転生破壊者の弟子   作:ハッタリピエロ

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塩崎茨origin2

僕は無我夢中でオーロラカーテンを開いて逃げてしまった。

 

「あっ!しまった……返すの忘れてた……」

 

そう。手帳を持ってきてしまったのである。

 

「どうしよう……」

 

手帳には写真以外情報がなかった。

 

結局答えを出せないままその日を終えた。

 

次の日に交番に向かおうと支度を整えていたら

 

ピンポーン

 

「ん?誰だろう」

 

僕は玄関を開けるとそこにいたのは

 

「あっ!あの時の!」

 

「はい……覚えていてくれて嬉しいです……私は塩崎茨といいます。先日はありがとうございました……」

 

「いえ、誰かが困っていたから助けただけです」

 

「それでもです……本当にありがとうございました」

 

そう言って微笑む塩崎さんはとっても可愛かった。

 

あれ?

 

「んでもよく僕の家がわかりましたね?」

 

「あっ、そういえばこれを返しにきました」

 

「これって……僕の生徒手帳!?」

 

あの時に落としていたのか!?

 

「ハハハ……ありがとうございます……あっ、僕も返すものが」

 

「あっ、私の……ありがとうございます……」

 

僕も手帳を塩崎さんに手帳を返すと

 

「あっ、鏡さん。この後時間がありますか?」

 

「大丈夫ですけど……」

 

「ならお礼をさせてもらえませんか?私が今日のお昼ご飯奢ります」

 

「いやいいですよ!そんな大したことしてないのに……」

 

「何を……私を助けてその上怪人と戦ってくださった貴方に礼を返さないと……私は己を鞭で打たねばなりません……」

 

「いやいや……そんなことしなくても……えっ……ちょっと……待ってください……僕が……変身してたところ……見てましたか……?」

 

「はい……」

 

ウソだろ!?正体見られたのかよ!

 

「あー……できれば正体は隠していただけたら……」

 

「わかっております……ですが私は貴方の行為は人々を助けるための本当の正義だと思っておりますよ」

 

どうしよ……とにかくこの人を信じるしかないか……

 

「そういうわけですので恩は返させてください」

 

「あー……それなら……お言葉に甘えて……」

 

こうして僕と塩崎さんのお出かけが始まった。

 

・・・・

 

???side

 

畜生……!!

 

なんであんなやつが塩崎さんと一緒にいるんだよ……!!

 

ぶち殺してやる……!!あいつも……!!塩崎も……!!

 

『WEATHER!』

 

・・・・

 

あの後僕は塩崎さんが服を新調してくれたのがよくわからなかったがすぐに理解した……

 

僕は塩崎さんとイタリアンレストランに来ていた。これが普通のレストランならいいんだよ……

 

「あ、あの……僕そんなに金持ってないのですが……」

 

「ふふ、大丈夫ですよ。私が奢りますから」

 

微笑む塩崎さんだったがどう見ても普通の金額じゃない。

 

もしかして塩崎さんってお嬢様?

 

そして店の雰囲気もあってガチガチに緊張している。

 

「お待たせしました。前菜七種盛り合わせです」

 

「ありがとうございます」

 

僕らの前に運ばれたのはソースがかかった肉や野菜などの七種の盛り合わせだった。

 

僕は慣れない手つきで前菜を口に運ぶ。

 

緊張していた僕だったがとりあえず美味しかったということだけはわかった。

 

なんだこれ……!?この世にはこんなに美味しいものがあるのか……!?

 

僕は落ち着いて次々に前菜を口に運ぶ。

 

「美味しいですか?」

 

「はい……」

 

「それならよかったです」

 

微笑む白ドレスの塩崎さんが可愛くてつい赤面してしまった。

 

次に運ばれたのはモッツァレラチーズが入ったアマトリチャーナというパスタだった

 

パスタを口に運ぼうとしているが上手くいかない。

 

なんとか口まで運べたが口にソースがついてしまった。

 

ナプキンで拭こうとしたが

 

「あらあら……ジッとしててください」

 

え!?ええ!?

 

塩崎さんがナプキンを持って口をふきふきしてくれた。

 

「……ありがとうございます」

 

「いえいえ……気にしないでください」

 

その後も料理が運ばれてきたが羞恥心であまり味がわからなかった。

 

ただ美味しかったとだけは言っておこう。

 

会計をこっそり見てみたがやはりとんでもなく高かった。

 

それをカードでポンって払うあたりある意味凄いと思ってしまう。

 

レストランを後にした僕たちは並木通りを歩いていた。

 

「今日はありがとう」

 

「いえ……貴方がくれた希望に比べれば……」

 

そう言って俯く塩崎さんを覗き込むと

 

「……どうしました?」

 

「いや、可愛いなって」

 

「ふえっ!?」

 

いきなり赤面する塩崎さん。

 

「あああ!ごめんないさい!いきなり!」

 

「いえ……大丈夫です……」

 

お互いに目を合わせられていないが

 

「……塩崎さん?」

 

塩崎さんが手を差し出してきた

 

「……手つないでほしいんですか?」

 

僕の問いに塩崎さんは赤い顔のままコクっと頷いた。

 

「じゃ、じゃあ……」

 

僕は差し出された手を握って塩崎さんにの隣にいく

 

「…………」

 

「…………」

 

ちなみにこの様子を見ていた周りの男たちは

 

((((爆発しろ!))))

 

そのまま時計屋に行ったり、雑貨屋など街を巡って

 

「今日は楽しかったよ」

 

「はい……こちらもです……」

 

「ありがとう」

 

「……あっ、あのっ!」

 

「なに?」

 

「連絡先……交換してくれないでしょうか……?」

 

……なにこの可愛い生き物は

 

僕と塩崎さんはお互いに連絡先を交換し合うと塩崎さんはタクシーで帰っていった。

 

僕はそのまま廃ビルにむかった。

 

「ほ~……それはそれは……」

 

あの人……いや師匠がニヤニヤした目で見てくる

 

僕はいたたまれなくなって別の部屋に逃げると

 

ブゥン!

 

塩崎さんからの着信か……

 

「はい」

 

『おっ!出たか……!クソ野郎が……!』

 

「……誰だおまえ」

 

『殺気立つなよ!』

 

「……誰だって言っている……塩崎さんじゃないだろ」

 

『ハハハハハ!!』

 

「答えろ!」

 

『そうだな……あの怪人と契約した奴と言えばわかるか?』

 

「テメェが……何の用だ!塩崎さんになにをした!」

 

『そう焦るな!俺の願いはな……お前に死んでもらいたいんだよ』

 

「……断ったら?」

 

『こいつを殺す』

 

『鏡さん……!申し訳ありません……!』

 

「塩崎!」

 

『ってことだ!町はずれの廃工場に1時間以内に来い!ヒーローや警察には連絡するな!』

 

『ダメです!私のことは気にせずに!』

 

『余計なことを言うな!』

 

『きゃあ!』

 

「やめろ!……わかった!」

 

僕は足を早めて工場に向かう

 

・・・・

 

へ~……クソ野郎が……どれ……少々お灸をすえさせますか

 

・・・・

 

僕が廃工場につくと塩崎さんが拘束具に挟まれていた

 

そしてそこにいたのは

 

「ドーパント……!」

 

「やっと来たか!この前は妙な力で邪魔されたからな~!その報いは受けてもらうぜ!おっと個性を使おうとするなよ?したらこいつを即座に殺す」

 

「ダメです!私には構わず!」

 

動かなかった僕はウェザードーパントの蹴り飛ばされて倒れた僕に何度も蹴りを浴びせる

 

「何が目的だ……なんでこんなことを……」

 

「そうだな……冥途の土産に教えてやるよ。俺はこいつへの愛があったのにこいつはそれを拒否しやがった!」

 

「まさか……暗闇さん!?」

 

「そうだよ!よく覚えていたな!そうだよ!おまえのせいでこいつは死ぬんだ!」

 

「はっ……クソ野郎だな……」

 

「テメェは黙れよ!なにが仮面ライダーだ!テメェなんかが塩崎と一緒にいるなんて許されないんだよ!!たかが強個性に生まれただけだからって!ふざけんなよ!」

 

「やめてください!」

 

「俺が死ねば……塩崎は……助けてくれるんだよな?」

 

「ああ!約束は守るさ!(バーカが!どっちも皆殺しだ!)」

 

「ダメです!貴方が死ぬなんて……!」

 

「君が助かるなら……僕は……このまま死んでも……悔いはない……だって……ずっと……無個性で……皆から愛されなかった僕を……見てくれた君だから……」

 

「ダメです……!貴方が死ぬなんて……鏡さん……!」

 

「さあ死ね!」

 

塩崎さん……悲しまないで……

 

僕が死を覚悟した時

 

「そこまでだ」

 

『ATTACK RIDE PAUSE!』

 

その音声が聞こえた次の瞬間僕と塩崎さんは解放されて入口に移動していた

 

「なっ!?どういうことだ!?」

 

「師匠……」

 

「待たせて済まなかったな……このクソ野郎……邪魔されないように兵隊放ってやがった」

 

「ありがとう……ございます……」

 

「鏡さん!」

 

『ATTACK RIDE RECOVER!』

 

光が僕を包み込むと僕の傷が癒えていく

 

「さあ、レン、この外道に天誅を食らわしてやれ」

 

「ハイっ!さあてと……覚悟しろよ」

 

「はっ!テメェごときどうってことねえんだよ!多少予定が狂ったが……どのみち計画に支障はねえ!」

 

「バカかおまえ?レンが解放された以上お前に勝ち目はねえんだよ」

 

僕はダークディケイドライバーを出現させると

 

「変身ッ!」

 

『KAMEN RIDE DARKDECADE!』

 

僕は変身するとすぐにあのカードを取り出す

 

『ふん……俺を使うからには大切な何かぐらい守ってみせろ』

 

その戦士は悪に堕ちてしまったが自らの感情を犠牲にして大切なもののために戦った英雄

 

『KAMEN RIDE ETERNAL!』

 

僕は悲しみの戦士エターナルに変身すると彼の決め台詞を奴に言い放つ

 

「さあ……地獄を楽しみな!」

 

「地獄に落ちるのはテメェだ!」

 

ウェザードーパントが冷気を放ってきたが僕はエターナルローブで防ぐと

 

『ATTACK RIDE ZONE!』

 

ウェザードーパントの背後に移動した瞬間に僕は右足キックからの左足の回し蹴り、更にハイキックでウェザードーパントを蹴り飛ばす。

 

「ぐっ!なら!」

 

奴は雷雲を呼び起こすがこのエターナルローブは電気をも無効化させることができる

 

だがこのままじゃ奴に近づけない。なら

 

『ATTACK RIDE ACCEL!』

 

加速の力を纏って雷をジグザクに避けて接近してエターナルエッジを横に振るって斬りつける

 

「グワッ……!テメェ……!」

 

「これで終わりだ」

 

『FINAL ATTACK RIDE E E E ETERNAL!』

 

そして必殺技ブラッディヘルブレイドでウェザードーパントを斬りつけると爆発が起こって奴の身体からウェザーメモリが出て壊れる。

 

・・・・

 

あの後師匠が呼んだ警察が暗闇だっけ?を捕まえて連れていった。

 

僕は警察が来る前にそそくさと退散して家に戻った。

 

ピンポーン

 

僕は玄関に向かうと

 

そこには塩崎さんと塩崎さんに似た女性がいた

 

多分

 

「遅くにすみません。鏡さん。あっ、私の母の塩崎咲です」

 

「初めまして鏡さん、塩崎咲です」

 

「あっ、はい……改めまして……鏡レンです。それで何の御用で?」

 

するといきなり頭を下げられた。

 

「この度は貴方のお陰で娘は救われました……感謝してもしきれません……」

 

「あっ、いや頭を上げてください。僕は……誰かのために立ちたかったですから」

 

咲さんに頭を上げるように言う

 

「それで先ほどの質問ですが茨が聞きたいことがあるのもそうですが……貴方に茨を任せたいというのもあるのです」

 

「へ?」

 

「茨は友達がいなくて……この子、あまり友達以上の接し方が得意じゃないんです……ましてや今回のことで男性に恐怖心が抱いてしまっているのもあって……それで任せていいですか?」

 

「いや僕も男ですよ?」

 

「貴方に助けられているので大丈夫ですよ。茨は?」

 

「大丈夫です。お母さん、鏡さんとなら……」

 

「そういうわけでしたら……わかりました!任せてください!」

 

そして咲さんには居間待ってもらって塩崎さん、いや茨って呼んでくれって言われたんだよな

 

茨を家にあげると

 

「で?聞きたいことって?」

 

「鏡さん……いえレンさん……貴方は元々無個性っていってましたよね?ならあの力は……」

 

「ま、気になるよな。あの力は僕の師匠から受け継いだ力なんだ」

 

「そうでしたか……あと貴方たちはあの怪人のことについて詳しかった……あれは一体何なのですか?」

 

師匠には信頼ある人になら話していいって言われてるし……よし!

 

僕は知ってる限りのことを話した。

 

「そうだったのですか……」

 

「まあ信じられないような話だけどね「いえ……貴方の話ですもの……信じています……怪人たちを倒すための力……凄いですのね」

 

「いや……僕は元々強くなんて「そうじゃありません。貴方の勇気を振り絞る覚悟……貴方は立派なヒーローです」ッ……!ありがとう……」

 

思わず涙が零れてしまった。

 

そしてその後はたわいもない話をして帰る時に

 

「レンさん。一つ頼みがあるのですが……私もその師匠さんに稽古をつけてもらえないでしょうか?」

 

「う~ん……僕は良いし、多分師匠もいいって言うと思うけど一応聞いてみないとね。ちょっと時間貰うけどごめんね」

 

「いえいえ……ありがとうございます」

 

そして茨たちを見送って僕は家に戻った

 

・・・・

 

「レンさんと話しているとドキドキするこの気持ちは……ふふっ……そういうことですか……レンさん……私は貴方に……」

 

茨の心の中に淡い恋心が芽生えた瞬間だった。

 




ハイっ!一人目のヒロイン確定です!

あと、この作品の塩崎さんはお嬢様ということにしております
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