本格的♂♀前回のあらすじ
突如ふざけた近未来バイオレンスファンタジーにぶち込まれた華奈。そこで人々のために戦う女頭領アサギに目をつけられた結果対魔忍兼教師兼投資家として日々を過ごす。
どこぞのウルト〇マン80張りの三足の草鞋をしつつやたらめったら脳筋ぞろいの対魔忍たちの任務選抜や要請に頭と胃を痛める日々、華奈に救いはあるのか?
そして、そんな華奈に春は来るのか(ないね)
「えっと、なるほど。まーた媚薬ガスですか。サンプルは回収・・・あの人に回して、建築は・・・武装・・・米連の一世代前の武装!? しかも魔界の部品での改造・・・裏にノマド、もしくは・・・それ以外の勢力がいる、しかも米連からたった2年前まで最新鋭の装備を下部組織に回せるほどのと・・・はぁ・・・」
今日も今日とてパソコンと端末をパシャパシャ打ち込みながら仕事を片付けていきます。華奈です。
この数年、私は表向きはアサギさんの秘書、事務員、教師として過ごし、対魔忍としては表立って活動はせずしたとしても戦闘教練のみ。という感じです。
このことで前線で武功をあげることこそ対魔忍の務めよ! という考えの現役さん、学生から臆病者、腕はあるが練習番長と陰でそしりを受ける日々。まあ、私を認めている、暴れている現場を知っている人や、ごく一部はむしろ応援してくれるからいいのですけど。
「本当、報告書だけでもゲームのダンジョン一つ作れそうな量だよねえ」
「そう思うのなら手伝ってくださいよさくらさん。これを後今日は5つ作成しないといけないんですよ?」
「えっと・・・私はそういうの苦手だから・・・あ、ほら! 今度ご飯おごるから! ね?」
「了解ですよ。ご飯もいいですが、指導、お願いします。情報の裏取りも逃走ルートやモロモロの候補は上がっているので」
さくらさんもその一人。よく私に報告書の作成やグレードアップのために依頼しては逃げ出されるのがもはや日常になっているのが悲しい話。まあ、その分任務や新人育成を任せますけど。アサギさんほどではないのですが、間違いなく実力は対魔忍の中でもトップランカーですからねえ。
かくいう私も、まあそれなりに強いかとは思います。斬撃をどこぞの海賊漫画のように飛ばしたり斬鉄船斬りは朝飯前。概念斬り、縮地もマスターしていますから逃げも良し。忍術のせいで匂いや音、肌で感じる直感を使っての危機察知、罠感知、偵察に追跡も可能。
その能力も私の五感によるものや感覚なのでその地力をあげれば効果も増す。日々鍛えて鍛えて、警察犬、それ以上のものになりつつもあります。
おかげで白犬だの、ドギー・ク〇ーガーとあだ名されたりもしました。けど、今は前線に出ない。少なくとも、船坂 華奈としては出ない。なぜか?
~ほわんほわんほわん~
・華奈のことを侮っている、実力を知らない方
華奈「えっと・・・んー・・・毒ガスと、爆薬の香り・・・あ、人も裏手から増えましたね。一度引いて、増員、相手の緊張が緩んだ時を再度襲いましょう」
対魔忍たち「そんな程度心配無用! 私の(俺の)忍術で何とかするから待っていな!」→んほぉ♡
華奈「えーと・・・助けましょうか」(その後敵を皆殺しして救出。対魔忍たちを病院に搬送)
・華奈のことを認める、実力を知っている方
華奈「追跡は今回はやりすぎずに少し削ぐだけにしましょう。逃げっぷりがすごいのと、なんだか他も騒がしいので呉越同舟されたら目も当てられない」
対魔忍たち「了解です! では、一部を護衛に残しつつ華奈さんは引き際の指示を!」
華奈「了解です・・・・・・・・・ん? 敵の足音がマンホールから聞こえます! 挟撃され・・・あ、ほかの組織も来た? 三方向!? 撤退です撤退!!」
対魔忍たち「(アサギさんも認める華奈さん、その人にいい所見せてやるんだ!)え、なっあ?」(深入り)→ひぎぃい♪
華奈「・・・・・・・・・・・あー・・・う・・・・-・・・」(これまた救出)
とまあ、こんなノリがかれこれ1~2年、ほぼ毎回こんな感じなのでもう下手に私が出ないほうがいいかなあとなった次第です。この世界、どれほどの達人であろうと、傑物でも名を馳せていても人も魔族もオスもメスも油断したり慢心した輩は片っ端から負けて快楽堕ちになる法則が働いているのか、まあひどいものでした。
目の前で同僚や手塩かけた教え子たちがオークやら魔族、裏社会の人にひん剥かれたりアヘらされるのを見るのは精神的に堪えます。そのたびに救出して、殿で戦って自分は縮地で離脱というのをほぼ週3~5回。それを2年。もう被害の多さも馬鹿にできませんから。
というか何なのでしょう? 毎回毎回こんないろいろ大切なものと命と正気度削るコントみたいなやり取りを男女問わずかます対魔忍ですが、これが裏社会、対魔忍ないし魔界のジョークなのでしょうか? とりあえずは私の参加が悪影響与えているのかなと思ったので、私が対魔忍の世界に入ってから2年目くらいまでを知っている人じゃないと私の評価はただの事務員。というのがせいぜいでしょうか。
それでもどうにかあがいてはいましたし、一応の結果は出せましたがね。
一つは、生き残った対魔忍に情報の大切さや偵察、諫言の重要さを叩き込んで紫さんのお兄さん、八津九郎さんが隊長の対魔忍の裏方を背負う九郎隊に研修させ、どれほど情報精査が大切か叩き込み、ついでに私も調査した情報を擦り合わせて考案した作戦の成功率、人員の損耗率をデータで見せたりで意識改革を行うことで裏方、潜入や調査に向いている対魔忍たちを組み込み、九郎隊に次ぐ第二の裏方部隊を設立。
8、9割がたは現場に逃げ戻るのですが、それでも裏方の人材を用意できたのは僥倖。
そして私自身があちこちに足を運んで細々と忍術を継承している対魔忍、公安の下部組織になることや大きな動きは出来ずとも小規模ながら里、集落を続けている対魔忍の血、技術を持つ人々を集めて諜報、救出をメインにした部隊を5つ設立。
井河にふうまが多いが六角やほかにも歴史を紡いできた忍び、そこからの抜け忍の子孫などを集めて用意したその部隊もあって対魔忍の情報精度はだいぶ上がった。もちろん、その苦労に報いる報酬は表でヒャッハーしている方々に負けないかそれ以上の待遇を用意してだ。
資金源としては私の給与や裏社会の組織をつぶすついでに手にするお金、金品、技術を元手に株や投資などで稼ぎに稼いで設備費用やボーナス、対魔忍全体の忍びたちへの特別手当に当てたりと多岐に。
というよりも、その成果に対する反応がわかりやすすぎて悲しくなる。アサギさん、九郎さんが第二の部隊を設立して仕事をこなしたら
「これで、これでようやく今まで以上の作戦を立案できるのね・・・・・」
「俺たちの・・・俺たちの休みが増える・・・本当に俺たちは欲しい対魔忍を手に入れた」
二人そろって号泣、男泣きする絵面は二人ともナイスガイ、美女であることもあってすごい迫力でしたとも。九郎さんは「ぜひともこれからもアサギやみんなを支えてほしい!!!」と鬼気迫る表情で握手してきましたから。
「あ、締め切りは・・・よしよし、これで二つ完了。えっと・・・これがオーク系列の組織で・・・鬼族は・・・」
まとめ終わった報告書に青写真、データ、サンプルを一緒に封入して大学ノート一冊分になる分厚いデータを封筒にしまい込み、アサギさんの机に置く。
「これで、少しは山本長官の胃痛も治まればいいですがね」
まとめた報告書は任務のいきさつのみならず乗り込んだ組織の構成員人数、種族の割合、武装の種類、年代、使用度の具合、建物のつくり、材質、財力、想定外以上のもろもろを詰め込んだ濃厚なもの。
構成員の質、種族比率や立ち回りでその組織の実力や上部からどれほど期待されていたかを伝える。戦闘種族の数でもそれがわかりやすい。
武装の質でもどれほどのパイプや財力も裏に持つかの目安に、使い込まれたものや改造されたものがあれば熟練、手練れの敵がいたり、あるいは何らかのアクションを起こすための用心棒、手を回したかも推測ができやすい。武器の使いこみ具合でも動きを探ればどこかの払い下げ品が動いた可能性も探せますし。
建物も外から入る相手が入りやすいかどうか、要はいざという時に迎撃しやすいか、侵入しづらいか。材質によっては対魔忍特効とも言っていいほどの媚薬などをしみこませているだけで力を削るための備えをしているかどうか、何か仕掛けを残しているかどうか。
それ以外の構成員の動きの変化で想定外が起きやすいか、任務達成が困難だったかを事細かに資料を大量に用意するためにそりゃあ分厚い。
でも、それが政府高官の皆さんには見やすく、理解がしやすいので大変好評を博し、なんとまあ予算をはずむからこの精度をコンゴモヨロシクと言われました。
下請け組織の私達にはハイヨロコンデーとしか言えず・・・・・・・私と裏方部隊の皆さんの睡眠時間はいずこに? ここまでやってもいまだに前線で暴れることこそが華、忍術で無双する考えを持つ人が大半だというのに、というかほかの方々の報告書まで精査しているので冗談抜きでこの状況でもようやく皆に休みが週1で用意できたくらいですし・・・
だけど今夜は頑張ったおかげかどうにか6時で上がってゆっくりと湯船につかれ・・・「ヴァーカ! ヴァーカ!」
そんな私のささやかな喜びを遮るように仕事用のスマホにメールが、正直、見たくはないですが内容を確認
『任務成功はしたが殿が何名かはぐれた、救援求む』と紫さんからのメールが。とりあえず、夜の休息は返上が確定した瞬間です。
「・・・行ってきます」
「救出任務・・・? お願いね。華奈ちゃん。また代休、用意しておくから」
「あ、じゃあ今夜は私がご飯作っておくよ! もう私も仕事終わったし」
二人の気遣いや心配りが心にしみて少し泣きそうになりながらも手を振って応え、武装を整え、仮面をかぶる。この数年、船坂 華奈 としての対魔忍の任務活動は表立ってはしていませんでした。ただ、仮面をかぶった、救助任務と調査を主とした無貌の対魔忍としての活動は別。
「下忍が二人と、中忍が一人・・・一人は卒業直後・・・教え子じゃないですか、急ぎましょう」
必要な備えをつけ、黒いスーツにそでを通し、端末にスイッチを入れる。間に合わせてみせましょう。今の私の対魔忍の通り名に負けないよう。
「はっ・・・・はが・・・あぁ・・・・」
「ちょっと、あんた大丈・・・足が・・・」
「行き止まり・・・くそっ!」
夜の裏路地、そこに追い込まれた三人の対魔忍。裏の組織同士、今回は武器の密輸で利益を得る組織同士のつぶし合いの漁夫の利を狙っての任務だったが敵が感づいたかその場しのぎの同盟を結成。敵組織の本拠地と抗争した二つの組織が弱ったころ合いを見計らっての襲撃はむしろ各個撃破の形となるも乱戦の中隊長の八津紫とベテラン対魔忍たちが奮戦。どうにか勝利と呼べる被害を与える。
合流して守ってくれた八津紫ともはぐれ、這う這うの体でどうにか逃げ込んだ先は裏路地。銃弾を受けたせいで動けないダメージを負った女に、その女を守るように立ちはだかる男女。それをあざ笑うかのようにオークたちは薄汚い笑いを浮かべ、距離をつめていく。
「へへへ・・・女のほうは一人はイキがいいが、けが人のほうが俺はいいかな。失血して青くなって弱るさまが見ものでなぁ・・・」
「おいおい、男も捨てたもんじゃねえ。つーか俺らに比べりゃあ雄豚も雌豚もいい具合ってものだ」
そんな下卑た会話に顔をしかめつつも、現状打つ手はない。オークたちが武器を構え、興奮をマックスにした状態でとびかかろうとした瞬間
「え・・・・あ・・・?」
先頭のオークたちの首がずるりとずれ、視界が対魔忍たちから自分の腹を見ていることに疑問を覚えつつ絶命するのとほぼ同時に汚い血の噴水が裏路地に吹き荒れる。
「は!? な! なんだ!? 対魔忍どもの罠か!?」
「い、いや! ワイヤーも術の気配もねえ!」
混乱するオークをよそに、オークと対魔忍たちの前に降りる一つの影。
その影、いや人? は身長は170チョイほどでやや筋肉質だろうか、いい体格をしている。それを黒のスーツで身を包み、腰には一振りのロングソードと二丁の拳銃。拳銃のほうは相当に改造が入っており、大型ではあるのだがハンドガンに銃剣、マガジンの尻底にも半月を思わせる刃がついており接近戦もできる使用だと理解できる。
何よりも特徴的なのはその顔を覆う仮面。後頭部まですっぽりと覆ったそのマスクはほぼすべてを黒で染め上げ、ぎらついた眼と牙をむいて今にも吠えそうな厳めしい狼の仮面。
「特別救助部隊・・・討魔剣士ここに参上。八津紫の要請あってきたが、助太刀、いいな?」
「・・・・・・あ、はい!」
「特別救助部隊・・・! ってことは・・・仮面の対魔忍!!」
低い声で話す討魔剣士。その姿と特別救助部隊。その存在に対魔忍たちは瞳に希望を宿し、歓喜の声をあげ、オークたちは逆に先ほどまでまたぐらをおったてていた様子はどこへやら。青ざめ、逃げ腰になる。
約8年ほど前から対魔忍の救助を主とした華奈が設立した諜報、救助を専門とした部隊。その中でも特に名を馳せた強烈な3人の戦士。決して顔を見せない故に無貌。しかし仮面がもはやその対魔忍である証。
その一人、討魔剣士と名乗りロングソードと銃を振るって救助ついでに追っ手を殲滅することをただ野をいくようにこなす怪物と対魔忍、魔界の住人に響き渡っていた。それが目の前に来たとまるで死神でも見ているかのような怯えようをオークたちは見せる。
「凱鳥遊刃・・・・・・・あまり大きく吠えるな。血の気の多い奴らが来て仕事が増えてはかなわん」
「「「は、ハハッイ!!」」」
下手に名を叫ばれて興味を持たれては面倒だと気だるげに、何気ない動作で抜いたロングソードからまるで鳥を思わせる斬撃がオークを両断しつつ対魔忍に威圧しながら注意する。狼の面での迫力もあって魔族を見てきたはずの対魔忍たちも震えあがり、姿勢を正して敬礼をしてしまう。
「ぎえっ!?」
「な・・・ぶほっ!?」
狭い裏路地で飛ばした斬撃は無駄に体躯のいいオークたちが逃げる前に身体を斬り捨て、血を吸いながら飛び、喰らわずに逃げ延びようとしたオークにもいつの間にやら抜いていた銃で射撃。銃弾を全て急所に叩き込んで絶命、生き残りをわずか数秒で全滅させた。
「・・・・・終わったか。退くぞ。ここから少し離れた場所で八津紫およびお前たち以外の部隊が待機している。そこで合流して改めて全員撤退だ。・・・・・・・・・今回の死傷者はゼロ、負傷者もお前たちを除けば4名だけだったそうだ・・・大したものだな。その心胆、そして見極めをあげれば、今度はよくやれるだろう。よくやった」
オークの全滅を確認し、残心を解きはしないがけがをした対魔忍の応急手当てを行う。先ほどまでの威圧感や殺意がどこかへと消え失せ、心なしか狼の顔も柔らかくなっているように対魔忍たちは見えてしまう。
手当をされている女性対魔忍もほほを染め、気を抜いたせいか倒れ込むのも剣士は支える。
「さて・・・血の匂いと硝煙に誘われた阿保どもが来る前に行くとしよう・・・」
「討魔剣士殿。救援感謝する。貴殿の助け無くば尊い人命が失われたことでしょう」
「仕事をこなしただけだ・・・・・」
無事に撤退を完了し、五車の里に戻ってきた八津紫率いる対魔忍たちと護衛、殿を買って出ていた討魔剣士。紫が頭を下げると何でもないと鼻を鳴らして背を向けるとどこかに歩いていく。
「そらよ。戦う場所の選定はいいが、目立ちすぎるな・・・忍びの名が泣くぞ」
そう言うや数枚の写真とカメラを背を向けたまま対魔忍たちに投げ渡し、まるで瞬間移動でもしたかのようにいなくなる。歴戦の戦士、対魔忍トップの一人紫に向かってなんて態度だと憤る連中もその写真やカメラのデータを見て顔を青くする。してしまう。
それは自分たちがここ数日組織同士の状態を探っていた様子が納められ、事実この襲撃が筒抜けだったこと。中には組織同士の牽制を演出しようと暗殺をしようとしたものまである始末。
このことには紫も頭を抱え、声を張り上げて叱責する。
「お前たち、それでも対魔忍か!!? 数こそ多いがこの程度の任務をできないとは情けない! 後で全員九郎隊の研修を再度受けさせる! いいな!」
夜に響く対魔忍の悲鳴とそれを黙らせる紫の怒声が五車の里に溶け込んでは消え、解散したところで紫はある場所に足を進めた。
「はぁー・・・よかったです。名のある魔族が来なくて」
大地の龍脈や地脈、魔力にも乗って移動できる縮地法、その改良。神仙術の一つで紫たちから離れ、気配が追ってこないことを確認してから討魔剣士と呼ばれる対魔忍は仮面を脱ぎ、その低い声から一転、穏やかで、鈴を転がすような柔らかな声色に代わる。
そう、仮面の対魔忍、その三人の正体は全て船坂 華奈その人。なんか自分のせいで任務失敗してんじゃね? と考えてから仮面をかぶっての変装、そして救助に向かうというアイデアを実行してはや数年。
裏社会、対魔忍の面々にも華奈という人物が表立って暴れない、前線は引退したと印象付けるとともに正体の知れない対魔忍の登場は大体救助するとき=対魔忍でお楽しみしようとする前なのでその落差や勝利を目前にした希望が砕かれることや実力もあって名を馳せた。
おかげで武闘派な連中、名をあげたい連中も出るが大体は抑止力になっているようで。全くこの用意も無駄ではなかったからよかったものです。
そう思いながらスーツのボタンを押していくと腰の括れや胸のふくらみがスーツ越しに現れ始め、手袋も外すと男らしい手とは一転、細い白魚のような手が現れる。
「いつ見ても、見事な変わり身だな。華奈」
「そりゃ、お金かけたり勉強しましたから。なりきるのもまあ、悪くはないですよ」
スーツを外したことによる圧迫感、少しの窮屈さからの解放の心地よさに身をゆだねていると紫が対魔忍スーツ姿で歩いてきた。
相変わらず、色っぽいですねえ。本人もすごい美人ですし。そしてほぼ同類・・・いい友人ですよ本当。
そしてこのスーツも特注品。内部のバルーンや人工皮膚やシリコンを利用しての外見上の体格の変化。手袋も調整可能。仮面にも変声機をつけて別人になりますし、シークレットシューズやブーツなどで背丈も調整。
一つだけの変装では足をつけられそうですと複数の変装用にと用意しましたが、大正解です。なんだか気分はダークヒーローです。
「そ、れでっ・・・! ・・・ひちち・・・強くつけすぎました・・・二回目の作戦で、行けそうですか?」
「ああ、そちらの情報の構成人数が正しければもう自力での復活は無理だろう。後は周りが食い散らかすか、吸収か。その前に叩いておく。下手にまた大きな勢力が出ても困る・・・助かったよ」
首の細さをごまかすための人工皮膚・・・しっかり着けすぎました・・・いたた・・・後ろ姿も気をつけないといけませんからねえ・・・ひりひりする・・・
いえいえ、お気になさらずに。被害が出ないですんだのは私もうれしいですからね。・・・手当の時、演技が乱れていなかったか不安でしたけど。
この後は二人で風呂に入って、ストレッチをしたりマッサージをしてから就寝。仮面の対魔忍。いつか救援部隊とその出番が減ればいいのですけど。
情報部隊の登場と増加。多分、アサギの負担は減っているかも。でしょうかね。後は井河、甲賀、ふうま以外の忍者の末裔も華奈がかき集めたので多分原作よりも井河の一強ぶりが増しています。
今後続けていくとしたら、オリジナルでチョイ役の対魔忍を出すかもですかね。華奈の救助隊の副官みたいな。なんとなく九郎さんポジションに近いかもです。
華奈の仮面対魔忍コレクション
・黒染めの牙〇の仮面
対魔忍のルーツを聞いたとき闇の力で闇を討つって仮面〇イダーとか〇狼じゃないかな? と思い至った挙句作り上げた第一号。170チョイの男に変装、ロングソードとマジンカイザーSK〇の拳銃を使用。
ついた二つ名は討魔剣士
・狐の仮面
なんとなく作ったが一番お気に入り。そのせいかあまり使わない。特に顔以外は隠さず袴姿、4本の太刀、脇差を振るう。
ついた二つ名は銀閃妖狐
・ジェットジ〇ガーの仮面
般若の仮面を作ろうとしたときに思い出して悪ノリで作成。口の部分から薬品を出したり、毒針を出したりやりたい放題。目からライトも出せる。
やや細身のスタイルに変装。手甲や棒手裏剣、忍者刀で戦う。
ついた二つ名は白い通り魔
ちなみに全部ガスマスク、ボイスチェンジ機能付き。変装機能は某名探偵漫画で登場する悪役の方の変装術に近いものと想像してくだされば
次回があるのなら過去の話を少しするかもです。小太郎と紅と華奈のお話になるかも? です。