「それで、狗村は他にも俺に隠してる事があるんじゃないのか?」
「どうして、そう思うのかな。」
「イゴールに一回聞いた事があるんだ。比企谷がお前を"そっちの世界"で犠牲になった事をな。」
「そこまで知ってたんだ。本当に気が抜けないな。」
「それで、俺はこのまま時間が過ぎて行くうちにどうすれば良いんだ?」
「え?」
「この世界でも、影時間の融合があるなら比企谷が俺の代わりに死ぬんだろ?」
「そうたけど、どうして聞くの?貴方は別に自らを犠牲にする必要は無いと思うんだけど。」
「運命は変えられない筈と狗村は言ったが、別に比企谷が幸せな世界があったって良いと思うんだ。確かに比企谷は自分の意思で狗村を助けたのかもしれないが、俺はアイツの事が気に入ってるんだろう。どうしても俺は比企谷が死ぬ事を許容出来いし、そんな運命にしようとも元から思ってない。」
「・・・・・・それは、私も同じだよ。」
狗村は眼鏡を外して素顔を見せた。その顔は今でも泣きそうな程辛い顔をしているが、堪えようと必死になってるのが狗村は顔に出ていた。
「私も、・・・自分のミスで比企谷君を動かしちゃうような事をやって、イゴールから私の世界にいたタカヤを貴方達の世界に逃したのを聞いて・・・・・挙げ句の果てにはまた比企谷君や貴方達を頼ろうとしていた。私はこれ以上自分の失敗で周りの人達に迷惑をかけたくない。・・・・・だから、私もこの世界で比企谷君を助けたくて必死だった。けど、結局は後ろから応援する事しか出来ていない。隣に立つ事すらまだ出来ていないのに、私は比企谷君にまた頼ろうとしていた。自分がまた同じ事をしようと考えている間に・・・・・まさか貴方からその言葉が来るなんて思わなかったよ。」
「そっか、狗村も俺と同じ立場にそっちの世界でいたんだよな。」
「そうだね、でもこれだけは言える。貴方や比企谷君を犠牲なんかにさせない。この世界では、ご法度だから秘密にして欲しいんだけど・・・・・・私が元々この世界に干渉する事自体が"世界の崩壊"に繋いでいるんだ。だから、貴方は別に何もしなくても良い。後は私が責任を持ってなんとかするからこの世界の比企谷君を頼んだよ!」
「俺も大概だけど、狗村も結構詰め込むタイプだったんだな。」
「私達って運命以外に何か繋がってるのかも知れないね。」
「そうだな、そういえばさっき言った世界の崩壊ってなんの事だ?」
「そこは知らないんだ。」
「まあな、俺は全てが全て把握出来ているわけではないからな。」
「分かりやすく言うと、比企谷君がこの世界でも死んでしまうと貴方のいるこの世界と私の世界が一つになるんだよ。」
「そうなるとどうなるんだ?」
「そうなると、・・・・・・・・・・・・・・・・・。」
これで今日は終わります。
最終章はニュクス編?それともエレボス編?
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ニュクス編
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エレボス編
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どちらでも良い