機動戦士ガンダムIS(インサイド・ザ・ストラトス) 作:見知らぬとまと
思ったよりも守ったら負ける!攻めろ!(肯定派)と
冗談ではない!(否定派)の数が近かったので。
バナージのシルヴァ・バレトに襲い掛かる48連装ミサイル、『山嵐』。
バナージはバルカン・ポッドでそれを迎撃していくが、48連装のミサイルはまだまだ残っていた。
PICの性能を生かして地面スレスレまで急速下降し距離を稼ぎ迎撃するが、もうミサイルの奥では簪が荷電粒子砲を構えている。
しかしバナージはまだ勝機を感じていた。
「まだやれる・・・!」
今度はスラスターを吹かした急速上昇。追いきれなかったミサイルの大半が地面に衝突し爆散する。
そして追ってきたミサイルを躱すように後退。
ミサイルと荷電粒子砲を構えた打鉄弐式が一直線に並ぶ。
「そこだッ!」
ミサイルを自らの手で撃ち落とす形になり迷う簪だったが、バナージのビーム・セミマグナムのロックオン警告で狙いを悟り、迎え撃つ形で荷電粒子砲を放つ。
ミサイルを爆散させながら交錯する荷電粒子砲とビーム・セミマグナム。
ビームの光がミサイルの煙より早く薄れ、簪は射撃を警戒していた。そこから出力は高くないが2発のビームが飛んでくる。
簪は予想通りに回避する。そして荷電粒子砲を向こう側に打ち込もうと構えた。
「そこっ!」
しかしバナージは煙の下側からビーム・サーベルを持って迫っていた。
2発の光はファンネルによる射撃だった。シルヴァ・バレトはスラスターを吹かし瞬間的に簪へと肉薄する!
荷電粒子砲を撃つが近接距離では容易く躱される。
簪は反射的に超振動薙刀『夢現』で迎撃する。
(速い!流石は代表候補生!)
反応の速さに驚くバナージではあったが、ビーム・サーベルで切り込む。
そして始まる近接戦。バナージの隙に簪が突き込み、簪の隙にバナージが切りつける。簪とバナージの実力はこの近接戦においてはほぼ拮抗していた。
しかしバナージは武装の多彩さを発揮する。簪が薙刀で突いたタイミングでビーム・サーベルを握っていないノーマークの左手を伸ばすも、薙刀の間合いでは拳は届かない。
そこでバナージは左手のビーム・ガンを発射。
シールド・エネルギーの消耗に焦った簪がそれを防ぐためより接近する。
しかし薙刀は懐に潜り込まれると弱い。簪は薙刀の扱いに長けていたが、バナージもまたビーム・サーベルの扱いに長けている。武装相性の不利を覆せるほどの実力差はなかった。
(くぅぅっ、強い!ここまでやって押し切れないなんて・・・!)
そこからはじりじりと簪が押し込まれた。ビーム・ガンの時点でお互いに三分の一程度だっただろうシールド・エネルギーは、もう5%を切っていた。
簪の焦りが太刀筋に出る。振りかぶった大きい袈裟斬りを躱した隙にバナージがビーム・サーベルを大きく切り込む。
それが決定打となり、ブザーが鳴り響く。
「試合終了!勝者、バナージ・リンクス!」
クラス代表トーナメント一回戦は、バナージ・リンクスの勝利に終わった。
バナージも危険域に突入したシールド・エネルギーを見て、ほっとした。
ビーム・ガンを使った間合いの維持が無ければ、負けていたのは自分だったかもしれない。
そんなことを考えながら、級友である一夏の応援をしようと、対戦相手に一言かけたらすぐに観客席にあがろうと思ったバナージだった。
宇宙世紀以外のシリーズのキャラはあり?なし?
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守ったら負ける!他シリーズにも)攻めろ!
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他シリーズなど)冗談ではない!