比丘尼「んふ、ふぅ・・・・すぅ・・・」
弥右衛門「かー・・・こぉー・・・」
あやめ「うぇへへ・・・紅様・・・華奈さん・・・」
きらら「ん・・・はぁ・・・」
骸佐「大人連中はみんな潰れてんな。鬼崎のやつは単純に眠りこけているだけだが」
華奈「おや。骸佐君。おはようです。ふふ。あんな新鮮な海の幸と久しぶりに上物のお酒を開けましたもの。みんな飲んじゃいますよ」
ナディア「忍者、対魔忍でも人だもの。こうして休んでいるのもいいんじゃないの?」
銃兵衛「たまにはハメ外すのもいいってこったな! あれ? 紫先生何処だ?」
紅「えーと。確か早朝に桐生先生を連れて行ったぞ? 確か・・・『ようやく赤子もいい感じだろう! さあ、今度は俺とだ紫ィ! むろんギアスがあるから後ろでな!!』とか言っていたのを紫先生が殴り飛ばしてそこからずるずると」
凜花「紫先生はノンアルコールでしたし、それで目も覚めたのでしょうかね?」
華奈「なーにやってんですかね・・・まあいいです。朝ですし・・・魚のバター醤油焼きと、肉団子と蜆の味噌汁でもしましょうか。ふわ・・・・・紫さんにも弁当にでもして桐生さんの分も持っていきますか」
ナディア「手伝うわ」
紅「私もします」
骸佐「俺らは机片付けつつ焼く魚の刺身でも持っていくか。付き合え。銃兵衛」
銃兵衛「アイアイサーってな」
「あぁ”あ”あ”ぁ”あ”・・・・・~~・・・・」
「ヘルニアになりかけ・・・これで二度目ですよ? 華奈さん」
ただいま休職中の私ですが、私、三十路になる前なのに2度目の椎間板ヘルニアになりかけております。ああぁあ・・・・痛い・・・手足が痺れますぅ・・・・いだだ!
理由としては休職になり、仕事も情報もみんなが私が気負わないようにとシャットアウト。私は以前の仕事の中でも皆さんに弁当やら諸々を用意していたのでぶっちゃけ時間をかけて手を入れた弁当を用意したり、掃除をしても時間が余る。
で、その時間の中、心を回復させつつ、復帰に備える意味でも久しぶりに鍛錬に熱を上げて紫さんや友奈さん。ナディアさんたちと毎日頑張って筋トレ。その結果筋肉の量と質が急増。椎骨がくっついたような状況で筋肉がぎっちりみっちりついちゃいました。そのせいで椎骨が引っ張れない。伸びない状況だとか。
「学生時代も同じようなことをして。もう。華奈さん、時間があるのは分かりますが華奈さんの忍術は紫さんとは違います。気を付けてくださいね?」
「は・・・はい・・・・いたい・・・」
学生時代も体を鍛えすぎて同じようなことになったのですがその時はまだまだ新人のお医者さんに診てもらいましたか。はぁ・・・いちち・・・
この後は筋肉を衰えさせてもらうために何もしない。数日間安静にしてと指示を貰って紅さんに担がれながら帰宅。ちなみに、腰はなんやかんや筋肉でごつごつしていない、女らしい奇麗な柳腰で羨ましいと言ってくれました。それだけが救いです。
「筋肉がつきすぎて腰痛になるとはさすがに予想外ですよ先生」
「僕たちが家事を手伝いますし、先生はゆっくりしていてください」
家に帰ると凜子さんと達郎君がお出迎え。私の腰痛を聞いて家事の手伝い、もろもろをやってくれるようです。凜子さんは料理も最近上手になってきているので安心ですし、手足がしびれている状況での料理は大変なので素直に甘えることに。
「ママは頑張りすぎよ。私も手伝うからさ、今は休んでね」
「ま・・・わ、私も手を貸します。どうぞ華奈先生はお休みを」
そして、私をママと呼んで慕うようになってくれたきららさんと紅さんも手を貸してくれると言ってくれます。皆さん学生で授業も大変なのにありがとうございます。お礼には回復したらおいしいご飯や何か用意してあげないと。
「ふふ・・・先生の指導のおかげで達郎にも料理がおいしいと言ってもらっていますし、これくらいはしないと・・・ああ。そういえば、別荘はどうする? きららが住んでいるがあの広さだ。今度の休みは掃除にいこうか?」
「え? いいの? かなり助かるわー。客間、私達用の個室含めて本当に多いし、4階建てな分大変で大変で・・・あの広さだから民でワイワイできたり遊べるんだけどね」
「何でもあるもんね。あっち。じゃあ、僕は一応スーパーで掃除用の洗剤とか用意しておく」
「私も手伝うよ。うちの龍も最近は蛍丸と一緒によく遊びに来るし、剣の修行もするから汚しているから」
「あはは。皆さんありがとうございます。ああ、そうです。お給料や手当に関しては不満はありますか? 必要なら用意をしますが」
皆さんは最近頑張っている。頑張っているのですが・・・学生の身でいろいろし過ぎなので心配ではあるんですよねえ。見習いなのに実力がついているし経験と判断力もついてきてるので危険な任務も多いし、私の仕事の雑務、そして鍛錬に学業。加えて別荘と私の家の事にも気を回す。
こうして気を回してくれるのは嬉しいのですが、若い身でこの苦労をさせてしまっていますし、今の私にはせめて報酬などで報いてあげることしかできません。本当にここは申し訳ないですよ・・・私がふがいないばかりに。
「いやいや。むしろ先生が手を回したせいで書類整理や雑務の日当が50万になったり内申点が跳ね上がっているんだ。これ以上は我儘・・・あー・・・そういえば紅。あれだ」
「ん? ・・・あ。先生。雑務や修行でアリカと舞が参加したいって小太郎と私に頼んでいた。今は骸佐達はとりあえずいろいろ教えているんだが、先生。いいかな?」
「ほうほう。では、ゆきかぜさんが最初にしていた手伝いからしてもらってくれるといいでしょう。簡単な用意ですが、その間にいろいろ触れさせるといいかと。拳志にも言っておいてください。今は彼が隊長ですからね」
七瀬舞さんと春咲アリカさん。どちらも頑張り屋さんで優しい子たちですし、ふぅむ。人材が増えるのはありがたいことです。アリカさんの明るさはみんなに笑顔をくれるでしょうし。
「それと先生。なんやかんや僕たちも充実しているし、楽しんでいるから先生は心配しないで大丈夫だよ。先生が鍛えて、元気をくれるからだよ」
「・・・ありがとう。うん・・・あ、ダメです。涙もろくなっちゃっていますよ私・・・あはは。疲れちゃっているのでしょうか」
「痛みやしびれでの疲労もあると思いますよ。先生。ゆっくり。ですよ?」
「私たちはみんなでカバーします。先生。大丈夫ですし、素直に相談もしますから今は。本当に仕事の事とかは考えずに」
「そうそう。ママは甘えさせるのは上手だけど、甘えるのは少し苦手かもだし、ここで甘えるのを覚えちゃおうよ」
達郎君の言葉に思わず涙ぐんじゃった私の背中や腰をほぐして、優しく声をかけてくれる紅さん。凜子さんときららさんの言葉でもう嬉しさといろいろな感情が出ちゃって、でも幸せな時間を過ごさせてもらいました。ヘルニア未満のこの状況が治ったら、鍛え方も考えないとです。
ほんと・・・しびれるせいで洗濯くらいが精いっぱい・・・で・・・すぅ・・・
「乙女ゲー作るのはいいんだがよ。あー・・・なんだ。大将入れたら強すぎないか?」
「んーまあ、条件付きの隠れキャラとかどうです?」
「あれだ。親友というか相談役キャラにして、一定数の会話とアイテムのプレゼントでルートが出るとかさ」
よう皆。拳志さ。いきなりだが、俺たちは今乙女ゲーを自作してみることになった。まあ、始まりは大将と前回の飲み会の際の発言で『うちの教え子たちってみんな個性的で、男の子たちは本当に乙女の皆様の好みを網羅してそうですよねえ』というものとその場の悪乗りが暴走。
ぶっちゃけハロウィンやクリスマスのノリでほろ酔いのまま計画書をまとめてみたら無駄にいい出来となる始末。華奈の大将もモデルとなる肖像権は許可してくれたりでポンポン話は進んで今に至る。目の間で話している小太郎と骸佐もまさかの許可を取り付けてキャラモデルとなってもらうことに。
「じゃ。それにすっか。しっかしまあ。俺まで学生の輪の中にゲームの世界とは言え再び入るたあね」
「拳志さん、ぶっちゃけいい男ですし」
「おもしれえし親しみやすい、ジョークやからかいも返しやすいしで女性人気あるんだぜ~?」
「あーりがとう~にひひひ。俺もまだ捨てたもんじゃないのねん」
やや苦労人ながら熱血漢。リーダーの素質溢れる小太郎。ヤンキーな見た目と裏腹にマルチプレイヤーで補佐も主導も何でもござれな骸佐。温和穏やかなジェントルマンの尚之助。これまた軽めなチャラ男な見た目とは別で熱血、洞察力もある銃兵衛。
井河からは優男、柔和な笑み似合う達郎(凜子がすげえ勢いでキャラモデルを頼むとせがまれた)。性別、鹿之助な鹿之助。そして、まあ俺? 学生の服を自分がモデルのキャラに着せるとは思わなんだ。
で。そこに隠れキャラの大将。乙女ゲーなのになぜか一部からこの企画を嗅ぎつけた連中から是非との声を貰い実装。主人公は五車の生徒、先生を選べるんだが、それを選ぶことで大将が学生か先生か変わる。
「で、拳志さん。先生は基本相談役というか、気さくに話しかけやすい感じで、BGMもこう・・・軽めのものを」
「シリアスなのはルート入った時くらいか。俺としては先生は基本ジャージやスーツだったけどルート入ってもいいように普段の私服とかだといいかと思うんだけど」
「じゃ、ハロウィンの用意の際の大将の服装とか、もろもろをチョイスして・・・ところでお前らモデルのキャラの事はしなくていいの?」
「いやあ・・・どうにも自分のことになると少し・・・恥ずかしくて・・・」
「時子さんがすごい勢いで俺たちのモーションやせりふを用意してくれるし、せっかくだから別のキャラを・・・と」
「よくわかる。じゃ、ミニゲームの草案出すぞ~」
俺たちの話している部屋とは別の場所で時子ちゃんとあやめちゃん、蛇子ちゃんがこまごまとしたキャラのモーションやらを用意しているので俺たちはゲームの計画書、草案をまとめていくことに。ちなみに、テストプレイを何名かにさせた結果それを元ネタしたウ=ス異本が何点か出来ちまった。うん。どうしよう?
ちなみに一番多いのは小太郎で、次に大将、骸佐。オネショタやら、大将との学生生活。幼馴染のルート諸々の話が大量で、主に災〇やくれ・・・げふんげふん。に鬼娘ちゃん。その他大勢。静流が絵がうまいもんでみんなが大金包んで土下座していた絵は思わず扉をそっ閉じしちまった。そんなせいで現在静流ちゃんは部屋に籠って一枚絵の用意や漫画の用意にあやめちゃんと明け暮れている始末。
今はノマドと淫魔族の抗争で東京キングダムやヨミハラがこっちに意識向けないようにしておいたからこそ用意できた時間だが、いやほんと完成版が出る前にこんな盛り上がるとはなあ。一部の同好の士のみに配る予定だったが、売るのもいいのかねえ。これ。
「んえ? んー・・・絵やキャラデザインは無理ですが、アフレコ程度なら・・・でも、手足がヘルニア未満でしびれているので腰かけた状況で録音しますからね?」
『十分十分。今から機材用意しておく。準備できたらもっていくぜ』
ひたすらに眠りこけていて、さすがに暇だったのですが拳志から連絡が。例の乙女ゲー。それぞれのキャラのモデルになった人達でフルボイスアフレコもすることまで話が進んだようで。しかし、骸佐君と鹿之助君の許可がよく降りたもので。一番嫌がっていたのに。
「了解。それと何かやっておくことはあります?」
『絵は無理だし・・・そうだなあー艶小説でも音読してくれたら。なーんて・・・』
「ああ、いいですよ? 百合ものの本が何故かあるのでこれを」
『なはは。そりゃ無理・・・なんだって?』
潜入任務や敵組織の令嬢に取り入る際にそういう声の演技とかで数点手元において練習していたものがありますし、やりますか。他者を演じるというのも少し楽しいですし、痛みを紛らわすいい機会です。
「じゃ、練習していますので~いい時間つぶしを感謝しますよ。拳志」
「せ、先生!? え、あ・・・いや、何でそんな本を!?」
「いやいや。紅さん。ほら。天堂を抹殺した際の演技。あれとかもこういう本のセリフをまねしたり、練習したりですからね?」
「ま、ママ!? い、いきなりそれはちょっとレベル高いんじゃ・・・ね、せめてすこーし絵本とかで練習を」
「其処らへんは慣れているのでそっちを先にしますよ。んっ・・・んふぅ♡ はっ・・・あはぁ・・♡」
懐かしいですねえ。不知火さんや静流さんと業者以外でもお金持ちの令嬢に化けて取り入ったりとかする際のしぐさとか、毎日毎日しごかれて・・・3年くらいで業者やそういう方向での潜入メインになりましたけど。肌を隠せる面積に比例して小型メカを隠せますもの。
喉の調子は良し。と。それじゃ軽く拳志の持ってくる機材が届くまで喉の慣らしです。達郎君もほほを赤らめずとも。任務でそういうのも見ているでしょうし、凜子さんという凄い美人といろいろしていたのに。
この後、しばらく触れるところまで来たら拳志たちが来て、顔を真っ赤にしたメンバーを見て顔を抑えていました。そして『やりすぎてはいけねえよ大将』と。うーん・・・そうですね。任務でひどい光景をいくつも見ていたでしょうけど、やはりだめですかね? 紅さんときららさんはあうあう言って顔がトマトのように真っ赤ですし。
あ、ちなみにアフレコはばっちり成功。おまけボイスもしっかり録音してサブコーナーやミニゲームの声もしっかりとできましたし、楽しかったですよ。腰の痛みや手足のしびれもいくらかまぎれましたし、ゲームの完成が楽しみです。
華奈先生。久しぶりの長時間の鍛錬に熱が入った模様。
演技のためにそういう本も読んでいたりといろいろ頑張っていたようす。小太郎たちがいたらいろいろ耳に毒だったでしょうかね。
華奈のヒーロー、戦士の在り方ってどれに近いと思います?
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