり、覚悟を決めて告白するのか?』

『そうするしかないだろ。いつになるか分からねえけど』

 

ダクネスの言う通り今更終わらせるのは不可能。

自然消滅?

多分ありえないし、めぐみんが俺に引っ付かなくなったら俺が相当やらかしたとかになってくると思う。

で、それは結局悪評に繋がってこれまでの努力がパー。

普通にめぐみんが冷めてしまったても考えられるけど、俺目線、こいつのは一時の感情とかでは無い気がする……

 

「分かった。では今日はここまでとしよう」

 

とここで、ダクネスにまた明日と告げてめぐみんの方へと戻る。

めちゃくちゃふくれっ面で、プク〜という擬音が漫画なら着きそうなくらい怒ってるのが分かる。

超かわいい。

 

「めぐみん帰るぞ。って、おっと!?そんなに引っ付かれたら動けないから一旦離れてくれ」

「嫌です。さっきダクネスとコソコソ話してたの見てイラッとして、モヤモヤしたので」

 

コイツ本心だだ漏れじゃねえか!

いや、これまでもそうだったのか。

秘密にするの俺が不利なだけじゃん。

こうなったらダクネスには最後まで責任をもって関わってもらおう。。

 

「そうか。それなら仕方ないな。ダクネス頼む。こいつ引き剥がすの手伝ってくれ」

「なっ!カズマの浮気者!」

「誰が浮気者だ!ったく、いい加減離れろよ。さっき早く寝たいって言ってたヤツのする行動じゃないぞ」

「コホン、お客様。痴話喧嘩は退店後にお願い致します」

「「す、すみません」」

 

こうして、追い出される形で俺たちは店を後にした。

そして翌日、仲間と夕食一緒しただけで、嫉妬して突入してくる激ヤバ彼女としてめぐみんの名がアクセル中に知れ渡るのであった……

なんでこうなった……

あと、ダクネスからは、安易にくっつけば良いと言ってすまなかったと謝罪が来た。

アレを見たら、大変なのがよく分かると思う。

と言うかそもそもうちのパーティーの誰かと付き合おうなんて物好きは居ない。




結局、味方不在だったカズマさんでした…
次回はカップルとなったカズめぐの初クエストです!
次回更新予定、シリーズ未定はです。
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