ふと俺がその声の方に目を向けると、そこに立っていたのは八十神高校の制服を着た俺だった。
「しっかりしろよ俺。つってもお前は俺の事が分からないか。」
「お前は一体・・・。」
すると、周りにいる皆も俺と同様に反応を隠せなかったようだ。
「何故比企谷君が2人いるの!?」
「え、何、なんなのこの状況!?全く分からないんだけど。」
「本当に比企谷なのか?」
「今の俺が誰なのかは今はどうでもいい事だ!まずは目先の敵をちゃんと見ることが大切だ。」
「でもあのシャドウなかなか怯まない、弱点も見つからないし一体どうすれば・・・。」
「弱点がないだけでお前達はあのシャドウを倒せないのか?だったら飛んだ期待外れだよ。」
「てめえ、だったらお前ならこの状況をなんとか出来るのかよ!」
「嗚呼、可能だ。」
俺達はもう1人の俺の言葉に圧倒された。
「嘘を吐くなよ!大体どうやってあのシャドウを倒すんだよ。」
「順平と真田先輩と荒垣先輩はあのシャドウを引き付けてくれ。そこにいる俺のペルソナを使う。」
「いきなり何を言って、・・・」
「岳羽と狗村と桐条先輩はあの3人の回復とサポートを頼む。結城、お前は最後にトドメはお前に任せる。」
「皆、此処は彼の作戦に乗ろう。」
「本気ですか桐条先輩!?」
「他に何か作戦を思い付く者はいるなら別だが?」
「ち!分かりましたよ。」
そう順平は吐き捨てるとハートの女王の所へ走って向かった。
「ありがとうございます桐条先輩。」
「君が今比企谷八幡なのかどうなのかはこの際どうでもいい事だ。今は君の言った通り相手をちゃんと見ないといけない事には変わりない。」
そう桐条先輩と会話をし終えた俺と全く同じ顔をしている俺?はこっちに駆け寄って来た。
「今からお前のクロノスにアダマスの鎌を持たせる準備をしろ。」
「何故鎌の事を!?」
「後で話す、今は従ってくれ。」
俺はもう1人の俺?に言われるがままクロノスを出してアダマスの鎌を持たせた。
「今からお前に言う役割は2つだ。1つはあのシャドウの気を晒せ。一瞬でもあのシャドウが反応してくれたらで構わない。2つ目は俺が合図を出したらペルソナを消してくれ。アダマスの鎌を長時間持たせる事は今のお前にも負担が大きい筈だ。」
「何故そこまで俺の事を知ってる。お前は何者だ?」
「俺の事よりも自分の心配をしたらどうだ。」
俺は割り切れないままハートの女王の所へ向かった。
「イイカゲンウンザリシテキタザンス、コウナッタラマトメテケチラシテヤルザンス!」
そうハートの女王が言った瞬間に数秒間か時間が空いた。
「(今だ!)」
俺がそう思って行動に出るまでそこまで時間は掛からなかった。俺がハートの女王を後ろから攻撃をした瞬間、ハートの女王は前へと床に転んだ。
その瞬間オルフェウスを出した結城は辺り一面を炎で紅く染め上げた。その時放った一言によって。
「アギダイン!」
今回のペルソナQは此処までです。また原作に戻ろうと思います。
最終章はニュクス編?それともエレボス編?
-
ニュクス編
-
エレボス編
-
どちらでも良い