そして作者の妄想が多分に含まれています。
読む際には十分にお気を付け下さい。
・・・・・・・・・・・・・ん?ああ、また君たちか。私だ、木原正樹だよ。
まさかまた君達と再開することになるとはね、正直驚いているよ。
最後にあったのが、・・・・・・小学3年の2学期が始まってすぐだったね。
現在私は小学6年に進級し楽しくやっているよ。あれから特に問題は起きていない。
まぁ、しいて言えばあの3人が死亡したことだろうか。あの後サーチャーをつけて監視していた所、一人は舌を噛み切って、もう一人は発狂して顔を掻き毟って顔面の皮を剥いで死んだ。
最後の一人は私を探していたが警察に見つかって交番まで引っ張られて行った。
そして身元証拠の際に証明できずにそのまま逮捕、のちに調べられて戸籍そのものが存在していなかったため存在していない人間として怪しい組織の実験体として死亡した。うーん、戸籍くらい用意しておけば良かったかな?
その後の学校はとても落ち着いていたよ。取り巻きの少女たちは心配して涙を流すものもいたが2,3ヶ月すれば普段通りの生活に戻っていた。
なのは達原作組は大喜びしすずか嬢は「良かった、本当に良かった。」とマジ泣きしていた。・・・・そこまで苦しんでいたのか。
それからは何事も無く平和に過ごせて、・・・・・・いや、その2学期の中旬位でしたか?一人の少女を拾いました。
背中に大きな火傷後を残しその背中に覆いかぶさりまるで庇うかのように死んでいる狼と共に彼女、フェイト・テスタロッサは倒れていました。
その後は救急車を呼ぼうと考えましたがこの子はこちらの戸籍も身分を証明できるものも持っていないはず、そうなれば彼のように怪しげな薬を打たれて発狂してしまうだろう。
いや、容姿がいいからその手の好む好色家に拾われてしまうか?
そう思い、私は彼女を自宅まで運んだ。傷の手当と身だしなみを直して一息着いた後に再び異変がないかとそれだけで一日が潰れてしまった。そしてそれから数日経ち、フェイトは目を覚ました。・・・・・・・・・・自身の記憶を失っていたが。
名前を聞くとアリシアと答え、倒れていた事を聞くとわからないと答えた。
家族のことを聞くと「かぞく?かぞくって、何?」と心底不思議そうに答えた。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・恐らく、彼女は原作通り、プレシア女史に真実を伝えられ、更にボロボロの彼女に痛めつけられ、存在その物を否定されて精神崩壊してしまったのだろう。
主を救うためにアルフは壊れてしまった彼女を庇い死んだのだろう。
そして、自分を守るために自身をアリシア・テスタロッサだと誤認、いやこの場合は思い込んで守ったのだろう。
当時私が保持している技術で傷などを消しはしたが流石に心の傷までは癒せないためこればかりは時間が解決してくれるだろうと結論づけた。
少々戸籍の取得やその他もろもろで忙しかったが、今となってはいい思い出だ。
その後、12月ごろになると休学していた八神はやてが復学し、原作キャラがこれ揃うことになる。フェイ、いやアリシアも常識と勉強を教えて私と同じ学校に編入させました。
・・・・・・・・・これは偽善、なのですかね?
彼女は今、笑顔で生活しているのであまり考えないようにしています。
変に聡いですからね、あの娘。
それから現在にかけて何も問題なく過ごしています。アリシアを編入してすぐに友達としてなのは嬢を紹介された時は少々驚きましたが、やはり運命づけられているのですかね?
まぁいい。そんなことより今私が行っていることの説明でもしましょうか。
私は現在「無限の欲望」と呼ばれる科学者、ジェイル・スカリエッティとコンタクトを取っています。彼は原作で管理局に反旗を翻した男。
そして彼自身管理局によって作り上げられた哀れな人形。管理局の脳みそ達に命令されて今まで違法な研究をやらされ続けていた。本人もそのようにデザインされているため嬉々として行動していたのだろう。
しかし、その内には言いようのない葛藤が蠢いていることだろう。
平凡な者達には理解できない境地にいる自分が何故、腐った脳達のいいなりにならればいけないのか!?みたいな感じで。
私としてはスカリエッティ諸共ミッドを消滅させたいのですが、後々のために残しておきたいし。
・・・・・お、やっと継ったかな?
「急な連絡、申し訳ない。ジェイル・スカリエッティで宜しいかな?」
『・・・・本当にいきなりだね。私は君のことは知らないのだが?』
「ええ、初めてですからね、・・・申し遅れました、私は木原 正樹。とある管理外世界の学生です。」
お互いにこやかに会話する。
『ふむ、・・・・それで木原くんは何故、私にコンタクトを取ろうと思ったのかね?ご丁寧に他惑星と衛星をハックしているなんて。』
スカリエッティは手元を見ながら話す、どうやら逆探知をしているようだ。
にしてもすごい速さだ、もう20コ目の衛星まで探知された。流石というべきか・・・・・。
「ははは、お手が早い。もう探知されかけているなんて。」
『そうでもないよ。それに探知しても2秒ごとに発信源の惑星と衛星が変わるんだ。これでは話しながらでは追いつけないな。』
まぁね、このために3年間も外宇宙の管理世界、及び技術発展のある惑星を観察しまとめてきたんだ。そうそう逆探知されては適わない。
「話というのは簡単ですよ。私はミッドチルダを、・・・・・・・・・・管理局を壊したい。」
『・・・・・・・・・・』
「・・・・・・・・・・」
お互いに無言でモニターを覗き込む。
『・・・・・・・・・・・・正気で言っているのかい?今までにも管理局に対してテロ行為を行った者はいたが、誰ひとり成功していないよ?それに君にそれだけの魔力(力)があるのかい?』
やれやれ、と首をふりながらスカリエッティはいう。
「別に私が動くワケじゃないさ。私は火付け人に過ぎない。行動してもらうのは管理世界数十個と一人の中将、・・・・・・・・・・そして一つの厄災さ。」
『・・・・・・・・・・・・・・・・そうかい。なら教えてくれないかね、聞く分には問題ないだろう?』
「勿論だとも。貴方を元々巻き込むつもりであったし。」
『おや、それは怖いな。しかしどうして私を巻き込むのかね?君との接点は無い筈だが?』
「・・・・恨まれる覚えがない。と言わないのは流石だと言っておくべきかね?まあいいさ、私が貴方と話したかった理由は二つある。一つは貴方は私が引っ張り出したい中将と繋がっているから。」
『・・・・・・・・・・・』
「もう一つは、・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・純粋な被害者として表舞台に出てもらいたいからだね。」
『被害者?なんのことだい?加害者なら分かるのだがね?』
お、初めて反応してくれたね。嬉しいよ。
「ええ、被害者です。管理局の脳みそ共に作られた『アンリミテッド・デサイア(人形)』としてね。」
ピクッ。
スカリエッティの頬が反応した。やはりこの返しは良かったかな?
『・・・・・・・・・・・・・・・・・それで、君は私に何を望むんだ?私は籠の中の鳥なのだが。』
「檻の中の狂犬の間違えでは?まず私が望むのは中将と貴方が手を組んで頂きたいのです。」
『手を組む?』
「ええ、彼は苦しんでいる。強大な権力の前に友人を売り、管理局の闇に染まってしまった。そして彼は友人を売った事を悔やみ続け狂ったように職務に励んでいる。そんな彼に、貴方が手を差し伸べてこう言うのです。『ゼスト達は生きている。』とね。」
『!?』
スカリエッティの表情に変化が現れた。この情報は極秘中の極秘だ。それが外部に漏れているのには驚かれたか。
『・・・・・まさかそこまでこちらの情報が漏れているとはね、・・・それで?その後はどうするんだい?』
「興味をもって頂きましたか。それは何より、・・・・・・・そうすれば彼は驚きながらも喜ぶでしょう。なんせ死んだと思っていた友人が生きているのですからね。そして同時に貴方を警戒するでしょうね。」
『ひどいなぁ、折角朗報を届けてあげたのに。』
「仕方がないでしょう。貴方の今までの行動がいけないのですから。それに私の考えだけで述べているのに否定をしないところを見ると貴方もそう認識しているのでしょう?」
『ああ、警戒されるだろうね。なんせ宇宙を通しての犯罪者だからね。』
「そこでこう言えば彼も立たざる負えなくなりますよ。『メガーヌの娘も実験に使用しろと告げられた。』とね。」
『・・・・・・・・・・ははは、本当に筒抜けなんだね。君のその情報力が恐ろしいよ。・・・確かに、そうやって彼の正義の心を利用すればいけるだろう。しかし他の管理世界を引き出すのはいささか無理があると思うのだがね。』
スカリエッティは片手を顔に当てながら笑う。そしてこちらが説明する前に一番の疑問点を尋ねてきた。
「まぁ、引っ張り出す方法は幾らでもありますよ。管理世界と言われていますがその多くは裏では属国、若しくは植民地扱いがほとんどです。宇宙圏を抑えられてアルカンシェルで脅されればそうなりますよね。彼らが宇宙に上がる前に勝負が決まってしまう。表面だけの同盟を強いられていますからね。そのような扱いを受けている星の人たち、政治家達に言うんですよ、『管理局を倒し新たに連合を組もう。』とね。まあわかっているとはおもいますがそれだけ言っても彼らは動きません。政治家、及びその星の軍を動かすのにはその行為を正当化するものが必要です。それと過大なメリットもね。そこで貴方達の出番です、ミッドチルダを初めとした管理世界に一斉に貴方達の自白と懺悔を晒せばどうなるでしょうか。ついでに人体実験の証拠や質量兵器の密輸売買の証拠を提示すれば、管理局の闇を知ればどうなるでしょうか?市民は、善良な局員は、今まで絶対的な力に屈していた管理世界は、そしてそんな管理局に税を収めている管理世界の人たちは、己が信じていた正義が、実は黒く垢塗れた老害達の巣窟だと知れば彼らは立ち上がる。ついでに聖王教会にも火の粉をかけてあげましょう。彼らは聖王様を心酔している者たちも少なからずいる。そこに『管理局に言われて聖王のクローンを作るように言われた。』といえばいい。そうすれば彼らもこちら側に付く。」
『・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・君は、宇宙戦争でも起こそうとでも言うのかね?』
スカリエッティは顔を強ばらせ、私をみる。
それに私はニッコリと笑い返し、
「いいえ、革命です。・・・・・・暫し時間を取りましょうか。もしこちらの策に共感してくださるのなら、この地に来て頂きたい。いい返事を待っていますよ。」
それだけを言って通信を切った。
これであちらにも私の真意を悟られる前に一人問答してくれるのを期待しているのだが、・・・・・・・・・・さてどう転ぶかな?
この策は愚策だからね。落ち着いて考えればできるとは思えないだろう、それに人の心とはそう簡単ではない。少々歪んで世界を捉える。
しかし、その歪んだ心を逆につくことができれば民衆を、世界を操るのは容易になる。
ミッドの民には不安を、
局員には不信感を、
聖王教会には憤怒を、
管理世界の政治家達には甘言を、
その民には正義感を、
中将には希望と懺悔を、
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・そして、人形には自由を。
そして管理局が崩壊し、新たな象徴が世界に現れる。
その時までに、この世界にも力をつけてもらわねば。・・・・・・・・・
「お兄ちゃ~ん、ご飯だよ~!!」
「ああ、今行くよ。」
さて、そろそろ切り替えねば。何を悟られるかわかったものではないからね。
頷かれなくともいいさ、その時はミッドその物を壊せばいい。
そうすれば管理世界は一斉に決起して勢力争いをするだろう。
そして管理外世界を支配していく、人とはそういうものだ。
「お兄ちゃん!!」
「わかってるって。」
私はPC類の電源を切り部屋を出た。
・・・・・ああ、言い忘れていた。それでは皆さん、ご機嫌よう。