岩戸台分寮
比企谷サイド
ロビーにあるソファにアイギスが座っている。
「比企谷様、ただいま帰ったのですね。」
「嗚呼、どうした?」
「理様を探しているのですが、何処にいるのか分かりますか?」
「俺もさっきから探していたところだ。そう言えばアイギスはなんで結城にそこまで拘るんだ?」
「何故か理様の近くにいた方が良いと思うのです。」
そんな話をしている所に誰かが帰ってきた。ドアの方へ顔を向けると、桐条先輩だった。
「ただいま帰った、夕飯までに帰ってこれなくてすまない。また温めてもらって良いか?」
アイギスは「了解しました。」と返事をして台所へ山岸が作ったと思われる可哀想なシチューが台所へ運ばれていった。
「それにしても、君もこんな時間に帰ってくるとは珍しいな。」
「部活やってたらこんな時間になってました。」
「聞いたぞ、宮本が脚を傷めたそうじゃないか。次期部長だったのだろう。」
「まあ、アイツが隠してた事で部自体が大変な空気になってますけどね。」
そんな話をしていると、アイギスは温め直したシチューを持ってきた。
「そろそろいただくとしよう。・・・・・・比企谷、食べないか?今日は食欲がなくて、」
この人、仮にも"心配した後輩"の作った料理を一口も食べずに俺に押し付けようとしてるな。気持ちは分かるけど、
「大丈夫です。今日は山岸が先輩が元気ないので腕によりをかけて作ったシチューですから、"自分の分は自分で食べてください。"」
「嫌、そう言わずに・・・アイギスはどうだろうか。最近までタルタロスで結構無理をしていただろう。このシチューを食べて休養を取ると良いだろう。」
「私はもう食べたのでいりません。それよりも早く食べないとそのシチュー冷めてしまいますよ。(後ろに山岸様が見ているので食べた方が良いと思うのであります。)」
「!?・・・そ、そうか。(それは本当か!?くそ、今回は腹を括るしかないのか。)ではいただくとするよ。そういえば、アイギスと比企谷は何を話してたんだ?」
「別に聞くほどの事でも無いですよ。(だから、時間稼ぎは良いから、はよ食べろ先輩。山岸が怖い顔してるから!?)」
「理様の話をしていたであります。」
「そうか、彼にも大変迷惑を掛けてしまったな。そう言えば、山岸に最近私のIDで桐条のデータベースを探ってもらっていた時に結城の両親に関わる情報が出て来たんだ。比企谷にアイギス、"君達"もある意味ではその件に関わっている。(なんとか誤魔化せたな。さて、このシチューはどうすれば良いのだ。)」
「それは、どういう意味ですか?(あ、山岸が泣きそうな顔してる。)」
次回でこのくだり終えます。
最終章はニュクス編?それともエレボス編?
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ニュクス編
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エレボス編
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どちらでも良い