年末の課題ラッシュと資格勉強とSAOの復習で忙しいのです。
最後のは娯楽だろうと思われるかもしれませんが、クリスマスイブに友達へ解説しながら布教しないといけなくなったので、これはある種お仕事です。
-DATENOSHIMENI......-
めぐみんとのデート中にアクアと遭遇するし、ギルドでは話が広まってるらしいし、今後どうしていこうか考えながら爆裂目標を探して歩いている。
めぐみんは全く気にしてないみたいだけど、絶対何か不都合が生じると思う。
「いい目標がないですね。カズマは見つけましたか?」
「全く。もうそこら辺の平原の上空で良くないか?」
「それだと味気ないです」
何回も付き合ってるからめぐみんが対象物を欲するのは分かってたけど、味気ないか。
分からないな。
うん。
と言うか理解できたら終わりな気がする。
とりあえず、岩を見つけたから報告しておこう。
「味気ってなんだよ。はぁ、あっ、あの岩はどうだ?」
「あれはダメです」
「何でだ?」
多分、小さいからって言いそう。
見るからに小ぶりな岩だし。
「小さ過ぎます」
「はぁ、だろうと思った」
予想通りと言うかなんと言うか。
めぐみん好みの岩か魔物早く現れないかな。
「分かってるなら確認しないでくださいよ。期待するじゃないですか」
「へいへい」
「何ですかその返事は。・・・カズマ、アレはどうでしょう?」
「アレってなんだ・・・おい、あの城を爆裂するのか?」
そこには大きくて、硬そうな古びた城があった。
これを壊したら賠償請求されるんじゃないか?
少女に貢がせたと言うイメージに加えて借金追加は不味すぎる。
「確か使われなくなった廃城で、権利者は居ないと聞いてますから盛大に破壊してやります」
「本当に大丈夫なんだな?」
「ええ、破壊しがいのある物は一応確認してますから」
確認してる割には、臨時の土木工事を何件か発生させてるような・・・?
「分かった。ならアレにしよう。コホン。・・・目標、魔王軍が不当に占拠せりし古城!」
「・・・了解。今より破壊を実行します。『エクスプロージョン』ッ!!」
めぐみんの放った魔法は廃城を粉々にしたと言いたい所が大半が原型をとどめてる。
流石は魔法の世界にある城か。
対魔法耐久もバッチリだ。
「うっ、全然破壊出来なかったです」
「腐っても城ってこったな」
「カズマ」
おんぶをしようと近付くと名前を呼ばれた。
何か言いたげな顔してる。
「どうした?」
「続きお願いします」
「続き?ああ。分かった。・・・弾着確認完了。目標は依然健在。魔王軍は未だ陣地に立てこもっている模様。我々爆裂隊は一度退却し、事後は現場担当官に委任する」
「はい!!」
一応デートだから、めぐみんが喜びそうなロールプレイやってみたがめぐみん的には刺さったらしい。
紅魔族の感性ってやっぱり、中二病なのだろうか。
めぐみんは満足したのかおんぶの体勢になったので、おぶってから確認した。
「これで良かったか?」
「ええ、最高です!最高ですよ!カズマ、大好きです!」
「そうかそうか。それは良かっ・・・今なんて?」
「大好きです」
ダイスキデス?
だいすきです?
大好きです!?
いやいや、これはアレだ。どうせいつものパターンだろ。
こんな場当たり的な告白がある訳ない。
「なあ、めぐみん」
「何ですか?」
爆裂散歩の前はアクアのせいで聞けなかったが、今度こそ聞いてみよう。
これで単なる仲間としてだとめぐみんが言えば今後何も焦る必要なんてなくなるのだから。
ここは勇気を出そう。
「さっきアクアに邪魔されて聞けなかったけど、その」
めぐみんが言う好きってのは恋愛的な意味なのかと言いたかったが、めぐみんが暴れだして続けられなかった。
「か、カズマ!!話は後です!逃げてください!!初心者殺しが爆発に反応してやって来ました」
言われてめぐみんの指さす方を見ると狼のような魔物がこちらに向かって走って来ていた。
始まりの街になんでこんなのいるんだよ!
初心者殺しって名前からして絶対ヤバい。
「ざけんなちくしょおおおおおおおおおお!!」
この世界はホント俺に優しくない。
全速力で走って逃げているけど、これ、絶対追い付かれる。
他のパーティーに助けて貰うってのも厳しいだろうし・・・
こうなったら一か八かやってやる。
「『クリエイト・アース』ッ!『クリエイト・ウォーター』ッ!」
「ぎゃん!?」
目潰し作戦は何とか成功した。
後はいつまで奴が怯んでるかの運次第って所だな。
「めぐみん、ちょっと待っててくれ」
めぐみんを近くの木にもたれかけさせて、俺は初心者殺しへと向かって走り出した。
はあ、こう言うの柄じゃないんだけどなあ。
「か、カズマ!?」
「冒険者舐めんなごらあああああ!!」
「きゅるるるぅぅぅ」
半ば八つ当たりも込めて切りかかる。
目が見えていないからか、全く避ける動作はなく、命中。
あとはもう、我武者羅に切り付けた。
体力的に、一度攻撃を止めて初心者殺しを見るとぐったりとしていた。
「はあ、はあ、倒せた・・・よな?念の為に、えい!」
狼は賢いから、死んだ振りの可能性もある。
対策として頭を切り落とした。
初心者殺しなんて名前してるからもうダメかと思ったけど、何とかなってよかった。
「めぐみん、大丈夫か?」
「はい。カズマこそ、大丈夫ですか?」
「何とかな。さっ、帰るぞ」
めぐみんを背負い直して、街へと足早に向かう。
これ以上他の魔物と出くわしたら困る。
「カズマ、私のせいですみません」
「何言ってんだ。初心者殺しがいたのはたまたまだろうが」
「ですが、私が爆裂魔法を使わなければ」
「一応、俺の指示でやったんだから責任は俺にある」
ヒモだクズだなんだと言われてるが、一応このパーティーのリーダーだ。
仲間の失敗の責任くらい取れないと男が廃る。
「でも」
「でもじゃねえ。今は二人とも無事なんだからそれでいいだろ?」
「・・・分かりました」
「それに、なんて言うか、初めてめぐみんにいい所見せられたって言うか、俺としてはいい経験だったからな」
今まで情けない所しか見せてなかったけど、やっと活躍してる所を見せられて良かった。
まあ、こんなことくらいで今までのがチャラにはならないんだけども。
「カズマ、凄くカッコよかったです。惚れ惚れしてしまいました」
「そ、そうか」
こいつはまた惚れ惚れするとか言い出した。
アレか?めぐみんって案外天然入ってるのか?
と考えてるといつもよりも深く手を回して、めぐみんが密着してきた。
「めぐみん?どうした?」
緊張して声が上擦ってしまった。
相手はロリっ子だってのに・・・
「初心者殺しと遭遇して、生き延びれたのが嬉しいと言いますか、カズマの活躍を見て高揚していると言いますか」
「お、おう」
やっぱり、子供ぽい所あるよな。
好きってのもやっぱり仲間としてか?
これまでのめぐみんの言動見てても、全くどっちなのか分からん。
「早くさっきのことみんなに話したいです」
「そうか?」
「ギルドでカズマのカッコ良さを詳細に語ってみせます」
「いや、そんなことしなくていいから」
俺らが付き合ってると思ってるギルドの連中が、今の高揚してる状態のめぐみんから、俺がカッコよかったなんて話を聞かされたら、彼女が彼氏の惚気けしてるなって思われて終わりだ。
お子ちゃまなめぐみんにはそこまで考えが至ってないのだろう。
「何故ですか?カズマが私を命懸けで守ってくれた話をすれば、カズマのイメージ回復にも繋がると思いますよ」
「・・・分かった。めぐみん頼んだ」
イメージ回復か……
そう言われると止められない。
「任せてください。カズマのことは私が守ります!」
「お、おう」
めぐみんのこの考えがイメージ悪化の問題点でもあり、俺の男としてのプライドを抉ってくんだよなあ。
でもめぐみんの善意を無下には出来ないし、何処か嬉しい面もある。
男らしいめぐみんの発言に安心させられるんだよなあ。
「カズマカズマ!街が見えてきましたよ」
「ああ、何とか帰って来れたな。デートなのに死にかけてちゃダメだよな」
デート中に生死を彷徨うなんて普通じゃないし、そんな経験したくない。
偶発な事故とは言え、怖い思いをするのはごめんだ。
「そうですか?私はスリルでいい体験だったと思いますよ?」
「めぐみんは強いな」
「私は強くてカッコイイ紅魔族ですからね」
紅魔族ってみんなこんなに自信たっぷりな種族なんだろうか。
紅魔の里だったか。
そこに行って他の紅魔族にも会ってみたい。
「その勇ましさ分けて欲しい」
「今日のカズマは十分勇ましかったですよ?」
「あれは必要に迫られたからって言うかなんて言うか」
殺らなきゃこっちが殺られてた極限状態。
普段ならさっさと逃げ出してる。
と言うか逃げ切れる距離なら戦わずに全力で守衛さんの所に駆け込んでた。
「普段勇ましくて、いざって時に動けないよりも全然いいですよ」
「それって俺の普段が女々しいみたいに聞こえんだが?」
「誰もそんなこと言ってませんよ。そう聞こえるってことはカズマがそう意識してるからじゃないですか?」
「ちげえよ!ともかくギルドに行って討伐報告しに行くぞ」
普通好きな人へこんな風にからかわないよな。
うん。
めぐみんの言う好きは仲間としてで間違いないだろう。
所で初心者殺しの討伐報酬ってどんなもんだろうか。
「二人とも日課は終わったのか?」
声を掛けられた方を見るとダクネスとクリスがいた。
二人でクエストに行ってたのだろうか?
「ええ、終わりましたよ。ダクネス聞いてください!カズマが初心者殺しを倒したんですよ!」
早速話してるな。
二人の驚いた顔からして、初心者殺しは相当ヤバい奴だってのが分かる。
「ほ、本当か?」
「まぐれだよ。まぐれ。生き残る為に必死だったからさ」
「初心者殺しと遭遇して生還できた時点で十分凄いと思うよ?」
この二人の反応を見て、今更ながらに恐怖が増大してきた。
本当に生きるか死ぬかの分かれ道だったなんて……
「あの時のカズマは凄くカッコよかったですよ。惚れ直しました」
「へいへい。あっ、ダクネス悪い。めぐみんを風呂まで送ってやってくれないか?」
爆裂後に倒れた時と、初心者殺しと戦う為に降ろした時に砂埃がついてるだろうし、早く汚れは落としたいだろう。
「私は構わないが、いいのか?」
「いいに決まってんだろ。てか俺が頼んでんだけど?」
「いや…分かった」
言ってめぐみんを引き受けてダクネスは大衆浴場へと向かって行った。
ダクネスは何の確認を取ってたんだ?
最後は了承してくれたけども。
クリスに聞いてみるか。
「なあ、さっきダクネスは何の確認してたんだ?」
「えっと、あたしも分からなかったなあ。あははは」
これ絶対知ってる奴の反応じゃん。
何で分かってて隠すんだ?
意味が分からん。
「それより、ギルドに報告しよう。多分結構な金額貰える筈だよ」
「そうなのか?」
「この辺で初心者殺しの発見例は最近なかったからね。被害者が出る前に討伐出来たって言う、予防的な価値もあるからそれなりに高く貰えるんじゃないかな」
話を聞けば聞く程、すげえ大物倒したんだと気付かされる。
これ、前情報あったら逆に腰抜けて戦えなかったよな。
知らぬが仏って正にこの事だな。
「ほう。めぐみんが言ってたけど俺が初心者殺し倒したって話が広まったらイメージ回復出来ると思うか?」
「うーん。そうだね。最弱職の冒険者だからって舐められることは無くなると思うよ。あと、めぐみんがあの感じでギルドでキミの武勇伝広めたら彼女を命懸けで守った人ってイメージになると思うよ」
「・・・彼女?」
やっぱり俺とめぐみんは恋人だと思われてるらしい。
うっ、ギルド行くの嫌だなあ。
絶対にからかわれる。
「ギルドで二人がデートしてたって噂が立ってたからね。まあ、ダクネスは常識講座だろうって言ってたけどね」
「その通り。デートしてたのは事実なんだがな」
良かった。
クリスはちゃんと分かっててくれてるみたいで。
「へぇー。つまりデートについての常識講座ってこと?」
「そう言うこった」
「初心者殺しのこと知らないって時点で、知識ないのはよく分かるよ。でもどうしてめぐみんだけに教わってるの?別にアクアさんやダクネスでも事情知ってて教えて貰えるよね?」
確かにクリスの言う通りなんだが、アクアだと、絶対に小馬鹿にした教え方するだろうし、教師やって貰ってる間は調子に乗って言う事聞かないとか有り得そうだ。
ダクネスはまあ、見てくれだけは美人なお姉さんだから二人きりだと緊張するってのと、ドMが発動したら困るからなあ。
「アクアに聞くのは癪だし、ダクネスはアレだからめぐみんが丁度いいって感じだな」
「なるほどねえ。彼女には打ち解けてるんだね」
「打ち解けてるって言うかなんて言うか。クリスがパーティーならクリスに頼んでるぞ。俺が会った中で一番の常識人だし」
「そ、そっか。その評価は素直に嬉しいよ」
照れてるクリスはかわいいな。
最近はめぐみんにドキドキさせられっぱなしだから、なんて言うか落ち着く。
「カズマくん?ボォーッとしてどうしたの?」
「クリスの照れ顔に見惚れてた」
「え!?」
聞かれた質問に答えただけなのに、この反応は何だろうか?
間の抜けた顔になってる。
「話してる間に到着だな。クリス達はどんなクエスト受けてたんだ?」
「えええっと、その、ほら、あれ、ゴブリンの討伐」
「どうした?挙動不審で目立ってるぞ?」
何処か上の空で、手をパタパタさせて、明後日の方向見ながらクリスは答えた。
今もキョロキョロして、悪目立ちしてる。
「ちょっ、ちょっと待って!おかしいのあたしなの?」
「クリスどうしたのだ?お前が騒ぐのは珍しいな」
めぐみんを銭湯に送り届けて戻ってきたダクネスの指摘通り、クリスは珍しく騒がしい。
親友からの言葉に対してクリスは思わず叫んだ。
「なんでさ!!」
「サトウカズマさん。初心者殺し討伐報酬の二十万エリスのお渡しです」
「・・・こんなに貰えるんですね」
「はい。初心者殺しがアクセル周辺に現れるとギルドとしては初級冒険者の皆さんへのクエスト斡旋がしにくくなりますので、この功績への対価としては十分です」
クリスの言ってた通りになったな。
二十万か。
これだけあれば冬は余裕で越せるな。
冬のモンスター討伐は難しいらしく、貯蓄で宿屋暮しを春が来るまでするのが、この世界での冒険者の年越し方法らしい。
「ありがとうございます」
「カズマ、改めておめでとう。二人が無事に帰って来れて良かった」
「がむしゃらに戦ったからな。二度とごめんだあんな戦い」
「私もその場に居れば・・・」
言葉を詰まらせるダクネスに気にするなと言おうと思ったが、なんだか様子がおかしい。
モジモジしてる。
これ武者震いという名の例の症状なんじゃ・・・
「私が盾となり、初心者殺しに蹂躙され、衣服は…」
予想が当たったので、ダクネスを放置してアクアかめぐみんを探したけど、見当たらなかったからクリスの元に向かった。
「おっ、やっぱり大金貰えたみたいだね」
「お前らが二人で話してなくて助かった」
「と言うと?」
「ダクネスの変なスイッチが入った」
クリスもダクネスのドM性癖には悩まされてるみたいだからな。
苦労話の出来る友人は大切にしないと。
「あはは。アレばっかりはどうしようもないからね」
「俺ももう諦めてる。アクアかめぐみん見てないか?」
「アクアさんならカズマくんが受付してる時に、口抑えながら外に走って行ったよ?」
飲み過ぎて吐きに行ったのか。
相変わらずアホだなアイツは。
考えて呑めばいいのに。
まあ、俺も酔い潰れたことあるから人のこと言えないんだけども。
「酔っ払いはどうでもいいとして、めぐみんはまだ戻ってないのか?」
「戻っては来たけど、アクアさんの様子見に行ったよ。でもそろそろ二人とも戻ってくる頃かな」
駄女神が一人じゃないことに一先ず安心だ。
特にやる事もないし、クリスに質問でもしとくか。
「そうか。じゃあそれまでちょっと話し相手になってくれないか?」
「いいけど、どんな話かな?」
「めぐみんのことなんだけども」
めぐみんと言うか聞きたいのは紅魔族に関する話だ。
紅魔族の習慣って言うか、特性みたいなのを知りたいけど、なんと言うか、本人にはちょっと聞にくいんだよなあ。
「私がどうかしましたか?」
「えっと、めぐみんって言うより、紅魔族のこと聞きたくて」
結局本人に聞くことになった。
良くないことしてたみたいにめぐみんから睨みきかされたら、何でもないとは言えなかった。
「我が種族に興味を持っているのですね?」
「ああ、紅魔族ってみんなめぐみんみたいな感じなのかなあって」
「言ってる意味がよく分からないのですが」
質問がアバウト過ぎたのか、クエスチョンマークを浮かべるめぐみん。
代わってクリスの方を見ると少し悩んでから意図を汲んで説明してくれた。
「うーん。名前とか感性は同じだと思うよ。ファッションセンスも大体統一されてるかな」
「そういうことならクリスの言う通りです。でも中には変わり者の中二病もいますけどね。ゆんゆんが正に中二病です」
「・・・お前が中二病言うな」
こいつにだけは中二病とか呼ばれたくないな。
ゆんゆんって、確かめぐみんの自称ライバルだっけ。
あの子もいい子だったな。
多分、紅魔族の中でマトモな人が中二病って呼ばれちゃうんだろうなあ。
「おい、喧嘩を売ってるなら買おうじゃないか!」
「これも紅魔族特有?」
「まあ、紅魔族は売られた喧嘩は買う種族だって話はよく聞くからね。そうだと思うよ」
なんて好戦的な種族だろうか。
めぐみんの男らしさはそこから来てるのかもしれない
「わざと怒らせたのなら許します」
「いや、めぐみんは中二病だろ」
「いくらカズマとは言え許しませんよ。今日は抱き枕になってもらいます」
「かかってこい。俺は初心者殺しにも・・・今なんて?」
抱き枕になってもらうって聞こえた気が・・・
それになんかこれに似たやり取りをやったようなきがする。
「抱き枕になってもらいます」
「・・・そんなことされたら俺寝れないんだけど」
添い寝だけでも緊張して寝れそうにないのに、抱き枕なんかにされたら絶対眠れない。
昨日の別々のベッドでも緊張してたのに、これはどうすればいいんだ?
明日はバイトもあるのに・・・
「それが罰です」
「・・・」
流石紅魔族の天才でいらっしゃる。
的確に攻撃してくるとは。
・・・本当にめぐみんと付き合ったら絶対に尻に敷かれると思う。
「わかったよ。俺が悪かった」
「ふふっ、ではダブルベッド用意して貰いましょうか」
「ああ」
この子は何故こういう話を普通のボリュームで言ってしまうのだろうか。
凄い視線集めてるんですけど。
クリスからやっぱり関係あったのかって目で見られてるし、どうしようかこれ。
「私は宿屋に頼みに行ってくるので、カズマは夕飯私の分も頼んでおいてくださいね」
言ってめぐみんは宿屋へと去っていった。
となると俺に注目が集まる訳で・・・
「やっぱりあの二人付き合ってるんだ」
「何でもデート中に初心者殺しに出くわして、彼が命懸けで彼女守ってたらしいよ」
「マジかよ。あの弱そうなのが初心者殺し倒したのか?」
「人は見かけに寄らないってやつだな」
「でもあの男の人って年下の女の子に貢がせたり、パンツ盗ったりしてる人じゃないの?」
「確かにそうだけど、話だとあの子に杖プレゼントしたり、お金返したり、しっかりしてるみたいだぞ?」
「パンツ盗ったってのも事故らしいしな」
色々と言いたい放題言ってくれるな。
なんて言うか、マイナスな話少なくて良かった。
でも、これでギルドで俺とめぐみんが恋人認定されてるのが確定した。
今訂正入れても焼け石に水だろうしなあ。
「でもまあ、パンツコンビは周知の事実だけどな」
「そりゃあ間違いねえ。クリスと二人でパンツ取り合ってた話だろ?ダクネスさんと仲良いからそういう趣味あってもおかしくないって思ってたんだよ」
「ちょっ!?」
思わぬ攻撃にクリスさんは驚いていた。
キャベツ狩りで周り気にせずにやってた俺のせいなんだけどなあ。
まあ、クリス単体でも窃盗スキル講習を目撃した奴らが広めたのか、男のパンツ盗る趣味があるって噂はあったけども。
「あたしは別にそんな趣味じゃないから!」
「でも私見たよ。路地裏でクリスさんがカズマさんのパンツ盗ってる所」
「俺はキャベツ収穫の時にカズマがクリスの盗ったのを見た」
「それでも仲がいいってことはそう言うことだよな?」
「「違う!!」」
この後何度も説明を試みたが、変態コンビの汚名は晴らせなかった。
めぐみんと付き合いながら、クリスとパンツ盗り合う仲だと思われてるなら、全然イメージ回復できてないと思うんだが・・・
俺の評価回復は、まだまだかかりそうだ。
明日、もしかしたらまた投稿するかもしれません。
今年はもう教習行かないので、時間に余裕が出来つつあります。
とか言ってまた遅れてたら、SAO見てるものだと思ってください・・・