機動戦士ガンダムIS(インサイド・ザ・ストラトス) 作:見知らぬとまと
・・・・多分。
IS学園を背に飛び立ったアムロは、まずは避難を始めとした迎撃態勢を整えるため、時間稼ぎをすることにした。
近づいてきた黒いISは、人体の露出がなく、膨れ上がった腕が特徴的な異様なISだった。
ISのデータベースにも該当機はない。
(妙だな・・・、新型か、それとも極秘の機体なのか)
アムロは手にしたメガ・ビーム・ランチャーの出力と収束率を
そしてISに向けて射撃。
3機がこちらを敵として認識し、歪な腕をこちらへと向ける。
すると腕に取り付けられていたビーム砲が発射される。
直感的に躱したアムロだったが、背後の道路が焼け爛れているところを見ると、その出力に驚く。
(ISの内蔵武装とは思えない威力だ・・・・だが!)
「当たらなければどうということはない!」
奇しくもかつての好敵手と同じ台詞を吐きながら、アムロは腕そのものの動きとロックオン表示を頼りに回避し、メガ・ビーム・ランチャーを正確に当てていく。
しかし、敵ISは防御にも長けているらしく、
(ここに織斑が居れば・・)
織斑一夏のIS、白式のもつ
その火力があればあのISにも致命傷を与えられるかもしれないが、生憎彼らは対戦中でアリーナの中だ。
救援に来れるとしても、まだ先のことだろう。
無い物ねだりをしても仕方がない。アムロは綱渡り状態の射撃戦を続けた。
しかし、敵ISはこちらの狙いに気づいたのか、一機を残してアリーナの方に飛び去っていく。
それを止めようにも、残った一機のビーム砲がこちらを牽制する。
「こちらアムロ、教員チームへ。すまない、アリーナの方向に二機逃がした」
『仕方ない。二機はこちらで対処する。そちらの対応を頼む』
すぐに千冬が応答する。
アムロは一機ならばと、目標を『足止め』から『撃破』へと変えた。
そのころ、アリーナでは。
「避難、終わりました!」
避難指示の終わった教員チームがISをとりに向かう。
しかしアムロの足止めもここまで、飛んできた黒いISはシールドを突き破ってアリーナ内部へ侵入しようとする。
「鈴!」「一夏!」
しかしそのゴーレムを二機のISが迎撃する。
さっきまで対戦していた二人だ。
今度は息の合った連携で敵ISと対峙するが、すぐにもう一機ISが降ってくる。
しかしピットから新たなISが出てくる。
シルヴァ・バレトと打鉄弐式、一回戦の二人だった。
バナージがスラスターを吹かして体当たりし、敵ISを一時的吹き飛ばし隙を作る
『こちらは私とバナージさんで引き受けます!そちらをお願いします!」
通信を入れたのは簪だった。
バナージと簪は連携してアリーナの外に敵機を誘導する。
そしてアムロの方にも、新たなISがきていた。
突如敵ISを水が包んだかと思うと、爆発したのだ。
『IS学園生徒会長、更識楯無。 援護するわ、アムロさん』
「すまない、頼む」
三機の敵ISと六機の味方IS。
こうして、IS学園側と黒いISの戦いが始まるのだった。