こちら対魔忍特別諜報室   作:零課

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~酒飲んで翌日~

紅「頭痛い・・・二日酔いはないけど・・・」

華奈「私も・・・二日酔いとか何年ぶりですか・・・・・・19くらいでしたから・・・7年前・・・?」

小太郎「先生、紅。ほら、スポーツドリンク飲んで」

紅「ありがとう、小太郎」

華奈「助かります・・・」

さくら「華奈ちゃーん、朝ごはんの差し入れなんだけど・・・ありゃ?」

華奈「おはようございますさくらさん。ん・・・おおー浅漬け・・・筑前煮とはありがとうございます」

さくら「ありゃりゃ、めずらしいねえー華奈ちゃんがこうなるって。私が朝ご飯作るから休んでね」




爆発、そしてテスト対策

 「き、緊張するなあ・・・」

 

 

 「まあまあ、大丈夫ですよゆきかぜさん。皆にも言えたのです。達郎君たちも受け入れてくれますよ」

 

 

 ヨミハラの事件からかれこれ2週間後、ようやく不知火さんも退院し、ゆきかぜさんへの罰もひと段落。その後私と一緒に迷惑をかけたと諜報部隊、小太郎君たち学生組、アサギさんらに頭を下げて回り、最後に回っていたのが達郎君と凜子さん。

 

 

 私の采配、というよりも思惑もあってあの二人はゆきかぜさんの救出任務に参加できず、逆に小太郎君たちが参加できていることやゆきかぜさんの様子に気づけなかったことに特に達郎君がひときわ重く受け止め、落ち込んでいたこともあってゆきかぜさんもいつもの勝ち気で元気な様子もすっかり鳴りを潜めています。

 

 

 当然不知火さんたちの救出任務の事が知れた際には私にもほぼ抗議に近い意見が飛んできましたが、不知火さんでも脱出が出来ず、私も部隊の皆と月単位での用意をしてようやくの作戦だったと言えば即納得。助かりました。荒事になれば特に危険なのが凜子さん。

 

 

 剣術で言えば現役含めた中でもトップランク、忍術も可能性を広げれば万能型かつ火力も申し分ないですし本当、制圧するのが手間です。

 

 

 「それにまあ、小太郎君たちにも素直に謝れたのです。きっと達郎君たちにも素直に頭を下げられます」

 

 

 「うん・・・でも・・・いや、頑張るわ!」

 

 

 ぴしゃりとほほを叩いてゆきかぜさんも準備ばっちり気合十分。逆に私は笑顔を作るのにも一苦労でございます。というのも、二日酔いの直後の仕事と対魔粒子を抑制する薬の服用による身体能力の低下、それによる体の疲労やら諸々の耐性低下によるダメージ。ついでに精神的ダメージ。まあ、半分くらいは自業自得ですが、それでもまあつらいものはつらい。

 

 

 ゆきかぜさんが元気になれる大切な時ですから笑顔ですが本当に頑張ってはいますが忍術も薬と疲労でほぼ機能停止状態。重しも外して置いていますし今は普段の10分の1程度の出力。鼻も耳もトンと効きません。医者曰く「それでも対魔忍のレベルで見ても数倍」らしいのですがね。あの感覚になれているとどうにも。不安が付きまといます。

 

 

 「先生、私、少し先に行っているね! できるなら達郎たちに謝ってくるから!」

 

 

 「あ、はやっ!? もう・・・うふふ・・・・・」

 

 

 元気に走って秋山邸宅に向かうゆきかぜさん。ここ数日は鍛錬も始めていいと許可していましたが、やはり小柄故の小回りもあって早い早い。

 

 

 確か3時間前に連絡したところ今日は一日中家で過ごし、時折鍛錬をしているようなのでゆきかぜさんともすれ違うこともないでしょう。きっと、少し早めに再開して、頭を下げてからいつも通りのノリが始まるのでしょうねえ。

 

 

 そうこうしているうちに家が少しだけ見えてきました。流石名家だけあって家も周りよりも大きいです。三人の会話がどうなっているか楽しみなのが精神的に助けとなったか少し忍術の冴えが戻りました。少しずるい気もしますが、歩きながら家の様子でも聞いてみましょうかね? さてさて・・・

 

 

 『はっ・・・はぁっ・・・姉ちゃん、姉ちゃん!』

 

 

 『いいぞ・・・達郎・・・1番はゆきかぜ、2番は自分でいい・・・しかし今だけは私を愛して・・・求めてくれ・・・ほら、もっと吐き出してリラックスするんだ・・・なっ?』

 

 

 『ああ・・ありがとう・・・でも、もう直ゆきかぜも来るだろうし・・・』

 

 

 『もう少しだけ・・・ここもこうなっていては話にもならないだろう?』

 

 

 ・・・・・・・・・・・・最悪だああぁあああぁああっっっ!!!!?!??!? ああ、意識がこれで覚醒したせいでビンビンに聞こえてしまう! 水音とかそれ以外の音やにおいのせいでもう確定。この姉弟、おっぱじめていますよぉお!!?

 

 

 ほぐすってそりゃあいろいろほぐれるでしょうけどやめてくださいよ! 想い人が来るってのにそんな激しい運動なのに女性のほうは下手すれば体重と生命が増えるびっくりイリュージョンしないでも! っていうかいつからこれをしていたんですか!? ここしばらく家にいることや夜には二人ともいえに戻っていたのもそれ・・・

 

 

 『達郎ー! 凜子先輩ー! きましたー! ・・・あれ? 先生の話じゃ今日は家にいるって・・・うーん、家の奥で聞こえなかったかも? おじゃましまーす・・・』

 

 

 そうこうしているとゆきかぜさんも勝手知ったる幼馴染の家に突撃。まずいまずい! 急いで止めに・・・

 

 

 「・・・・・達郎と先輩のばかぁああぁあああああっ!!!!」

 

 

 急いで走って追いかけるも時すでに遅し、秋山邸宅からゆきかぜさんの悲鳴に近い怒号が響き、そしてそれに動揺する姉弟の声、そして、しばらくして

 

 

 「わぁああぁあっ・・・・!! うわぁあああああ!!!」

 

 

 号泣しながら先ほど以上の速度で来た道とは反対側に走り抜けたゆきかぜさん。とっさに発信機を取り付けておいて追跡。その間に電話で凜子さんと達郎君にお説教開始。

 

 

 で、事情を聴いてみるとどうにもあのアルベルタさんとの騒動の一件での達郎君をしかり、そして愛する人の肉体を教えてやるということで禁断の関係を構築。困ったことに達郎君は達郎君で東京キングダムでの一件ともとより抜群のプロポーションを誇る凜子さんの魅力にあっさりと陥落。そこからは互いの若い肉体を活かして毎日毎日求めていたそうな。

 

 

 そしてそこに加えてのある意味では親代わりともいえる不知火さん、そしてゆきかぜさんの救出任務への不参加。私の懸念もあったし理解もできたが同じ学生の小太郎君たちが参加できて自分が出来なかったことへの負い目を感じていたところに凜子さんが慰め、ここ数日はさらに激しく・・・というもうなんというかどうしてこうなったという惨状。

 

 

 とりあえずはそれに関する対策をしておくようにとくぎを刺し、ゆきかぜさんを捕まえてもう泣きわめく彼女を受け止め、怒られたりしながらもとりあえずは慰めるため、疲れてお腹もすいているだろうと気分転換の一助に東京で私や諜報部隊のメンバーがひいきにしているおでん屋さんにお邪魔して晩御飯に。

 

 

 「わたし・・・なんで・・・ひっぐ・・・たつろぉ・・・りんこせんぱぁい・・・うぅえう・・・」

 

 

 やけっぱちに泣きながらおでんをほおばっているゆきかぜさんの隣で私もゆきかぜさんを宥め、励ましたり、愚痴を聞いたりしながらおでんを食べていたのですが、どうにも今日のおでんはからしが効きすぎているのでしょうか。涙がこぼれ、一緒にジュースやお茶とおでんを食べながら夜は更けていきました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 「ハッ! 甘いぞきらら! パワーと氷に頼りすぎだ!」

 

 

 「ぐぅ! 紅ちゃん早すぎよ!!」

 

 

 「シッ!! そこっ1,2!!」

 

 

 「ぬぁっ!? くそ、つかみどころがない!」

 

 

 あのトンデモ騒動から早数日。私の必死の説得と秋山姉弟たちの協力もあってどうにかこうにかゆきかぜさんと凜子さん、達郎君たちの仲直りは解決。とはいえ、まあヒビは深いもので前のように達郎君とゆきかぜさんはまだまだ話せず、逆に何故か凜子さんとはゆきかぜさんはよく話し、達郎のことを頼む。とかそれほどに想ってたのに気づけずごめんなさいと謝るほど仲が良くなっていました。

 

 

 不思議なものですが、この件は私達4人だけの秘密にしておいて、どうにかこうにかこれでひと段落。とはいかないのが世の常でして。しばらくしてやってきましたはテスト期間。対魔忍の卵たる五車学園の生徒のテストは普通のテストのみならず対魔忍としての実力の向上のためのテスト、戦闘試験やちょっとした作戦をもとにした情報を渡しての作戦立案、及び敵制圧への最適解を書くなど多岐に渡り、同時に世間の一般学生たちと同じレベルの勉学もあるために大変やることが多い。

 

 

 1週間かけて行われるテストは半分は一般的なもので後半は対魔忍としてのテスト。今回は範囲も広いのでアサギさんやさくらさん、紫さんにちょうど時間の空いた諜報部隊のメンバーで拳志や応援したいというメンバーも参加しての勉強会

 

 

 一般的な学生のテストについて、これについてはアサギさんや私の方針で対魔忍として心が持たない、教育についていけなかった人でもこれで高校卒業と同じ資格を与えられるようにしているので対魔忍としてではなく裏方やバックアップ、別の職業に就く際に助けとなるし、その際に対魔忍としては無理でもまだ残る正義感、仲間を助けたいという人のために一般人として過ごしながらの手助けをするための集まりを用意もできる。

 

 

 これはツヨシ工業などのメンバーなどが受け皿となりつつ表の社会でも対魔忍を助け、そして血なまぐさい道から抜け出すことを選んだ人々への道を示すことに。このネットワークはさくらさんに任せ、時には対魔忍として覚醒した、かつて抜けていったものがまたここに来る、探す際の窓口として活用しています。

 

 

 閑話休題ですね。

 

 

 まあ、そういうったわけで今私の別荘では中も外も大騒ぎ。外ではきららさんVS紅さん、凜花さんVS凜子さんのバトルが行われ、中ではそれ以外のメンバーが必死に問題集や教科書とにらめっこ。

 

 

 「くっ・・・! これで・・・super F・・・」

 

 

 「時雨剛閃!」

 

 

 きららさんがお母さんから受け継いだ冷気を操る力を用いた必殺の一撃を振るおうとするも紅さんはそれよりも一息早く斬撃を無数に飛ばして地面をえぐり、いくつもの土柱を構成。きららさんの冷気で凍ったそれらを足場に利用して一気に距離をつめ、技を利用されて一瞬驚いた隙に首に刃を向ける。

 

 

 「まだやるか・・・?」

 

 

 「う・・参りました・・・紅ちゃん強すぎよ・・・もお」

 

 

 さすがは神話級の鬼の血を引く上に自身も才覚豊かなきららさんとこれまたエドさんの血を引き、心願寺の血と技を受け継いでいる紅さん。身体能力一つとってもとんでもない光景でした。勝敗を分けたのは経験の差とはいえ、それも少し場数を踏めばきららさんもすぐに対応できるでしょう。きららさんは悔しいのかほほを膨らませて抗議するも紅さんは微笑んで流す。まあ、冗談半分なのは私も分かりますけど。

 

 

 「凜子ちゃんもさすがね! こうも拳が通らないなんて! 先生とみっちりトレーニングしている証拠かしら?」

 

 

 「こっちのセリフだ! こうも至近距離に入り込まれるわ遠距離だと距離感を狂わされる! 本当に煙のように厄介だよ」

 

 

 一方で二凜の二人はまるで勝負がつかない模様。某海賊漫画の中将よりもうまく攻撃をピンポイントでずらし、攻撃も対魔殺法にボクシングの要素を強く取り入れたもの。鋭すぎる剣閃はそのラインに沿って体を煙に変え、拳は全て急所を狙ったフェイントを織り交ぜたもの。しかも接近戦では超接近した距離で常に足を動かしてのインファイトでのアウトボクシングをこなすわ距離を取れば今度はすり足と細かな足の変化による重心の変化を相手に読み取らせて相手のリズムを微妙に狂わせつつ、同時に自身の忍術のテリトリーの近くも狂わせる凜花さん。

 

 

 凜子さんは凜子さんで空遁を活かした移動に剣術と組み合わせた強烈な斬撃、私の剣術を用いた飛ぶ斬撃で足元を崩したりとしますし、普段からみなと組み手をしている分対応力も広い。汎用性の広い忍術と卓越した忍術。そしてここのメンバーとの研鑽の日々を武器に立ち回る凜子さん。

 

 

 五車学園二凜あり。そういわれるのも納得なほどの美少女二人の苛烈勝つ美しいバトルは終わりを見せず、結局は試験用の時の時間が過ぎたベルが鳴った時点で終了。

 

 

 今回は引き分けでしたが互いのレベルの向上を確認できたのが嬉しいのか、二人とも笑顔でお風呂に入っていきました。ちなみに紅さんたちはすでにお風呂に入っていたり。

 

 

 「・・・・・・これ、相手はまた私とアサギさんやさくらさんでやったほうがいいですね・・・」

 

 

 現役は愚か教師でも歯が立つかどうかなレベルのバトル。戦闘試験は合格待ったなしなのですが、下手に教師や現役のメンバーが怪我したり、手加減をできずにどちらかに大きなけがが残るかもですし、私がまた試験をしないと。やれやれ、才能を伸ばしつつも天狗にさせないようするのは大変です。そして、この子たちを連続で相手しないといけないのが本当に骨が折れそう・・・

 

 

 

 

 

 「なあ、蛇子・・・ここなんだが・・・」

 

 

 「もおーふうまちゃん。そこはここの動詞を入れないとおかしくなるでしょ? 最近任務も入ったりで疲れているのはわかるけど、ノートを取るくらいはしないとだめよ」

 

 

 「拳志さーん。ここのロックの解除の仕方は・・・」

 

 

 「おーん? あ、ほいほい。これね。これはここをこうして・・・で、こつはだな・・・鹿之助の坊やは覚えが早いから助かるぜ。あ、ちなみにここに超強力な磁石を仕込んだ手裏剣で機器を壊すのもいいアドリブになるぞ?」

 

 

 「紅先輩、ここ、漢字間違っていますよ。それじゃあ歴史のテスト点数下がりますよ?」

 

 

 「ぐ・・・す、すまないゆきかぜ・・・漢字が覚えきれない・・・ややこしいのだ」

 

 

 「うぇー・・・紫先生、ここの数式がわからないのですが・・・」

 

 

 「む? ああ、そこは確かに難しいな・・・どれ、ここをこうしてだな。ああ、そうだ。骸佐のノートのメモがわかりやすいものがあったな。おい、骸佐。ノート見せてやれ」

 

 

 わたし、鬼崎きららも今回のテストは範囲が広いし、ここしばらく任務で勉強もできなかったので華奈先生の別荘でみんなと一緒に勉強会。ついでにまさか個室一つ鍵付きでくれるとは思っていなかったけど・・・ほんと、いい場所よここは。先生もいれば、トレーニング設備も娯楽もたくさん。ご飯もおいしいし、学校も先生たちがいるから遅刻もない。セキュリティーは華奈先生やアサギさん、拳志さんたちお墨付きだし。

 

 

 私ももっと早く来ればよかったなー凛花ちゃんのあのパワーアップもここで鍛えているからみたいだし、今度自斎ちゃんも誘ってー・・・

 

 

 「ん? おう。先生。ほれ、鬼崎。お前の詰まっている問題見せてみろ」

 

 

 「ふえっ!? え、あう・・・うん。ここだけど・・・」

 

 

 「あー・・・ここか。ここは数式がなーとりあえず、語呂合わせで覚えて、数こなすしかないな。小太郎、あの問題集あったか?」

 

 

 「ん? ああ、あるぞ。数学はとりあえず大丈夫だし、ほい。ゴムかけたから使って構わねえ」

 

 

 そうこう考えていたら骸佐君が私の隣でノートをのぞき込んですぐさま用意をしてくれた。よ、良かった・・・ノートの字、汚くなかったか心配だったけどよかった・・・そして、ノートを見せてもらいながら解いてみると・・・なるほどわかりやすい。というか要点のまとめ方と簡単に覚える落とし込みがすごい・・・紫先生が呼ぶわけだ・・・うぅ・・・先輩なのになあ。私。

 

 

 「んじゃ、とりあえずこれの問題を解いて、そこから改めてもう一度解説だ・・・しっかしまあ、まさか鬼崎が来るとはな」

 

 

 「どういう意味よ?」

 

 

 「いや、お前すげえ男嫌いだったろうに・・・俺たちと話している華奈先生にもたまに何であんなのと一緒に過ごせるの!! とか吠えていたし、それが今は華奈先生にもべったりだろ?」

 

 

 「・・・あー・・・そういえば以前俺にも『ふうまの頭領だろうが汚らわしい視線で私を見ないでよ!』とか言って・・・」

 

 

 「か、過去! 過去の話だから! そ、それに華奈先生も大変だったり、色々・・・分かったから・・・あ、あとごめんね・・・?」

 

 

 もとより男嫌いの私・・・実際、それはまだ治ってなくてここのメンバーなら話せるけど、それ以外では警戒して、ひどく人見知りのようになってしまう。実際、何度かここのメンバーとも衝突したし、凛花ちゃんと親しいから汚されないかと警戒もした。

 

 

 それに・・・華奈先生が仮面の対魔忍としても苦労していたり、組織のために努力していたり・・・骸佐君や小太郎君たちのようないい部分も男にあるってわかったし・・・

 

 

 「みなさーん。小休憩ですよ~リンゴと蜂蜜とヨーグルトのまぜまぜものでーす。それと、レモネード。アイスティーやコーヒーもありますのでリクエストがあればぜひとも♪」

 

 

 なんて考えていたら華奈先生がおやつとドリンクをもって満面の笑みで皆に渡していく。本当に子供好き、特に学生時代からずっと付き合いのあるここのメンバーには本当にお姉さん、もしくはお母さんのように接しているというがなるほど、確かにそうだ。私にも、私のママへ敬意を払い、能力も男嫌いも受け入れて、その上でゆっくりママに負けないほど強くなろうと背中を押してくれた。本当にここのメンバーにとっては頼りになる姉、お母さんで、アサギ校長たちから見れば優秀な妹なのかも。

 

 

 ・・・その先生の顔面を殴り飛ばしたり、教え子たちの骸佐君や小太郎君たちを命の危機にさらしたり命令違反させたことを本当に反省しています・・・

 

 

 事の起こりはいつもの任務で襲撃任務をしていたら深入りしすぎて魔族に囲まれ、そこを助けてくれたのが討魔剣士。あっさり70以上の魔族を数秒で討伐して、怪我をしていた私に向かって『鬼神の才覚を持つことはいいが、驕りと怒り、嫌悪を持て余すな』と注意してひざを曲げて手を貸そうとした。悔しさとか、何を男が上から目線にと冷気で手にクローを装備して顔を思いきり殴り飛ばせばあっさりヒットして・・・

 

 

 割れた黒い狼の仮面から華奈先生の顔と、変声機が壊れたか声も先生のものになって・・・そこからは泣きながら謝り倒し、大丈夫だと不問にして帰還。足のけがのために丁寧に手当てして、額や目を怪我したことをどうでもいい。と言ってくれた先生には頭が上がらなくなったし、男がらみの問題も努力しようとはした。

 

 

 でも、次の任務では隊長の男が私を狙って阿保をするわ、作戦も独断専行・・・要は前の私のようなことをしたやつらのせいで上も下も大混乱。しかもその隊長は私と戦っての疲労もあって魔族にあっさり殺される始末。そこに助けに来たのが別の任務を終えて直後に助けに来てくれた小太郎君、骸佐君、紅ちゃん、蛇子ちゃん。そして銀閃妖狐。

 

 

 私と生き残りの仲間をすぐに助けて固め、脱出路を確保した銀閃妖狐に紅ちゃん。蛇子ちゃんと骸佐君、小太郎君は鬼武者や魔族の群れを相手取って、私のために命がけで戦った。男は敵で、汚らわしい。そのはずだったのに、私に飛んで来た鬼武者の刃を鎧が砕けかけても防いで、私が安心できるように冗談飛ばしておどける骸佐君に、そのフォローをしつつ忍術も使えないのに暴れ続ける小太郎君を見ていたらそんな考えも薄れていって・・・その後は和解をして、今に至る。

 

 

 「いただきます。うんうん・・・甘いし・・・シャキシャキの食感で目がさえるわ。美味しい♪」

 

 

 「うふふ。それは何より♪ もう少し頑張れば夜食におにぎりとたくあんがありますので頑張ってくださいねーテストまであと一週間、ファイトです!」

 

 

 「おう。ってことで鬼崎。問題は紫先生と用意しておくから、お前も一度頭休めておけよ?」

 

 

 「うん。・・・・って・・・え? 骸佐君は?」

 

 

 「いや、俺はもうひと段落したからみんなのフォローに回る。そのほうがあいつらの視点からの見落としがねえかも確認できるしよ。俺も再度見直せるんだわ」

 

 

 「あ、じゃあ私にも教えて欲しいかな。お願いできる?」

 

 

 「俺もだ骸佐! 数学の長いやつがだめで・・・配電盤とかなら理解できるんだけどなあ」

 

 

 そうこう話していたら骸佐君は凛花ちゃんや鹿之助君のほうに・・・わ、私も頑張らないと! 急いでおやつをかきこんで、問題集にうつる。う・・・ノートを見つつじゃないとまだ難しい・・・でも、もっと一緒にいたいしなあ・・・

 

 

 とりあえず、今日からの一週間。ここでの合同合宿。頑張って実技で筆記でもいい成績見せて皆に負けないほどになりたい。そして、華奈先生や骸佐君たちの助けになりたい。私も目標のために頑張らないと!

 

 

 でも、そのためにはまずはこの問題を解かないと・・・戦闘なら、きっと負けないはずなのに・・・うぅ。大変だわ・・・ 




はい、無事に爆発完了。これでもゆきかぜは原作に比べればバッドエンドではない分マシ。かもです・・はい。

拳志は化学などの先生。能力も雷遁系なのですが少々特殊なものにしています。それゆえに鹿之助とは割と馬があったり。

アサギのように独自の対魔殺法を生み出しつつある凜花。テスト勉強中にも技術の見直しにはじめ〇一歩とワン〇ースを読み返しています。あとは忍者の道具で使えそうなのはないか、スモー〇ーのように武器に仕込めないかと草案を用意中。

きららは初めて学生組で仮面の対魔忍の正体を知った初めてに。そして骸佐に惚れ、華奈には羨望を抱いてもらいました。実際骸佐って相当な傑物ですよね。かっこいいですし、強いし。いい男。そこに華奈の特撮教育もあったりで正義感溢れる義侠の男になってもらっております。二車の皆さんもすんごい惚れ込んでいます。
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