機動戦士ガンダムIS(インサイド・ザ・ストラトス) 作:見知らぬとまと
翌日。
アムロとバナージは国産IS開発企業、『倉持技研』の第二研究所を訪れていた。
中で案内された雑多な会議室には、中年男性が作業服のままいた。
「君たちがアムロ・・・さんにバナージ君だね?」
「はい」「ああ」
「君たちから先日提供された
そう。二人はそれぞれ半壊したνガンダム、またシルヴァ・バレト・サプレッサー(と周囲にあったナラティブ・ガンダムやユニコーンガンダム3号機の部品)ごと転移してきている。
それらのデータは政府によって、ISとして開発・研究することが決まっていた。
しかし、渡された作業中に書いたメモとおぼしき紙には、問題が列挙されていた。
・高度な技術の使われた
・小型核融合炉によるエネルギーの再現が難しい
・機構の小型化が困難
・サイコ・フレームの解析が不十分
などなど、問題点が簡潔にまとめられていた。
「そうでしたか・・・・」
「確かにこれは問題だな・・・」
二人とも技術的な心得がある。問題の重大さは身に染みた。
「まぁ待て。少しついてきな」
そう言って案内された作業場には、2機のISがあった。
「あんたらの機体の中には、友軍機なり敵機なりで多くのデータが入ってた。こいつらはそれをフィードバックしたもんだ」
「これは・・・!!」
「あれは・・・!!」
「アムロさん、あんたの機体だが、『リ・ガズィ』ってやつをベースに使わせてもらった。
一応既存ISの武装も積んどいたから、MS転用武装が事故ったら使いな。」
「見事だ、出力はどこから?」
「機体に残ってたものを解析して、ISの技術なんかも使いながらミノフスキー粒子ってやつを再現したのさ。
今山奥に試験型MS搭載型核融合炉が機密扱いで隠してあるが、そこでISに積んだ武装用バッテリーに充電すんのさ。
ジェネレーターにも繋いであるが、基本はPICで動ける。出力はこれで削減できるし、ジェネレーター直結型の武装はエネルギーパックで使えるように改良した。
ここはビームマグナムってやつの技術が使われてるが・・・・まぁそんなところだ。」
「で、バナージ君。あんたのだが、シルヴァ・バレトってやつだ」
「凄い完成度だ・・・お見事です」
「ただし、ビームマグナムは積めなかった。まだあの出力に対応するIフィールド・ジェネレーターは作れねぇ。」
「そうでしたか・・・・」
「ただし、アムロさんのやつの試験を兼ねて、『ファンネル』ってやつを積んどいた。有線式の上に試験型だがな。複数タイプ積んだからデータよろしくな」
「もちろんです!ありがとうございます。」
「じゃあ、数日後にはあんたらのところに送れる。
それまで待っててくれよ。」
二人はかつての愛機に乗れるときもそう遠くはないことを悟った。
そして、
「ありがとうございました。」
「すまない、世話になる。よろしく頼む」
二人が礼を言うと彼はニヤッと笑って、
「いいってことよ。男にしか分からんマシンの浪漫ってやつがある。
世界でこんな最高の開発に関われるやつはそういねぇからよ!」
こうして、MS-IS開発計画、『MIS開発計画』は始動したのだった。