数分後
「皆集まってくれ、新しくこの寮に住む2人を連れてきた。」
そういえば、ハム子の紹介してなかったな。まあ今は狗村伯だけど。
「紹介しよう、1人目は皆も知ってる影時間の関係者の一人であった1年生、山岸風花さんだ。」
山岸?
「おい良いのかよ山岸、お前昨日の夜まで影時間で怯えるような生活を送ってたんだぞ!」
珍しく順平が人の心配をしている。その優しい心を俺にも向けて、俺の前から消えてくれるともっとありがたいが。
「うん、私の中でも昨日までの影時間はとっても怖かった。伊織くんの言う通り、あまり影時間に関わるようにしない方が良いかもしれない。
けど、私は皆に助けられてから変われた!皆が勇気をくれたお陰で今の私がいるの。だから、そのお礼で私は私のぺ、ペルソナ?のチカラを発揮しようと考えてる。」
へ〜、あの山岸がそんなことを言うとは驚いた。今までの山岸だったら、周りに合わせてずっと馴染めないでいる可哀想な子としか思ってなかったが、アイツもアイツなりに考えているだな。
「そしてもう一人、今日初めて月光館学園に転入した生徒であり、今週の土曜からタルタロスへの挑戦に参加するメンバーとなる狗村伯さんだ。」
「あまり役に立てるかはわかりませんが、よろしくお願いします。」
アイツって確か、前いた世界でもペルソナ使いとしてやっていたとは聞いてなかったがどうなのか、土曜にでも結果が出るだろう。
「せっかくだからどの武器でシャドウと戦うか今選んで貰おうか。」
「ちょっ!真田先輩っ今はここに来てまだ慣れていない転入生に、しかも女の子に向かってそんな危ない話はやめて下さい。」
「え、嗚呼・・分かった。」
「そうだな、こんな時に学校に来て大変だろうけど、頑張ってくれ。」
「あ、はい!でもこの学校には知り合いが1人同じクラスに居たから少し安心できてるから平気です。」
「え!狗村さんは昔の知り合いがC組にいたの?」
そういえば、ハム子のいた前の世界で俺もその世界にいたってイゴールが言ってたな。
「その人の名前は、比企谷八幡君、いつも目が腐っているって言われている私の昔馴染みの友達です。」
「「「「「え、え〜〜〜〜!」」」」」
結城と俺以外の皆が声を揃えて驚いたように言った。
嫌、俺話聞いてないんだけど、
「ちょっ!聞いてないよ比企谷君。君中学の時に女子からからかわれたり遊ばれたりしてたって、あれ嘘だったの?」
岳羽さん近いです。そして怖いです。
「嫌〜、しかし比企谷ってこんな"可愛い女の子"と知り合いだったんなんてな。」
そんなに可愛い女の子を強調しなくても良いと思うぞ順平。
「比企谷の過去が少し気になるな。」
真田先輩、俺の過去聞いても悲しい思い出しか出ませんよ 。(悲)
これからもオリジナルで攻めていこうかなと考えてます。
最終章はニュクス編?それともエレボス編?
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ニュクス編
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エレボス編
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どちらでも良い