こんな駄文ですが、今後もよろしくお願いしますm(__)m
眠った子供を背負い森から出ると、水柱と遭遇した。鴉が大量の鬼を確認した時、増援を呼んでいてくれたらしい。てか、柱が援軍として駆け付けてくれるなんて予想外である。
「……栗花落、鬼はどうしたんだ?」
「倒しました。面倒な鬼でしたけど」
冨岡さんは目を丸くしたが、すぐにいつもの面持ちに戻る。
「……そうか。さすが、元花柱の弟子と言った所か」
「……鴉も言ってましたけど、俺、鬼殺隊でどういう評価なんですか?」
「……(柱)候補だ」
「冨岡さん、主語がないんですが。何の候補なんですか?」
「……柱」
俺は内心で「嘘でしょ?」と呟き、冨岡さんは言葉を続ける。
「……(栗花落は柱になる素質を十分兼ね備えてる、だから柱候補なんだ。柱代理の)オレとは違う」
「まあ、俺と冨岡さんは違う人間ですけど」
「……そうじゃない」
冨岡さんは、ムス。としながら呟く。
……俺、冨岡さんと言葉の食い違いをしてるように思えるんだが。
「そ、それより、子供を早く町に戻してあげましょう」
「……ああ」
♦♦♦♦♦♦♦♦♦♦
~町~
「鬼は斬りました。森の中は安全になりましたが、無闇に近づかないようにして下さい」
「……ありがとうございます。鬼狩り様」
子供を返すと、そう言ってから村長が頭を下げる。
――その時、他の子供たちが俺の袖を掴む。
「お兄ちゃん!お父さんたちは!?」
「鬼狩り様なんだから、お父さんたちも助けてくれたんでしょ!?」
俺は空を見上げ目を閉じる。
「(……そうか。この子のたちの親は、鬼に喰われたのか)」
村長も「あなた達、鬼狩り様に迷惑よ!」と言っているが、子供たちは聞く耳を持たない。
だから俺は、子供たちを見て――、
「――――お父さんたちは帰って来ない。鬼に喰われたんだ」
俺の言葉で、この場が静寂に包まれる。
最初に口火を切ったのは、子供たちだった。
「……お父さんたちは、死んじゃったの。もう帰って来ないの?」
「嘘だよね?助けてくれたんでしょ?」
俺は頭を振り、
「いや、俺が来た時にはもう喰われていた」
「……――ッ!?……な、何で、何で早く来てくれなかったの!?お兄ちゃんが早く来ていれば、お父さんは死ななかった!?」
「…………お、お兄ちゃんは人殺しだッ!僕たちのお父さんを殺した、人殺しだッ!?」
子供たちは、俺を責めるようにそう言った。
――――人殺し。見方によれば、俺はそう見えるのだろう。確かに、俺がもっと早く来ていれば、お前たちの親は死んでいなかったも知れない。
でも、『俺が来るまでの間に、鬼を斬りに来た同士も喰われて死んだんだぞ』と、言い返したいが、言い返した所で話は平行線を辿るだけだ。
……そうだよな、子供たちは誰かの所為にしなければ、最悪壊れてしまう。
「……そうだな。見方によっては、俺は“人殺し“かもな」
「うぅ。返して、僕たちのお父さんを返してッ!」
そこからは、子供たちから俺の罵倒の嵐。
鬼殺隊士はこのような運命を通ると聞いていたが、やっぱ堪える……。
「村長。自分はここで」
俺は罵倒を無視し、村長に頭を下げ、この場を去った。
その時――“逃げるなッ、人殺しッ!”という声が、耳に残った。
♦♦♦♦♦♦♦♦♦♦
~帰り道~
「……栗花落。お前は、鬼を狩る度に罵倒を受けるのか?」
そう言ったのは、木々を跳ぶ冨岡さん。
「わかりません。――でも、俺が早く来れば隊士は殉職しなかったかも知れませんし、子供の親も助けられていたのかも知れません。やはり、全部俺が悪いんでしょうか?」
俺も木々を跳びながら呟く。
「……(栗花落、お前だけが悪いんじゃない。鬼殺隊全体の責任でもあるんだ。オレたち鬼殺隊は、大勢の命を護る立場に居るが、護れない命があるのは百も承知。だから)重く考えるな」
俺は苦笑する。
冨岡さんは、相変わらず言葉が足らない。でも、勇気づけたくれたことは解る。
「冨岡さんは言葉が足りませんよ。そんなんじゃ、“柱たち“から嫌われますよ」
「……オレは嫌われてない」
冨岡さんはそう呟き、俺は苦笑した。
――俺は初任務を無事にやり遂げたが、心にシコリを残した結果になった。
すでに柱の条件をクリアしている楓君。今後どうなるんだろ?てか、相変わらず言葉足らずの水柱(笑)
そして、初任務で罵倒の嵐でしたね。……書いてて、気持ちが重くなった(^_^;)
ではでは、次回(@^^)/~~~
追記。
義勇さんは町に居た時、楓君を離れた所で見ていた感じです。